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#3704 読み×計算≒学力:3×3マトリックスで考えよう Feb. 27, 2018 [データに基づく教育論議]

<更新情報>
3/1 午前0時 追記

 「読み・書き・そろばん(計算)」スキルが学力の基礎をなすことについてはほとんどの方に了解いただけるだろう。これら三つの技能のうち、読みの速度と計算速度を取り上げて「3×3マトリックス」で学力について分析を試み、根室に戻って小さな塾を開いて15年間の経験から知りうるところをお伝えしたい。頭に描いている対象は、小中高生と保護者のみなさん、そして学校の先生と教育行政、地元企業経営者の皆さんである。

 読みの速度を1:2:3の割合に分け、それぞれa1、a2、a3と番号を振る。たとえば、100mを20秒ならだれでも走れるが、2倍の速度なら10秒である、そんな速度で走れる中学生はいないし、3倍なら6.7秒でゴールインしてしまう。身体機能を使ってやる競争とは違って読みや計算速度の差はとても大きいのである。
 a1は読みの遅い群であり、文章を読むときに読めない漢字や、(初めて見る語彙を知っているほかの語彙に置き換えが起きる)読み違い、「てにをは」の読み違い、先読みができない、そういうことが頻繁に起きる群である。読みの下手なグループで全体の2~3割を占める。話の都合上、読みの精度は速度に比例するものと仮定しておこう。おおむねそういう傾向のあることは事実だが、ばらつきも大きい。速度が小さいが読みは正確な生徒がたまにいる。15年間ではっきりそう言う傾向を示した生徒が一人だけいた。小6の12月に、文章題0点が理由で入塾してきた生徒だったが、急激に学力を伸ばし、法政大学へ推薦合格した。もう時効だから算数0点のことを書いてもいいだろう。丁寧でとてもきれいな字を書く生徒、ノートの字のきれいさではナンバーワンだった。丁寧すぎて速度が遅くなるタイプ。
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<脳のワーキングエリアについて>
 良書を選び、14年間日本語音読指導をしてきた結果、読みの速度を3群に分けると実際にそれくらい(1:2:3)の格差がある。読みの速いグループは読みの遅いグループの3倍速度でちゃんと文意や文脈がつかめる、否、速いからこそ文意・文脈が正確に読み取れるのだ。脳のワーキングエリアはどうやら時間の関数でもあるようで、高速で読むと流れるように文意・文脈がつかめる。速度が遅いとワーキングエリアの記憶は消えていく。たとえば、数学の問題で、「大問1」の文P1があり、次いで「問1」のP2、「問2」のP3が並んでいる。速度が小さいと、「問題1」を読んでいる途中でP1が消えていくのである。「声に出して問題文を5回読んでご覧」というと、P2から読み始める。脳のワーキングエリアからP1はすっかり消えてしまっている。P3を読んでいるときにもP1が消えてしまう生徒がいる。文章題の苦手な生徒は、このように読み込む速度が小さいことや脳のワーキングエリアが小さい(=未発達)ことが関係しているようにみえる。小学校の低学年までにどこかに脳のワーキングエリアの拡張期があるはずだが、旬の時期にワーキングエリアの拡張を経験しなかったと考えられる。暗記が苦手な生徒に多い。英単語を100個暗記するのに1時間しかかからない生徒と3時間かかる生徒を比べると、音読させたときに文意の理解にも大きな差があることがわかる。
 英単語100個を覚えるのに3時間かかるという人はがっかりしなくていい。中学生になってからでも、ワーキングエリアは拡張できる、未発達なのだから発達させるトレーニングをすればいいだけだ。英単語の暗記でもいいし、社会科の暗記でも理科の暗記でもいい。良書を選んで音読トレーニングでもいい。たとえば音読トレーニングでは文意や文脈を追うような読み方を意識してやれば脳のワーキングエリアの容量は拡張できる。最近、社会の暗記が大の苦手だった生徒が急に暗記が楽になったと言い出している。月に2回の音読トレーニングをやっているので、その副次的な効果かもしれぬ。
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 計算速度も1:2:3に分け、それぞれc1、c2、c3とする。c3はc1の3倍速で計算ができる。一度6人の中1のクラスで実測したことがある。一番速い生徒と遅い生徒の速度比は30:1であった。100mを10秒で走ると時速36㎞だが、その30倍は時速1080㎞にもなる。音速は秒速340mだから時速に換算すると1225㎞であるから、計算の速い生徒と遅い生徒では人間が走るのと音速で飛ぶ飛行機が競争をするようなもの。
 珠算で暗算トレーニングを積んだ者は数学の計算分野では抜群の計算速度を発揮する、とくに高校数学で有利だ。小学校1~4年生くらいまでに習わせたらいい。

 読みの読度と計算速度のマトリックスは次のようになっている。

         
c3 (a1, c3) (a2, c3) (a3, c3)  
c2 (a1, c2) (a2, c2) (a3, c2)  
c1 (a1, c1)   (a2, c1) (a1, c3)  
     a1    a2   a3  


 a1とc1はそれぞれ2~3割であり、a3とc3は1割、残りの6~7割がa2とc2である、そういう前提で話を進めたい。
 マトリックスの中で一番学力の高いグループはどこに位置しているだろう?答えは簡単、(a3、c3))である。読みの速度と計算速度が中位の生徒の5割増しだから、圧倒的に学力が高くなる。
(a1、c1)グループは中位の生徒に比べて、読みの速度は半分、計算速度も半分だから、学習効率が半分と考えてよい。つまり、中位の生徒が1時間勉強をやるとしてら、2時間やらないと追いつけない。どの群の生徒も同じ時間勉強すると仮定すると、学力格差は中学3年間で拡大する、おそらく一生の学力の土台がこのあたりで8割がた決まってしまうこれらに加えて読みの精度や計算精度が比例して動くと仮定しているから、実際には3時間勉強しても中位の生徒の1時間に及ばないということになる
 困ったことに、過度な部活とスマホの普及で本を読む習慣を持つ生徒が激減しており、a1グループが増加傾向にある。計算トレーニングも毎日コツコツ、10分単位で時間を計測しながらやらないといけないから、その時間も取れない。
 国立情報学研究所の最近のリーディング・スキルに関する全国調査でも文章読解力に問題のある中学生が増えている*。授業を聞いても理解できないレベルの語彙力の中学生は根室は3割程度いるのではないか。読書習慣がなくても学力に問題なしと思っている保護者が多いのだろうそれは全くの事実誤認である学力の基礎は「読み・書き・そろばん」の三技能によって支えられているのだから、一番大事な「読み」が正確に速くできない生徒は学力全般が低下してしまうのである。表の(a1, c1)と (a3, c3)を眺めていただきたい、後者が圧倒的に学力が高くなることは想像に難くない
*「#3651 中学生の読解力: 国立情報学研究所調査より
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-12-01

 「リーディングスキルテストで測る読解力とは 」国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・新井紀子
http://www.nii.ac.jp/userimg/press_20160726-1.pdf


<タイプ分け>
(a1, C1):国語も数学も苦手、独力で学習できない、成績全般が不振、500点満点の学力テストで200点以下の層。読書習慣なし。
(a1, c2):国語が苦手だが、数学は普通の成績。読書習慣なし
(a1, c3):国語が苦手だが、数学は好きで学力テストの点数は80点以上。読書習慣なし

(a3, c1):国語は得意で学力テストの点数が80点以上取れるが、数学は苦手で20点以下。読書習慣があり、文庫本の文学作品や小説を百冊以上読み、新書版の本も20冊以上読んでいる。
(a3, c2):国語は得意で学力テストの点数が80点以上取れるが、数学はふつうで20-70点。読書習慣があり、文庫本の文学作品や小説を百冊以上読み、新書版の本も20冊以上読んでいる。
(a3, c3):国語は得意で学力テストの点数が80点以上取れるが、数学は得意で80点以上。読書習慣があり、文庫本の文学作品や小説を百冊以上読み、新書版の本も20冊以上読んでいる。この群の生徒は学力上位5%に入っているだろう。

 学力を高くしたかったら、読みはa3レベルのスキル、計算はc3レベルのスキルを身につければいい。こういうのを「鬼に金棒」という
 数学の文章題は、問題文の読解と計算力を要求するから、両方の力が強くないと解けない問題文を理解してうえでさらに別の能力である思考力が問われる。思考力は脳のワーキングエリアとため込んである知識のインターフェイスの良否が関係するが、これは別稿で扱う。
 数学の問題文と小説は読解力でも異なる部分があるが、そうじて小説や論説文をすらすら読めるa3群の生徒は、数学の問題文も正確に読めている。逆に、a1群の生徒は文意がつかめなかったり、読めない漢字があったり、読めてもその語彙の数学的な定義を覚えていないことが頻発する、その結果、解けない。a1群の生徒たちは、数学の文章題は解くのをあきらめているから問題文すら読まない者が多い。
 語彙の数学的定義とは「素数」「有理数」「整数」「メジアン」「平均値」「仮の平均」「階級値」「等積変形」「ねじれの位置」の類である。問題文にこれらの語彙が含まれていたら、その定義を書けるぐらい正確に知らなければ問題文の理解ができない。そして語彙の定義だけでなく、暗記しておかなければならない事項もあやふやな場合が多い。たとえば、「二等辺三角形の性質」「平行線と角度」「三角形の外角」「正n角形の内角と外角の公式」「平行四辺形の性質」「直角三角形の合同条件」「三平方の定理」「円と円周角」「中心角と弧の長さの関係」「円錐の底面の半径と母線の長さと側面の中心角の関係」の類。これらは正確に覚えておかなければならない。c1群の生徒たちは、こういうことをあいまいなままにしている。問題文に出てきたときに「知っているか?」と訊くと「知っていると応える」が、「じゃあ書いてみろ」と促すと書けない。本人はわかっているつもりなのだから、その都度基本事項をちゃんと押さえるような勉強の仕方をしていない。何度も声に出して暗記し、さらにそれを紙に書いてみたらいいのだ。そういう努力を普段の勉強でしていない。「困ったときには基本(原理原則)に還る」ということを普段の学習でおろそかにしている。

