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#2382 根室市議選はじまる:若いニートの諸君、市議にならないか?  Aug. 25, 2013 [政治に求めるもの]

 根室市議選が今日からはじまった。選挙宣伝カーに乗って各候補が回っていた。用事があってちょっとと遠出をして帰ってきた。
 浜中町に「季の実」という手作りパン屋がある。天然酵母のパンで、少し焦がして食べると香ばしい。固くて重いパンが好みだから、よく噛んで食べると美味しさが倍加する。スキルス胃癌を7年前に患ったebisuはよく噛んで唾液と混ぜる必要があるからこういうタイプのパンがありがたい。柔らないパンが好きな人には向かない。こちらから国道を行くと、「デザインファーム」を通り過ぎ、「森のくまさん」を過ぎたところの信号を左折、線路を横断して300mほど行くと道路から3mくらいのところに小さな手書きの看板「季の実」がおいてある。釧路へ用事があったら、一度寄ってみたらいい。
 午後4時過ぎには15度だった、霧の中を航空自衛隊根室分屯地の回りをMTBでゆっくり走った。根室の夏は日本一涼しい。

 4市民運動団体が出した定数削減要望に応えるために市議会には特別委が設置されたが、結局定数は2人減という案を可決して終わった。
 選挙の少し前に現職議員が1人が逝去、選挙が始まってみたら現職二人が引退、新人一人と道議選挙に立候補して市議を辞職した前職が立候補して、定員を一人オーバー、告示日現在で19名の立候補となり、めでたく選挙戦となった。北海道新聞には「激戦」という見出しが載ったが、激戦とは「激しく戦うこと」である。倍率は「19人/18人=1.056」である、これは「激戦」なのだろうか?逆数にすると当選率がでる。94.7%である。国家試験でこんな合格率の高いものがなにかあるのだろうか?大学入試で合格率94.7%だったら、"激戦"というだろうか?今年3月の根室高校普通科は定員120名のところに130名で10名定員オーバだった。近年まれに見る"激戦"だったかもしれぬ。定員割れが常識のわが町では合格率94.7%でも"激戦"という気がしてくる。これでは実質競争なしだから人材が育たない。

 過去3回連続して「定数+1」の選挙選である。今回は新人が立候補しなければ、定数2名減で一人返り咲きで選挙ナシ、全員当選となるところだった。

 旧聞に属するが、7月4日の北海道新聞夕刊に次の見出しの記事が載っていた。
 「初の議会報告会 市民わずか8人」「厳しい意見続々」

 「出席者からは「参加する市民が少ないのは市民と議会、どちらが悪いのか」「通年議会と言われてもなじみがない」「改革の評価は誰がするのか」など不満が続出。これに対し、市議会側は「足を使い、市民に理解してもらう努力をしていきたい」と釈明するのがやっとだった。」

 思うに副業市議がほとんどで、市議として市政のチェックや具体的な政策提案がなされていないから市民運動4団体から定数削減要求がでてきたが、この点に関しては今回選挙でもまったく改善が見られない。

 教育問題一つ挙げても釧路市議会と比べてみたらよくわかる。釧路市議会は副議長の月田議員が超党派の教育に関する議員連盟を立ち上げ、東京都品川区や秋田県の学校を調査し、「釧路の教育を考える会」副会長としても活躍し、昨年12月に「釧路市条例第一号 釧路市の子どもたちに基礎学力の習得を保障するための教育の推進に関する条例」を可決し、実際に教育改革が始まっている。全国の自治体から視察が相次いでいる。
*「基礎学力保障条例」
http://houmu.h-chosonkai.gr.jp/backu/kusirosinokodomotatinikisogakuryokunosyutokuwohosyosurutamenokyoikunosuisinnikansurujyorei.pdf

 全国学力テストの結果によれば、北海道は全国最低レベルだがその北海道の中で、根室は全道14支庁管内で最低レベルである。しかし、市議会はその根室の教育改革に具体的な提案すらできない。何もやっていないよう見える。市議会文教常任委員会メンバーは本業が忙しくて副業のほうには手が回らないのだろうか?

 市立病院建て替え問題では市自らが招聘したコンサルタント提案の2倍以上のコストをかけた建て替え案に市議は一人も反対票を投じた者がいなかった。この件では市議会は存在意義がなかった。
 老健施設の30ベッドの増築に9億円もの補助金支出に関しても誰一人反対していない。ここでも市側のとんでもない提案がフリーパス。厚生労働省の基準では1ベッド当たり200万円だが、根室市は1ベッド3000万円もの建設補助金を支出している。わたしは2000年に首都圏で300ベッド弱の老人病院の建て替えを11億円でやっているので、わすか半分以下の規模の老健施設なら9億円で全面建て替えが可能だと判断する。根室の町ではどうしてこういうとんでもないことがまかり通るのか不思議だ。

 教育問題でも、市立病院建て替えでも、老健施設の増床への補助金支出問題でも、市債発行限度枠に関しても、市議がいても、市民から見ると市政チェックはまったくなされていないように見える。そしていままた、バカげた明治公園の再開発が検討されている。委員長は元信金理事長殿だという。根室市は信金からの借金を増やしているが、李下に冠を正さずというではないか、根室では名士だろうから品よく行動を慎みミッタクナシにはなるな。

 市の借金は計画では減っていくはずだったが、自ら設定した市債発行枠8億円を無視して3倍もの市債を発行している。発行限度枠を守ったら、市役所職員の給料を半額にしても補填できない、それほど市財政は悪化している。
 病院赤字は年々増え、ついに昨年度は藤原前市長時代の8億円の2倍、約17億円もの赤字を計上してしまっている。そして今年度は新病院建物の減価償却費や機器リース料が増えてさらに赤字の額が膨らもうとしている。どれほどデタラメな経営をしたら短期間でこんなに赤字が膨らむのだろう?

 市政チェックには基礎学力が必要だし、病院問題一つとっても資料を読み込み整理し、具体的な反対提案ができなければ市議としての職責が果たせないから時間も必要だ。副業市議ではそういうことをやっている時間も十分にはとれないだろう。だから、専業市議が三人に一人は必要だ。

 そこでだ、専業市議が5人くらい立候補してくれたら素晴らしい。20代30代でアルバイトで生活している者たちが増えているが、ふるさとの根室に戻ってきて市議にならないか。月給31万円だから質素にやれば十分に暮らせる。
 若い人が市議になって渾身の力で市議としての仕事に没頭すれば根室の町は変えられる。経験の足りないところや専門知識の不足するところは及ばすながらわたしたち団塊世代がバックアップしよう。
 出でよ20代30代の活力ある若者たち。世のため人のために渾身の力で4年間働いてみたら、何かがつかめるだろう。

 今日は選挙戦の初日、旧知の友人が選挙カーから笑顔一杯で手を振っていた。がんばれ、そしてまた当選するだろうから、今度はしっかり職責を果たせ。新人さんもがんばれ。みんなで根室の町を変えてくれたらうれしい。

 

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#2377 次の原発事故のために(4):小児甲状腺癌18人に  Aug. 21, 2013 [政治に求めるもの]

