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#3892 根室市移住交流促進協議会の怪 Dec. 31, 2018 [26. 地域医療・経済・財政]

 根室市は加速する人口減少対策として、移住促進を制作に掲げている。その一環だろう、30日付の北海道新聞に「東京のみなさん根室においで!」という記事が載った。見出しは次のようになっていた。

来月から3回目、移住促進イベント ガイドツアー、トーク企画

 移住促進協議会の会長は石垣市長、推進リーダ古川氏の発案で昨年から始まったイベントと書いてある。
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 首都圏在住者を対象に市内別当賀周辺で参加費5千円のガイドツアーを初めて企画した。氷上トレッキングとワカサギ釣りの体験(定員12人)、トレッキングとツリ―イング(ロープを張った木登り)体験(同6人)の2コースで1月7日からホームページで募集する。…
 東京では1月12日~14日午前11時~午後6時、カフェ「ヒグマドーナツ&コーヒーライツ」(東京渋谷区)で展示会を開く。各日午後5時から古川さんのトークイベントを行い、根室の生活や魅力を紹介する。協議会事務局の総合政策室は「イベントを通じ、たくさんの人が根室に来る環境を作りたい」と話している。
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 こういうイベントで移住促進ができるのだろうか?
 わたしには信じられない。
 対象者となっている首都圏の人々をセグメントしてみよう。
 年金暮らしの年寄りから考えてみよう。ワカサギ釣りや木登りや氷上トレッキングがしたくて移住してくる人がいるだろうか?根室半島はオホーツク海と太平洋に突き出しており、中標津や釧路に比べて冬は暖かく夏は涼しい。でも冬は東京に比べるとかくだんに寒い、移住してきたらブラックアイスバーンの雪道での運転にもなれなければならないし、週に一度くらいは雪かきもしなければならぬ。滑って転んで骨折したとして、手術は外科医がいなくて120㎞はなれた釧路なんてことになりかねない地域医療事情がある。地域医療の核である市立根室病院(135ベッド)に常勤医が12名しかいない、あとは非常勤医と大学からの派遣で交代でくる医者というお寒い状況である。病気の人はもとより、健康な老人でも何かあったときのことを考えると、リスクを考慮せざるを得ない。脳溢血などの脳疾患だと根室では医師がいないし設備もないので120㎞離れた釧路の病院まで運ぶしかなく、移動時間を考えると相当厳しい。そのうえ療養型病床は1ベッドもないめずらしい市なのである。病気になり市立病院に診療科があり専門医がいれば急性期はなら入院できるが、慢性期の疾患だと精神科の病院へ入院するか特養への入所しかない。十分な治療ができるはずもない。
 悪いところばかりあげつらうと思う人がいるだろう、そうではないのだよ。期待値をあげるにいいだけ上げて、実際に来たら、水道料金は東京都の3倍、ガス代は2倍、そして冬季間中の暖房用灯油代が30000円/月、交通事故でけがをしても120㎞離れた釧路までいかないと手術ができないとかいうことを知ったらどう思うだろう。大失敗だったと気づいて、東京へ戻り、実情を話すことになる。口コミで悪評が広がる。それを防ぎたいなら、不便なところ、不利益のあることは最優先で正確に伝える必要がある。様々な不便や不利益を承知したうえで移住ならあとは自己責任だから、不評は立たぬ。
 そういうことをやっているのかね。「根室の生活や魅力を紹介する」と書いてあるが、ちゃんと説明しているのだろうか?いい話ばかりじゃ詐欺同然で、根室の評価を落とす活動になります。


 さて、お年よりはダメ、では20歳以上60歳までの生産年齢人口の人はどうか?
 
職がなければ移住のしようがないから、来れるのは地域おこし協力隊の募集があってくるか、例のジャズ喫茶のようにふるさと納税の特定目的クラウドファンディングで市役所が資金援助してくれる人くらいだろう。市長の趣味はジャズピアノの演奏だという。それ自体は結構な趣味だが、それが市政に影響してはいけない、公私混同となるからだ。商売やるにも根室の家賃は人口500万人の横浜市並に高いことを知っていなければならない。
 生産年齢階層は職がなければ移住できないくらいのことは子どもでもわかる理屈だ。それには根室の企業が首都圏の標準的な企業経営と比肩しうるくらいの内容を備えなければならない
 退職金規程があり勤務年数に応じてもらう退職金の額がオープンになっているとか、予算制度があって予算達成したときのボーナス支給額が予め明示されているとか、会社の未来について経営者が夢を語り、それが五年の長期計画予算となって具体的に示されているというふうな規程や制度が整備されているのがあたりまえの企業が増えなければならない。別に高いハードルではないよ、普通のことを普通にやるだけ。普通のことを普通にやるには、それを担う人材が必要だ。
 上場審査基準にパスするくらいの内容を地元企業がもてば、根室から都会へ進学した子どもたちが戻ってくる。移住促進協議会なんて組織も人口減対策なんて政策も必要がなくなる。ないほうがいいだろう?問題があればものごとは根っこのところから治せばいいんだ。

