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#3968 根高2年日商簿記検定2級合格者へ:メッセージ Apr. 22, 2019 [63. チャレンジ(教育)]

 2年生で2月の日商簿記2級に合格した生徒がいる。その努力は見上げたもの、称賛に値する。

 1年生での合格記録がある。2008年11月に普通科1年生のN村君が、2009年2月に事務情報科のK村君日商簿記2級に合格している。残念ながら、最速記録はかれら二人である。簿記を習い始めてN村君は12か月、K村君は11か月で合格した。N村君はスタートが中3の11月、高校入試五科目合計点が学年2位だった。よくできた生徒だ。K村君は同じ啓雲中学校出身、高校入試当日の夜から簿記の勉強スタート。
 N村君は国立大医学部受験を考えていたので、本人はチャレンジしたいと望んだが、日商簿記1級受験をとめた。最短でも2級合格から800時間の勉強が必要である。医学部受験との両立は不可能との判断。将来、大病院の経営管理ができる医師を育てていた。

 日商簿記1級は会計と原価計算の2科目で記述式問題が出題されるので、計算技能だけで合格できた2級とは違う能力が必要になる。たとえていうと、2級までは数学、1級は「数学+国語作文問題」。
 現在のペースでは間に合わぬ、高速の受験勉強のしかたがあるので、教えてあげる。数回ニムオロ塾まで来たらいい。わたしも根高商業科卒だからたまには後輩の面倒を見たいと思う。遊びだから授業料はいらない、気楽においで。


 根室高校生に日商1級の合格記録はないから、だれかが記録をつくればいい。後に続く者がでるかもしれない。わたしは最初の一人の背中を押してみたい。(笑)


 小さな塾だからニムオロ塾の場所がわからなかったら、同期の普通科の生徒に訊いたらいい。同じ中学校出身の生徒か、進研模試学年ナンバーワンの生徒に訊ねたらいい。

<余談>
 全国一の岐阜商業では毎年十数人が日商簿記一級に合格していた。いまどういう実績を上げいるのかはとんと知らない。簿記クラブもあるようだ。東京都立の商業高校が何校あるのか知らないが、どの高校も毎年日商簿記1級合格者がいるようだ。都立五商では日商簿記1級受験者の放課後指導に近くの私立大学から先生が派遣されていた。教えられる先生がいないと聞いた。根室にはそうした環境がないから、お手伝いしてみたい。気力と体力はほとんど賞味期限切れ。(笑)


*#3965 根室高校2年生日商簿記2級合格 Apr. 17, 2019
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2019-04-17-2



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#3965 根室高校2年生日商簿記2級合格 Apr. 17, 2019 [63. チャレンジ(教育)]

<最終更新情報>
4/19 朝9:00

 根室高校商業科2年生が日商簿記2級に合格したと北海道新聞に載っていた。次は日商簿記1級へのチャレンジである、ぜひ合格してもらいたい。日商簿記1級は2級に比べてはるかに高い山で、2級合格者の10人に一人程度しか合格できない。どう攻略するか戦略がだいじだ、あとで触れておくので、参考にしてもらいたい。久々に現れた優秀な生徒だから、先生たち、日商簿記1級合格へ向けてだいじに育ててください。
 ところで根室高校側への取材では過去10年間では2年の合格者はいないと記事にあったが、その通りだ。

 ただし、1年生で2名の合格記録があるが二人とも商業科ではない。ちょうど10年前と11年前の2度である。
 2008年11月に普通科1年生のN村君が日商簿記2級に合格している。中3の11月くらいから簿記の勉強をはじめて1年間で合格した。そして2009年2月に事務情報科1年生のK君も日商簿記2級に合格した。K村君は入試当日の夜から簿記の勉強を始めたから11か月で合格している。1年生の日商簿記2級合格記録は根室高校の歴史でこの二人だけである。潜在能力の高い生徒は毎年数名いるから、ようは育て方次第である。
 高校側で取材対応した先生は10年前のことだから知らなかったのかもしれない。古い先生なら知っていただろう。

 事務情報科のK村君は6科目1級ホルダーとなって卒業し、推薦で道内の大学へ進学した。普通科のN君は日商簿記1級にチャレンジしたいと言ったがとめた。かれが北大医学部受験をするつもりだったからだ。進研模試の国語は小樽商大へ進学したS田さんと交替で学内トップ争いをしていたから、国語の能力は十分だった。日商簿記1級の記述式問題もクリアできただろう。だが北大受験と日商簿記1級受験の両立は無理と判断して簿記のほうをやめさせたから、それ以降は簿記を教えなかった。かれは結局、北海道教育大札幌校へ進学した。N村とK村はふたりともとっくに社会人だ。どうしているかな?勉強を続けていてもらいたい。

 日商簿記2級の次は、日商簿記1級である。簿記と工業簿記は計算問題であるが、会計学と原価計算に論説問題が出題されるので、2級とは違った能力、作文(論説文作成)能力が求められる。計算能力だけで日商簿記2級までは合格できるが、まったく異なる種類のハードルがまっているということ。国語能力の高さが求められる。
 日商簿記2級に合格してから、商業簿記と工業簿記にそれぞれ150時間、会計と原価計算にそれぞれ250時間、合計800時間の受験勉強時間確保が合格ライン突破の目安だ。国語能力の低い生徒は2倍の時間を投入しても、合格ラインに達しないだろう。
 同級生のH勢が根室高校商業科を卒業した年の11月に日商簿記1級に合格し、短大を卒業した年に税理士試験に合格、以来東京有楽町で税理士事務所をやっている。学生時代に高田馬場駅前のアパートに住んでいたN野先輩のところへ行ったついでにそこから歩いて10分ほどのH勢のアパートへも遊びに行ったら、壁にA3判の紙に書きつけたサブノートが所狭しと貼ってあった、暗記のためにそうしていたのだろう。それを見て気合と成長を感じた、そして自分が別の道を歩み始めていることに気づいた。
 そのころわたしは経済学と哲学にのめりこみ始めて、公認会計士二次試験受験への興味を急速に失いつつあった。高校時代はあんなに夢中になって公認会計士2次試験参考書を読み漁って勉強したのに、いやそうだったからこそ、その向こう側に本当の学問、勉強の領域のあることがわかってしまった。突き抜けてしまった感覚があった、もう元には戻れぬ。18歳の時に人生の選択肢、公認会計士になるという中学生以来の夢を捨てたのである。マルクス『資本論』を超えよう、頭の中にはそれしかなかった。商学部会計学科の会計学関係の授業はレベルが低くつまらなかったので学部を超えたゼミ、哲学者市倉宏佑先生の一般教養ゼミの門をたたいた。東京の大学には一流の先生がいらっしゃる。経済学史で日本では当時ナンバーワンの内田義彦先生の授業もとった。大学院では一ツ橋大学元学長の増田四郎先生に院生3人で特別講義をお願いした。増田四郎先生は西洋経済史の大家だった。後に一ツ橋大学・学長になった阿部謹也先生は一番弟子である。増田先生がかれの話をするときはとっても嬉しそうだった。学風を受け継いでくれた、そして優秀だったからだろう。増田四郎先生の学風に触れたおかげで、階級闘争史観から脱却できた。緻密な実証研究積み上げの尊さを学んだのである。気がついたら、自分の研究テーマに必要な先生たち三人にもれなく巡り合うようになっていた、天の配慮としか思えぬ。

 答案練習には小寺さんの四項目箇条書法が参考になるだろう。例題を百題ぐらいそれぞれポイントを四項目の箇条書にまとめ、それをもとに作文するようなトレーニングが有効だ。小寺さんの書いた本が日商簿記1級攻略の武器になる。5冊あったのですが、高校生にあげちゃいました。ひょっとして1冊あるかもしれません。…探したらありました。1冊しかないのでプレゼントはできませんが、貸すことはできます。

 日商簿記2級合格までの勉強のやり方、スケジュールを二人の生徒について弊ブログに記録を残してあるので、受験するつもりのある人は参考にしてもらいたい。

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根室まで来てくれた小寺さんの著書ですが、すでに絶版です。
*#3277 進路選択と就活のために: 『夢こそ生きる力』 Apr. 29, 2016
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-29

『総合力アップのためのガイドブック 夢こそ生きる力』
 原作小寺次夫、編集鈴木朗、イラスト鈴木萌花(高校1年生)、2016年4月15日発行、
 出版社「星奈のお店」、本体1200円+消費税
   ISBN978-4-9908905-0-6
*http://www.seina-shop.com/
 
http://www.seina-shop.com/service/book.html

#3872 文章作成の要諦:リンボウ先生 Dec. 5, 2018
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-12-05

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*#235 日商簿記2級 1年生チャレンジャー  July 27, 2008
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-07-26-1

 
#239 日商簿記2級 1年生チャレンジャー(2) July 31, 2008
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-07-31

 #273 
1年生 日商簿記2級トライアル(進捗状況)
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-08-26

 #400 
日商簿記検定試験(11月16日)
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-11-16

 #403 
高校1年生2級合格者はでるのか?日商簿記検定試験結果(速報)
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-11-17

 #423 簿記2級1人合格(商工会議所簿記検定試験結果:確報)
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-11-29

 #448 早い!高1で中村君日商簿記2級合格(北海道新聞より)
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-12-18

 
#449 根高1年日商簿記2級に合格(根室新聞)
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-12-18-1