 福島県民健康管理調査で小児甲状腺癌と診断された子供が18人になった。百万人に1~2人の罹患率だから、66倍の発症率である。これでも福島第一原発事故とは関係ナシと断定する教授がいるのだから呆れてしまう。
 チェルノブイリでは6000人が発症しているから、福島県ではこれからどれほどの小児甲状腺癌患者が発生するのだろう。チェルノブイリは放射能汚染された牛乳を飲んだことで小児甲状腺癌患者が多発したことが分かっている。

 消化器系から取り込まれた放射性物質は短期間で体外へ排泄されるが、肺から取り込まれた放射性物質は体外へは出て行かず、生きている限り内部被曝し続けることになる。呼吸器から体内へ入った放射性物質は遺伝子を障害し続ける。だから発症するのは小児甲状腺癌だけではない。次の世代の奇形をはじめ、ダウン症・白血病・…とあらゆる遺伝子障害にかかわる病気のリスクが高くなる。
 80km圏内はまるで巨大な人体実験場のようだ、生殖期間の終わっている50代以降の年寄りは住み続けることを選択し内部被曝をしてもかまわないだろうが、こどもたちは避難させるべきだ。これから生まれて内部被曝する子どももいる。
  最近の動物試験の結果では、放射能被曝によって次の世代以降に遺伝的な影響の出ることがわかってきた。人間でも似たようなことが起きる。そんな非人間的な試験はできないが、福島第一原発80km圏内に子どもたちを留め置くことによって、政府は壮大な人体実験をやっている。それが意図したことであろうとなかろうと、事実はそうだ。


 MSN産経ニュース、日経新聞、毎日新聞と記事をネットで検索してみたが毎日の記事がしっかりしている。

http://mainichi.jp/select/news/20130821k0000m040091000c.html
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甲状腺がん:診断で6人増え18人に 福島県民健康調査

毎日新聞 2013年08月20日 21時59分

東京電力福島第1原発事故の影響を調べている福島県の県民健康管理調査で、甲状腺がんと確定診断された子どもが18人になったことが20日、有識者による検討委員会で報告された。6月の公表時より6人増えた。

 検査は、震災時18歳以下の約36万人が対象で、7月末までに21万6809人が受診した。がんと確定した18人以外に、25人にがんの疑いがあるという。うち4割は、事故直後から4カ月後までの被ばく量を行動記録などで推定する基本調査を終え、2ミリシーベルト未満だったという。

 検査を委託されている県立医大の鈴木真一教授は「診断された子どもたちのがんの進行は遅い」などとして原発事故との関連に否定的な見解を示したが、検討委は「ただちに原発事故と関係があるかどうかは分からない」として、結果を多角的に検証・評価する専門部会を設置することを決めた。【蓬田正志】

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http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082001001704.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNSSXKC0272_Q3A820C1000000/?dg=1
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130820/bdy13082015230003-n1.htm

 MSN産経ニュースや日経新聞の記事には鈴木真一教授の意見と太字の部分がない。肝心なところを削ってしまったら、記事の価値が損なわれる。

【罹患率の問題】
#2325で小児甲状腺癌の罹患率に言及しているので再掲する。
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(11) 10~14歳の甲状腺癌の日本国内の罹患率は百万人に1~2人である。

 平成22年度の国勢調査データを検索して集計してみたら0~14歳の階層は1646万人(総人口1億2805万人)であるから、小児甲状腺癌は日本全国で16~32人という推計が成り立つ。福島県の0~14歳の人口は276,069人であるから、小児癌の自然発生数は0.27人ということになる。40倍もの甲状腺癌症例が出ているのにそれでもなお福島第一原発事故とは関係がないと主張するのはなぜ?甲状腺癌の疑いアリの症例を含めると100倍である。
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【放出放射線量の問題】
 鈴木真一教授は原発事故とは関係なしと断定しているが、その判断の根拠は福島第一原発事故で放出された放射能量がチェルノブイリの60分の1という東電の公表数値に基いている。チェルノブイリの半分という説もあるし、3基の原発が爆発を起こし、MOX燃料を使っていた3号機はメルトスルーを起こしているので、放出放射線量はチェルノブイリを超えているという説もある。素言う可能性が大きいからこそ、検討委員会は専門部会を設置して多角的な検証・評価をすることを要求している。

 記事中の次の文もチェルノブイリの60分の1という前提での数値だろう。同規模だと仮定したら「2ミリシーベルト未満」という表現を「120ミリシーベルト未満」と書き換えなければならない。結論がまるで違ってくるよ。こういう論は前提条件を洗うのが鉄則だ。一番最初の前提条件が現実とぜんぜん違ったものなら、そのあとにどれだけ精緻な論理を積み上げても結論はクズとなる。放射性物質のチリを肺に吸い込む事から生ずる呼吸器からの内部被曝も計算には入っていない。

 「うち4割は、事故直後から4カ月後までの被ばく量を行動記録などで推定する基本調査を終え、2ミリシーベルト未満だったという。

【核種ごとの放射性物質にかかわる問題】
 これは空間被曝線量だけの話で、放射性ヨウ素のみの推定値、内部被曝線量は計算外。放射能の影響を考えるときには核種ごとの累積被曝線量が問題だ。核種によって集まる臓器が異なり、それによって生ずる病気も違ってくるからだ。ヨウ素は甲状腺に集まり、セシウムは筋肉に集まり、ストロンチウムは骨に集まる。放出された核種は主な物だけで33種類、全部あわせると百種類を超えるだろう。ガンマ線を出すヨウ素やセシウムだけが問題になっているがアルファ線やベータ線のほうがずっと影響が大きい。空気が乾燥して埃が舞うと、呼吸器から内部被曝してしまう。空間放射線量だけ見ていても意味がない。80km圏内の住民がどれほど肺に被曝しているのか調査すら行われていない。死亡した人の肺を摘出し、それを材料として微量放射線を計測するしかないのだろう。靭帯に甚大な影響のある呼吸器系の内部被曝についても調査は著しく困難である。

【次のステップでやるべきこと】
 放射能が遺伝子を傷害することは分かっている、次のステップはどの核種がどの癌抑制遺伝子を傷害するのかということ。それとこれまでに放出された核種ごとの放射性物質の量と多数の地点(例えば一辺100m単位の正方形)ごとの放射能の測定だ。しかし、これらの結果が分かる前に確実に手遅れになる。

【いま最優先でやるべきこと】
 これからの放射線医学研究にとってはじつに貴重な医学臨床データが蓄積されつつあるのだろう。民主党から自公政権に変っても一貫して政府が率先してやっている、じつに恐ろしいことだ。
 最優先でやらなければならないことは80km圏内からの子どもたちの避難である。

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 "福島原発 放出された核種"をキーに検索してみた。以下のデータは2011年6月までのもので、それ以降のデータはどうなっているのだろう?
http://savechild.net/archives/3891.html
http://www.cpdnp.jp/pdf/120613Takasaki_report_Jun9.pdf
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【チェルノブイリとの違い】
 チェルノブイリではこんなに速く小児甲状腺癌はでなかったのに、福島第一原発事故ではずっと速く小児甲状腺癌が出ていることから、被曝量が比較にならぬほど多かったという推論が成り立つ。
 チェルノブイリでは当時のソ連政府は周辺住民を千台以上のバスでただちに退避させる措置をとったが、日本政府は子どもたちを放射能汚染地域にいまだにとどまらせている。これでは累積被曝量がチェルノブイリの事例を上回るのはあたりまえだ。地元の食材も学校給食に使っている。
  放射性ヨウ素の半減期間は8.1日だが、半減期が30年もあるセシウムやストロンチウムで今日も住民達は累積内部被曝量を増やしている。