 地元で生まれ、育っても、高校を卒業して進学し、戻ってこないのは、魅力のある企業が少ないからだ

 人口減が加速しているのはあきらかだから、市役所総合政策部長や市長があせる気持ちはよくわかる。
 しかし、移住促進はイベントを百万回繰り返したってできやしない、あたりまえだろう。働きたい企業がないのに生産年齢階層が根室に移住するわけがない。ネットを利用した個人事業者というような特殊な職業の人だけが対象となる。そんなの10人も来たら終わりだろう。

 根室の人口減少は藤原市長時代には年間300-400人の減少、そのあとの長谷川市長時代の12年間に500人を超えるのが常態となった。最近では年間600人減少する年度さえ出てきた。根室市は人口減対策として「移住促進」を掲げ、イベントに予算を費やしているが、効果なしどころか加速している、まるでガキの遊びだ。

 この10年間に、市の移住促進政策で何人の人が実際に根室へ移住したのか、そして予算はいくら費やしたのか市のホームページで明らかにしたらいい。予算を使ったら結果の報告は義務だ。

 地域おこし協力隊で来た人も、それが終われば根室を去る。わたしの知る限りでは、推進リーダーの古川氏とそのお友達のセレクトショップ「ギルドネムロ」の人、地域おこし協力隊で月に数回喫茶店をやっていたお二人、そしてジャズ喫茶の経営を引き継いだお二人。そのほかに2人知っている。牧場で働いてそのまま移住を決意しチーズ作りをしている人、それと総合文化会館で喫茶店経営を引き継いだ70歳の奥田さんと合わせた二人を知っている。奥田さんは根室人だ、首都圏で働いて、定年になってから古里根室へ戻ってきた。チーズ作りを営む人も奥田氏も、どちらも市の移住促進政策とは関係ない。自分のリスクで移住を決意して、補助金なしで仕事している。

 地元企業の経営改革というまっとうな努力を政策として掲げることができない市政、そして市政と地元企業のもたれあい、見ざる言わざる聞かざるの「オール根室」という旧弊、これらが大きな問題である。

 ことしもあと数時間で終わる、来年こそは、住みいい街をつくりたい、それを実現するのはいまここに住んでいるわたしたちだ。

 年末にあたり、平素から弊ブログを読んでくれている皆様に謹んで感謝申し上げるとともに、来年も皆様が健康ですこやかに暮らせますようにお祈り申し上げます。

<余談>
 イベント開催のカフェを検索したら、渋谷区神宮前4-19-13にある。渋谷駅からも千駄ヶ谷駅からも遠いが、地下鉄表参道駅出口からなら200mほどのところにある。出口に甲状腺専門病院で有名な伊藤病院があるが、その裏手の側の通りにある。どうして、イベント開催がここなのか、東京在住35年のebisuにはよくわからぬ。日本橋人形町、新宿NSビル、八王子、立川、市谷、日本橋本町、横浜、銀座などでずっと仕事してきた、渋谷駅前近くのビルでも院生時代に3年間仕事していた。多少に土地勘があるから開催場所の選定の理由がわからない。イベントは以前は品川駅構内でやっていたが、どうして駅から遠いカフェになったのだろう。
 「展示会を開く」と新聞に載っていたから、移住促進推進リーダである古川さんのつくった宝飾品の展示即売でもするのだろうか?公私混同になるからまさかそんなことはあるまい。根室の生活を宣伝する展示物、たとえば写真やパンフレットを広げるだけだろう。
 イベントに参加して、夏や冬に根室へ遊びに来ようという人はいても、移住しようと思う人がいるとはとても思えない。なんのためのイベント?

