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#3838 高校で宿題専用ノート配布:高校が小学校に Oct. 15, 2018 [64. 教育問題]

 根室高校普通科で宿題提出用ノートが配布された。家庭学習や宿題はそのノートにやって提出することになったようだ。

 高校教育は自主性を重んじるものだと思っていたが、そうではなくなったらしい。理由は新入生の学力が著しく低下しつつあるから。生徒の自主性に任せたいたら標準的な高校普通科の授業に半数以上の生徒がついていけない。だから小学生並みに家庭学習ノートをもたせ宿題を出す。
 こんな教育でまともな大人に育つだろうか?典型的な指示待ち人間ができあがるのではないか。企業側はそのような人材はいらないというだろう。

 全員に低レベルの宿題を課すなんてのは愚の骨頂、成績上位層は自ら目標を立てて学習しているから、低レベルな宿題の強制はそれを阻害するだけの効果しかない。一律はやめよう、進研模試偏差値50以上は宿題免除にしたらいい。この層は、中学校の学力テストで2回に1度は五科目500点満点の学力テストで400点を超えていた生徒たちだ。自主的に学習計画を立てて勉強する習慣がついているから、宿題を課す必要がない。

 ところで、語彙力不足で授業の説明が理解できない生徒が3割はいるだろうから、問題は家庭学習にとどまらない。
 根室市内の高校が来年から根室高校1校になる。根室西高校の入試は昨年からやめているから、入試はすでに1校体制が始まって2年目である。2校の学力差を考慮すれば、同じ教科書で教えるのは不可能と言わざるを得ないし、これら2校の普通科は学力に応じて異なるレベルの教科書を使用していた。それを無視した学科編成の高校統廃合だった。具体的な学力データすら見ないで案を作るからこういう滅茶苦茶なことになる。

 このように学力格差を無視した稚拙な高校統合案は2年たって破綻している。間違いを素直に認めて、学科編成の見直しをするか、入試最低点を五科目300点満点で100点とするか、検討すべきだろう。他に具体案があるなら、それでもよい。閉鎖的な集団で検討するのが間違いのもとだ。オープンな場で議論したらよい。根室高校だけで解決できる問題ではない。
 現状では4割の生徒が100点以下だが、入試最低点を公表すれば真剣に勉強するようになり、100点以下は1割になるだろう。
 子どもたちを甘やかしすぎです。

 子どもたちをダメにしたいなら、1校体制で足切りせずに全員合格で甘やかせばいい、いまそうなっている。すぐに10年くらいたつよ。20年続いたらアウト、育てられてように育つものだ。根室の外に出て行っても生活できない大人が増える。そういう大人が根室に増殖していく。
 子どもたちの未来のために、子どもたちを甘やかしてはいけない、教育が町の礎(いしずえ)なのだから。



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Tsuda

北海道の高校事情がよく分かりませんが、全国的に高校教育は自主性を重んじず、3年間大量の宿題、課題を課している高校が多いです。英語、古文、漢文の授業は先生が作った「予習プリント」に沿って予習するので、与えられた「予習」はできても自ら「予習」する方法を大学生になって、大学1年生の演習講義兼用の必須科目で教えるというのが現状です。

3年間大量の宿題、課題を課している高校は「現役国公立大合格者数」至上主義の学校が非常に多いので、地方の国公立題の一般学部は1年生時に1年間かけて自主的に勉強する方法を「スタディスキルズ」等の名称で演習兼講義の科目を必須科目として設定しています。
by Tsuda (2018-10-17 10:06) 

ebisu

Tsudaさん

高校生が幼児化しているんですね。
宿題ノートというのか、家庭学習ノートというのか、それを配布したのは今年、今月が初めてです。教員が分担して提出された生徒全員のノートをチェックしています。まるで小学校の先生です。

根室高校普通科では予習プリントはなくて、復習プリントが課されています。これは以前からすっとです。教科書準拠問題集の問題をB4判のコピー紙に印刷しているので、教科書会社からPSDファイル形式で提供されているのかもしれません。

進学校は予習プリントを渡しているのですか。そうすれば授業がしやすいし、速度を上げられます。進学実績をアップあるいは維持するには効果的なシステムです。しかし、副作用が大きいことを見ていません。
根室高校普通科で予習プリント配布は無理。予習できる学力の生徒は1~2割程度でしょうね。強制しなくてもそういう生徒たちの半数以上が、自ら難易度の高い問題集や参考書を使って予習方式で勉強しています。そこに難易度の低い宿題が課されると、邪魔にしかなりません。
成績上位層をスポイルすることになっています。

予習方式のプリントを課されて3年間勉強すると、それが「鋳型」になります。学習スタイルができあがってしまいます。そういうシステムで育った「優秀な生徒」が社会人になったら、10年くらいは無事過ごせますが、管理職になったら、戦略目標から任された自部門の目標設定ができない、目標設定を誰かがしても、実行戦略が策定できない、任された部門をマネジメントできないということになります。
そしてそのうちの何割かは、優秀な部下に警戒心を抱き、昇進させない管理職になります。