【国会議員、都道府県県会議員、首長、市町村開議員にいま求められていること】
 80km圏から子どもたちを退避させるべきだ。
 退避や追跡調査、全核種の放出データ記録及び保存、これらをきちんとさせることは国会議員、県会議員、市町村会議員、首長など政治家の役割。民主党政権は仕事のできない者たちの集まりで、これらの仕事をまったくできなかったのだが、自公政権もやっていることは同じだ。少しは仕事ができるはずなのに志があまりにも低い。世のため他人のために働け、大人は次の世代に対して責任をもたなければならない。それぞれの立場で、渾身の力をもってしてやりうることをやろう。

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 ブログLMN研究所
http://tada-de-english.blog.so-net.ne.jp/2011-07-31-4 
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*#1254 経済成長論の終焉 Oct.24, 2010 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24-1

 #1463 「福島第1原発3号炉はもう無い
:東京電力社員退去要請の意味」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-06

 #1462 「裸の王様:原子炉圧力容器は破損している 論より証拠、よく写真を見てごらん
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-05

 #1460 「原子炉圧力容器損傷か?:写真で検証
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-03-1

 #1607 児玉龍彦国会で告発(2):(書き起こし) July 31, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-07-31

 #1611 児玉龍彦教授(3):息子さんからのエール Aug. 3, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-08-02-1

 #1655 あらら、何を隠そうとしているの?:原子炉建屋にコンクリートの覆い Sep.21, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-09-21

 #2237 過剰富裕化論提唱者の福島原発事故処理構想:遺稿 Mar. 4, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-03-04

 #2323 次の原発事故のために(1):甲状腺癌と情報操作?:U.N. experts see no increase risk of cancer … Jun. 6, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-06-06

 #2324 次の原発事故のために(2) :福島県で12人が甲状腺癌 Jun. 7, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-06-07

 #2325 次の原発事故のために(3):Tyroid cancer hits 12 kids in Fukushima: Jun. 8, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-06-08



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#2282 常識ハズレ:トルコ・アンカラでの邦人記者の質問 May 3, 2013 [政治に求めるもの]

 日本は憲法記念日で休日。ニムオロ塾は今日も早くから補習の生徒が来ていた。昨日に続いて中3の生徒が2時間半しっかり勉強していた。高校生も二人補習に来ていた。レギュラーの授業はブカツの遠征で休みが多かった。
 夜の気温は3度、昨日よりは2度プラスだ。それにしても寒い連休だ。弘前の桜は三分咲きで例年よりいつか遅れだとテレビのニュース。

 安倍首相がトルコ・アンカラで記者会見をした。邦人記者が憲法96条改正問題について質問をし、首相がそれに答えていた。

 トルコと日本の共同記者会見の場で国内問題を質問するというKYさに驚かされるが、それをたしなめもせず、答えるほうも常識を欠いてる。

 つい先ごろ米国へ行き、オバマだ音雨量との共同記者会見で米国人の記者が国内問題を立て続けに質問し、安倍首相は天井を見上げて手持ち無沙汰の様子だった。気がつきあわててオバマがとりなしていた。

「されて嫌なことは他人にするな」

 質問をした記者も、そして場所柄もわきまえずにそれに生真面目に答えた首相もどうかしている。トルコの記者たちは「日本の国内問題はこの場では関係ない話しだから、はっきりたしなめればよかった。「日本人は案外常識がないな」とトルコ人記者たちに思われたかもしれない。

 無責任な発言(日本の原発は世界一安全)はあるがこの人、もちろん悪いところばかりではない。なかなか弁舌はさわやかで、「トルコがオリンピック招致に成功したら一番先に万歳と申し上げたい、日本が招致に成功したらトルコがまっさきに万歳を言ってください」とにこやかに話しかけたのはウィットに富んでいた。猪瀬発言の失点を見事にカバーして見せた技に座布団三枚差上げたい。さすがに貫禄が違う。 


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#2279 政治家の軽すぎる発言2題 May 1, 2013 [政治に求めるもの]

 寒い一日だった。終日天気がぐずついていた。夜9時過ぎの気温は1度である。クールビズがはじまったようだが、あいにく全国的に冷え込んでいる。数年前に5月の連休に釧路へ出かけて吹雪きに遭ったことがある。20センチほども道路に積もってしまい、鶴居村まで行くつもりが四駆でも夏タイヤだったので駅前のホテルから雪景色を眺めることになった。連休辺りは寒い日のことがあるから要注意だ。
 仕事のほうは祝日も関係ナシ、普段どおりに授業をしている。高校は今日から連休に入った。中学校は日曜日に一時間だけ授業参観して振り替えを行って代休=連休の学校と授業をしているところとあった。連休に一日8時間以上勉強する高校生は何人いるかな?

 さて本題である。
 一つ目は言わずと知れた猪瀬東京都知事の発言。「イスラム諸国は喧嘩ばかりしている」「階級がある」「若者が多くても若いうちに死んだら意味がない、トルコも長生きしたいなら日本のような文化を創るべきだ」と政治や宗教批判まで飛び出す始末で、言いたい放題がニューヨーク失言の内容。自分が呼んだマスコミを前にして、普段の猪瀬氏どおり、そのまんまの発言だった。
 オリンピック憲章を読んでいるかどうかよりも社会常識の欠如を言わねばならぬようなありさまで、こんな程度の日本人が首都東京の最高責任者なのだから情けない。
 この人、副知事時代からテレビを通してみる限りいつも傲岸不遜にみえていた。他に配慮のできない性格というより、人生でそういうトレーニングを受ける機会がなかったのだろう。そうした点では石原前東京都知事に似たところがあるが、比べるには申し訳ないくらい小物。お調子者がニューヨーク大名旅行で浮かれ、社会常識のなさを暴露してしまった。これでオリンピック東京開催はご破算だろう。仕事の出来ない者が勘違いして独断ではりきるとこういうことになりがちである。さて、これが薬になるお人かな?
 イスラム諸国はまだオリンピックを開催していないから、これでいい。譲ってやるくらいの鷹揚さがあっていいのである。小さな島国の日本が1964年にオリンピックを開いてからまだ50年だから、欲張ることはない、小欲知足がこれからの日本の基本的なスタイルでいい。

 「ミスター・アベノミクス」が中東へ外遊しているが、最初の訪問国のサウジアラビアでびっくりするような発言があった。開発援助の2000億円はいいとして、「日本の原発は世界一安全」と原発の売り込みに張り切り断言してしまった。何をあせっているのだろう。
 体調不良になれば総理大臣の座を降りればいいだろうが、売り込みに出向いた総理大臣が「日本の原発は世界一安全」と宣言したら、サウジアラビアに対して政府保証したも同然だ。万が一事故が起きたら、メーカを越えて日本政府に国際信義上損害賠償責任が生ずるだろう。民間企業の売り込みや契約に政府があまり深入りすると危うい。
 政治以外に仕事をした経験のない者の弱さが出てしまっている。せめてまともなブレーンが周りにいればこういうことは起きにくいだろう。時代劇なら、「殿、ご乱心」の場面で、家来達が殿を押し込め、若殿を立てて引退を迫るところだ。

 福島第一原発事故の洗礼があるのだから、事故が起きたらどういうことになるのか具体例を引いて説明をしたらいい。そしてどういう補償をするのかについても福島の具体例でその範囲と賠償予想金額を説明したらいい。
 総理大臣が言い切った、日本人は信義を何よりも大切にするから、国際信義上万が一事故があったら補償するのは当然のこと、そこまで覚悟しての発言なら、国会で次のような決議もしたいものだ。

「今後、日本のメーカが販売する原子力発電プラントにかかわる重大事故が発生した場合には、求められる損害について日本政府が無限賠償責任を負うことにする」

 そして必要な法律を整備し、海外原発プラント事故積立目的特別税を創設して毎年10兆円の財源積立をしたらいい。消費税にたった10%上乗せするだけでいい。

 福島第一原発事故はその原因すらまだ究明されていないのに、世界一安全な原発だと断言するこの不用意さには驚かされる。何か具体的な根拠があるのだろうか?