<タイプごとに指導の仕方は異なる>
 a1の生徒をa2にアップするためには読書指導(音読トレーニング)や漢字の書き取りトレーニングが必要だ。普段から国語辞典や漢和辞典を引く習慣をつけさせなくてはいけない。読めなかった漢字を丸で囲みルビを振っておく、そしてあとで辞書を引いて、辞書をよく読む。「新潮社の文庫百冊」というキーで検索すれば、本のリストが出てくるから、興味のあるものを50冊選んで読むこと。
 解けない数学の文章問題は音読を30回やってみる。そして紙に書いてみる。1時間考え続けてわからなかったら、解答を見て、一字一句たがえないように書き写す。そして解答を見ないで100%ちゃんと書けるようになるまで何度も書いてみよう。
 これら二つのことをするには時間がかかる。時間をかけずにこなせるのは(a3, c3)群の生徒で3%しかいない。(a1, c1)の生徒たちは、独力でこうした仕事(=勉強)をこなせない。(a2, c2)の生徒たちは、毎日1~2時間かけなければこなせないだろう。土日のいずれかは読書三昧できるぐらいの余裕が欲しい。そうしてみると部活は週に最大4日までだろう。文武両道、そして文のほうが優先とするとそういうことになる。(a3, c3)の生徒は週に6日部活しても大丈夫だ。短時間で集中して成果を上げられるし、独力で学習できるから。(a2, c2)群の生徒たちにそんなことは無理だ。

 根室市教委が毎年中学1年生に配っている計算問題集「カルク」を使っている生徒は5%もいないと思う。c1とc2群の生徒たちには有効である。問題ごとに目安の時間が書いてあればずいぶん使えるものになっただろう。こういうものを作るときには、私塾の先生の意見も聴いたらいい。素人(根室の先生たち)がつくり、解答集はミスだらけだった。こういう仕事は、校正がポイントだが、外していた。
 教科書準拠問題集は難易度が低いので、c3郡の生徒には適さない。宿題として一律に課してはいけない。難易度の高い問題にチャレンジする時間を奪うだけで、教育的な意味も効果もない。あえてやらせるとしたら、難易度が比較的高い「B問題」だけでいい。

<タイプ別の対策>
 a1群の生徒は読書習慣がない、児童書レベルの本からレベルアップできていない。だから、良質なテクストを選び、放課後30分間音読トレーニングをすべきだ。j児童書から大人の本への橋渡しが必要だ。a2群の生徒たちも7割はアニメのノベライズ程度の本しか読んでいないので、これらも音読補習へ参加を強制すべきだ。人数が多くなるから、同じテクストを使って先生が読んだ後を一斉に同調音読させたらよい。a3群は放っておいても、好奇心に応じて自分で選んで本を読む。干渉する必要なし。
 c1とc2の下のほうの生徒は小学校で習ったはずの、分数や小数の四則演算が満足にできないから、中1の4月に百題の計算問題をやらせて、どの分野の問題ができないかチェックすべきだ。6割の生徒に問題が見つかるだろう。チェックしてあれば、その分野の計算問題を集中的にトレーニングすればよい。放課後30分、毎日やればいい。百点を3回取れたら「無罪放免」。
 C3群の生徒たちは好奇心に任せて、自分の学力に見合った参考書や問題集や数学に関する本で勉強するから干渉する必要なし。自主的に楽しくやるのが一番だ。「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」である。

<経験の教えるところ>
限界点とそれを超える手段としての音読
 c1群の生徒でも、「レギュラーの授業+補習」で数学を週に4時間教えたら、定期テストで90点のゾーンにはアップできるが、学力テストでは70点前後までしかアップしない。そういう生徒は5%ほどいたが、この限界点を超えたのはたった一人だけだった。数学の補習だけでは限界があるということだろう。だからこそ、良質のテクストを選び、日本語音読指導を並行してやる意味がある。数学の補習だけでは超えられない限界点のさらに向こう側へと生徒の背中を押すために。


#3693 中3テスト比較①:3年生学年末テスト Feb. 14, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-14


 #3695 中3テスト比較②:2/2学力テスト編 Feb. 16, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-15-1


 #3699 四月の学力テストの五科目合計平均点予測:史上最低? Feb. 22, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-21-1

 #3700 四月学力テスト平均点推計のための補足データ① Feb. 23, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-22


 #3701 四月学力テスト平均点推計のための補足データ②:7つの表 Feb. 23, 2018
http:
//nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-24-1

 
#3702 四月学力テスト平均点推計のためのデータ補足③:解説 Feb. 23, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-24


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#3703 寒波で水道管凍結破損事故多発:温度計測 Feb. 25, 2018 [つれづれなるままに…]

 2月4日に温水暖房ボイラーが壊れて、急遽小型石油ストーブを購入しそれで暖を取る。7日に注文していたボイラーが販売店に届き、8日の早朝から交換作業をしてもらった。2時ころ作業完了。月曜日に集金に来る予定だったが、来なかったので何か緊急の仕事が入ったのだろう。火曜日午後になった。

 「すいません遅くなって」
 「かまわないよ(笑)、忙しかったの?」
 「そうなんです、忙しくって、来られませんでした」
 「暖房機の故障の続発かい?」
 「いいえ、このところ寒いので水道管の破裂が増えているんです」
 「そりゃたいへんだ、水が出ないと困るもんね」
 「そうなんですよ、まったなしです」

 にこにこ、笑顔ですぐに帰った。
 水道管の凍結破損は朝早く起きるから、7時ころから客先へ行って水浸しのなかで修理作業となるのだろう。電話一本で駆け付けて修理してもらってほっとしている人たちの表情が思い浮かぶ。
 何かあったときはプロの素早い対応がありがたい、自分じゃできないから。

 そこで、うちは大丈夫かなと温度計測してみた。平成元年にオヤジが建てた家だから30年目、最近の家よりも断熱は悪いだろう。0時半に暖房を止め、1Fの居間と台所のドアを開けたままにして1時頃就寝。
 21日水曜日、朝7時の外気温マイナス8.4度、リビングは8度、暖房をつけていない2階の寝室は6.7度。
 今冬の最低気温は2月19日月曜日3時46分のマイナス12.3度。
 (今日の最低気温は午前5時59分 マイナス8.0度、リビング8度、2F寝室6.6度)

 測定にどれくらい揺れがでるのか確認するために、同じ条件で5回やった。2階の寝室は一日中暖房をつけず、寝る30分前に電気毛布をつけて温めてから、ベッドに入るときにスイッチを切る。
 どうやら、外気温がマイナス10度まで下がってもリビングと台所のドアを開けたままにしておけば、室温は8度だから水道凍結破裂事故は起きない。根室は下がっても13度どまりだから、床暖房を24時までつけていれば水道の元栓を下げて水抜きする必要なしとわかった。いままでは、マイナス10度以下の予報の時は、心配だから水抜きしてから就寝していた。
 床暖房の余熱で8度までしか室温が下がらないのだろう。いつも寝るのは午前1時ころになる。朝は6時ころ目が覚める、昼寝は1時間半ほどとる。8時間熟睡し続けられるというのは若い証拠、老人はそんなに長い時間熟睡できない、永遠に目が覚めないほど平穏に熟睡できる日が近づいている。(笑)

 数日間家を空けるときは話が別だ。元栓をとめて、水抜きしておいたほうが安心、室温が0度以下になるかもしれない。関西出身の先生が少なくないが、初任で根室へ来た先生は気をつけてね。破裂事故を起こして水浸しにしたくないでしょ。

<最低気温観測データ:16個>
 2/10   -8.1 (3:37)
   2/11   -4.4 (23:51)
   2/12   -9.0 (23:38)
   2/13   -9.9 (4:44)
   2/14   -8.5 (1:50)
   2/15   -8.4 (22:30)
   2/16   -9.7 (4:49)
   2/17   -8.7 (3:10)
   2/18   -9.2 (23:57)
   2/19 -12.3 (3:46)
   2/20 -10.3 (5:45)
   2/21   -9.9 (6:24)
   2/22 -12.0 (5:52)
   2/23   -4.0 (0:42)
   2/24   -4.5 (23:56)
   2/25   -8.0 (5:59)

  日の出の直後が一番気温が低いと小学生は理科で習うが、16個の観測データで当てはまるのは2/21のみ。根室の冬の一日の最低気温は、日没後から日の出までの時間帯で、風がどの方向から吹いてくるかで決まっているようだ。北西風が吹くと気温がぐんと下がってくる。