 
#1305 根室高 資格取得で成果:5科目1級取得者はK君
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-12-17-1

 
#1404 全国商業高校協会検定1級3科目以上」倍増24人(1) Mar. 4, 2011
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-03-03

 
#1442  うれしい知らせ :北海道教育大札幌校合格の電話あり Mar. 24, 2011 
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-03-24

 
#2579 いろいろある進路選択肢:普通科+日商簿記検定試験2級⇒明大商学部 Jan. 31, 2014
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-01-31

 
#2994 大学時代に何をしておくべきか(1) Mar. 8,2015
https://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-03-08





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#3536 著しい成果をあげた生徒:入塾五か月で英数二科目学年トップ May 3, 2017 [63. チャレンジ(教育)]

【あきらめない】
 昨年12月に入塾した生徒がいる。数人の生徒が出てくるのでk君としよう。
 k君に入塾動機を訊いたら、英語のテストが2回続けて下がり、慌てて塾を探したという。お母さんが塾を選んだが、k君のほうにも文武両道が意識にあったのだろう。体育会系の部活で毎日トレーニングに励んで、見事に両立させた。

 1年の2学期から英語授業は文法事項が多くなるので、ここで落ちこぼれたら、3年間浮き上がれない生徒が多い。すっかり苦手意識がついてしまい、勉強するのが苦痛になってしまう。論語にも「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者、(これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)」とある。英語を勉強するのが苦痛になったら厄介だ。
 英語が苦手の生徒には音読が下手な者が多いので教科書を読ませてみた。なるほど、これでは成績が下がるわけだ。こういうときは3か月ほど補習体制をとる。週に一度、教科書を使って英語の音読トレーニングをすることにした。毎日、家に帰ったらすぐに3度、ご飯を食べ終わったら3度、お風呂にないったあと3度、教科書のやっているところを大きな声で音読するように指示した。週に1度だけ塾で音読トレーニングしても、家で繰り返さなければ効果はない。
 一文ごとに音読、そして意味解説、次は場面のイメージを浮かべながら数回音読を繰り返す。読みにくいところは10回読ませ、30‐40分くらい音読トレーニングをする。たまにはディクテーションも試みる。耳で聞き分けられても書けない単語がチェックできる。音読に慣れたら、一文を3回読んで、一気書きさせる。最初はできないが、3か月たつ頃にはずいぶん書けるようになった。
 2月の学力テストで手応えを感じた。3月の学年末テストで90点に近い点数をたたき出した。そして4月の学力テストでは94点で学年トップに躍り出た。入塾直前の2学期期末テストに比べて60点弱点数を上げた。数学も86点で学年トップ。二科目同時達成おめでとう。
 何度か前日の音読回数をチェックしたが、部活が忙しいから音読は指示した半分程度の様子。そろそろ習慣になっていてくれたらうれしい。狙いは音読の習慣化である。
 いまk君に1か月に2度やっている音読補習は、英語と日本語。日本語音読テクストは斎藤隆著『語彙力こそが教養である』を使用している。この本がすらすら音読できるようになれば、学力テストで国語の点数が80点を超えるだろう。高速音読ができれば文章の読解精度が飛躍的に上がるので、他の科目にも良い影響が出る。数分間で予習も可能になる。理科の教科書も社会の教科書も日本語で書かれているから、これらが高精度かつ高速で読めたら、成績が上がらぬはずがない。「読み・書き・そろばん」というが、学習の基本を優先順位の高い順に並べた至言である。

  3年間で10冊の音読トレーニングを済ませた3年生L君は、学力テストの国語の点数が9割前後をキープしている。この生徒は中学生になってから2年間学年トップを獲り続けている。四月の学力テストは全科目トップだった。目標の270点に3点足りなかったと悔しがっていた。2位との差は五科目300点満点で65点ある。1年の最初の学力テストでは2位との差が1点だった。回を重ねるごとに五科目合計点が開いている。学年トップは「行き掛けのお駄賃」に過ぎない。中3の今年1年間は難関大学受験に向けての大事なステップ、高校数学と高校英語と良質のテクストを選んだ日本語のトレーニングはいままでよりもかなりきつくなっている。難関大学用の問題集を解くために高校三年の最後の1年間を使えるようにしておかなければならないから、1.5年分ほど先行学習するスケジュールで勉強している。今年一年間で大化けすることを期待している。

 英数が学年トップに踊り出たk君は、昨日得点通知表(得点通知表の配布がずいぶん遅れた)をもってきた。いい笑顔だった。五科目合計点370点台でクラストップ、学年2位である。学年順位は前回よりも6つ上がった。社会科が苦手だが、80点超の得点はそう難しいことではない。国語と社会で11月の学力テストは50点ほどあげられるだろう。この生徒の伸びしろはまだまだ大きい。次の目標は学力テストで五科目合計点420点。四月の学力テストの学年トップは「400-450点」の階層にいる。現在の学年トップが半年先にさらに30点ほど点数を上げていたら幸いだ。強いライバルがいたほうがいい。学力テスト450点超で学年トップ争いをしてもらいたい。10年ほど前なら、五科目400点でも学年10番以内は無理だった。k君の中学校は市街化地域で一番レベルが高かったのである。

 いままでの塾生を見ていると、数学の成績が先に上がりだすのが通例である。数学が80点を超えると、半年遅れで英語の点数が急激に上がりだすのがよくあるパターン。数学と英語が同時に学年トップに躍り出たのは初めて見た
 本人の素直さと努力のたまもの、素直に努力できる子育てをしたご両親もえらい。

 昨年11月に同じ学年のm君生徒が入塾してきた。この生徒も英語が苦手だった。週1日音読トレーニング補習をしたが、2か月ぐらいで補習には来なくなった。きつかったはずだ。補習は強制ではないから、わたしはよかったら補習をしてあげると提案するだけで、やるやらないは生徒と保護者の判断に任せている。そこそこ成績が上がったから、本人はそれで満足しているようだ。伸びしろがまだあるので、もっと欲を出してもらいたい。(笑)
 もう一人同じ学年の生徒n君が4月に入塾してきた。英語テストの点数が悪いので、この生徒も教科書を読ませてみたら、音読トレーニングの必要あり。4月半ばから、音読特訓トレーニングは月に2回に減らしている。それで十分成果があげられる。急いではいけない。90分の音読トレーニングは体力勝負のところがあるから、楽しいけどやるほうもきつい。だが効果は抜群だ。(笑)

 k君が五か月で英数の両方の成績がアップしたのは、ハンドルネームHirosukeさんや後志のおじさんからトレーニング方法を教えてもらったことが寄与している。もっと時間がかかると思っていたが、案外即効性が強い。音読トレーニングの時に発音記号の説明もしているから、生徒は教科書の右側の欄外にある新出単語の発音記号が読める。発音とスペルの関係の理解に効果がある。そして、教科書の文を使って生成変形文法的な解説、語順の解説を繰り返す。それだけ。

 2年生の11月の学力テストで数学0点の生徒がもう十数年前に来たことがあった。友達と二人で来た。テストの点数を上げたいというので、期末テストまで3週間部活を休んで、学校が終わったらまっすぐに塾に来るように伝えた。3週間あっただろうか、二人とも毎日ちゃんと来た。一日4‐5時間の補習だった。0点だった生徒は期末テストで88点、10点台だったもう一人は76点だったかな。熱心な生徒二人だった。
  こういうことはたまにある。20人に一人ぐらいの割合で、短期間で急激な学力の伸びを示す生徒がいる。いまはどんなに成績が悪くても、心の底から勉強がわかるようになりたいと願えば、そういうタイミングなら、絶大な効果が出ることがある。あきらめるな、そういうこと。

  ニムオロ塾は体力の低下を考慮して四月から土曜と水曜日を休日にした。少数の生徒を相手に個別指導で丁寧に教えられることが大きなメリットだ。現在塾生は十数人いる。いまの体制なら、体力が少々落ちても当分続けられそうだ。


<余談>
 B中学校2年の五科目合計点を見ると、
 401-450点   1人
 351-400点   3人
 301-350点   6人
 251-300点   9人
 201-250点  11人
 151-200点   7人
 101-150点  11人
 51-100点     8人
    合計        56人

  10年ほど前なら、この学校には150点以下がゼロということがあった。19人33.9%の成績階層が存在しなかった。学力低下の著しいことがデータからわかる。五科目合計平均は206.3点。200点を切りそうだ。学級崩壊ラインが220点だからそれより低い。C中学校2年生は215.4点。
 五科目合計点400点は、高校生の進研模試で全国偏差値48付近で、真ん中の50に届かないのが現実だが、そういうことを知っている中学生はほとんどいない。もちろん保護者もそういう全国レベルの学力水準を知らない。学年トップなら北大に合格できると勘違いする。

  数学は壊滅状態といってよい。中学校だけでなく小学校に大きな問題がありそうだ。小中連携して対処しないと解決できない。

  91-100点   0人
  81-90点      1人
  71-80点      2人
  61-70点      4人
  51-60点      5人
  41-50点      6人
  31-40点      8人
  21-30点     12人
  11-20点      8人
     0-10点    12人
     合計       58人

  学年トップは86点である。高校なら赤点である30点以下が 32人(55.2%)いる。半数以上が30点以下である。こういう生徒たちが全員、統合後の根室高校へ進学する。授業のレベルが大幅にダウンせざるを得ない。これだけ低学力層が増えてしまったら、根室高校普通科160人は二つの科へ分けて、使う教科書を別にすべきだろう。今年度四月から高校が統合になったが、根室高校の先生たちの困惑している顔が見えるようだ。

  数学51点以上は14人(24.1%)しかいないから、未来の根室を支える主力は50点以下の75.9%である。40点以下は40人、69.0%いるが、大丈夫だろうか?人工知能の急速な性能アップで、単純労働どころか、少し知的な分野の仕事も、30年後にはずいぶんなくなると言われ始めている。どうやって食べていくのだろう?