 原発の売込みよりもいまは事故原因の究明や補償が先だろう。海外原子力発電プラントが万が一にも事故を起こせば、補償の仕方については福島がお手本となる。廃炉処理費用にいくらかかるのか、使用済み核燃料の保管期間と保管費用がいくらかかるのかを積み上げ計算して見たらいい。日本国内の原発の廃炉費用だけで4兆円を越すという。50を越すのだから一つあたり800億円。もちろん建物や原子炉解体だけではすまない。
 現実には必要な除染費用の総額すら見積もられていない。森林も含めて除染には500兆円もの費用がかかるという試算もあった。そんな巨額の補償を東京電力も日本政府もできるわけもないから、除染に関する話題はマスコミすら取り上げなくなった。不都合なことは次第に誰もいわなくなるが、現実が変わるわけではない。

 「日本の原発は世界一安全」

 政治家の発言がかるい、軽すぎる。
 相次ぐ東京都知事と内閣総理大臣の発言、どうしちゃったんだろう?

 器でない者が大きな肩書きを背負うと、浮かれてこのようなとんでもない発言が出るのだろうか。ごめんなさいでは済まないくらい重い地位であることを忘れてもらっては困る。地位の重さを考えて発言は慎重にしてもらいたい。

 もう東京は可能性が消えた、恥ずかしいから猪瀬知事、オリンピック東京招致は取り下げたらいい。現代流の腹の切り方があるだろう、せめて粋な散り方をみたいものだ。



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#2147 (過去ログの再掲)小選挙区制と比例区重複立候補に見た生き様・死に様 Dec.2, 2012 [政治に求めるもの]

 昨日は雨、夕方になって雪に変ったがすぐにやんだ。夜9時半に仕事が終わって家に戻るときには道路が凍てつきツルツルだった。裏道の交差点は街灯で黒く光って見えた。カーブを曲がるときやけに車輪が滑るので、四駆に切り換えていないことに気がつき、今冬初めて四輪駆動のありがたさを味わった。気温はマイナス2.8度、ついに本格的な冬の到来。「スピードは控え目に、車間を充分とってブレーキは早めに」、運転に気をつけましょう。
 寒い朝はうっすら積もった雪で銀世界。野生の鹿たちは林の中で群れをなして身体を寄せ合い段を取っているのだろうか。

  弊ブログのアクセスが急増しているので、リンク元を確認したらヤフーニュース「野田首相、重複立候補へ 現職では森氏以来」から飛んできていた。ニュース配信後、たった一時間で弊ブログへのアクセスが急増している。検索ワードをみると、関連のあるのは「吉田松陰」(8)「粗にして野なれど卑に非ず」(6)のふたつだけ、だから、どうやって弊ブログの記事を検索してアクセスが集中しているのかさっぱりわからぬ。ソネットのアクセス集計にトラブルでもあり、誤集計ではないだろうか?こんなに硬くて、冗長なブログは珍しいのだから。(笑)

*http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/proportional_representation/?1354402683

 
 朝日デジタルニュースが7時7分に配信したニュースに対する反応である。弊ブログの1時間当たりアクセス数では2時間連続で最高を記録してしまった。
  8時:一時間当たりの訪問者数892人、アクセス数は1048
 9時:一時間当たりの訪問者数4513人、アクセス数は5036
 グーグルで「小選挙区と比例区重複立候補」と入れて検索したら、1ページ目にウィキペディアやコトバンクに続いて7番目に弊ブログ記事がランクインしている。この問題に関する国民の関心の強さに驚く。日本的情緒が最も嫌悪する「卑怯」「潔さ」に触れるから、心の奥底で嫌悪感を感じた国民が多いのだろう。野田氏は日本国民の大多数を敵に回すという決定的な失策をやってしまったのかも知れぬ。

 野田首相が南関東比例区に重複立候補するという。まことにあさましく、一国の指導者としての覚悟も潔さのかけらもない。わたしの目には日本人の情緒を失った亡者がみえる。天は彼の醜態を通じて日本人に魂を取り戻せと教えている。
 吉田松陰や西郷隆盛の生き方・覚悟・死に様と対比してご覧戴きたい。
 これは3年前の9月に書いた記事であるが、再掲にふさわしいことが起きてしまった。日本国民の一人として残念である。

*#728 小選挙区と比例区重複立候補に見た生き様・死に様
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-09-04
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小選挙区と比例区重複立候補に見た生き様・死に様

  小選挙区比例代表制でどうにも納得がいかないのが重複立候補である。小選挙区で選挙民が落選させても比例代表の上位にリストされていれば、比例代表での復活当選となる。

 道内の例を挙げて説明しよう。一番問題なのは、たとえば武部勤や町村信孝のような人の復活当選である。
 武部氏は小泉チルドレンの親玉である。80人いた議員が10人に減った。80人中70人が落選である。屍累々としているのに、親玉は復活当選である。兵が前線で全滅に近い討ち死にしているのに、武部氏のみ保険を掛けて生き延びる。なんと卑しいこころだろう。
 町村氏は森派を継承し、自民党最大派閥「町村派」の親玉である。この派も多くが討ち死にしているが、親玉は保険がかかっていて復活当選である。小選挙区で落選し、狼狽して敗戦の辞を述べた。そのあと比例代表での復活当選を知らされたときのあの顔のいやらしい表情は見るに耐えなかった。画像がハイビジョンでないのが救いだ。自派の落選議員への憐憫の情や選挙惨敗の責任が微塵も感じられなかった。最後まで、自分は正しいと主張し具体的反省の弁はひとつもない。敗戦が勉強にならぬ人のようだ。これでこれまでどおりついていく人がいたら大ばか者だろう。
 道内ではないが他にも派閥の長や重鎮で比例代表での復活当選組みが何人かいる。

 もちろんすべての復活当選が悪いとは言わぬ。ミスター年金の長妻昭が前回の衆議院選挙で自民党の候補者に1万票あまりの僅差で落選し、比例で復活当選した。長妻氏がいなければ年金問題は闇に葬られていたかも知れぬ。今回の選挙で長妻は4万票増やし15万票獲得し、自民党候補者に8万票の大差をつけて圧勝している。