  あ、データを並べて気がついた。水道管破裂は太陽が出た直後の時間帯とは限らないんだ。最低気温を記録する時刻は日によってばらついている。今冬最低気温を記録した2/19なら4時ころだ。ふつうは元栓を閉めて8時ころまでまってからコールするが、せっかちな人もいそうだ。
 水道管が凍結破裂したら、すぐに元栓を閉める、それから相手のことも考えて適当な時間に電話するのがいい。数時間のことだからトイレはお風呂の残り湯をつかえば問題なしだ。



*#3691 暖房システムの故障:ボイラ交換 Feb. 10, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-09


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#3702 四月学力テスト平均点推計のためのデータ補足③:解説 Feb. 23, 2018 [データに基づく教育論議]

 <#3701の7表の解説編>

 11月と2月の学力テストは百点満点、4月以降は60点満点。
 スタートの2016年11月のデータから見ましょう。
 11月学力テストは国語と社会と数学の三科目に顕著な差が認められます、B校のほうが圧倒的に高いのです。理科と英語は僅差といってよいでしょう。2月に学力テストでも、同様の傾向がはっきり表れています。四月以降から様子が変わります。C中の国語担当の先生が記述式問題の解き方の指導に力を入れたからだと思います。「論トレ」方式で記述式問題攻略演習をおやりになったようだ。
 国語の点差は9.7点と10.8点、平均点で10点の違いは大きい。大学生の時にゼミの市倉宏佑先生(哲学)が、同じ商学部の商業学科と会計学科で一般教養の哲学の試験の平均点に10点の差があるとおっしゃっていたのを思い出しました。この点差が「読み・書き」の両スキルにかかわるものなら、四月以降も点差は縮まらないはず、そうではなく教え方の問題なら、10点差は縮めることができるし、やり方次第で逆転も可能ということになります。実際に国語は僅差ですが、C校のほうが点数が高くなりました。

 数学はどうなっているでしょう?背景色を黄色にしてあるのでご覧いただきたい。例外なくB中の点数がよいが、B中の数学の平均点は釧路市内の13校でと比べると最下位レベル、別海町の中学校よりもかなり低いし、中標津の中学校に比べても同じくらい低い。つまり根室管内のほかの地域の市街化地域の中学校でみても最底辺である。
  その釧路ですら算数・数学教育に危機感を抱いており、市議会で激しい論戦が戦わされている。元市議会議長の月田さんが自身のブログでそのことを取り上げている。彼は「釧路の教育を考える会」副会長であり超党派の釧路市議会基礎学力問題研究議員連盟を結成し、「基礎学力保障条例」を市議会で制定した立役者である。
  金安潤子市議、2013年に「地域に飛び出す公務員アウォード」を受賞した大越拓也議員が教育問題で奮闘している。市議会の丁々発止の論戦は教育問題への釧路の人々の関心の深さをあらわしている。
*「算数・数学が弱い」

第4「131回 研究議いん算数・数学が弱い


http://blog.livedoor.jp/gekko946/archives/51856675.html

 1月に実施された模試の点数が両校ともに大幅にアップ(B中8.4点、C中9.4点)しているが、計算問題と短文章問題の「大問1」に超簡単な問題が多かったからと思われる。最初の問題は「6-7=」である。C中は全員が正解したそうだ。3題だけ難易度の高い問題があった。面積に関する相似比の問題と2次関数と距離・時間・速度の問題だったかな。平行四辺形の中にできる三角形に関する面積の相似比の問題は、比のままで解かずに、底辺をa、高さをhとして文字式で計算すると代数的操作だけでシンプルに解くことができる。この3題の問題にすべて正解した生徒は両校で1名のみ、C中の学年トップである。1題だけ階級値を計算する簡単な問題をミスした。C中は45点が2位、41点超はこの二人だけ、20点以下が半数(31人/58人)を超えている。B中は50点台はゼロで40点台が3名のみ、20点以下が48.2%(27人/56人)。

 20点以下の層は少数や分数の四則演算のチェックをしたほうがいい。半数程度(つまり全体の25%)は問題ありと思う。チェックポイントは、
①計算の仕組みへの理解
②計算の正確度
③計算速度

 
C中の生徒は11月実施の学力テスト総合Cで、平均点が10.9点、最低点を記録してしまった。百点満点では16点が平均点ということ。事態の深刻さが理解できるだろう。影響は理科の計算問題にも及んでいる。理科の先生は生徒に少数や分数計算のやり方から教えなければならない、そしてそうしているから、B中よりもC中の生徒のほうが理科の点数が高い。
 どちらの学校の生徒も、小学校の算数指導に問題があったと考えるしかありません学2年生で「逆九九」の暗唱トレーニングを学校でやっていないとか、少数や分数の四則演算、なかでも除算のトレーニング量が不足しているとか、そういいう類の基本的な欠陥が見つかるはず
 小学校の授業で「逆九九」をやらない先生が多いが、除算の商を立てるときに逆九九ができないと、計算速度が半分程度に落ちる、そして苦手意識が芽生える。小4までは算数が嫌いではなかった生徒たちに苦手意識が生まれる。文章問題でも、そういう計算をしなければならない問題はパスしてしまう。文章題への取り組み意欲が失われるのである。「文章題が苦手」という生徒は多いが、案外こういうところに原因が潜んでいる
 小学校の先生は「読み・書き・そろばん(計算)」トレーニング時間をもっと増やしてもらいたい。保護者も家庭でやらせてほしい。できたら、計算のやり方でわからないところを子どもに教えてもらいたい。少数や分数の四則演算くらいなら、8割のお母さんやお父さんたちが教えられるだろう。小学生への家庭学習の躾は親の責任である
 両校の生徒たちが親になったときに少数や分数の四則演算を子どもに教えることができるのは6割を切るだろう。いまはうろ覚えでなんとかなっても、子どもが小学校に入るころには計算の仕組みを忘れてしまう人も少なくないからだ。
 学校の数学担当の先生たちは、生徒が入学してきたら、「3桁×3桁」の乗算、「3桁÷2桁」の除算、分数や小数の四則計算問題を百題45分間でやらせて記録をつけて、その後の学力テストの点数との相関をみてもらいたい。EXCELで簡単に線形回帰できるからぜひやってみてほしい。計算問題の点数と、学力テストの点数に強い正の相関が現れるはず。短期間の計算トレーニングをやれば、生徒たちの得点は線形回帰の予測した値よりも高いところに出てくるだろう。そういう目的をはっきりした短期特訓の成果を計測することができる。


<生徒たちの計算速度格差はどれくらい?>
 3年前に中1の生徒たちの計算速度を計測したことがある。わずか5人ほどだったが、トップとビリには30:1の差があった。計算速度の遅い生徒は、同じ問題量をこなすのに早い生徒の30倍時間がかかる。実際にはそんなに勉強時間が取れないから、2年生3年生になるにつれて、数学の学力差がお話にならないほど拡大していく。今後の議論のために計算速度をPQRの3群に分けておく。P群を基準速度1、Q群は1/2、R群は1/3。例に出した30:1の生徒をXとYとすると、Xは速度2、Yは速度1/15である。計算速度は読書速度よりも格差が大きい。
 計算の速い生徒ほど精度も高くなる傾向があるから、数学担当の先生は新入生が入学してきたら計算問題を百題ほどやらせてチェックしておいたほうがよい。計算速度と読書速度の3×3マトリックス表でグループ分けして教え方を変えると効果の高い指導ができる。


<生徒たちの音読の速度差はどれくらい?>
 本をよく読む生徒は速度が大きい、慣れるからだろう。音読トレーニングをもう十数年やっているが、3:1くらいの差がある。遅い生徒は、読めない漢字があるとか、見たことのない語彙がでてくるとか、ひらがなが続いてどこで区切ったらよいかわからないくなるとか、縦書きの本なら下まで読み進む前に次の行の先読みができないとか、様々な理由で何度もつっかえ、元に戻って読み直しをするから文意が理解がなかなかできないし、文脈はほとんど読めない。中学生では速く読める生徒ほど正確に読んでいると考えてよい。速度の速い順にABCと3郡に分け、A群を基準速度1と仮定し、B群は1/2、C群を1/3とすると、文意や文脈の理解はB群が1/4、C群は1/9に落ちるだろう。A群の生徒たちはじつに軽快に学習を進めることができるから、本を読んでもテストをしても楽しいだろう。C群は読んでもわからないから、本を読む習慣が育たずいつまでも漫画や「離乳食」程度のレベルの読書にとどまる。
 文章言葉は普段生徒たちが会話で使う語彙群とは量がまるで異なる。ふだんの会話に必要なのは千語たらずだが、大人の本を読むには語彙が2万程度は最低限必要になる。
 本を読む習慣のない生徒は本が読めない、なぜかというと語彙が貧弱だから日本語語彙は本を読むことで蓄積される、そして音と漢字が脳内で結びつかないと意味が理解できない語彙力不足で授業を聞いても理解できない生徒が25%いるというのは、最近の国立情報学研究所の調査であるが、根室の市街化地域の中学生は3割を超えているだろう
 児童書まではお母さんが一緒に読んであげているケースが多い、しかしそこから歯ごたえのある大人の本への橋渡しができるお母さんは1割以下だろう。小学校の学校の先生も中学校の国語の先生も大人の本への橋渡し役を果たしていない。だから、歯ごたえのある大人の本が読める生徒、あるいは読んでいる生徒は本が好きな1割ぐらいだろう多くは児童書レベルで読書習慣が切れている。高校生になってもアニメのノベライズものを読みふけることになる。大人が離乳食を主食にしているようなもの、自力で読書レベルを上げることができない。社会人になったときに、仕事で必要な資格を取るには、専門書を独力で読み、「問題集を説かなくてはならないが、そういうことに大きな困難を感じるようになってしまう。必要な資格が獲れなければ、その企業にとっては要らない人になる。
 また、業務報告書や客先への仕事上の書類、さまざまな社内文書を書くことになるが、児童書レベルの語彙では、教養の程度が疑われる。書いた文書で「仕事のできないやつ」と判断される、ごまかしようがないのである。できなければ、できる人へ仕事が回る。仕事がこなせなければボーナスが人より少なくなり、しまいには会社を辞めざるをえなくなる。たかが「読み書きそろばん」、されどその威力は大きい