<余談2:人口推計>

 社会保障人口問題研究所の推計データ
【社会保障・人口問題研究所推計データ】
2010年 29,201 年平均変化率  
2015年 27,203 -1.37  
2020年 25,390 -1.33  
2025年 23,494 -1.49  
2030年 21,571 -1.64  
2035年 19,697 -1.74  
2040年 17,892 -1.83  
年平均変化率の単位は%である。たとえば「-1.37」は五年間毎年前年対比で1.37%人口減少が生ずることを表している。2040年には1.83%に減少率が漸増している。実際の減少はこの推計値を上回っている。「移住促進」などという児戯に等しい政策に効果がないことはこの表を見ただけでもわかる。根室市総合政策部はデータをみて人口減少対策を検証すべきだ。
 PDCAという仕事の基本をおろそかにするから滅茶苦茶な政策に飛びつく。

*PDCAの解説... ウィキペデイア
https://ja.wikipedia.org/wiki/PDCAサイクル


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もやしさんま

ご無沙汰しております。
ebisuさんは色々と市政にご意見があるようですが、市長への手紙とか、市のパブリックコメントとか、そういう市役所が用意している市民の意見を聞くシステムを活用されたことはないですか。
ブログで何を書かれても、市役所の人が読んでいたとしても対応のしようがないと思います。
回答を求めれば回答するそうですから、そういったところを活用されたebisuさんと市役所のやりとりをぜひ拝見したいと思います。



by もやしさんま (2019-01-05 20:27) 

ebisu

もやしさんまさん

こんにちは。
ずいぶん前になりますが、病院建て替えのときに藤原市長(当時)へ手紙を差し上げました。総合政策部長の小山さんと病院側の担当課長を二人紹介してくれ、そちらへ意見を言ってくれとのこと。お二人とも道庁からの出向組でした。藤原さんの出身母体は道庁ですから、このお二人を信頼していたのでしょう。小山さんは翌年出向解除となり、道庁の部長職にご栄転でしたが、数年後に亡くなったようでし。お二人ともいい人でしたよ、聞く耳をもっていました。
首都圏で2000年に建て替えをした病院の建築設計資料を取り寄せ、神奈川県庁の医療課長や横浜市役所の担当部署とのネゴの内容や院内での仕様の詰め方なども説明しました。出向組でしたから、「来年あたり戻ることになるのでは?」と伝えましたが、その通りでした。お二人は道庁へもどり、担当者が変わりました。結果はご覧の通り。公開入札の結果すら幹部会を開いて屁理屈をつけてひっくり返し、8億円くらい発注時よりも高くなった、院内での実務の詰めもなされないまま、とっても高コストの病院が建てられ、経営を圧迫するというような事態になっています。何でもありなんです。院内システムは4億円ほど無駄な投資になった。

教育については根室市教委にメールを出したことがあります。普段の学力テストをモニターしているのかと。ノーでした、モニターするつもりはないようです。驚いたことにS山教育長は弊ブログを読むなと公言、いかなる提言も市教委や教育長には無駄。教育長は道庁からの出向者ですから、根室でもめごとは起こさないのがあたりまえ。学力向上の旗を振ったら、とうぜんもめます。やるふりだけ、中身のない政策を立案、毎年似たようなことを繰り返せばいい。

弊ブログがA中学校の数学の授業進捗遅れをとりあげたときに一度炎上したことがあります。事実を曲げたアンケートを保護者に出して、名誉棄損事案でした。アンケートを出すことについては市教委へ全部報告が行ってました。市教委は黙認したということです。
裁判へもっていったら、全国ニュースになったでしょう。当時は釧路の教育を考える会内部でそういう議論がありました。道教育庁から3課長連名で授業の進捗に関する通達が、炎上の2週間後くらいに全道の中学校へ発信されています。矛を納めざるを得ません、目的は授業の進捗管理を徹底することにありましたから。中学校側の当事者も責任を感じて、授業の進捗管理の遅れという事実を認め、改善の約束をしてくれました。かれは翌年約束を果たしました。やればできるんです。
当時の道の教育庁には切れ者がいました。文科省からの出向者で、教育長を支えていました。根室高校で教育に関する講演会を開いてくれました。講演会は保護者には好評を博しました、弊ブログで採り上げています。(笑)

ブログで根室の学校教育の現状を発信することには、そうした意味では効果がありました。A中学校は翌年主要五科目全部を1月末までに授業で消化しています。他の学校も右へ倣い。授業の進捗に関しては改善が進みました。弊ブログを読んで、なるほどなと思ったら動いてくれる先生たちがいるようです。根室の未来を明るくする、そのために自分の仕事を通じて協力してくれる、とってもありがたい。
その反面、学力テストの平均点はますます低下していますが…なんとかしたいですね。根室支庁管内で最低クラスです。別海には遠く及ばないし、中標津の中学校よりも普段の学力テスト総合ABCの平均点が30点ほど低かった。光洋中学校が数年に一度の当たり年のようで、140点台の平均点のようです。啓雲中学校が改善の兆しを見せました。一番学力が高かった柏陵中学校が壊滅的です。2回続けて五科目合計点(300点満点)が100点に達しない。
市街化地域の3校の先生たちも頑張ってはいるのでしょう。高校統廃合失敗のツケがまわっているので、たいへんです。もちろん根室高校も高校統廃合以後に学力が急激に低下しつつあります。