 では、何が悪くて何が善いのか。
 西郷隆盛は負けを承知で薩摩にもどり、西南の役で郷党の親玉に座った感がある。「ほうっておけない、やむにやまれぬ気持ちもわかる、せめて一緒に死んでやろう」、そういう心情が伝わってくる。自分だけ前線から逃げるような卑怯な振る舞いはしない、最後は前線で死んでいる。
 吉田松陰は海外渡航に失敗し、従容として人形町で刑死した。首切り役人さえ感動させるような腹の切り方であったらしい。松下村塾からは明治維新を担った人材が多数輩出した。
 西郷隆盛、吉田松陰、どちらも逃げなかった人だ。

 責任ある立場のものは卑怯なあるいは卑しい振る舞いをしてはならぬ。己の生き様、死に様で後進に範を垂れねばならぬ。そういう覚悟のない者は、人を率いるべきではない。

 「粗にして野なれど卑に非ず」・・・石田礼助


 2009年9月4日 ebisu-blog#728
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ys(9月4日7
時10分)




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 マスコミ各紙は民主党惨敗を予測している。自民党ではなく今度は民主党、まったく同じことが繰り返されようとしている。野田氏は派閥の一領袖という立場を超えた総理大臣である。拡大再生産といってよいだろう。屍累々の風景の中で、どういう顔でドジョウ殿は挨拶するのか、卑しい顔は見たくないが、避けられぬようだ。悲しいね。


**#3144 男の進退:下村文科大臣 Sep. 25, 2015  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-09-25-1


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#2133 世のため人のため 60歳になったら若者に職を譲ろう Nov. 18, 2012 [政治に求めるもの]

 今朝のことだが、庭のバケツに氷が張った。厚さ2mm、今冬初めての氷点下の気温を記録し、根室は冬を迎えた。

 若者に正規社員の職がない、半数は職がないか非正規雇用だろう、傍から見ていても気の毒だ。60歳をすぎたら事情の許す限り速やかに若者たちに正規雇用の職を譲ろう。
 60歳を超えたら、社員(職員)でなくていい、社員の身分は若者達に譲り、非正規雇用で20万円以下の月収に甘んじよう。
 社会が必要とする分野を支え、小欲知足を実践してみせよう。

 日本は急速に高齢化し、人口減少がすでに始まっているから、これから経済成長など期待はできない。日本の経済規模は縮小していく。それでいいではないか。
 人口減少にはメリットもある。これから50年間で人口が1億2千万人から7000万人に減れば、食料だってほとんど自給自足が可能になるし、住宅問題もずいぶん緩和される。
 それぞれが300坪の家庭農園をたのしみながら食糧の一部を自給できるようになる。

 日本列島は縄文以来1万2千年の歴史があるが、急速な高齢化と人口減少の同時進行を初めて経験することになる。
 わたしたちは歴史の大転換点を通過しつつあることを自覚して、この時代にふさわしい価値観を創りだそうではないか。

【具体論:根室の人口を俎上にのせる】
 広報ねむろ11月号によれば、根室市の10月1日付けの人口は28,803人、前年同月比-437人である。
 国勢調査の年齢別人口をみよう。

年齢階層H7H12H17H22
0-4歳1800146911271040
10-14歳2239187416031306
     
0-4 学年平均値360294225208
10-14学年平均値448375321261


 平成7年には根室市内の中学校は1学年448人であるが、平成22年には261人だから15年間で41.7%の減少てある。日本全体の人口が縮小するよりも数倍の速度で根室の人口が縮小しつつある。あまりに急激な人口減少は予測しがたい軋轢を生むことになるだろうから、緩和するのがよい。
 H7年の0-4歳階層が1800人で10年後のH17年の10-14歳階層が1603人だから、197人が転出によって失われた人口だ。平成12年の0-4歳階層が1469人で平成22年の10-14歳階層が1306人だから163人が転出によって失われた子ども人口である。
 H22年の0-4歳階層が1040人だから、8年後のH32年には10-14歳階層がこの人数になる。転出による減少を150人と假定すると、890人、市内の中学校の1学年平均人数は178人に減ってしまう。平成7年(1995年)を基準にすると8年後の平成32年(2020年)には市内の中学生の人数は39.7%に減少する。
 市内の小中学校は1校に統廃合すべきだ。統合を条件に北海道庁と交渉して通学には無料のバスを運行すればいい
 保育所も幼稚園もどうなるのだろう?子どもの数はわずか25年間で60%も減少してしまう、急激すぎる。2050年には根室の中学生は1学年たったの72人だ。総人口は5000人程度だろう。
 驚くことはもう一つある。2010年に20歳代は2500人いるが、13年後の2025年には1000~1300人に激減するということ。金比羅さんの祭りも大きく変わらざるをえなくなる、いろんなところで予測のつかない支障が出始めるだろう。

 これほど子どもの人口が激減したら根室の町の将来がないことぐらいだれにでもわかる。根室市役所の総合政策部や歴代市長が無能で仕事をサボっているからではない、人口減少に対して市役所が打てる政策などほとんどないということだ。幻想をもつのはやめよう、市役所ができることは一部の取引業者と癒着を断つことぐらいだろう。市長が誰であろうとも市役所職員は正直で誠実な仕事をしてくれればいい。

 データからは過去15年間が根室の歴史で子供の人口減少率(41.7%)が最大だったことがわかるH7年からH32までの25年間を見ると子どもの人口は39.7%に減少するから、小中高の学校統廃合は喫緊の問題である全国に先駆けて根室市では30人学級はとっくに実現しているがこの数年間中学生の学力低下が著しいから少人数学級にしても学力はあがらないことは証明済みだ。

 人口減の最大の要因は若者が根室に残って働く場所がないことだ。地元に社員に夢を語れる経営者が少ないという証左でもある
 この一年間を振り返って社員に夢を語った経営者が何人いるのだろう。経営目標を公開し、社員とともに予算を策定して目標を達成した場合の支給ボーナス額を約束し、決算を社員に公開している会社が根室にはいくつあるのだろう。
 地元の経済団体は加盟企業を調査して公表したらいい。恥ずかしい数字になるだろうが、それが現実だから、現実を見据えて経営の仕方を改めるべきだ。
 地元の金融機関に地元産業を育成する力がないことも大きな問題である。言いにくいことだが、地元金融機関に基礎学力の高い人材、良質の経験をもつ人材が乏しいからではないのか。株式の上場支援業務ができるぐらいの志とスキルを持ってもらいたい。オープンマインドで学ぶ気持ちをもってほしい、そうすれば地元産業を活性化できる。
 
株式上場は経営改革そのものだ。株式を上場しなくても経営改革は必要で、やるべきことはほとんど同じである。ebisuはその方面の経験があるが、手を挙げる会社があればふるさとのためだからボランティアで手伝ってあげる。

 必要な人材の欠乏している町にできることは二つある。一つは、人口減少を緩和するために若者に正規雇用の職を譲ること(小欲知足)、もう一つは社員に決算を公表してオープン経営に切り替えること

 視野が狭く、小さな「村」で固まっていることが根室人に共通している。視野の広さを確保するには、根室を出て何年間か広い世間でさまざまな経験を積むか、本を読んで教養の幅を広げることが有効だ。異質な人間との対話も大事だ。
 教養を深めるためには基礎学力が要求される。学力上位層はほとんど地元に残っていないから、どの分野も人材が不足して長期的な衰退を脱することができない。相互批判を封じるような旧弊を温存していてはダメで、そのような町に明るい未来があろう筈がない。旧弊を壊さなければ未来はない。