*
#2219 勉強に熱が入りだした中三生は学力がうんと伸びる Feb. 21, 2013


#3451 釧路出身予備校数学講師志田さん講演会 Nov. 8, 2016 [63. チャレンジ(教育)]

 釧路ロータリークラブの創立80周年を記念し、「数学は実社会で役に立たない?」というタイトルの講演会が催されました。ロータリークラブ会長の木下さんは、鳥取神社の宮司でもあります。昨年、釧路の教育を考える会の三木さんの紹介で訪問しました。鳥取藩士であったebisuのご先祖の名前を記念碑で確認することができました。カテゴリー「ルーツ」にそのときの様子を書いてあります。
 わたしは講演会を聴くことができなかったので11月6日付の北海道新聞記事を読んだだけです。記事の中で強く共感した部分があるので、そのことだけ書いておきます。

数学は知識で問題を解くのではない。自分で理解し、わかった瞬間が楽しい。」

 数学は本来は解き方を暗記する科目ではないのです。難関大学への合格はイージーな道を選択すれば、さっさと答えを見て解法を覚えてしまうのが無駄が無くていいのですが、じつは無駄こそが力を蓄えるために不可欠な滋養なのです。
 数学教育に関する著作の多い遠山啓先生は『数楽』というタイトルの著書があります。「音楽」に対して「数楽」、数を楽しむ、数学する本質を表すいいネーミングです。
 「わかった瞬間が楽しい」経験をした生徒は、もう一度体験したくて、難易度の高い問題にチャレンジします。そうした歓びを重ねているうちに頭がよくなってしまいます。社会人になってからもぐんぐん能力が伸びます。解法を覚える勉強のしかたをしてきた者はそれが癖になってしまいます。解けない問題にぶつかるとすぐに答えを見るような勉強が癖になれば、社会人になってから副作用が出ます。企業で持ち上がる問題は文系・理系の両方にまたがっていますが、「解答」はありませんから、独力で考え続けるしかないのです。
 #3451の「余談-3 学問と仕事」にいくつかの事例を書いておきました。数学する楽しみを知った人は企業人になったときに絶大な力を発揮します。理系はもちろんですが、文系出身者が数学ができると仕事の守備範囲が一気に拡大します。
 経済学でも同じことです。カテゴリー「資本論と21世紀の経済学」をお読みいただければわかります。経済学の公理の章をお読みください。

< 数学の勉強が辛い生徒の反応 >
 昨日も中3のある生徒から質問のあった方程式の問題を解かずに突き放しました。もう少し自力で考えれば大きな山を越えられるのです。歓びはそこにあります。わたしが問題文を線分図に表して、式をつくってしまえば、理解は簡単になりますが、力はつきません。同程度の難易度の問題にぶつかれば、また質問です。自力で解けてこそ歓びがあります。15分間考えた挙句ついにちゃんとした図が描けなかったので、描いて見せました。
 本を読まないから日本語読解力が貧弱で、意味がつかめないのです。音読トレーニングを昨年までしていましたが、家で練習してこないのでスキルがあがらず、あきれて中止しました。中学生で一年間試してみて、それでもやる気の無いものに付き合うつもりはありません。半分大人ですから、反省を求めたのです。本を濫読するくらいの努力をしなければいけないのですが、本を読まないからいつまでたっても濫読するだけの力がつかないのです。レベルの高い本を、わからない語彙を辞書で引きながら読むしかありません。

 「言われていることを家でやらないから、文章題がいつまでたっても解けない、やるべきことはわかっているだろう。後は君の問題だ。」

 この生徒は数学の問題が解けた瞬間の歓びがわからないのです。いつもつらそうな顔でやっていますが、本当につらいのだと思います。抜け出す道は示したし、途中まで伴走もしました。ここから後は自分の問題です。

< 数学の勉強が楽しい生徒の反応 >
 明日が学力テストです。2年生で学年トップの生徒は3年生に追いついたので2次関数をやっています。テスト直前なので、1年前にやった2年生の1次関数の問題で印をつけてある「できなかった問題」を復習していました。
 塾用教材も学校のワークもやってしまったので、1次関数の難しい「動点問題(図形の辺を点Pが動く問題)」はありませんか、とかわいいことを言いました。そういうわけで『ハイクラス徹底問題集中2数学』の「レベル3難関攻略」問題をやらせました。63ページに載っている「182」の問題です。(2)が解けずに20分位したところで、手を上げて「先生教えてください」というので、見ると複合問題です。3年生で相似比をやった後でも根室の学年トップレベルの生徒で半数は無理でしょう、こういうレベルの問題は学力テストでも出てきませんから。1年生の比例が図形で応用できるか否かを見ている問題でした。わたしの基準では難易度Cです。難易度Cレベルの問題を中学校のときに体験しておいた生徒は、高校生になって難関大学受験用問題集「赤チャート」にチャレンジできるでしょう、同じく難易度Cですから。
 難易度Cの問題が出題されない北海道の学力テストで数学百点取れても意味はありません。学年トップでも難易度Cの問題が90%以上解けませんから。難易度Cの問題に自力でチャレンジできるかどうかが難関大学合格への分かれ道です。

 「先生、わかった、この問題とっても面白い、なるほど難易度Cはいまの僕にはできません、学力テストで数学100点でも意味は無いといっている先生の言うことがいまわかりました。」

 素直なものです、次回は自力で解くでしょう、楽しみにしています。
 学年一位で天狗になっている生徒諸君はぜひ『国立・難関私立高校制覇 ハイクラス徹底問題集 高校入試 数学』にチャレンジしてみてください。頭から冷や水を浴びることになるでしょう。(笑)
 全国レベルを知ってください。

< ブログ「情熱空間」の記事紹介 >
 ブログ情熱空間が取り上げているので、その記事のURLをアップします。実際に講演会に出向いて書いています。新聞記事の写真はそこからコピペしました。
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8647769.



2016.11.06、北海道新聞記事と釧路新聞記事です。

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  記事をクリックすると、別画面に拡大できます。
 気になったことがひとつあります。志田さん、研究者の道はあきらめたのでしょうか?
 もったいない気がします。塾講師と研究者の両道、やれませんかね?
 一日24時間、寝ても醒めてもひとつの問題を考え続けなければならないから、普通の生活はむりですね。きっと人と話すことすらできなくなります。そういう集中力を数年続けなければとても業績を上げることなど覚束ないのでしょう。それもわかります。


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#3427 グッドニュース:経済団体の教育事業連携 Oct. 4, 2016 [63. チャレンジ(教育)]

 釧路のロータリークラブが連携して教育講演会を開催します。「算数・数学検定プレゼント」も既に実施済み、地元経済界が教育に関心が高いのは結構なことです。
  釧路市議会は2011年6月に超党派の基礎学力問題研究議員連盟を結成し、2012年12月に全国に先駆けて基礎学力保障条例を可決し、2013年1月1日から実施の運びとなっています。地元経済を支えるためには教育改革こそがその要ということで、地元経済界も市議会議員も危機意識を共有し、それぞれできる範囲のことを次々にやっております。ふるさとを愛する心が底流にあるのを感じます。

ブログ「情熱空間」より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8598409.html
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2016年10月03日

釧路ロータリークラブ創立80周年記念講演会(これぞロータリアンの心意気!)

よっ、釧路ロータリークラブさん!

ただただ感謝あるのみです。本当にありがとうございます。同クラブ創立80周年を記念した講演会、それがこれ。東進衛星予備校の人気数学講師、志田晶さん(釧路市出身)をお招きしての講演会です。

地域の子どもたちの基礎学力向上に向けた記念事業。市内小中学生への算数・数学検定プレゼントに続く第二段です。木下正明会長(鳥取神社宮司)以下、同クラブ副会長・幹事、創立80周年実行委員会および会員みなさんの行動力には脱帽です。ありがたいです。本当にありがたい。

当日、会場にて弊ブログをいつもお読みいただいているみなさまとお会いできること。楽しみにしております。ありがとう、釧路クラブさん!ありがとう、木下さん!ありがとうございます、尾越実行委員長!さて、我が釧路西ロータリークラブも負けちゃいられないぞっと。この地域のロータリアン(ロータリークラブの会員のこと)であることを誇りに思います。

よっしゃ、援護射撃の開始だ!(^∀^)

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●算数・数学検定をプレゼント!(釧路ロータリークラブ)
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8517816.html

我が7分区(釧路ロータリークラブ、釧路北ロータリークラブ、釧路西ロータリークラブ、釧路東ロータリークラブ、釧路南ロータリークラブ、釧路ベイロータリークラブ、白糠ロータリークラブ、音別ロータリークラブ)のロータリアン。地域の子ども達の基礎学力問題に対する認識も、これで大同団結となりそうです。私はもう、泣きそうなほど嬉しいです…。