市長へ手紙を出す、あるいは関係部署へメールするよりも、ブログの方が効果が大きい。(笑)

ジャズピアノ演奏が趣味で、ジャズ喫茶にふるさと納税のクラウドファンディングを立ち上げて援助、それだけでなく地域おこし政策の一つとしてエントリーするような市長が、手紙を出して恣意的な政策を改めると思いますか?担当部署が動くと思いますか?人事権があるから動いたら外されるでしょう。
わたしは複数の大企業で重要な経営政策立案・実行に長年携わってきました。組織のメリットもデメリットも承知しています。
道庁から来ている教育長も総合政策部長や財政課長も市長の意向に逆らうようなことはしません。そういうものです。

なかには硬骨漢がいるかもしれませんから、2度わたしは試しました。これをお読みになったうえで3度目をやってみろとおっしゃるなら、やってみてもいい。もちろんブログで公開を前提にね。(笑)

根室の悪弊は構造をなしており、世代を継いで生き延びています。これと戦うのは長い時間が必要です。いまの世代(40-70歳)にはまったく期待できません。その次に根室を担う人材を数人育てることがわたしの役割です。

病院の仕様は一部にわたしの提案内容が入っていました。弊ブログを読んで、自分の仕事の権限内で可能なことは協力してくれる人がいるようです。学校の先生たちにもいます。
病院の建築仕様に関しては難易度の高い部分、外来診療にかかわる院内実務の詰めと実務デザインがなされませんでした。担える人財がいなかったからでしょう。
わたしがボランティアで協力したら全然違ったものになっていたと思います。4億円のシステム投資の無駄もたぶん避けられた。前の市長も現在の市長も受け入れるつもりがありませんよ。私欲の塊の「オール根室」というしがらみだらけですから。根室の未来なんて考えていません、いまだけ、自分たちだけ。

by ebisu (2019-01-06 12:39) 

もやしさんま

なるほどそうでしたか。
とはいえ市長も替わったばかりですし、市役所の職員は市民全体に対する奉仕者で、市長はその長として言わば今までの空気を変えようとすればできる立場のわけです。
あきらめずに市長への手紙を出してぜひそのやり取りをブログで教えてください。
市長の肩を持つわけではないですが、いろいろな政策の試行錯誤の中で笛吹けども踊らずを避けるために踊ってくれる人のいる曲を吹くことはあり得るかなという気はします。喫茶店のこと
根室はたしかに正直住みにくいと思います。何年か前に根室新聞で夫婦二人年収250万円の標準世帯で国保年間保険料40万円とあったような気がします。都会から見たらびっくりの額だと思います。
官民一体ビジネスのふるさと納税は好調みたいですね。市民の負担を軽くするために業務の外注をしないとかの努力も併せてしてほしいですね。
まだ4か月目ですから新市長には頑張ってほしいですね。時間と言いたい聞きたいがあったら私も市長への手紙書きたいですね。少しの励ましと期待も添えて。

ebisuさん返事ありがとうございます。
また時々読ませていただきますので


by もやしさんま (2019-01-06 16:28) 

ebisu

もやしさんまさん

「市長はその長として言わば今までの空気を変えようとすればできる立場のわけです」
石垣市長は長谷川市政を継承すると選挙の時に公約で述べていますよ、空気を換えようなんてつもりはないのです。長谷川市政を副市長として何年間も支えてきたのですから、一心同体です。
根室で生まれ、根室で育ち、根室でずっと仕事をしていたら世間が狭くなり、しがらみが生まれる。二つ前の市長だった藤原さんのように、根室のしがらみのない人が空気を入れ換えるために必要なのです。
根室で生まれ、根室で育ち、大学にもいかずに市役所に就職して、市役所しか知らない。そういう人材が市長になったとしても根室市の空気を入れ換えることはできないと思います。
何をどうしていいのかわからない。具体的な政策立案すらできない。北方領土返還について、安倍総理がどうするのかも知らないまま、全面支持を表明しました。自分に政策無しということです。

このままでは何人市長が変わろうとも、金太郎飴のようなもの、出てくる模様は一緒です。
数人だけでいいから、30年後の根室を支えることのできる心根の真っすぐな人材を育てたいのです。

仕事が片付き気が向いたら、ご希望にそってみましょう。
by ebisu (2019-01-07 13:02) 