 さて、まとめておこう。
①2年生後半から3年卒業まで1年半あるが、生徒の学力は家庭学習習慣の育成、学校の先生の教え方の工夫があれば、各教科10点(60点満点)くらいのアップは可能である。
②数学担当の先生は、ケタの多い乗除算や小数や分数の四則演算百題のテストプリントを作成して、新入生が入学してきたら1か月以内にやらせて記録をつけたらどうだろう?そして、70点以下の生徒には週3回、4週程度の計算教科特訓をしてやれば、小学校での積み残しの大半は解消できる。これだけで数学が苦手の生徒の9割(全体の約25%)が救える。残り1割はてまがかかってたいへんだが、根気よくやるしかない。
③良書を選んで、一斉音読指導を週に1度やることを検討してもらいたい。生徒の自主性に任せたら、アウトだ。読む本のレベルが上がらない。スマホが普及して生活時間を奪われているから、本を全く読まない生徒が増え続ける。
④小テストを繰り返し、記憶の定着をしてほしい。この方法で学力テストの平均点が他校よりも15-20点ほどつねに上回っていた理科の先生がいた。

 先生たちは授業ではそんなに忙しくない。半分は空き時間というのが中学校の実態だろう。だが、放課後や土日、部活で時間を大量に奪われているから、一定期間の計算特訓や放課後音読指導に時間を割くのが困難だろう。
 文武両道、学業優先を明確にして、部活の時間を減らし、効率的にやる工夫をしてもらいたい。これは学校長や市教委、そして保護者の協力がなければ乗り越えられない大きな壁である。
 長い時間だらだら部活をやればそれが習慣となり性格になってしまう。短い時間で効果を上げるのが企業人の常識だが、それを部活に持ち込んでもらいたい。長い時間やって地区大会ぐらいで優勝しても意味がない。ピッチャーなら肩やひじを痛めてしまう。バドならひざを痛める。身体が成長期にあるとき、トレーニングのし過ぎは危険をともなっている。骨の伸びに腱や筋肉が追い付かないのが成長期の特徴だから、特定の関節や腱や筋肉に無理をさせてはいけない。米国で週16時間を超えるトレーニングはケガのリスクを大きくするという学術論文があるそうだ。
 スポーツ庁がに部活のガイドラインが出している。
*https://mainichi.jp/articles/20180117/k00/00m/040/068000c
--------------------------------------------
骨子は「運動を週16時間以上するとけがのリスクが高まる」と指摘した米国の臨床スポーツ医学会の提言などスポーツ医科学の研究を踏まえ、中学校の休養日を平日1日以上、土日1日以上の週2日以上と設定。1日の活動時間は長くとも平日2時間、休日3時間程度とし、短時間で効果が得られる活動内容にするよう求めた。

運動部活動ガイドラインの骨子の概要
・休養日は週2日以上で、平日は1日以上、土日で1日以上
・夏休みなど長期休業中は部活動も長期の休養日を設ける

・1日の活動時間は平日2時間、休日3時間程度

・科学的トレーニングを導入し、短期間で効果が得られる活動にする

・スポーツクラブなどと連携し、地域のスポーツ環境整備を進める

・大会の統廃合を進め、学校が参加する大会数の上限を定める 

--------------------------------------------

 このガイドラインのうち一部は守られているが、守られていない項目もある。市教委や保護者にも周知徹底しておかないと、せっかく作ったガイドラインも有名無実になる。
 言うは易し、行うは難しだ、やるべきことははっきりしている、あとは職務権限を持ち関係している大人たちが自分の仕事の責任をどのように果たすかである。


 データを並べた、七面倒くさい今回のシリーズ記事を最後までお読みいただき、感謝申し上げます。


#3693 中3テスト比較①:3年生学年末テスト Feb. 14, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-14


 #3695 中3テスト比較②:2/2学力テスト編 Feb. 16, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-15-1


 #3699 四月の学力テストの五科目合計平均点予測:史上最低? Feb. 22, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-21-1

 #3700 四月学力テスト平均点推計のための補足データ① Feb. 23, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-22


 #3701 四月学力テスト平均点推計のための補足データ②:7つの表 Feb. 23, 2018
http:
//nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-24-1

 
#3702 四月学力テスト平均点推計のためのデータ補足③:解説 Feb. 23, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-24


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#3701 四月学力テスト平均点推計のためのデータ補足②:7つの表 Feb. 23, 2018 [データに基づく教育論議]

今回は、学校間学力格差がどれくらいあるか、B中とC中の3年生の過去7回の科目別平均点表を並べるので、学力テストの点数差の推移をご覧いただきたい。
EXCELの表を貼り付けたので、オーバーフローしました、#3702で表の解説をします。)

         
2016年11月テストデータ比較  
<B中・C中 平均点比較> a1
  B中 C中 B-C  
国語 62.7 53.0 9.7
社会 51.4 40.7 10.7
数学 43.1 30.3 12.8
理科 42.6 45.8 -3.2  
英語 46.4 50.5 -4.1  
合計 246.2 220.3 25.9 B>C
         
2017年2月テストデータ比較 a2
  B中 C中 B-C  
国語 69.9 59.1 10.8
社会 47.3 36.6 10.7
数学 51.3 36.8 14.5
理科 36.9 38.3 -1.4  
英語 44.9 47.0 -2.1  
合計 250.3 217.8 32.5 B>C
         
2017年4月テストデータ比較 a3
  B中 C中 B-C  
国語 32.5 31.5 1.0  
社会 18.1 30.2 -12.1
数学 18.3 16.0 2.3  
理科 17.8 21.5 -3.7
英語 22.1 21.7 0.4 B≒C
合計 108.8 120.9 -12.1 B<C
         
2017年総合Aテストデータ比較  
  B中 C中 B-C  
国語 33.2 32.0 1.2  
社会 20.8 22.9 -2.1  
数学 17.2 14.9 2.3  
理科 15.0 18.1 -3.1
英語 23.5 22.2 1.3  
合計 109.7 110.1 -0.4 B≒C
         
2017年総合Bテストデータ比較 a5
  B中 C中 B-C  
国語 32.9 34.1 -1.2  
社会 21.0 17.4 3.6
数学 18.7 13.3 5.4
理科 17.1 16.7 0.4 B≒C
英語 24.2 21.4 2.8  
合計 113.9 102.9 11.0 B>C
         
2017年総合Cテストデータ比較 a6
  B中 C中 B-C  
国語 32.0 31.6 0.4 B≒C
社会 15.8 16.0 -0.2 B≒C
数学 14.5 10.9 3.6
理科 16.1 17.5 -1.4  
英語 25.0 24.3 0.7 B≒C
合計 103.4 100.3 3.1 B≒C
         
2017年模試テストデータ比較 a7
  B中 C中 B-C  
国語 31.5 33.0 -1.5  
社会 25.8 25.7 0.1 B≒C
数学 22.9 20.3 2.6  
理科 17.9 19.1 -1.2  
英語 24.6 22.7 1.9  
合計 122.7 120.8 1.9 B≒C
         



#3693 中3テスト比較①:3年生学年末テスト Feb. 14, 2018
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 #3695 中3テスト比較②:2/2学力テスト編 Feb. 16, 2018
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 #3699 四月の学力テストの五科目合計平均点予測:史上最低? Feb. 22, 2018
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 #3700 四月学力テスト平均点推計のための補足データ① Feb. 23, 2018
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#3700 四月学力テスト平均点推計のための補足データ① Feb. 23, 2018 [データに基づく教育論議]

 弊ブログ#3699でB中とC中の四月の学力テスト五科目合計点の推計をした。どちらも300点満点で100点を切りそうだと書いた。推計値はB中が84-88点、C中が95-98点である。
 わたしの手元にはデータがないが、学校のほうにはデータがそろっているだろうから、2000年以降のデータを調べてもらえば、最小値を記録することになりそうなことが判明するのではないか?
 市街化地域の2校がともに四月学力テストの五科目合計点平均が百点を切れば、学力が著しく低下してしまったことが裏付けられるということ。市街化地域の残りの1校A中学は大丈夫だろうか?
 データを分析することで、効果的な対策もおのずから明らかになるし、有効な対策を実施するうえで強力な障害になるものも明らかになるだろう。

  B中 現3年生が2年生の時のデータ <b-1>  
    4月 11月 2月 平均  
  国語 58.2 62.7 69.9 63.6  
  社会 36.4 51.4 47.3 45.0  
  数学 34.8 43.1 51.3 43.1  
  理科 46.5 42.6 36.9 42.0  
  英語 49.1 46.4 44.9 46.8  
  合計 225.0 246.2 250.3 240.5  
             