願わくば、お隣の8分区(厚岸ロータリークラブ、別海ロータリークラブ、浜中ロータリークラブ、中標津ロータリークラブ、根室ロータリークラブ、根室西ロータリークラブ、弟子屈ロータリークラブ)にもこの波が伝わりますように…。例会時のゲストとしてお招きいただけば、当然、身銭を切って馳せ参じます。
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*#1547 釧路市議会基礎学力問題研究議員連盟 Jun. 9, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-06-09

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#3364 算数・数学検定をプレゼント!(釧路ロータリークラブ) July 14,2016 [63. チャレンジ(教育)]

 教育に強い関心を寄せる経済団体が隣の釧路市にあるので、紹介したい。根室にも教育へ強い関心をもつ経済団体があるだろう。地域の子どもたちの学力低下を見過ごすと、どん詰まりの未来が待ち受けることになる。根室は30年前に教育に無関心だったことが現在の閉塞感を生んだのだろう。いまがんばれば、30年後は何とかなる。その30年後を何とかするために釧路の経済界はいまがんばっている。

ブログ情熱空間より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8517816.html
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2016年07月14日

算数・数学検定をプレゼント!(釧路ロータリークラブ)

この発想、この行動力、すごいの一言です。

本年度・釧路ロータリークラブ会長、鳥取神社宮司の木下正明さん。なんとなんと、釧路市の小中学生(附属小中学校含む)に「算数・数学検定をプレゼント!」というすごい事業を実施します。同クラブの80周年記念事業なのです。最初にこの企画をお聞きした際、この私をして「え、うそ!」と思ったほどですから(笑)。

当初は学校側の反対も予想されましたが、釧路市教委を経由してすんなりと全校での実施が決定したそうです。う~ん、すばらしい。PTA主催による算数検定が現在唯一、鳥取小学校で実施されていますが、コアな組合員がいる某小学校では一部教職員の強い反対にあって断念。「(検定に)落ちたらどうするんだ!」とか、「過度な競争を煽る!」「労働強化だ!」などと、いやはや。

さて、木下会長は鳥取小学校の元PTA会長でもいらっしゃいます。鳥取市の無形文化財の郷土芸能「因幡の傘踊り」は、釧路鳥取かさ踊り保存会によって伝承され、数多くの釧路市民に披露されて親しまれていること。鳥取神社が多大なる役割を担っていることはご存知の通りです。(鳥取地区の幼稚園や小学校では、かさ踊りが伝承されているのです)

CCI20160714_00000







































釧路ロータリークラブが、いや、管内の8つのロータリークラブ(釧路・釧路北・釧路西・釧路東・釧路南・釧路ベイ・音別・白糠)がこぞってバックアップするこの事業。それはまた地元経済界からのメッセージが包含されていることを、教育行政関係者、学校関係者のみなさんにご理解いただきたいと強く思います。

おかげさまで我が釧路の子ども達の基礎学力は上昇傾向にあります。がしかし、算数・数学ばかりは相も変わらず心もとない限り。いや、相変わらずのダメダメ。それが証拠に、国立釧路工業高専への地元進学組は年々減少する一方だし、医学部を筆頭とする上位理系学部への進学もまたまるで伸びない。「そうした状況を根底からひっくり返してやれ!」との地元経済界の願いが込められています。

さて、楽しみ楽しみ。これを機に算数・数学の基礎学力向上に弾みがつき、ひいては将来のこの地域の人材育成に貢献することを心より願っております。それにしても、実にびっくり!な企画であります。釧路ロータリークラブに改めて感謝を申し上げます。ありがとうございます。私のところ(釧路西ロータリークラブ)も、2年後に50周年を迎えます。こりゃ、負けちゃいられませんね!(^∀^)

というわけで、少し前の釧路新聞記事(2016.07.06)をどうぞ。

《追記》
エフエムくしろ、ストップ・ザ・学力低下。大越拓也市議とゲストの公益財団法人日本数学検定協会常務理事、高田忍さんが出演なさった回です。釧路での算数検定実施に至る秘話(笑)をどうぞ。

●ストップ・ザ・学力低下
第92回 平成27年11月17日放送分
算数検定について1
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/stopgakuryoku92.html

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<ebisuコメント>
 昨年11月に、鳥取神社が保管している資料を木下宮司に見せていただいた。父方の祖母が鳥取藩士の娘だったので、神社が保管している資料を見せてもらったのである。ご先祖の辛苦があっていまその末裔が北海道の大地に根を下ろしていられる。資料を見せていただいて、釧路へ入植当初の祖母の苦労がよくわかった。

 ロシア領海内でのサケマス流し網漁が禁猟となり、根室では「引き網漁」の試験操業が始まっている。袋状の網を船で引っ張り、サケ・マスの群れを追いかけて獲るのである。

  a サケ・マス流し網漁 ⇒ サンマ棒受け網漁
  b サケ・マス引き網漁 ⇒ サンマ棒受け網漁
 
 aからbへの転換だが、漁の仕方や、船の改造をしなければならない。こういうときに武器になるのは調べる力と観察する力と考える力だ。どれも十分な基礎学力が必要である
 水産業こそ優秀な大卒が必要な時代が来ている



*#3188 釧路鳥取神社でルーツを探す Nov. 25,2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-11-24-1



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#3349 成長中の生徒と横ばいの生徒: 対策  July 1, 2016 [63. チャレンジ(教育)]

  1年も半分が過ぎてしまった。昨日朝7時の気温は17.2度だった。この3日間、根室はぐんぐん気温上昇中。どれくらい涼しいのか関東や関西の人はもちろん、四国の人も九州にお住まいの人もデータを見ないとわからないだろうから、26日から30日までの推移を書いておく。(29日は記録忘れ(笑))
   最高気温 12.7度⇒18.7度⇒21.1度⇒?⇒20.0度
  最低気温  8.1度⇒ 9.1度⇒10.8度⇒?⇒14.3度

 日本で一番涼しい初夏です、夏真っ盛りでも朝晩は13-15度まで気温が下がります。
 郊外では大鷲やオジロワシが飛び、野鹿やキタキツネが散歩するところです。暇とお金のある方はどうぞ3ヶ月間避暑に来てください。地元で獲れる魚介類は放射能の心配の要らない安心・安全なものばかりです。新鮮な真螺(マツブ)やホッキ貝、温根沼の大きいアサリ、湾中の品のよい味わいの牡蠣(カキ)、獲れたてのウニ、開いてフライにしたらおいしいチカやオヒョウ、チカは一夜干しすると香ばしくなるから焼くのもいい、マツカワの刺身、8月になれば獲れたての秋刀魚、日本一味の濃い花咲ガニと薄味のタラバガニや毛蟹、好きな魚介類に舌鼓を打って有意義にそしてふんだんにお金をお使いください。
 軽井沢よりよほど涼しい、いや、さ、寒~い。
 10月になり、寒くなったら、暖かい東京へお帰りください。小さな贅沢に心が和み自然に笑顔がこぼれます。(笑)

 #3347「セルフコントロール(自己抑制)とテストの成績の関係」で中学2年の生徒4名を「できのよい生徒」「成長中の生徒」「横ばいの生徒」の3つのタイプに分けてコメントした。得点通知表が出たので、生徒たちがどのように成長したのか、成長過程を分析してご覧に入れたい。
 スマホの出現によって、この5年間で生徒たちを取り巻く生活環境が大きく影響を受けているので、生活習慣の改善優先順位付けの重要性が増している。そこからおさらいしておこう。


< 負のトライアングル >
 ①過度な部活、②ゲーム中毒、③スマホ中毒の三拍子揃っていたら、学力不振はもちろんのこと、読書時間が取れないので日本語語彙が小学生4年生レベルで止まったままになるケースが増える。
 読書をしてるといっても、アニメのノベライズ小説は語彙が少ないので、いくら読んでも語彙拡張の効果は期待できないのだが、そういうレベルの読書に高校生になってもとどまっている生徒が散見される。
 アニメのノベライズ小説にとどまっている男子生徒は精神の中身がまるで子ども、そういうタイプが増えている。読む本のレベルを上げられず、精神年齢が実年齢よりもずっと低いままだが、草食系男子とはジャンルが異なる。
 語彙の豊かな本は内容も濃いと仮定すると、そういう本をたくさん読むことは精神的な成長を促進する効果がある。だから、年齢相応に読書も年年歳歳レベルを上げていくべきだ。
 中学生にスマホが普及しだして5年経つが、日本語語彙の拡張へも学力へも負の影響が大きい
 ある程度の基本語彙力がないと、授業を理解することすらできなくなる。授業が理解できなければ、学力が上がるはずがない。読む本のレベルを年齢相応に上げながら、語彙力を充実させなければならない。児童書から大人の本への橋渡しがうまくいっていない。「橋渡し」を担える家庭は1割程度だろう。根室では本を読む習慣のない親のほうが圧倒的に多いのだから、学校でも「橋渡し」をやってもらいたいのだが、「朝読書」をやるだけ、あれは指導になっていない。音読させたら読めていないのがわかるし、何を読んでいるのか見れば読んでいる本のレベルに問題のあることやその生徒固有の読書課題がわかるはずだが・・・。どうして手間を惜しむのか理解できない。あれなら、論語の素読と解説を10分程度でやったほうがはるかに効果が大きいだろう。
 とにかく、何が何でも中学3年間で50~100冊くらいは年齢相応のものか、それ以上のものを読ませたい。ニムオロ塾ではやる気のある生徒だけ日本語の良質のテクストを選んで音読指導をやっている。以前は、全員が対象だったが、意欲のある生徒だけに変更した。最近5年くらいでわがままな生徒が増えたことが原因だ。中学生は半分大人だから嫌なことでも必要なことは我慢してやれるようでなければいけないが、我儘し放題で辛抱力の欠如した中学生が増えたということ。いつの時代も子どもの躾は難しいものだが、躾のできない親も増えているのではないか?大人に対する言葉遣いをちゃんと躾けている親の割合は10%あるだろうか?子どもの前で日常乱暴な言葉を使えば、子どもはしっかりコピーしているよ。まず大人がちゃんとしなければいけない。
 ふだん、テレビで野球観戦をしてビールを飲む暇はあっても、本を読む習慣のない大人でも次のことは頷(うなず)いてもらえるだろう。