 根室市の人口減少を止めるには、若者に正規社員・正規職員の身分を譲るのが現実的な選択肢である。当然痛みを伴う
 日本列島は縄文時代以来1万2千年の歴史があるが、その歴史で長期にわたる継続的な人口減少は初めてのことだろう。私たちは大きな時代の転換点を通過しつつあるから、痛みを伴わぬ対策などあろう筈がない。成長路線とか日銀に建設国債を買わせて公共投資に回すとか、当面口当たりのよい言辞にだまされてはいけない。前回選挙でだまされて痛い目を見たばかりであることを忘れてはいけない。政治屋が、できもしない、あろうはずがないことを選挙前にいくらでもいうものであることが前回選挙でハッキリしたのだ。インチキに2度だまされたら、そりゃあ、だまされるほうにも責任がある。
 全国には根室のような地方都市がたくさんあるだろう。衆院が解散されたが、若者に正規雇用の職を譲ろうと言う政党が一つもないのが残念である。

(15頭もあるらしいが、乗るべき馬が見当たらぬので途方にくれている選挙民がたくさんいる。浮動票は雰囲気に流されやすいから、言っていることとやったことを比較して、だまされないように事実をよく見よう。あたらしい政党に対しては、言っていることが具体的で裏付けのあることなのかどうかをよく見極めよう。これがむずかしいから困るのだ。(苦笑))


*国勢調査 根室市の年齢別人口 
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/dcitynd.nsf/doc/9E0DA88831E2B25B4925710E0009182B?OpenDocument


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#2130 衆院解散と悪あがき 喧嘩の仕方◎ 仕事×  Nov. 16, 2012 [政治に求めるもの]

 一昨日(11/14)の安倍自民党総裁との党首討論で野田総理は解散を盾に、議員定数40人以上削減、議員歳費のカットなどいくつかの項目について協力するように迫った。なかなか見ごたえのある迫真の討論だった。

 冷静にみれば要求した項目は、結局自分たちがぐずぐずしてできなかったことを押し付けただけのようにも見える。
 財源はあると言い切ってマニュフェストを掲げて選挙に勝って政権を手に入れたものの、かれらのマニフェストは話半分にもならぬ。それどころか、やらぬといった消費財増税に命をかけて法案を通してしまった。ほんとうのところは政権をとって財務大臣を拝命して官僚から説明を受けて、自分達の空理空論に気がついたからだろう。そして何の説明もせずに変節した。言訳するのも恥ずかしかったのだろう。

 仕事のできない者ばかりの寄り合い所帯なのだから、16兆円の財源源捻出は、できてもせいぜい半分だと判断すればよかったのだろうが、30代でまともな仕事の経験のないかれらはそういう見切りすらできなかった。
 12月16日に行われる選挙で何を約束しようとも、誰が信用するのだろう?話半分ならまだいい、やらぬといったことに「命を懸ける」ような裏切りをまたやらぬと言い切れるか?まるで子供、30代で仕事の経験がない民主党幹部はもう一人もいらない。

 過半数を獲れる政党はないだろうから、混迷の時代の幕が開く。日本経済は縮小していくのに、赤字特例公債は毎年40兆円から50兆円も積みあがる。日本が財政破綻したら、EU加盟国全部が一気に財政破綻するほどの影響が出るのだろう。
 わたしたちは縄文時代以来1万2千年の日本列島の歴史の中で、初めて人口縮小という大転換期を通過しつつある。
 国と地方の借金はすでに1000兆円である。財政悪化で通貨円への信任が失われれば、長期にわたってとんでもないスケールで円安が進むだろう。人口縮小で日本人がもつ金融資産はこれから取り崩され、生活費へ回る。人口縮小と学力低下、そして製造部門の弱体化した日本でGDPや消費総量は減少し続ける。現実を直視し、経済成長なんて幻想はさっさと棄てて、価値観の転換とそれにふさわしい社会の具体的な段取りを示し、その糸口をつけなければならぬ。

 壮大な実験がはじまってしまった。価値観の転換をしなければ乗り越えられない大きな壁が目の前に見えている。
 規模が巨大すぎて夕張市の破綻例は参考にならないから、どういうことになるのかだれも予測がつかぬ。
 例えば、原発事故の後始末、貿易、為替、公的部門のリストラ、給与カット、類を見ない失業者の増大、年金給付額切り下げ、ガソリンの値段(300円/ℓ?)、暖房費の高騰、食品価格の高騰、医療と医療保険、地方交付税交付金半額カット・・・だれに的確な予測ができる?ため息がでそうだ。

 だが、負けてはいけない、あきらめてはいけない。このままでは次世代に残す負の遺産が大きすぎるから、団塊世代はこの負の遺産をできるだけ小さくすることに全力を尽くすべきだ。
 われわれ団塊世代が死に絶えるまで充分な時間がある、残された時間を無為に過ごすな。還暦を過ぎたからこそ、誰に遠慮もなく損得抜きで物が言え、行動できる。やるべきことをやりきってから消えていこう。

 価値観の転換、強い管理貿易(鎖国)による国内の雇用確保、仕事の分かち合い、教育改革をしなければ日本は未曾有の経済的衰退にみまわれる。いまのところ、そういうことを言い出している政治家は一人もいない。「正直の上にバカがつく」のではなく、バカの上にバカがつく凡庸な人ばかりのようだ。
 わたしは10年前にふるさとに戻り、ふるさとの子どもたちの学力を上げるために私塾を開き、微力(=バカ)を承知で行動している。50歳をすぎたら、ふるさとのため、世のため他人のために働く、そういう価値観をもった人が日本国中に増えてもらいたい。だれにでもやりうることはあるものだ。

 4年前の10月に書いた「これから10年間の日本経済のシナリオ」をお読みいただきたい。#1853も民主党の仕事の実態に触れていて面白い。


*#346 これから10年間の日本経済のシナリオ 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-10-10

 #484「国民の95%が幸せ…屈託のない笑顔」
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-01-11-1

 #829「国家財政破綻の瀬戸際」
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-12-12

 #1148 「馬場宏二 過剰富裕化論」
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-08-05-2

 #1158 「過剰富裕化論(2):過剰富裕化とは何か」 Aug. 12, 2010
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-08-12

 #1162 「過剰富裕化論(3): 経済学部を目指す高校生へ」 Aug. 16, 2010 
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-08-16

 #1164 「過剰富裕化論(4):人類史上最短労働時間の社会への道」 Aug. 18, 2010 
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-08-18

  #1165 「過剰富裕化論(5):節度ある明るい未来」 Aug. 19, 2010
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-08-29

#1185 日銀金融緩和策公表も効果なし:資金の過剰富裕化は何をもたらすのか  Sep. 1, 2010
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-09-01


 #1254 「経済成長論の終焉」 Oct.24, 2010 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-10-24-1

 #1482 「東北大震災とパラダイムシフト:良寛をめぐって」 Apr. 22, 2011 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-21

*#1755 "1ドル=200円"の時代は来るのか(1) Nov. 29, 2011 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-11-29