  B中 現2年生のデータ <b-2>  
    4月 11月 2月 平均  
  国語 59.1 56.2 46.6 54.0  
  社会 31.4 26.9 29.9 29.4  
  数学 31.9 31.6 34.5 32.7  
  理科 41.5 36.6 25.2 34.4  
  英語 46.7 33.2 28.1 36.0  
  合計 210.6 184.5 164.3 186.5  
             
  C中 現3年生が2年生の時のデータ <b-3>  
    4月 11月 2月 平均  
  国語 47.8 53.0 59.1 53.3  
  社会 41.8 40.7 36.6 39.7  
  数学 30.0 30.3 36.8 32.4  
  理科 49.4 45.8 38.3 44.5  
  英語 56.5 50.0 47.0 51.2  
  合計 225.5 219.8 217.8 221.0  
             
  C中 現2年生のデータ <b-4>  
    4月 11月 2月 平均  
  国語 61.2   53.4 57.3  
  社会 36.6   36.8 36.7  
  数学 32.3   27.5 29.9  
  理科 36.4   34.1 35.3  
  英語 49.0   29.2 39.1  
  合計 215.5 0 181.0 198.3  


 表b‐1は、B中の現3年生が2年生の時の学力テストデータである。現在2年生のデータを比べると著しく落ちているのがわかる。3回の学力テストの平均値で比べると54点の差があり、同じ学校の生徒とは思えないほど3年生と2年生に大きな学力差があることがわかる。とくに国語が9.6点、数学が10.4点落ちていることに注目したい。
 国語は語彙力文章を読む速度、そしてそれまでの読書量に点数が左右される。国語の能力が高い生徒たちは、社会の教科書や副読本をより正確に高速で読める。短時間で勉強の効果を大きくすることができる。社会の点数は15.6点も離れている。数学の計算が速くて正確な生徒は理科の計算問題も苦手にならない。分数や小数計算が苦手で、理科の計算問題を解くことができない生徒が多くなっている。理科は7.6点差がある。
 これらのほかに、教え方の問題がある。先生たちの授業技量や教育にかける情熱も個人差が大きい
 過度な部活が先生たちの時間を奪い、家庭学習や読書習慣の健全な生活習慣の育成を阻み、学力低下の大きな原因になっている。

 C中の現3年生と2年生の実績データを見よう。
 合計で22.7点、現2年生のほうが低い。社会だけが現2年生のほうが10.3点高い、あとは現3年生が2年生の時の点数に比べて低い。学年間で理科が9.2点、英語が12.1点差がある。


 B中とC中の現3年生を比較すると、2年のときの学力テストでは国語と数学の点差が大きい。それぞれ10.3点、10.7点C中が低い。C中のこの学年は小学校の算数授業に大きな問題があったと考えるしかない。だが、そこで積み残された問題が、中学校で解消されなかったということだろう。少数や分数計算がどの程度できるかは普段の学力テストの採点で簡単にわかるはずだし、1年生の4月に計算問題プリントを作成してテストすれば、チェックできるはず、それを怠ったということ

 現2年生同士の比較では合計点でC中が11.8点高いが僅差である。科目別にみても大きな差のあるものはない。どちらも低い。3か月後の五月に行われる全国一斉学力テストは根室の中3は惨憺たる結果になる

 データから言いうることは、B中の3年生と2年生には学年間格差が54.0点あり、著しく学力が低下しつつあるということ。2年生は国語と数学の点数が低いので、「読み・書き・そろばん(計算)」の三つの基礎技能に問題のあることが予想される
 本を読み日本語語彙を増やす必要がある、それには音読トレーニングが効果が高い黙読では「てにをは」を読み違えたり、漢字の読み間違え、知っている語彙への置き換えが頭の中で生じてもチェックができない。それゆえ語彙力の少ない生徒たちに黙読させても読みのスキルは向上しない、「朝読書」は読書力向上という点からはほとんど効果が期待できない
 音読指導は手間がかかるが、手間をかけなければそのまま貧弱な語彙で世の中を渡っていかなければならなくなる上司から仕事の指示を理解するにも、業務日報を書くにも、仕事上必要な書類を作成するにも、日本語語彙力が貧弱ではお話にならない。仕事に必要な資格は独力で専門書を読み、問題集で問題を解かなければ合格がおぼつかない

 数学の平均点が30点前後では、少数や分数の計算を速く正確にできない生徒が5割程度いるものと考えるべきだそこからやり直さなければ、理科の計算問題も正解できない、影響は他教科へ及んでいる

 四月の学力テストで数学50点以下の生徒は、3か月間部活を停止させて、放課後補習を実施すべきだ校長や教科担当の先生たちがそういうことをやろうとしても一部の保護者から強い反対が出るだろう。学力よりも部活が大事だという保護者は少なくない
 そういうことをやらなければ、生徒たちの半数程度が、少数や分数の混ざった計算に不案内のまま、1校体制(=全入)になった根室高校へ進学する

 半数程度の生徒たちは、高校の標準的な授業を理解することができないから、高校の先生たちは授業レベルを下げることで対応するしかなくなるだろう。自分の生徒に赤点をつけて退学に追い込むのはどの先生だっていやだろう。だから、あまい追試で進級や卒業させてやることになる。まともな追試では落第が続出するので、それならと、追試のない科目も増えている。

 このテーマではもう一回だけとりあげる。B中とC中の現3年生の2年次11月からの学力テストデータを科目別に並べてみた。教え方に工夫している先生が担当している教科は平均点が上がっていることがデータからわかった。 

#3693 中3テスト比較①:3年生学年末テスト Feb. 14, 2018
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 #3695 中3テスト比較②:2/2学力テスト編 Feb. 16, 2018
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 #3699 四月の学力テストの五科目合計平均点予測:史上最低? Feb. 22, 2018
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#3699 四月の学力テストの五科目合計平均点予測:史上最低? Feb. 22, 2018 [データに基づく教育論議]

 四月に行われる新中3年生対象学力テスト(通称「お迎えテスト」)の点数を2月2日実施学力テストの実データを利用して試算してみた。B校とC校の両方が100点を切りそうである
 両校の先生たちは過去12年分くらいのデータはあるはずだから、最低点かどうかをチェックしてみてほしい。わたしは、2003年からデータを見ているが、一度だけ100点を切った得点通知表を見たような気がする。限りなく百点に近い点数だった。
               ①表
    2月 4月 4月/2月
C中 2011年 225.7 119.3 52.9%
  2017年 216.1 112.6 52.1%
  2018年 184.0 97.3 52.9%
    184.0 95.9 52.1%
        ②表
B中 2017年 250.3 108.8 43.5%
  2018年 167.3 72.7 43.5%

 
 ①表はC中の2011年と2017年の実データである。実施月は2月と4月で、2月のデータは2年生対象、五科目合計500点満点の学力テストで、4月データは同じ学年が3年生になったときの最初の学力テストである。どちらも2月の学力テストの52-53%が四月の300点満点の学力テストの五科目合計平均点になっている

 ②の表はB中の2017年のデータである。四月の学力テストデータは2月の学力テストの43.5%になっている。次のブログで紹介するが、この学年は3年次の学力テストの合計点を比べると僅差である。だから、2月のデータの差の34.2点は「特異」に見える。しかし、2年次11月実施の学力テストデータでもB中のほうが 25.9点高い。
 これほど大きく水の開いていた差が3年生になると消滅してしまうのはなぜだろう?
 生徒たちの頭は「やわらかい」のではないだろうか?先生の指導の仕方如何でこれくらいの差は縮めることが可能なのだ。現に、百点満点でいつも平均点で15-20点も差をたたき出す、B中の理科のS先生がいた。記憶の定着を図るために小テストを繰り返していた。1科目で20点も違ったら、2科目そろえば他校と五科目合計点に圧倒的な差がついてしまう。
 
 2校のデータを比較してみると、生徒の学力は常に変化していることがわかる。次のブログで科目別に分析してみたい。興味深い事実が浮かび上がるだろう。

 さて、推計値の評価をしてみたい。①表の推計値では4月の学力テストの五科目合計平均点はおおよそ95-98点区間(C中)に入るだろう。百点を切ることはほぼ確実だ。学力テスト総合ABCでも、横ばいのラインをたどることになる。このままではC中史上学力が最低の学年になりかねない。
 ②の推計値は11月の五科目合計点が250.3点と高すぎた結果、「4月/2月」比率が43.5%と低く出て、推計値も72.7点と極端に低くなった。この比率をC中の53%に置き換えても88.7点(B中)だから、やはり異常に低い
 どちらの学校も四月の学力テストでは五科目合計点平均点が百点を切るだろう2校揃ってというところが心配だ。A中学は大丈夫だろうか?