 生活習慣の中に読書時間を確保すること(=読書週間を育むこと)は長期的な学力向上に欠かせない
 どういう本を読むべきかわからなければ、「新潮社の百冊」をキーにググればいい。
 わたしのお薦めは、斉藤隆「音読破シリーズ」6冊(小学館発行)である。『音読破1 坊ちゃん』『音読破2 走れメロス』『音読破3 銀河鉄道の夜』『音読破4 五重塔』『音読破5 山月記』『音読破6 羅生門』、選び抜いた名作が揃っているだけでなく、漢字の右側にルビがふってあり、難解な用語には左側に小さな字で意味が書かれている。その後で「新潮社の百冊」を読破すればよい。次のステップは新書版の本だ。専門書への入門のようなものが多いから、文庫本よりもレベルが少し上になる。高校生で新書版を50冊程度読んでいれば十分な語彙力が確保できるだろう。


< 成長中の二人は学年順位記録を更新した >
 中2の塾生4人中2人が学年順位が過去最高を記録してうれしかった。生徒のがんばりを見れるのはほんとうにうれしい。
 学年順位記録を更新できなかった生徒の片方は480点超で10回連続で学年トップだから、学年順位記録更新は不可能だが、点数は過去最高点を記録したから、しっかり成長している、それもうれしい。「難易度の低いテストでの学年順位はどうでもいいよ、重要なのは大学受験へ向けての戦略だから」と言ってあるのだが、譲る気はないようだ。(笑)
 「成長中の生徒」が二人とも学年順位が過去最高だったところに注目してもらいたい。一人は9ヶ月掛けてスマホ中毒状態を脱し、生活習慣を変えることに成功した。二人とも「勉強が楽しい」ものに変わったという。塾で予習方式で勉強して、学校の授業のほとんどが理解できるようになったからだろう。先生の説明がチンプンカンプンなのに6時間も椅子に座り続けているのは辛い、授業が理解できるようになれば授業は好奇心を満たしてくれる遊びと変わらない。
 「成長中の生徒」二人は「心境が進んだ」というべきだろう。一人は学年順位が過去の最高値よりも5番アップし、もう一人は6番アップした。この次は二人ともベストテン入りを狙っている。五科目で20点アップすれば余裕でベストテン入りだから、気を抜かずにがんばってもらいたい。
 昨年の中3が、11月ころから頑張りを見せ、大幅な学力アップを実現、6人のうち4人が根室から出て行ってしまった。良かったのか悪かったのか、生徒の希望通りではあるが、わたしの心は複雑である。だが、その頑張り屋に変身した昨年の中3に似たような気力をこの二人に感じている。
 ほんとうの「心臓破りの坂」はこれから来るから、そのときにめげずに乗り越えてもらいたい。


< 成績不振の生徒への対策 >
 さて、問題は横ばいの生徒である。前回(4月「お迎えテスト」)と学年順位が同じだった。律儀に同じでなくてもいいのに・・・(笑)
 最近、意欲がアップしているのに横ばいなのは本人としては不本意だろう。数学は連立方程式の応用をやっているが、まだ計算問題がスラスラ解けるようになっていない。2学期は「3章:1次関数」「4章:平行と合同」だから、連立方程式の計算問題はスラスラ解けるようにしておかなければいけない。
 部活と水泳の両方をやっているので、火~土曜日まで忙しい、日曜日は練習試合が設定されることが多く、週3日は部活と水泳が重なる。よほど体力があって気力が充実した生徒でないと、読書時間が取れるはずがない。わたしはやらせすぎと思うが、家庭の方針があるだろうから、補習の提案くらいがわたしのわたしの言える範囲。自分の息子ならで読書時間を確保するために、部活か水泳のどちらかを選ばせる、生活時間割を一週間分それぞれ24時間の帯グラフに描いてみたら、両立が無理であることは一目瞭然。このスケジュールで両立できるような体力と気力を兼ね備えた生徒は稀、百人に一人。長時間のきつい部活に耐えて学年一番を採った生徒は数年に一人くらいの割合で出てくるが例外中の例外だ。学年3番~5番くらいをキープする生徒なら、毎年2~3人いるだろう。そういう生徒は体力と意志の力が抜群に強い、何より我儘(わがまま)を言わないし、言葉遣いもちゃんとしている。ようするに躾ができている。

 話を戻そう、この生徒は最近、数学の復習を家でとやるようになったが、やり方がまずいのか同じパターンで躓(つまず)くことがちょくちょくある。性質は素直である。
 成績が下位の生徒は予習方式に切り替えると、学校の授業が嘘のように簡単に理解できて、学習意欲が劇的に改善できる。一番最初に入塾してくれた生徒のうちの一人は入塾時に数学48点、英語14点だった生徒が予習方式に切り替えると、半年後に数学がクラス1位、3ヶ月ほど遅れて英語が1位になった。数学は2回に一度くらいだったが、英語はほとんど1位に変わった。もちろんこの生徒の潜在能力が高かったということはあるが、予習方式での学習は効果が大きいのである。
 「予習効果」が働いて、授業が理解できるから、授業を一生懸命に聞くようになるし、塾で予習、学校で復習というサイクルが好循環を生み出し「プラスの相乗効果」が働いて学力が上がる、当たり前の話なのだ。勉強が楽しいと本気で感じてしまった生徒は、あとはほうっておいてよい。楽しいから家庭学習集時間も自然に増えていく。学力を上げるのに何も秘密はないのである。

 いいチャンスだから、お母さんへ電話して2~3ヶ月ほど水泳を休めないか奨(スス)めてみた。補習を週に2回やりたいので、時間の都合がつくように水泳を2~3ヶ月休むことを提案したのである。水泳関係者からの紹介だったので、ちょっと心苦しくはあったが、わずか数ヶ月のことだから我慢してもらいたい。
 快諾してくれたので、調整がつき次第、週2回程度の補習をすることにした。いま計算力をアップしておけば、数学は落ちこぼれずにすむ。本人にやる気が見えているいまがチャンスだ。本人にやる気が見えないときに、こういう提案をして承諾してくれても徒労に終わるから、本人の気持ちに見極めがつかないと、短期(3ヶ月)集中型の補習提案はしない。必要だからと何度もやってみたが、その気がない生徒には効果がない。迷惑顔で補習を受けてもらっても時間の無駄になるだけ。いろいろ言い訳をして次第に来なくなる。水を飲みたくない馬の手綱を引いて池に連れて行っても水は飲まぬということ。呑みたくなるまで待つしかないのである。やる気というのはじつに結果を大きく左右するものだ。


< 成績上位10%の生徒の理解の速度はおよそ10倍 >
 初めて480点を超えた「よくできる」生徒の得点通知表の階層別五科目分布表をみたら、2位とは50点弱離れていた。テスト問題の難易度が高ければもっと点差が開いただろう。数学は昨日から中3の問題集をやっている。
 「多項式の乗法」のところの「乗法公式」の説明を5分ですませた、この生徒にはこれで十分。あとはさまざまなタイプの問題をやらせて、たまに出てくる質問を捌くだけでよい。次の「因数分解」も説明は5分の予定。学校の授業ではそれぞれ50分掛けるところだが、成績上位10%の生徒たちは、1/3の量の説明で、3倍速で教えるのが彼らの理解力に見合っている。
 上位10%の生徒たちは、標準速度の授業がのんびりすぎて退屈に感じている。標準速度に慣れてしまうと、伸びるべき芽が伸びることをやめてしまうから要注意だ。成績上位層を上手に育てることが、根室という地域の課題である

(地域の活性化は優良な人材なくして達成できない。浜中農協の石橋組合長を見よ、と言いたい。浜中農協のホームページを見てくれたらいい、根室には未来を見つめて適切な手を打てる人材がいなかった。弊ブログでも昨年11月に釧路で開かれた全国教育シンポジウムの紹介記事で採り上げている。石橋組合長がパネラーの一人として出席していた。)

 授業参観を何度も見たが、数学だけでなく、英語も上位10%の生徒の興味を引くものではなかった。下位の生徒に計算問題をやらせている間に、高度な題材を時折すこし混ぜるだけでも退屈しないですむはずだから、改善の余地がある。


< 心の底からの笑顔がこぼれる授業を目標にしよう >
 学校の先生は「知の職人」だから、他の職種の職人たちと同様に、仕事(授業)を通して日々自分のスキルを磨くことが大事だ。楽しくて仕方がないと教えている先生から自然に笑顔がこぼれるような授業が理想だね。10回に一度でいいからそういう授業ができたらいいね。
 わたしも、そういう授業を心がけるから、学校の先生たちも努力しよう。