 #1852「月間貿易赤字が過去最大(1月度):超長期的視点からの主張」
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-02-21

 #1853 「日本人の美質と品性:中位数年齢45歳"熟年国家"のまやかし」 Feb. 22, 2012 
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-02-22

 #2122 赤字特例公債、ちょっとまってくれ Nov.9, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-09

 #2126 "lame duck"の野田政権はどこへ行く? Nov. 12, 2012
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-11-12

【11月18日追記】
 財源のない子ども手当てが継続不可能であることを支給開始になったばかりの2010年6月1日の弊ブログに書いていたのをたまたま見つけた。民主党幹部は揃いも揃ってこんなことすらわからなかった。30代で責任ある仕事をしていないと、こうも無責任な仕事になるものなのか。

 #1050 貝殻島昆布漁解禁と子ども手当て支給開始に寄せて Jun. 1, 2010 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-06-01


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#2126 "lame duck"の野田政権はどこへ行く? Nov. 12, 2012 [政治に求めるもの]

 一部の民主党議員が選挙事務所の賃貸契約を結び始めたという。大半の議員が次の衆議院選挙では落選するからあわてざるをえない。契約すれば賃料が発生するので、懐具合から選挙実施への圧力が内部から高まることになる。

 いったん事態が進行し出したら、誰にも止められない。野田政権はすでにレイムダックだ。解散ができるのだろうか?解散ということは野田代表で選挙を戦うということだ。総辞職の可能性もでてきた。

 景気は悪化している。今日、また7-9月期の景気指標が公表された、マイナス0.3%だという。景気は山場をすでに越して、後退局面に入ったとアナリストたちが口やかましい。
 悪いときには悪いことが重なるもの、さっさと退場しないからこういうことになる。
 読売新聞調べ(12日発表)だと、内閣支持率18%、不支持率64%だそうだ。

 マニフェストではやらないと約束した消費税値上げに「命を懸け」、国民の信頼を裏切った政党と国会議員たちがどうなるのかその末路をしっかり見届けたい。
 責任の大きい仕事のできぬ政権幹部が厚顔無恥に生き残り多数の下々が息絶える。

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【11月14日追記】
 安倍自民党総裁との党首討論で野田総理は16日解散を明言した。討論からは腹を括った様子がうかがえた。


#2094 安倍自民党新総裁誕生 :小欲知足の時代が来る  Sep.27, 2012 [政治に求めるもの]

 党員票では石破氏が300票のうち166票の過半数を制し、2位の安倍氏は87票とダブルスコアに近い圧倒的な勝利、ところが国会議員の決選投票というわけのわからぬ方法で、自民党員の意志が覆された。これでは党員選挙なんてやる必要がない。

 おかしな政党だ、総裁候補者5名がそれぞれ大臣経験者の息子というのも大いにヘンだが、これまた2世が多い自民党国会議員のセンスが一般党員とはかけ離れていることを証明してしまった。やっている本人たちは真剣そのものだが、外側から見ているとまるで茶番劇。
 自民党はあいかわらず旧いままなのである。旧いままだから前回衆議院選挙でノーを突きつけたのに、まだ分からないらしい。秋田県連の4役が、総裁選挙は民意を反映していないと役職辞意を表明した。あたりまえだろう、これでは先がない。

 勝利した安倍氏は、まず谷垣元総裁を褒め称え、次いで石破氏と、選挙を戦った総裁候補を次々に称えた。なかなか卒がないし耳障りのよい挨拶だった。潰瘍性大腸炎と半ば精神疾患も併発かと思えるような状況下で総理大臣の座を放り投げて挫折を味わったから、思いやりという点では器は確かに大きくなったようだ。就任スピーチがうますぎたのか、きらいな石原への票が少なかったのがうれしかったのか、谷垣氏は涙を浮かべんばかりの安堵の表情で安倍氏のねぎらいの言葉に何度もうなずき、最後に深々と頭を下げた。実に正直な人で、駆け引きのできぬ人にみえた。政治家としてはともかく、いい人だな。
 谷垣氏を裏切った明智光秀役の石原君は37票、同じ派閥で安倍に降板を迫った町村氏にはたったの7票、一番若い泡沫候補の林君(51歳)はたったの3票だった。林氏は状況判断もできぬようだ、鷹揚な二代目か。人材不足は民主党と変わらぬ。
 安倍氏は領土問題ではタカ派と目されている。言うことは勇ましい、そして経済は成長路線派。200兆円の公共事業でもやろうというのだろうか?まさかと思うが、経済政策は旧い旧い自民党そのものなのだろうか。

 1990年にバブルがはじけて以来、デフレが続き、経済成長や国民所得の増加があっただろうか?
 日本の総人口は縮小し始めた。もう経済成長は50年間ありえないと覚悟を決めなければならぬ。経済政策の裏付けのない勇ましい発言だけでは経済も政治も持たぬ。そういう岐路、いや、崖っぷちにたっている。いま日本は大きな時代区分の狭間にある。
 税収に見合った歳出予算を組まなければならない時期があと数年で来る。外人が持っている日本国債はすでに60兆円、国際的な日本の財政スタンスは急激に変化し始めた。日本国債の金利が上がる時が来るが、10年なんて余裕はないだろう。金利が4%になれば税収全部を補填しなければ金利支払ができぬ、そういう日がやってくる。現にスペイン国債は金利が一時7%水準にあった。
 年金支払も、公務員人件費も公共事業も半減どころではすまない事態が来る。不可避だ、財務省は恐ろしくて震えているだろう。
  領土領海には安倍・石破は最強のタッグといえるだろう、竹島と尖閣列島で韓国及び中国が強硬な姿勢にでるから国民がこういう人物を自民党総裁に望んだということ、そしてこの二人が共通にもつ弱点は経済政策である。消費税を増税しても変わらぬ財政赤字問題、1000兆円を超えそうな国債残高、破綻している年金制度、デフレ、どの問題もますますこじれて経済破綻が早くなるだろう。それはそれでいい。

 民主党も野田党首が再選された。うまく小沢を追い出したから敵ナシで圧勝だった。そういうことはなかなかやり手だ。しかし、民主党が選挙で約束した、「増税なき財政再建」「コンクリートから人へ」「公務員人件費20%削減」など、言っていたことはことごとく葬り去られた。それどころかやらないと言っていた増税を決めてしまった。
 この先、民主党が何を約束しようが、それと反対のことをするということ。民主主義政治や選挙制度を根幹から崩壊させてしまった。

 日本維新の会は田原総一郎が司会をして2度目の会合を開いたが、外交・防衛で具体策のないことがハッキリしてしまった。維新八策も具体策ナシでは民主党マニフェストのように絵空事になりかねない。なんだかきな臭くなってきた。

 さて、言っていることを愚直にやるのはイデオロギーの強い政党のみのようだ。公明党と日本共産党の2党だ。どちらも困るというイデオロギーに関係のない国民は次の選挙で、どの政党を選べばいいのだろう?