 B中は学力の高い学校だった。学力テストの五科目平均点が高い時には160点台、ほとんどが130-150点の間にあった。B中の先生たちは手元にデータがあるだろうから、12年分くらいチェックしてみたらいかが?300点満点の学力テストで百点を切ったことはないし、五百点満点の学力テストで200点を切ったこともないはず。つまり、B中も2003年以降ではつぎの四月のテストが最低を記録することになりそうだ。500点満点で167.3点というのは衝撃的だ
 どちらの学校の生徒も学年2番の生徒は、十数年前だと15番以内には入れない。学年順位で学力を判断してはいけない。

 #3695で2005年1月と2018年2月の学力テストデータの得点階層別比較表をアップしてある。得点201点以上の学力上位層が1/7に激減しているが、四月の学力テストではどうなるだろう?
 表を再掲しておくので、ご覧いただきたい。

  <B中学校>      表4
  得点階層 2005年 2018年
  201-300 17 20.2% 3 5.4%
  101-200 57 67.9% 32 57.1%
  0-100 10 11.9% 21 37.5%
  合計 84 100.0% 56 100.0%
  平均点 143   122.7  


 根室市教委と教育長は普段の学力テストデータをしっかりモニターすべきだ。そしてデータに基づいた教育政策を立案し、とどまるところを知らない根室の子どもたちの学力低下に歯止めをかけることに協力してもらいたい
 このままでは30年後の根室を支える人材が消滅してしまうから、地元企業経営者にとっても重大問題である。現状を見ても他地域から若くて優秀な人が根室に定着する例はほとんどない。地元の人材をいかに育てるかで、30年後の根室が決まる。

#3693 中3テスト比較①:3年生学年末テスト Feb. 14, 2018
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 #3695 中3テスト比較②:2/2学力テスト編 Feb. 16, 2018
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 #3699 四月の学力テストの五科目合計平均点予測:史上最低? Feb. 22, 2018
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 #3700 四月学力テスト平均点推計のための補足データ① Feb. 23, 2018
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 #3701 四月学力テスト平均点推計のための補足データ②:7つの表 Feb. 23, 2018
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#3702 四月学力テスト平均点推計のためのデータ補足③:解説 Feb. 23, 2018
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<余談-1:日本語音読トレーニング>
 今日は月に2回の日本語音読とレーニングの日だった。2年生が2人、3年生が1人のクラスである。斉藤孝著『日本人は何を考えてきたのかー日本の思想1300年を読み直す』をテクストに使っている。ずいぶんたくさんの本を書き殴って出版しているうえに、様々な方法で語彙力拡張トレーニングを自らに課しているので、『読書力』(岩波新書)のころに比べて、格段に文章がよくなった。内容はところどころお粗末なところが散見されるが、日本思想史の観点から巨視的に歴史を見ているところは頷けるので、異論がありそうなところは具体的に解説しながら生徒と一緒に音読している。あと2回で終わる予定だ。次のテクストを選んでおかなければならない。さて、いくつか候補があるがどれにしようかな。
 三人とも音読授業が一番楽しそうである、スキルがアップするたしかな手ごたえがあるからだろう。生徒たちにとって一番大切な日本語音読授業はボランティアでやっている。2年前まで、20分早く来てもらって、授業の前にやっていた。やる気のない生徒が数人出始めたので、全員対象の日本語テクスト音読授業をやめた。現在は希望者だけである。このほうが生徒も私もいい。90分びっしりやるので、慣れない生徒たちはたいへんだろう。今日は途中から、歩きながら読んでもらった。

<余談-2:ホタテの刺身>
 新鮮なホタテ貝を買って、貝から外して晩御飯のおかずに供してくれた。実にうまい、サンマと同じでわたしは胃がないから少量でいい。
 北海道は新鮮な食材が手に入るので、手をかけずにそのまま食べるのが一番おいしい、だから、料理の工夫が足りない。ほかの地域は、新鮮な食材が滅多に手に入らないから、香辛料やらなにやら、手をかけて調理しなければおいしくいただけない。腕の良い料理職人がすくなく、素人料理に毛の生えた程度のものを出すお店が多いのが北海道の特徴だと、ある写真家さんがFBで言っていたがその通りだと思う。
 小学生の時に食べた、茹でたての大きなタラバガニの棒肉は関節一つで30㎝くらいあり、実においしかった。あの蟹の味をしっているから、冷凍ものなんて食べる気がしない。新鮮なタラバガニを大きな釜で茹で上げ、すぐに食べるのがなんといっても最高だ。いまは、そういう大きなタラバを鮮魚店でもめったに見ないし、あっても数万円はするだろう。庶民にとってはあんなに大きな茹でたてのタラバガニは幻である。

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日本人は何を考えてきたのか――日本の思想1300年を読みなおす

日本人は何を考えてきたのか――日本の思想1300年を読みなおす

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2016/03/01
  • メディア: 単行本

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#3698 硬く凍りついた雪の塊:さてどうやろうかな? Feb.21, 2018 [つれづれなるままに…]

 日曜日に雪が降り12㎝ほど積もった、気象庁データだと積雪深16㎝。さっそく趣味の雪かきだ、家の前を除雪してきれいにした。
SSCN1403.JPG


 30mほど遠くの道路わきにあった直径80㎝ほどの雪の塊をブルが角までもってきた。筋状の雪の中に硬く凍りついた塊がある。もうちょっと押っ付けて盛り上げると、T字路で左側からくる車が見えなくなるし、ブルのオペレータはどうしようかと迷ったのかもしれない。道路を1.5mほどふさいでいるのでじゃまだ、さて、どうやればいいだろう、百キロはありそうだからそのままでは持ち上がらぬ。朝7時の気温はマイナス5.8度、硬く締まってスコップが入らない、ツルハシでたたいてみるしかない。

SSCN1401.JPG

SSCN1402.JPG

 つるはしでたたいたら、5つくらいに割れたので、両手で抱えて塀のわきに積んだら直ぐに片付いた。最初は細かく砕いてスコップでもっていくつもりだったが、うまい具合ににちょうどいい大きさに割れた、ラッキー。

 今日は角に積んだ雪も全部塀のわきにもっていって積んだ。すっきり!
SSCN1408.JPG



SSCN1405 - コピー.JPG

 全部なくなりました、すっきりです。

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#3697 早い!バス停のブル除雪 Feb. 18, 2018 [つれづれなるままに…]

 ちょうど正午頃、根室交通のブルがきて、バス停の前を除雪していった。間口2mほどは8時半ころ開けておいたのだが、その横に積んだ雪も道路の向かい側の草地へもっていってくれた。ブルのバスケットで2回分あったのではないか、サンキュー。

 光洋中学校内と学校前の歩道は朝の6時前から除雪でブルが走り回っていた。10時になってもまだやっていた、広いから時間がかかる。高校は昨年の入試からすでに1校体制へ移行しつつあるが、中学校も1校体制になれば、2校分は除雪がいらないわけだ。郡部校は1学年十数人のところもあるから、無料のスクールバスを出して、市街地の学校へ吸収すべきだ。跡地利用はその地域の住民と話し合えばいい。
 人口減少推計値を元に様々な施策をあらかじめ用意しておけば、合理的なコストカットがずいぶんできそうだ根室市は人口が3.3万人の時に145億円まで予算規模を縮小した。人口が年間400人前後減少し続けていたからだ。予算規模縮小に努力した藤原前市長から長谷川市長にかわって、予算規模は年々膨らんでいる人口は2.6万人にまで減少したが、予算規模は170億円に膨らんでいる昨年度の決算データでは200億円を超えた最近2年間の人口減少は年間600人を超えている
 数日前の北海道新聞によれば、釧路市は年間2000人超減ったと危機感を募らせているが、人口は根室のおおよそ7倍弱であるから、釧路の規模に換算すると根室は年間4000人の人口減少下にある。2010年と2015年の国勢調査データでは、この五年間釧路市の人口減少(181,169⇒174,742=6427人)は年平均1285人にすぎません、根室のサイズに引き直すと190人足らずです。ところが、同じ表の2015年から2020年を見ると、年平均2632人減少するようになっています。社会保障・人口問題研究所の地域別人口推計値が元データだと思います。だからこの期間に苫小牧市が道内4位に浮上し、釧路市が5位へ転落するのはとっくに人口推計として公表されだデータだということになります。根室はこの人口推計をはるかに上回る速度で最近2年間に人口縮小しています。2040年には1.8万人のはずが、年間600人の人口減少が12年間続いたら1.3万人になりかねません。人口減対策の移住促進というのは効果なし、予算肥大化の口実ややってるふりに使われているだけ、数字は正直です。数字を見て判断しましょう。
*「釧路市の5歳年齢階級別人口の推移
https://ecitizen.jp/Population/City/01206

 道庁出身者の藤原前根室市長のベクトルは予算縮小だったが、長谷川市長に変わってから予算のベクトルは向きが逆になり大きくなった

 データは弊ブログ「#3686 膨らむ歳出と人口減が加速する町:根室 Feb. 3, 2018」に記載してある。
*http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-03
 
 夜中の3時ころに猛烈な吹雪、しかし2時間もしたら普通の地吹雪へ変わり、8時には雪かきができるほどに収まっていた。気象庁データによれば積雪深は朝7時に17.5㎝、風が強かったので玄関前に吹き溜まりができていた。車庫前がほとんどなかったので作業が楽。
 わき道からバス停へ抜けるT字路にブルが寄せてきた雪が二本の筋状に残ってバス通りへの通路をふさいでいた。ブルの両脇からはみ出した部分だろう。10~30㎝ほどの高さがあったので、これでは普通の車高の車は通れないので、削って平らにする。ブルでそういうところまで丁寧にやっていたら間に合わないから、地域住民の協力が必要だ。
 昨日、3mほど空けておいたコンクリート壁のところがまた山積みになった。

 風呂にスイッチを入れてから雪かきしたので、作業が終わって朝風呂、いい気分だ。適度な量の雪と根室交通のブルのオペレータに感謝。

#3687 道路やバス停の除雪と地域住民の役割 Feb. 6, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-06

 #3688 雪かき道具とアフター Feb. 7, 2018 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-07


釧路市人口、道内5位に転落へ 事業所が減少、若年層流出 ...