*#3347 セルフコントロール(自己抑制)とテストの成績の関係  June 28, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-06-28



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#3302 中学数学の授業進捗管理はいまが山場だ! May 27, 2016 [63. チャレンジ(教育)]

 中学校数学の授業管理は今が山場です。現在時点で1週間の遅れは、1月には2ヶ月の遅れとなります。毎年、1学期の授業進捗管理が甘いために、一部の学校で「すっ飛ばし、端折り」が行われています。3年前に比べると格段によくなりましたが、そうなってない学校もあります。保護者の皆さんも自分の子どもに教科書の何ページをやっているのか時々訊いて確認してください。
 授業進捗度合い測定に関する合格先生のスマートな解説を載せたブログ「情熱空間」記事をご覧ください。具体的にどうやるのかをZAPPERさんが「追記」で言及しているので、青太字にしておきます。学校の数学の先生たち、参考にしてください。

http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/8470390.html
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2016年05月26日

数学の授業をまともにしましょう!(悪しき釧路スタンダード)

教科書会社が指定するコマ数を厳守し、その進度を守って学習指導を進めたなら、普通は学力が身につくものなんですよね、普通は。我が国の学校教科書は、長い長い時間をかけて作られてきたものであり、ですから基本的に「外れ」などないんです(自虐的な歴史史観を除いて)。

学力別にクラス編成された一斉指導学習塾ならいざ知らず、だから公立小中学校の授業では、教科書会社が指定するコマ数を厳守、その進度を厳守しなければならないもののはずなんですね。義務教育はその名の通り、全国どこであってもその《質》と《内容》は均一でなければならないものですから。

昨晩は釧路教育活性化会議(C-PEK)の会議でありました。たしかに以前よりはだいぶましになりました。教科書が終わらない、次学年へ繰り越し。そうした蛮行(笑)は鳴りを潜めましたのでね。「教科書を終わらせろ!」という部分はたしかに改善されました。がしかし、まだまだダメなのがこれなんですね。

簡単な部分に(教科書会社が指定する以上に)コマ数を充当し、その先の利用・発展・まとめといった部分ではコマ数をガツンと減らしてしまう。

それ、もうやめましょうよ。釧路ではスタンダードであったとしても日本の非常識ですよ、それって。「異国情緒漂う釧路」「釧路という異国」って、それ、景色・風景だけにしておきなさいってばホントに。さて、どの教科にも大なり小なりそうした問題が付きまとう中、顕著なのは算数・数学なんですね。というわけで、当面の間、中学数学の進度・進捗状況にスポットを当てて観察・考察を続けることと相成りました。

はっきり言いますね。教科書会社が指定するコマ数を厳守する。その進度を守って学習指導を進める。この2点をきっちりやったなら、算数・数学低学力地域の汚名返上なんかすぐにできるって寸法です。では、同志・合格先生のコラムをお読みください。例によってかなり過激ですから、私の方は記事全掲ちょっと控えます。全文はURLをクリックしてどうぞ(笑)。合格先生、あんがとね。(^∀^)

●数学の進度~中3
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/jijimonndai.html#Anchor-10693

《引用開始》
目安を書いておきますね

 まずは、次の表をみて下さい。中学校3年生の数学の進度です。
単元標準ギリギリ限界
 第一章 式の計算 4月初旬~ 5月中旬 4月初旬~ 5月下旬
 第二章 平方根 5月中旬~ 6月中旬 6月初旬~ 6月下旬
 第三章 二次方程式 6月中旬~ 7月中旬 7月初旬~ 8月下旬
 第四章 二次関数 8月中旬~ 9月中旬 9月初旬~ 9月下旬
 第五章 相似な図形 9月中旬~10月中旬10月初旬~10月下旬
 第六章 円10月中旬~11月初旬11月初旬~11月下旬
 第七章 三平方11月初旬~12月初旬12月初旬~ 1月下旬
 第八章 標本調査12月中旬       2月初旬      
 復習(入試対策)   1月~入試まで  2月中旬~入試まで 


 表について、解説しておきますね。
 「標準」というのは、通常、中3生は2学期中に進度を終え、1月下旬~2月上旬に行われる学年末テストに「中3範囲全部」を含め、年が明けてからは入試に向けた復習や実践練習に当てられるようになっていますので、それに合わせた進め方、ということです。
 それに対して「ギリギリ限界」というのは、私立高校入試までに学習内容を終わらせられるギリギリの進度、ということです。

 そして、まず「標準」についてですが、第一章に関しては、入学直後のオリエンテーション、修学旅行、ゴールデン・ウィークなどを考慮し、1ヶ月半の予定。それに対し「円」の単元については、以前は「円周角」「内接四角形」「接弦定理」と習っていたのですが、現在は「円周角」のみの内容となっていて、単元的にはそれほど時間はかからないため、他の単元より少し短めになっています。もちろん、学校祭など、その他の行事もありますから「これを標準にして、微調整を行う」という進め方になるのが一般的です。
 また「ギリギリ限界」の方では、最低でも「1学期中に二次方程式の計算までは終わらせておく」というのが1学期の限界ライン、ここまで何とかしておかなければ総合ABCには間に合いません。そして、2学期中に「三平方」をほとんど終わらせておかないと、学年末テストなどに時間を取られるため、私立入試には間に合わなくなってしまいます。

 それで、他の地域の方に取っては「なんでこんなこと書いているの?」と思うかも知れないので、その理由も書いておきますが、実は、釧路・根室地域~いわゆる「釧路教育大」のエリアでは「まともに進まないのが普通」になっているんです。例えば「北見・帯広から見ると2章分遅れる」なんていうのが平気だったんです。

(過激につき中略)

 また、「第五章~第七章」にかけての「図形単元」では、習う内容自体は少ないんです。「三平方」などが良い例で、「aの2乗+bの2乗=cの2乗」とそれに準ずる「辺の比(3:4:5とか、覚えている人もいらっしゃると思います)」などを教えて、後は自分でやれ、でお終いにも出来るんです。
 ところが、この図形の単元は、そういう知識よりも「実際に、その式をどうやって使うか~いわゆる演習」が大切になるので、その問題演習の方に時間をかけるように設定されているんです。そして、進度が遅く、時間が足りなくなると、学校では「公式だけ教えてお終い」にして進めた事にしてしまう可能性が出て来るんです。これを「すっ飛ばし、端折り」といいます。これが慢性的に行われてきたのが「釧路・根室」なんです。
 もちろん、中1・2の段階でも平気で「すっ飛ばし・端折り」が行われてきていたんです。だから、学力テストの結果を見ても、数学が異常に出来ないんです
 ちなみに、昨年暮れに「全国の学校の先生の集まり」が釧路であって、この「進度」については皆「釧路は異常だね」と言っていました。要するに「釧路・根室」だけ、おかしいんです

 ということで、まず、お父さん・お母さんに気をつけてもらいたいのは「進度」です。「ギリギリ限界」よりも遅れているようであれば「うちの学校はまずい」と思ってください。そして、もし学習内容まで理解できる、という方がいらっしゃいましたら「すっ飛ばし・端折り」ついてもチェックを入れてみてください。

 学校の方では、昨年・一昨年と、進度上のトラブルが何件かありました。そのため、改善されつつあります。ただし、一度染みついてしまった習慣はなかなか抜けません過去の「ダメ授業」の感覚を引きずっている先生もまだいるだろう、と懸念しています。自分の方でも、何かあった場合、ここに書き込みしていこうと思いますが、残念な事に、市内全学校の情報はなかなか入ってきません。ですから、お父さん・お母さんの方でも、出来る限りチェックを入れていってください。
《引用終了》

《追記》
ちょうどこれから1学期中間(前期中間)試験の時期になります。中3はだいたい「展開・因数分解」が出題範囲になるのですが、はっきり言いましょう。誰でも高得点が可能なんですね。だって、計算が主体なんですから。計算がちゃんとできるようになったなら、まあ誰でも80点は硬いでしょう、ってなものです。

中3からの通塾、1・2年生の頃はしっちゃかめっちゃかな点数(笑)であった子も過去最高点を叩き出すことがよくあるわけですが、そうすると学校の先生が驚いちゃうわけなんですね。「一体、何をしたんですか?」とかって。驚くのはこっちだってば…。「なぜどうして、今まで放置したままだったの?」って。

塾なんてね、与えられている授業コマ数は学校のせいぜい3分の1とかなんですよ。それなのに結果を出せることの秘訣ってね結局は個別対応なんですよ。できるまで伴走してあげる。たったそれだけのことなんです。一斉指導であっても、結局は個別対応というフォローを入れているって、ただそれだけのことなんです

普通に進め、一斉では対応できない子は個別にフォローすればいい。たったそれだけのことなんです。それを、手取り足取り、かゆい所に手が届くかの、できない子にフォーカスしたかの授業を毎度毎度やっているから、だから上記のような体たらくになっちゃうんですよ。ええ、個別にフォローするという前提がないから、だから知らず知らずのうちに授業が低レベルなものになっちゃうんですよ

配当時数厳守。進度厳守。上下にはみ出た子には個別のフォロー。それが、まともで普通の授業というものですよ

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*#3294 授業進捗管理の徹底(2):具体例をめぐって  May 17, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-17-1

 #3293 授業進捗管理の徹底(1)  May 17, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-17