 福島第一原発事故による大規模な放射能汚染、年金破綻、GDPの2倍を超える国債および地方債、税収の2倍の支出の常態化、尖閣列島及び竹島問題そして北方領土問題と、国難とも言うべき時期に政治にこれほど人材が不足したことは日本史上初めてではないのか。公務員がわが世の春を決め込んでいた時代もそろそろ終わる。いまが絶頂だ、たのしめ。
 日本の行く手に待っているのは奈落の底だが、心配いらぬ。苦しい時代が永遠に続くわけではない、経済破綻を原動力として日本には価値観の転換が生ずる。職人仕事の時代、小欲知足の時代の幕開けをこの目でぜひみたいものだ。30年はかかるだろう、団塊世代の私には寿命が少しばかり足りぬようだ。これから価値観の大転換を担うことになる若い人たちがうらやましい。(笑)



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#2079 日本維新の会への懸念:民主党マニフェストの再来か? Sep. 9, 2012 [政治に求めるもの]

 維新八策とかいうものが公表されているが、公約ではないという。
 民主党がダメだったのは、肝心の30代の頃に責任ある立場でまとまった仕事をした経験がほとんどない者たちが政権幹部に集まってしまったこと。親掛かりで生活の面倒を見てもらい大学の先生だったり、市民運動をやっていたり、街頭演説に明け暮れていたり、松下政経塾に居たりと、責任ある立場で30代のころに大きな組織で仕事をしていないことが彼らに共通している。みなさん弁舌もなかなか巧みである。
 ところが、「優秀な」かれらがつくったマニフェストは、どれも実現できずひどいありさまで、なぜこんなことになったかといえば、政権幹部が仕事をしたことのない者たちだらけだったからだ。40代50代になれば、ほとんどの人はやったことのないことはできないもの。だからそれを補ってくれる協力者が必要になるのだが、そういう方面へ人脈がない。

 何かを変えるというのは大きな仕事である。仕事の経験のないものが大きな仕事をやれる場合もあるが、それは千人に一人の稀に見る才能の持主だけだ。

 橋下氏は維新八策は公約ではないと言い出しているが、それは正しい発言だ。実現の段取りが明確でないことを公約にしてしまったら、民主党と同じ、結果はできないということになる。維新八策はまだ絵に描いた空々しい餅。これを食べられる餅に変えるためには並外れた仕事の力量を有する者の協力が必要だ。

 秘書官一人有能な者が支えても、大将がしっかりしていれば組織は何とか動かせる。さらに三人有能な幹部がいればどんな大きな組織でも適切に動かせる。果たして有能な秘書官が一人いるのか、あるいは有能な幹部やブレーンが三人いるかどうかだが、挙がっている名前をみたらかなり怪しい。胡散臭い者がちよっと多すぎやしないか?

【怪しいブレーンの実態】
 公開審査会の審査委員として堺屋太一と竹中平蔵の名前が挙がっているが、堺屋氏は老齢の小説書きであり、経済評論はできても実務面で政権を支えることはムリ、はっきり言うと、そちらの方面には疎いということ。
 竹中平蔵氏は小泉政権でグローバリズムを推進した張本人だが、ご本人は何も仕事ができないので実務面を木村剛氏が取り仕切った。竹中氏がまるで人を見る目がなかったことは証明済みだろう。木村氏は日本振興銀行刑事事件で懲役一年執行猶予三年の有罪判決が3月に確定している。どうしてこういう人間を連れてくるのか、センスを疑う。

【仕事のできるブレーンを探せ:口先だけのものはこれ以上いらぬ】
 橋下氏を支えるしっかりしたブレーンが見当たらない、いまのままでは民主党と同じ道を歩むことになる。選挙で日本維新の会からたくさん当選者を出しても、橋下構想は絵に描い餅で終わる。
 テレビで知り合った人物しか人脈がないのではこれからは坂を転がる落ちるだけとなるから、そうならないように自分の構想を実務に移せるしっかりしたブレーンを探すべきだ。残念ながら橋下氏自身にはそうした才能がないようだ。

【大仕事アリ、それを担いうる人材ナシ】
 物事や仕組みを変えるというのは、仕事をするということ。しっかりした実務設計と仕事の段取りの出来る者でないと無理だ。大きな組織で仕事をした経験のない人たちばかり集めてどうするのだろう?
 民主党は頭のよいお子ちゃまが集まり政党ごっこをいまだにやっているが、日本維新の会がそうならない保証はいまのところなさそうである。
 橋下氏は問題を鋭く提起するだけの人手、解決できる能力はもちあわせていない。だから、そういう能力をもった人材が必要なのである。
 バブルがまた一つ生まれて消えていくのでは困る。チルドレンが大量に生まれ、次の選挙で大量死する、そしてそれが三度繰り返されるのではたまったものではない。投票するのがむなしくなる。

 お釈迦様は、三度自分の部族を救ったが、幼い頃に母のことで辱めを受けたビドォーダバ王の恨みの因縁は消えぬ。三度カピラ城の前に端座してコーサラ国王ビドォーダバ王の軍をとめたが、四度目の出兵にはお城の前にお釈迦様の姿はなかった。お釈迦様は因縁の消えぬことを悟り、自分の部族がほろびるに任せた。文字通りの絶望、お釈迦様の心には深い深い悲しみがあっただろう。日本人はこういうお釈迦様の心に共感できる、共振できる周波数をもっている人たちがすくなくない。
 「仏の顔も三度まで」

【原色のないパレットからは力強い絵は生まれぬ】
 日本というパレットには、赤・緑・青の原色がみあたらなず無難な色ばかり、これで絵が描けぬ。政治も企業経営も教育も、やったふりばかりする口舌の徒が多すぎる。正直で誠実に仕事のできる人材層が日本から急速に消えつつあるのではないか?
 どうしてこのようなことになってしまった?
 ほとんど無芸のお笑い芸人たち、下積み時代のない(2世)俳優たち、世襲の2世議員、つくり上げられた人気者AKB48、コストカッターにすぎなかったカルロス・ゴーン・・・よく考えてみれば、ライブドア事件や村上ファンド事件辺りから濡れ手で粟とインチキをしてまで個人的利益追求に奔走する者たちがマスコミでもてはやされていた。日本経済社会を支える人材は大きく変化しつつある。
 正直に誠実に額に汗して働き、社会を支えている者たちにスポットライトを充てる必要があるのではないだろうか?あなたもなにかがおかしい気がしないか?

【自然に入り込むものほど危険:気がつかない】
 私たちの脳には画像情報で受け取るものを自然に受け入れてしまう回路があるようだ。テレビを見ることで番組制作者の価値観が知らず知らずに私たちの脳に入り込み、それがいつのまにか「自分」の一部となって肥大化してしまう。
 そういうことにもっと注意を払うべきなのだろう。テレビを見る時間を減らし、新聞を読む時間を減らし、じっくり考えてみる。瞑想して何も考えない時間をもつ、そうしたことを意識的にやらなければならない時代に私たちは生きているようだ。テレビ・携帯電話・インタネット・ゲーム、画像情報主体のツールは60年前にはなかったものだ。わたしたちは一日のうちこれらのツールを何時間使用しているのだろう。
 便利で楽しいツールを過剰に利用することで、私たちの脳の回路が直接強い影響を受けてしまっている。覚醒剤と類似の影響を脳に与えているのではないか?
 インターネット依存症もパチンコ依存症もゲーム依存症もセックス依存症も、根っこは人間の本性=脳の仕組みに係わる共通のモノにあるからやっかいだ。


*#2081 団塊世代からみた松下幸之助と松下政経塾 Sep. 11, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-11

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