釧路市人口、道内5位転落

www.news-kushiro.jp/news/20180207/201802071.html


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#3696 ヤマモリの黒糖餅+黒豆黄な粉と「横笛草紙」:乙な味 Feb. 17, 2016 [本を読む]

 ヤマモリパンが美味しい黒糖餅を売り出すのは12月だけ、正月用の餅である。白餅、生姜餅(薄いピンク)、蓬餅(ヨモギ色)、黒糖餅(茶色)の4種類ある。
 餅が大好きなので、正月用のほかは冷凍庫へ保存して、好きな時に解凍して食べている。弥生町のお店兼製造工場へ注文し作り立てを冷凍すると家庭用冷凍庫でも数か月は味が良い。
 餅を焼いて、さっと湯通し、そして黒豆黄な粉をまぶすとおいしい黄な粉餅のできあがり、上品なお菓子のような味わいである。

 黒豆黄な粉は宅配トドック(コープさっぽろ)で注文、以前は牛乳に入れて飲んだりしていた。
 黒糖餅は黒糖入りだから甘い、だから黒豆黄な粉のほうはお砂糖控えめでよい。黒糖餅はそのまま食べてもとってもおいしいのだが、この黒豆黄な粉をまぶすと別物に化ける。黒糖が自己主張をやめ、黄な粉と仲良しになる。目隠ししたら黒糖餅だとわからないのではないだろうか?
 乙な味*、組み合わせの妙だ。

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乙:(形容動詞)①ちょっと気がきいていて趣のあるさま。「なかなか乙な味だね」「乙なことを言う」
  ②ちょっと変わっているさま。妙だ。「乙にすましている」
  乙に搦む 変なふうにからむ。遠回しに皮肉をいう。
    …『大辞林第三版』より
------------------------------------
 

<「横笛草紙(下)」を聴く>
 日曜日朝6時からのNHK古典朗読番組『お伽草紙』を4月から録音してあったので、その中の一篇「横笛草紙」の後編を聴いた。悲恋物語である。主人公の横笛は17歳、三年間付き合った男(斎藤滝口時頼)がいたが、とつぜん男が訪れなくなる。
 横笛の容姿は次のようにつづられている。
「そのかたち、容顔美麗にしていつくしく、霞に匂ふ春の花、風に乱るる青柳の、いとたをやかに、秋の月に異ならず」
 名調子だね、声出して読んでみてください。それはともかく、あまり繁(しげ)く女の下へ通うので男は親から叱責を受け、仏門へ入り、山深い荒れたお寺で修行するが、横笛への思いをなかなか断ち切れずに悶々としている。横笛は男を探して山深い荒れ寺を見つけるのだが、男は修行中の身だからと会わない。「一目お顔なりとも…」と言えど、願いはかなわない。横笛はその帰り道に大井川の千鳥ヶ淵で入水(じゅすい)する。樵(きこり)たちがうら若い乙女が入水自殺するところをみて助けようとしたが間に合わなかった。その噂は山寺の男のもとへすぐに届く。男は胸騒ぎがして駆けに駆けて千鳥ヶ淵へと急ぐ。…
 儒教は親への孝を説く、それと恋の板挟みで、わずか17歳の乙女が川の淵へ身を投げる。横笛は14歳から男と契っていた、当時の性風俗ではそれが当たり前。
 男が恋の歌を横笛へ渡す、その初発がこれ。
「秋の田のかりそめぶしのみなりとも君が枕をみるよしもがな」
 切ない心の内を歌に詠み、何度かやり取りしてから男が女のもとへ通い始め契る(=エッチ)。そのとき横笛14歳。やりとりされた歌を味わうのも一興。
 セックスに関しては八百数十年前はじつに大胆でおおらかだが、恋をするには歌の勉強もしなかればならなかった。恋の歌が詠めなければ、相手にしてもらえないのは男も女も同じだ。教養があって心に響く歌が詠める女は少ないから男が殺到する、もてるのである。男も同じ。知的な遊びと男女の契りがセットになって恋が成就する、そういう時代だった。
 14歳から3年間通い続けてくれた男が突然訪れなくなった。横笛が20歳だったら、一時は悲しいがその成熟した身体はさっさと次の男を受け入れただろう。17歳だからこそ執着が強かった。二十歳だったら時頼への執着はそれほど強くなかっただろうと想像する。お伽草紙には14歳で契る話がほかにもあるから、当時はそれが「標準的」と考えられていたのだろう。
(ところで、根室の女子高校生の性体験率は十数年前に道新に乗っていた記事では3割前後だったと記憶するが、2割くらいに落ちているとこれも何か紙の媒体で拾った情報。何かの全国調査では30代の独身女性の3割が男性経験なし。世の中どうなっているのだろう?性に興味をなくした男子が増えているがスマホの普及と関係があるのかも。なんだか平安末期のほうがいまよりずっと健全な気がしてくる。)

 さて、横笛は黒糖餅に黒豆黄な粉をまぶして食べたことがあっただろうか?

 斎藤滝口時頼に懸想されるまでは、「黒糖餅にはやっぱり黒豆黄な粉が一番合うわね」ところころ笑い転げながら無邪気に食べる少女だったかも。蛹(さなぎ)が蝶々になるように、少女が大人の女になり、惚れる男ができるのはいかんともしかたがない。美人に生まれたのが幸か不幸かわからぬ。
 美人の皆さんにはイケメンが殺到するだろうから、恋に身を焦がして横笛よろしく、命をはかなくすることや身を持ち崩すことがあるかもしれない。それも人生。
(顔やスタイルはたしかに大事、looksというのは「見てくれ」のことで人間は中身と合わさって総合評価ができる。見てくれは眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のうちの眼の作用。だから見てくれがそれほど良くなくても、残りの5つによさがあれば、やはり男にもてる。
 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・意識とどれも強い影響力がある。懐かしい人と同じ香水をつけた女性が通り過ぎると思わず振りむいてしまった、同じ整髪料をつけている男と都会の雑踏ですれ違い、どこにいるのと通り過ぎた人を振り返ってしまったという話を聞いたことがある。匂いや触覚には相性がある。

(右上の黄な粉餅はこれだけ形が崩れて小さいでしょ、一口食べたら余りのおいしさに、ブログへアップしようと撮ってみたからです。食べる前に写せばよかった。一口食べて”うまい”とつぶやいたところも想像してください。手前側にebisuがいてコンデジを構えている。撮り終わったとたんに、ぱくつくところもね。お茶は煎茶です。)


SSCN1395.JPG


<余談:ケーキ>
 女房殿はケーキをつくるのが趣味だった。50種類くらいはつくれるだろう。わたしはタルトが大好きで、ケーキ教室に日はタルトのホールケーキだったらいいなと楽しみにしていた。通っていたケーキ教室はプロが対象の技術レベルの高いクラス。カステラも美味しかった。これは、焼く人が数人決まっていて、材料費をメンバーで出し合い、焼きあがったカステラを持ち帰る。業務用の大きなオーブンだから焼ける。実にきれいな焼き上がりと、文明堂のそれとは少し違った食感がある。もってみるとずっしりと重いのだ。
 手造りすると材料を厳選できるところがよい、もちろん自分の家族に食べさせるだから添加物は一切なし。
 根室の家にはオーブンがないので作り方を忘れなければいいが…

 ああ、思い出した。学生時代に渋谷の進学教室で3年間教えていた時、講師のOさんから「オヤジがケーキつくり教えてあげるって言ってるから来たら?」と誘われたことがあった。Oさんのお父さんは帝国ホテルのフランス菓子の責任者だった。かの有名な村上総料理長の時代である。恐れ多くて女房殿、腰が引けて行かずじまい。家が近くて歩いて10分くらいのところだったので、お誘いいただいた、あれから41年になるかな。
 東京って面白いところでしょ、若き根室っ子諸君、数年間東京暮らしをして戻ってきたらいかが?



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御伽草子 上 (岩波文庫 黄 126-1)

御伽草子 上 (岩波文庫 黄 126-1)

  • 作者: 市古貞次
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1985/10/16
  • メディア: 文庫
 「横笛草紙」は(下巻)にあります。

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#3695 中3テスト比較②:2/2学力テスト編 Feb. 16, 2018 [データに基づく教育論議]

 2/16は所得税の確定申告受付開始日である、朝一番で根室税務署へ書類の提出をしてきた。申告書類提出時に、マイナンバー通知書の写しとさらに本人確認のために運転免許証の写しが必要なので、昨晩コンビニでコピーしてきた。高齢者は運転免許証を返納すべきだという意見が増えているが、高齢者による運転事故が増えているからだろう。しかし、こういう確定申告にまで本人確認書類がいるとなれば、運転免許証の返納を躊躇するお年寄りがいるだろう。マイナンバー通知書の写しだけでいいのではないか?

 さて、本題に入ろう。
 2月2日に実施された中3学力テストデータを比較して、何が見えてくるだろうか?