 #3290 授業の進捗管理と学力テストの平均点には因果関係がある May 13,
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-12-2
 
 #3287 アンバランスな授業時間配分は学力低下をもたらす May 12, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-11-1




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#3300 FMくしろ番組「ストップ・ザ・学力低下」収録(2)   May 24, 2016 [63. チャレンジ(教育)]

<更新情報>
5/24 13:15 <余談:文章題の解き方>追記


 「FMくしろ」の標記番組は今年3月で100回を迎えました。
 書き起こしがブログ「情熱空間」にアップされたので転載します。文字起こしを担当しているのはハンドルネーム「合格先生」です、ありがとうございます。
 #3283と一緒に2回分収録したうちの後半部分です。
 今回は小学校入学時の家庭学習習慣の躾け方と挨拶などの躾の重要性がテーマです。小さいお子さんのいるお母さんはぜひお読みください。

ブログ「情熱空間」より転載
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/
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2016年05月23日

ストップ・ザ・学力低下(根室の状況について/ebisuさんご登場!)2

お待たせしました。

ストップ・ザ・学力低下、ebisuさんご出演の回の後編です。
話題は、子どもの「しつけ」と「生活習慣」について。
タイトル通り、お母さんに聞いておいて欲しいことです。

しつけは、子どもへの強制である。
しつけは、子どもの人格を傷つけるものである。
そしてそれは、子どもの可能性の芽を摘むものである。
だから、子どもにしつけは不要である。

いつの頃からかそうした論調が幅を利かせ、「しつけはよろしくない」との風潮が広がり、しかしその後、「やはりしつけこそは大切だ」と揺り戻しがある(あった)ように思っています。

一時期、つい最近まででしょうか、「叱らない子育て」なるものがもてはやされていましたが、それってつまり、「感情的になってそれを子どもにぶつけることはやめましょう」って、単にそういうことなのではありませんかね?

心に愛があるのなら、叱ろうが諭そうが同じことだと私は思いますけれど。

「しつけ」とは、礼儀・作法を教え込むことです。
怒鳴ったり叩いたり強制したり、そうしたものが伴うとか伴わないとかの性質のものではありません。
平常心で、笑顔で、そして楽しんでやればいいだけの話ではありませんかね。

●ストップ・ザ・学力低下
第87回 平成27年9月1日放送分
お母さん方に聞いておいて欲しいこと
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/stopgakuryoku87.html

前編はこちらです。

●ストップ・ザ・学力低下
第86回 平成27年8月18日放送分
根室の状況について
http://www002.upp.so-net.ne.jp/singakukouza/stopgakuryoku86.html

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<ebisuのコメント>
 成績の悪い生徒で塾通いして短期間で飛躍的に成績を上げる者には共通していることがあります。言われてやるのではなく、こんな成績のままでは嫌だ、自分でやれる努力はするという生徒です。そこそこ成績の上がる生徒がほとんどですが、こういう「飛躍的にアップ」を見せる生徒は滅多にいませんから、上がった点数を報告するときのうれしそうな顔を一人ひとりはっきりと思えています。20人に1人くらいなものですから、塾生の5%にすぎません。実績があがると、自信がついて、学校の授業が素直に脳に刻まれ、勉強が楽しいものに変わってしまいます、このレベルなら7割の生徒がそうなります。成績が上がってもあいかわらず勉強が楽しくないという生徒がやはり5%います。思うようには行かない部分が必ず残りますが、今日こそは、今週こそは、今月こそは、今年こそはという思いで、おそらくどこの塾の先生だって似たような気持ちで仕事しています。
 親に言われて嫌々では、家に帰ってから復習もしないし、ましてや予習もしませんから、授業料が無駄になります。そういう生徒は生活習慣や家庭での躾が崩れていることが多いことは事実です。
だから、とっても手間がかかります、時間もかかります。小学校6年間繰り返したことは習慣となり、性格にまでなってしまっています。
 生活習慣そのものを健全なものに治さないといけないので、家庭のご協力も必要です。悪習慣を断つことは、大人が酒や煙草を断つことと同じくらいたいへんなことなのです。スマホの使用にも注意を払ってください。「ルール=躾」が必要です。

 自らやるという自立心は、小学校入学直後の3年間の家庭学習習慣の躾け方で7割ぐらいが決まるように思えます。

 朝ご飯をちゃんと食べさせる、土日もちゃんと8時には起床させる、親子で朝の挨拶をちゃんとする、他所のお家を訪問したときには、大きな声でちゃんと挨拶をする、親に対する口の聞き方をちゃんとしつける、スマホは10時になったら親に預けさせる、学校から帰ってきたらまず1時間勉強させる、夜11時には寝させる等々、そうした基本的な躾が自ら勉強する子に育てるためにとっても大事なのです。これがなかなかたいへんなことは、わたしも自分のこどもの躾で苦労したのでよくわかります。(笑)

<余談:文章題の解き方>
 中学生の数学で出てくる(方程式に関わる)文章題は四つの方法で解けます。とくに秘密はないので書き留めておきます。

 ①簡単な数字に置き換えて考える
 ②線分図やポンチ絵を描いてみる
 ③表で解く
 ④ ①~③を組み合わせる

  たったこれだけで、中学数学の方程式に関わる文章題が全部解けます。「距離(D)、時間(T)、速度(V)の問題」はこの順序で表をつくればいい。「食塩、食塩水、濃度」の問題も同型ですから同じパターンの表で解けます。数学的にはまったく一緒、同じなんです。「合計、個数、平均問題」も同型です。問題文を読み、表の中に数値を入れていくだけで式ができあがります。
 教科書も、参考書も、問題集も項目を並べる順序がまずいのです。自分の頭で考えればよくわかります。わかりやすいから生徒も理解しやすいのです。



*#3283 FMくしろ番組「ストップ・ザ・学力低下」収録   May 7, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-07


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#3292 釧路で懇親会:「釧路の教育を考える会」  May 15, 2015 [63. チャレンジ(教育)]

 土曜日に用事があって釧路へ行ってきました。「釧路の教育を考える会」の年次総会があったからです。

 2010年5月に教育に関心のある釧路管内と根室管内のさまざまな職業の人たちが集まり、意見交換会が始まりました。議論を重ねて、2011年10月に「釧路の教育を考える会」が正式に発足しました。その経緯はブログ「情熱空間」の2012年1月4日の記事にまとめられています。

*「「釧路の教育を考える会」設立の経緯」
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/5049062.html

 同じ頃に、11名の超党派の釧路市議による「釧路市議会基礎学力問題研究議員連盟」が発足し、釧路の子どもたちの基礎学力向上のために動き出しました。学力問題に危機感をもった二つの団体が車の両輪となって教育改革を側面から推し進めてきました。くしろ学力向上提言書2011」「5つの緊急実行課題 【解説】(1)そして全国に先駆けてできた「基礎学力保障条例」はその成果です。
(提言書は2014年に改訂されています。くしろ学力向上提言書2014
 二つの団体はそれぞれの立場から、教育改革を進める釧路市教委の応援団としての役割を担うことになるのかもしれません。

 総会に臨席してくださった釧路市の林教育長から、釧路市教委が子どもたちの学力向上にどのような努力をしているのか、説明がありました。もちろん儀礼的な範囲での数分間の説明でしたが、人様の話は素直に聞いてみるものです。
 総会が終わってから、廊下で「この人がブログ・ニムオロ塾を書いているebisuさんです」と紹介されて、ご挨拶しました。根室市教委だけでなく、釧路市教委についても、記事を何度か書いた気がするので、「釧路と根室の子どもたちの学力向上を願ってのことですから辛口の段はご勘弁を願います」と頭を下げました。ebisuもZAPPERさんや合格先生同様に、遠慮しないで書いていますからね、林さん笑っておられた。
 釧路市の教育長は全国初めての基礎学力保障条例に沿って「教育推進基本計画」をまとめ、その進捗を市議会に報告しなければならないのですから、なかなか大変なお仕事であることはわたしたちも重々理解しています。市議会ではジャンヌダルクこと金安市議の鋭い質問にもお答えいただいていますから、釧路市教委と釧路の教育を考える会の間で、教育に関する議論に共通の土台が形成されていくことを期待しております。
 ebisuはまだしばらくの間釧路と根室に共通な教育問題を、具体的なデータに基づいて取り上げていく所存ですのでたまには弊ブログをお読みください。(笑)

<ふだんの学力テストデータは全国一斉学力調査の11倍の量>
 総会は30分で終了し、それぞれが自己紹介方々、いま自分が関心のあるところについて話をしをしました。わたしは学力向上について最近気がついた点をお話しましたので書いておきます。

 ふだんの学力テストデータに基づいた論議がなされないのが不思議だし、もったいないと思います。1・2年生は学力テストが年3回、3年生は5回ありますから、合計で11回、これだけで全国一斉学力調査の11倍のデータが収集できます。市内の中学校の学力テスト・データを分析するだけで、どの学校のどの科目に問題があるのか、それは授業の進捗管理上の問題なのか、授業技倆の問題なのか、小学校での学級崩壊の後遺症なのか、いまも学級崩壊が続いているのかなど、問題点を絞り込めます。問題点が絞り込めたら、改善の方法も自ずと具体的になります。