名無しのゴンベイ

昔はどうして町が出来たんやろか?
今考えてみると、わしとこもあんたんところも、
こんな田舎にどうして昔に町が出来たり栄とったんやろか?
って、ふと疑問に思わんか?
一言で言うと産業構造の変化や。
昔は農業・漁業・林業などの一次産業とそれにマッチした生活で良かったんや。二次産業の業業製品は都会から一次産業との交換で入ってくるし、釣り合いが取れとった。
ど田舎でもそれなりに暮らして行けたんや。
そやさかい、農地・漁場・森林の自然からの恵みが豊富な地域に町が栄えた。
今の産業構造は複雑や。それに応じて生活も変わった。
三次産業を通り越して虚業のような四次産業花盛りや。
その中心が情報産業やろな。
サンマ100匹で都会製の綺麗な服と交換できてた時代じゃのうなってもうた。
なら、今の時代、所望する情報量とサンマ何匹が等価なのか見当もつかん。1匹で貴重な情報と交換できる事もあるし、何匹積んでも手に入らんこともある。
情報の価値は人それぞれやってとこが大きいからや。
今やそんな社会構造になっとる。
そんな時に田舎の町が大きくなることが出来るやろか?
存続すら難しいわな。
人類史において初期は食うものや着るもの住むところがまず真っ先や。米・繊維・木の一次産業や。
それでそこら中に町が栄え、飽和してもうた。
その上に次第に産業が出来上がって行った。
そりゃ、一次産業はなきゃ困る、けど、そんな難しい技術や知恵はいらん。いざとなりゃまた誰でも、誰かが始めれる。
今の情報産業の世界は頭脳の勝負の世の中やし、ましてど田舎の情報を売り買いする価値は低い。
根室の漁獲高やそれに付随する情報とシリコンバレーのある社員が酔って漏らした些細な情報とではどちらが高くつくか?そう言う社会になってもうとるんや。しゃあない。
根室だけが人口が減っとるわけやないで。うちとこかて同じや。いや、世界中同じ傾向やろ思う。
毎日情報が飛び交う中心に人々が集まるんや。
そんなせわしいとこと、別に競争せんかてええやんか。
僻地はますます寂しゅうなり、静かになるのや。
いいやんか、のんびり過ごせてな。
by 名無しのゴンベイ (2019-01-20 02:18) 

ebisu

名無しのゴンベイさん

おはようございます。
今年最初の投稿ありがとうございます。
その土地と結びついた一次産業があって住民がその収穫物の許容限度内で集まりだす。第二次産業は国の特定の地域に集中してできる。そこまではよかった。第三次産業の発展もよしだった。問題は情報産業です。わたしはこれを第三次産業とは呼びません、まったく別種の産業だからです。
コピーすれば製品が劣化せずに無限に生産できます。なくてもいいが、あればとっても便利だったはずが、いつのまにかそれがなければ世の中何もかもがとまってしまうようにがんじがらめとなり、情報産業がピラミッドの頂点を構成してほかの産業を支配するように変わってしまいました。30年間には人類の想像力の範囲外だったことが起きています。

あなたは、貴女の言葉でそういう事態を語ってくれてます。
根室だけが人口縮小が進んでいるのではない、札幌を覗いて北海道の他の地域も同様です。それは名無しのゴンベイさんがお住まいの阿波の町にも及んでいるのでしょう。
釧路の友人たちが人口減少に危機感を募らせていますが、データを見ると2000人/180000人です。根室は600人/26000人ですから釧路の2倍の減少率です。鉄鋼の町室蘭は昨年のデータだと1400人/45000人ですから、根室よりももっと人口減少が激しい。第2次産業の鉄鋼が町の基幹産業ですから、その部門でシステム化と機械化・自動化が進んでいるのでしょう。第二次産業は生産量をアップしながら、急激にそこで働く人が必要なくなりつつあります。
そういう地域の限って子どもたちも大人も学力が低い。急激に売上を増やしている情報産業は高学力の人材を求めています。それには応えようもないのですから、今後も人口減少は続きます。
道内の市町村が廃れていままでのペースでは札幌へ人口を排出できなくなりますから、札幌もまもなく人口減少に転ずることになるのでしょう。そこから北海度全体の地番沈下がはじまります。地方の疲弊はじきに首都圏の疲弊となって現れます。地方の優秀な人材を集めて東京の繁栄があります。地方が東京に優秀な人材を大量に供給できなくなれば、東京が全国で最悪の状況を創り出すことになします。オリンピックなんてのんきな父さんみたいです。踊る阿呆ならいいのですが…
落ちが出たところで、おあとがよろしいようで…
by ebisu (2019-01-20 09:16) 

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