<B中学校>          表1
  9月13日 10月11日 11月9日 12月1日 2月2日  
  A B C 模試1 模試2 平均
国語 33.2 33.2 32.0   31.5 32.5
社会 20.8 20.8 15.8   25.8 20.8
数学 17.2 17.2 14.5   22.9 18.0
理科 15.0 15.0 16.1   17.9 16.0
英語 23.5 23.5 25.0   24.6 24.2
合計 109.7 109.7 103.4   122.7 111.4
             
             
<C中学校>          表2
  A B C 模試1 模試2 平均
国語 32.0 34.1 31.6 28.4 33.0 31.8
社会 22.9 17.4 16.0 23.0 25.7 21.0
数学 14.9 13.3 10.9 16.9 20.3 15.3
理科 18.1 16.7 17.5 21.5 19.1 18.6
英語 22.2 21.4 24.3 23.1 22.7 22.7
合計 110.1 102.9 100.3 112.9 120.8 109.4

 学力テストは総合Aが9/13、総合Bが10/11、総合Cが11/9、模試1が12/1、模試2が2/2に実施されている。B中の「模試1」の欄が空いているのはやらなかったからである。「模試1」はそれぞれの学校の判断で任意に採択できるようだ。
 五科目合計平均点を比べてみると、B中が3勝1敗であるから、B中のほうが少し良い。では、五科目合計点平均値の平均をとったら科目別にどれくらいの差があるのだろう、それが次の表である。

  B中・C中 平均点比較  表3
    B中 C中 B-C
  国語 32.5 31.8 0.7
  社会 20.8 21.0 -0.2
  数学 18.0 15.3 2.7
  理科 16.0 18.6 -2.6
  英語 24.2 22.7 1.4
  合計 111.4 109.4 2.0

 平均点で2点以上差があるのは数学と理科だ。数学は釧路市内の14校と比べるとどちらも最底辺だから、C中の数学になんらかの問題がある。中1の時から平均点が低ければ、同じ学区域の小学校の算数教育に大きな問題があると考えなければならない。そしてそれを3年間でカバーしきれない中学校の数学授業にも改善すべき課題がある。小学校の算数授業が何らかの理由で成果の上がらないものだったとしたら、中学校で教える先生個人の技量の問題だけでは学力をリカバリーできないという事実を表していることになる。4月の学力テストで数学が20点以下の生徒は、週に2回放課後補習への強制参加を義務付けるというような大胆な改革が必要である。

******
 ところで今回のテストの数学の問題は難易度の高い問題が3題出題されていた。二次関数と相似比に関する面積問題とそのほかにもうひとつあった。B中の数学の得点分布から判断すると、「41-50」点の階層に3人だから、1題解けた生徒が一人だろう。C中の最高点は57点だから3題とも正解できた生徒だ。
 この3題以外は難易度の低い問題が並ぶ。たとえば、「6-7=」という出題があった。C中学校では全員が正解、受験者56人全員が正解できたというのはめでたいことではあるだろう。しかし、得点分布をみると、40点以上が2人/58(3.4%)しかいないことと、20点以下が31人(53.4%)53.4%であることを考えると、学力レベルはとても低い。
 高校普通科の数学の授業に何とかついていけるレベルを学力テストの得点31点以上と仮定すると、両校で「10+16=26」人しかいないことになる。高校は昨年から1校体制になり、定員240名のうち普通科の定員は160名だから、66.6%が普通科への進学である。両校で数学の得点31点以上が26人/114人(22.8%)である。この2校の2倍がおおよそ根室市内の中学生総数だから、52人/228(22.8%)しか高校普通科の授業に独力でついていける生徒がいない。この52人の内、10-15人ほどが根室以外の地域の高校へ進学するから、普通科の標準的な数学授業についていけるのは37-42人、つまり1クラス、特進コースのみということになる。特進コースの生徒にも数学が苦手な生徒はいるから、「ベータ1」クラスに数人よくできる生徒が混ざることになる。ガンマクラスとベータ1クラスでは授業で扱う問題のレベルも定期試験の難易度も大きく違うから、ベータ1の生徒で数学の得意な生徒は、現在の制度の下では学力を伸ばす機会が大きく損なわれている。

******

  実際に、入学時に特進コース選択を断った者がいる。特進コースは成績で年に一度入れ替えがあるが、また特進コース選択を拒否する生徒がいた。「嫌」なのだそうだ。好みの問題では仕方がない。寿司の嫌いな人間に寿司を無理やり食わせるわけにはいかぬ。食いたくなるまで待つしかないが、3年間はあっという間に終わる。ガンマクラスの授業は扱う問題レベルが違うから、そちらで勉強したほうが数学の力はずっとアップする。

 どちらの中学校も釧路市内の14校と比べると最底辺であり、別海中央や中標津の中学校よりも五科目合計点がかなり低い。総合Cだったかな、別海は140点台、中標津は130点台だった。
 B中学校の2005年1月の学力テストデータがるので並べてみた、同じ学校で13年間でどれくらい学力が下がったかよくわかる。

  <B中学校>      表4
  得点階層 2005年 2018年
  201-300 17 20.2% 3 5.4%
  101-200 57 67.9% 32 57.1%
  0-100 10 11.9% 21 37.5%
  合計 84 100.0% 56 100.0%
  平均点 143   122.7  

 生徒総数が2005年は84人、2018年は56人だから、得点階層別の%でデータを見てほしい。201点以上が20.2%から5.4%へ1/4に激減している。100点以下は11.9%から37.5%へ3倍強に増えた「高得点層の枯渇化現象と低得点層の肥大化傾向」がこんなにはっきりでている。根室市教委は普段の学力テストデータを見ていないから、根室の子どもたちの学力の低下の実態を知らない。教育行政がデータに基づかず行われているから、根室の子どもたちの学力低下はとどまるところを知らない。
 民間企業に例えるなら、毎年赤字が増えているのに決算データを見ないで運営していることに等しい。ヘンなこだわりは捨てて、普段実施されている学力テストの結果データをちゃんと見てもらいたい。教育長は2年ごとに入れ替わっているので、方針が変わらないところを見ると、普段の学力テストデータを見ないのは根室市教委学校教育部長の判断だと考えるしかない。つまるところ、根室が発展しないのは、さまざまな職務上の権限を持つ人たちが、データを見ず、自分の狭い知識と経験で政策を決めているからではないのか、根室の人間が根室の発展の芽を摘まぬことを祈るばかり。

 B中とC中の得点階層別データ(五科目合計点)を見てみよう。
  
                  表5
    B中 C中
  階層 人数 人数
  251-300 0 0.0% 1 1.8%
  201-250 3 5.4% 1 1.8%
  151-200 14 25.0% 16 28.1%
  101-150 18 32.1% 20 35.1%
  51-100 18 32.1% 14 24.6%
  0-50 3 5.4% 5 8.8%
    56 100.0% 57 100.0%

 201点以上が両校わずかで5人である。B校は201-250点の間に3人、C校は学年トップが280点台、2位の生徒が210点前後である。
 100点以下は両校で40人、35.4%だから、3人に1人の割合である。2005年には11.9%しかいなかったが3倍に増えている。簡単に言えば、現在3の評価のついている生徒の半数は2005年度のB中では、五科目の半分以上が1だということ。
 学年順位が10番(/56人)だからと安心してはいけない、B中で現在の学年10位の得点は175点付近になるが、2005年のデータでみると22番(/84人)付近である

 もう1回書くことがある。現3年生が2年時のときの2月2日の学力テストと4月の「お迎えテスト」の五科目平均点と、現2年生の2月2日の学力テストの平均点を比較することで、現2年生の4月の学力テストの平均点が推計できる。C中の次の3年生の五科目合計平均点は94点付近になるだろう、100点を切ることは確実だ。五科目合計平均点が百点を切ったのは一度しか記憶にない。

<余談:日本語読解力>
 おおよそ25%の生徒がアスタリスク(******)で挟んだ文章を正確に理解できないだろう。日本語語彙力と読解力は前後一貫して落ち続けているがスマホが普及しだしたころから加速した。国立情報学研究所の最新の調査でもそういうデータが出ている。URLを貼り付けておくので、調査に利用した問題例をご確認いただきたい。
 根室の子どもたちの学力低下は全国平均値を上回っていると考えて、対策を講じたほうがよい。このままでは、社会に出てから仕事に必要な資格が取れないとか、上司の指示を正確に理解できず、仕事で大穴をあけ、クビになる者が続出するだろう。文章語が理解できなければ、非正規雇用で年間160万円以下の仕事しか選択の余地がなくなる。とても心配だ。

*「大事なのは「読む」力だ!~4万人の読解力テストで判明した問題を新井紀子・国立情報学研究所教授に聞く
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180211-00081509/

-------------------------------
...RSTでは、
(1)主語述語や修飾語被修飾語など、文を構成する要素の関係(=係り受け)の理解 
(2)「それ」「これ」などの指示代名詞が何を示すか(=照応)の理解 
(3)2つの文が同じ意味を表すかどうかを判断する力(=同義文判定) 
(4)文の構造を理解したうえで、体験や常識、その他の様々な知識を動員して文章の意味を理解する力(=推論) 
(5)文章と図形やグラフを比べて内容が一致するかどうかを認識する力(=イメージ同定) (6)文章で書かれた定義を読んで、それと合致する具体例を認識する能力(=具体例同定)――についての力を調べる。

-------------------------------

 #3695 中3テスト比較②:2/2学力テスト編 Feb. 16, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-15-1


 #3699 四月の学力テストの五科目合計平均点予測:史上最低? Feb. 22, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-21-1

 #3700 四月学力テスト平均点推計のための補足データ① Feb. 23, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-22


 #3701 四月学力テスト平均点推計のための補足データ②:7つの表 Feb. 23, 2018
http:
//nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-24-1

 
#3702 四月学力テスト平均点推計のためのデータ補足③:解説 Feb. 23, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-24




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