 学力テストデータに定期テストデータ「各学年4回×3学年=12回」をあわせると、23倍のデータが毎年集積されています。時系列で並べてみたら、わかることがたくさんあります普段の学力テストと定期テストデータは、子どもたちの学力向上にとって、「宝の山」です
 定期テストと学力テストの科目別平均点やデータ散らばり具合を比べれば、さまざまな問題が見えてきます。その一端は「#3290 授業の進捗管理と学力テストの平均点には因果関係がある May 13, 2016 」で紹介しました。
*http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-12-2

 学力テストと比べることで定期テストの出題が抱える問題も明確になります。どこの学校でも定期テストの方が各科目10点前後点数が高くなっています。なぜかというと、定期テストでは教えている範囲内からしか出題しないからです。これでは定期テストは主として記憶力を測っているだけのことになります。疑問をもつ力、調べる力、考える力は定期テストではほとんど考慮されていないようにebisuには見えます。成績上位層の生徒の中には、先生が授業で教える以上のことを独力で学んでいるものがいます。教えたことをベースにして、自分で疑問を育て、調べ、考えるトレーニングをしている生徒の力を見たいとは思いませんか?2題でいいから、そういう問題を混ぜておいたら、喜ぶ生徒がいます。中学校の授業参観を6回やってみましたが、成績上位層の生徒たちは退屈していますよ。低いところに焦点を合わせすぎています。
 出題定期テスト問題作りには学力向上のためにエスト問題のt難易度の問題の他にも授業のやり方を含めて考慮すべき点がいくつかあるようです。1学期期末テストの結果が出次第、採り上げていきます。

<懇親会:釧路商工会議所のメンバーと意見交換>
 ふだんは会員専用掲示板で、じつに率直な意見交換をしています。激しい議論も時に起きますから、外部の方がご覧になったら、仲が悪いのではないかと心配されるかもしれません。(笑)
 ですから、年に何度かの会合は顔を合わせて呑むことが主目的になります。
 昨日も総会が終了してすぐ身末広町のあるお店で懇親会をしました。新しいメンバーになられた釧路の商工会議所のメンバーが数名いらっしゃいました。釧路市の未来は、未来を担う子どもたちをどのように教育するかで影響を受けますから、教育問題には商工会議所のメンバーの方々も熱心です。お隣で親しくご意見を伺いながら、お話をさせていただきました。
 劇団東風の片桐さんや、キッズロケット主宰者である市議の金安さんもいらっしゃいました。元釧路教育長(釧路の教育を考える会・会長)の角田憲治氏は向かい側に、釧路市議会議長の月田さんと並んで座っていました。

<プロの朗読技術を使った音読指導のススメ>
 劇団東風(とんぷう)の片桐さんは釧路文化団体連絡協議会(釧路市内95文化諸団体が加盟)の事務局長でもありますが、小中学校の音読指導へもボランティアとして協力しています。キッズロケットも音楽演奏やミュージカルをやっているので、台詞の言い方や表情の作り方、台本の朗読技術がすばらしい。
 わたしは12年間ニムオロ塾で良質の日本語テクストを選び音読指導をしていますが、アナウンサーや俳優の方々の朗読に比べると、穴に入りたいほど下手くそです。プロの方からトレーニングを受けたことがありません。だから、一度本物のプロの朗読を聞かせてやりたいと常々思っていました。目の前で朗読を聞いて、簡単なトレーニングを受ければ、上手になるのは生徒ばかりではありません、先生もです。教育大や一般の大学の教職課程で朗読トレーニングをしているところはありません。江戸期には「素読」トレーニングがどこの私塾でも藩校でも広く行われていました。そういう文化を現代風にアレンジして、伝えることは大きな意味があります。
 東京の日生劇場や紀伊国屋ホールでみた舞台劇を根室で見るのは無理ですが、プロの朗読を聞く機会は関係者の方々が協力すれば根室でもつくれます
 「読み・書き・そろばん(計算)」の三つの基礎技能のうち、一番大事なものが「読み」です。これが正確に、そして高速でできるようになれば語彙力は爆発的に増やせますし、読解力も飛躍的に伸びます日本語の運用能力が伸びれば、五科目の学力全体が底上げできます高校生になってからの英語の学力の伸び代にも大きく影響します
 わたしは、劇団東風やキッズロケットは「道東の共有財産」だと考えています。根室の小中学校で朗読や音読の指導の開催ができたら、子どもたちの基礎学力向上に資するところが大きいでしょう。
 根室の小中学校の先生たちが、プロの朗読や音読技術、指導技術を目の当たりにすれば、それを真似て教えられる人が出るに違いありません

 2次会で、I田さんがギターを弾いて、金安さんと片桐さんとY先生が一緒に歌っていました。まるで1960年代終わりの歌声喫茶の雰囲気でした。金安さんのソプラノが美しかった、さすがプロ。根室にキッズロケットのような劇団があったら、わたしは塾生に入団を薦めます。
 キッズロケットは躾が厳しい、そして先輩は後輩の指導もしなければならないですから、自分で考え、自分で判断してちゃんと行動できるようになります。必要なところでは、金安さんに報告・連絡・相談を入れます。社会人になってから必要とされる、挨拶の仕方、報・連・相が劇団活動を通して培われます。指導システムとしてもてもすばらしい。

<根室市教委と根室の教育関係者の皆様へ>
 根室市教委さん、市教委がバックアップして根室の子どもたちにプロの朗読や音読を学ぶ機会を与えてみませんか?朗読指導だけなら、劇団東風の片桐さんが適任です。
 ボランティアで協力してくれるはずですが、交通費や弁当代くらいは市教委の予算から出してください。
 ebisu抜きで直接、片桐さんへ連絡されてもいいし、ebisuが橋渡しの労をとらせていただいても構いません。
 根室の小学校と中学校に朗読や音読指導のできる先生たちを育てましょうよ。


<余談>
 市議など公職にある方は原則実名で書いています。今回、大越市議から「ご挨拶してませんでした」と名刺交換の申し出がありました。大越さんは釧路市議の1年生ですが、教育問題で金安市議とは別の角度からご活躍です。釧路市立病院勤務時代(2014年)に全国に立った四人の「地域に飛び出す公務員アォード賞」を受賞しています。土曜日に開催していた「てらこや鳥取」活動が評価されました。小学校校舎を借りて算数検定も実施しています。同じ町内に住む鳥取神社の木下宮司が大越さんに話をしてくれたのかもしれません。
(昨年、ルーツ探しにZAPPERさんの計らいで、鳥取神社を訪れて、木下宮司からさまざまな資料を見せていただきました。移住してきた鳥取藩士の中に婆さんの親の名前が見つかりました、記念碑にも名前が彫られています。移住してきた当時、与えられた掘っ立て小屋の写真もみました。鍬2丁も。冬には布団の上に雪が積もったといいます。よく耐えて生き延びてくれたものです。)

*#2642 釧路の教育改革と公務員アウォード大賞 Apr. 13, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-13-1

 #2653 小学校で算数検定、開いたのはあの公務員アウォード大賞受賞の大越さん Apr. 22, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-22
 
 ZAPPERさんやわたしはハンドルネームでブログを書いていますが、地元の教育関係者で実名をご存知のかたはたくさんいらっしゃいます。3月で100回目を迎えたFMくしろの番組「ストップ・ザ・学力低下」に「釧路の教育を考える会」のメンバーが交替で出ています。番組のスクリプトがブログ「情熱空間」で毎回公表されています。番組冒頭で出演者の紹介があるので、わたしの実名も載っています。そういうわけで、匿名ブログではありますが、それぞれ地元では半ば実名公表というのが実態です。わたしが出演した分のスクリプトは弊ブログ#3283にURLを載せました。
 実名が気になる方がいらっしゃれば、どうぞご覧ください、地元では秘密ではありませんので。ハンドルネームで書いていることは、わたしの外側に理由があってのことなのです。
 北海道教育文化研究所で検索しても、実名が見つかります。わたしにとっては、「釧路の教育を考える会」も「北海道教育文化研究所」も世の中でたくさんの人がやっているボランティア活動です。
 年齢を考えても、いつまでもやれるわけではありませんので、近日中に自分の役割を整理して明らかにします、ゴールが近づいていることを意識しているからです。

 「釧路の教育を考える会」には広範囲な職業人が集まり、それぞれの仕事を通じて発言し行動しています。一人ひとりが独立して考え・判断し・行動できる集団です。イメージとしては球のような群体をなす集団に見えます。「特定の職業の人の集まり」ではないので、おそらくどの方角へも対応できるのがこの会の最大の強みでしょう。
 店頭公開した輸入商社ではメンバーの9割が役員というプロジェクト7つのうちの6つに参加していましたし、一部上場企業のSRLでもさまざまなプロジェクトに参加しましたが、これほど異質で強力なメンバーが揃ったことは一度もありません。道東にはほかにもたくさん人材がいます、どうやら使い切れていないか活かし切れていないだけです。
 「釧路の教育を考える会」のようなボランティアの場がさまざまな分野で創られたらいいのです。自分の利害はもち込まない、損得抜きで世のため人のために自分ができることをするという心がけが大事です。私利私欲が入ったら、天網恢恢疎にして漏らさず、うまくいかなくなります。私心を去れば、道は天が拓いてくれます。

*#3283 FMくしろ番組「ストップ・ザ・学力低下」収録   May 7, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-05-07

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<全国教育シンポジウムでのキッズロケット公演紹介>
○#3177 教育シンポジウム(2):キッズロケット Nov. 18, 2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-11-17

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