企業が必要としているのは、自ら問題を発見し、目標を設定して、それを実現する実行戦略の描ける人材です。
あなたのおっしゃる通りなら、日本企業の未来は暗澹たるものがあります。

高校生に宿題を課してやらせないと、勉強しない、そういう時代になっているのかもしれませんね。
新入生対象に夏休みまで、高校での既学習分野の復習をやる大学が増えているそうです。
高校生が幼児化しているのはどうやら全国的な傾向のようです。いつ、大人になるのでしょう?
育てられたように子は育つと申します。

Tsudaさん、進学実績の高い高校に共通に存在する予習方式でのプリント宿題が、特定地域だけでなく全国的な傾向だということは知りませんでした。
投稿ありがとうございます。
by ebisu (2018-10-17 12:22) 

尾渡

九州地方の高校は国公立大学至上主義で管理教育の学校が多い。特に長崎、大分、宮崎、鹿児島の高校は管理教育が徹底されている。朝課外も多くの高校で事実上の強制参加で実施されている。先生達も良い国公立大学に進んで大手に就職もしくは公務員になるのが人生の最適解だと思っているし、実際にそれを押し付ける。公立トップ校も例外ではなく、必要以上に大量の宿題を課して睡眠不足の生徒が相当数出ているところもある。
下のPDFは長崎県の公立トップ高校の学校新聞であるが、管理教育の色が強く出ている。
http://www.nagasaki-nishi.ed.jp/uploads/photos/H30_230.pdf
by 尾渡 (2018-10-19 01:18) 

尾渡

参考記事
高校の「朝課外」揺れる現場 強制か選択か、賛否の声 在り方見直す学校も 福岡の県立高校
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/anatoku/article/410668/
by 尾渡 (2018-10-19 01:20) 

海人

尾渡さんは九州の話を出していただいたのですが、大都市圏では大阪府、兵庫県、愛知県は強制的な学習指導する学校が多いです。特に愛知県は全国一の「国公立主義」の地域ということもあり、放任主義の名古屋市内の一部の高校(公立なら旭丘、明和、千種、菊里、私立なら林修氏の母校の東海高校)を除き、強制参加の朝課外や大量の宿題付けなど管理教育色が強いです。愛知県は管理教育のメッカとして有名です。

一例として名古屋市の西隣にあるあま市の愛知県立五条高校の進学実績のリンクを貼っておきます。(表が見づらいですが)
http://www.gojo-h.aichi-c.ed.jp/shinro/nyushikekka.pdf


by 海人 (2018-10-19 07:47) 

ebisu

尾渡さん

おはようございます。
ありがとうございます、すぐに読ませていただきました。長崎西高校の学校新聞すざまじいですね。校長の「訓辞」が冒頭に紹介されて、右側には学年ごとの7月進研模試の九州内と全国順位が示され、10月進研模試の目標値が示されています。
校長訓示のテーマ「徹底」の部分はぜひ根室の生徒たち、保護者のみなさん、根室高校の先生たちにも読んでもらいたい。違いすぎます。

さて、このような極端な管理教育の徹底の弊害を意識しているのかどうか疑問です。こんなに国公立大学へ進学させたという自意識が露骨に出ていると感じるのはわたしだけでしょうか?

はっきりいって、そういうシステムで生産された国公立大生を企業は採用試験で振り落とす必要があるでしょう。管理されることに慣れきって、毎日3年間繰り返すことでそれが「鋳型」になってしまうからです。
おそらくほとんどの人が生涯治りません。

企業は独立心や冒険心にあふれたマインドをもち、確かな学力を身につけた人材がほしい。
民間企業のみならず、キャリア官僚がこのようなシステムで生産された人材で埋め尽くされるとき、国は大きく判断を誤ることになるでしょう。

なるほど、そういうことなのですか、極東の街根室ではまったくお目にかかることのできない教育システムです。国公立大学進学者を増やすには効率的で素晴らしい方法論ですが、弊害あるいは副作用も大なるものがあります。
大企業で一流大卒の課長が部長へ昇進すると、仕事ができなくなる、あるいは精神を病む者が高頻度で続る理由の一端が見えます。

生徒の人生よりも学校の進学実績アップが優先しているようにみえます。もっとバランスよくできないものでしょうか?

by ebisu (2018-10-19 08:30) 

ebisu

尾渡さんが張り付けてくれた西日本新聞の次の記事は衝撃です。

「高校の「朝課外」揺れる現場 強制か選択か、賛否の声 在り方見直す学校も 福岡の県立高校」
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/anatoku/article/410668/


自主的に受験勉強を進める生徒にとっては、半強制的な課外学習は学習プランの阻害要因にしかなりません。
ここには根室高校にも共通する問題があります。予習プリントではなく復習プリントを強制されるという点に相違がありますが、成績上位の生徒の自主的な学習プランの阻害要因になっていることは一緒です。

生徒は多様なのに、一律に管理したいと、管理効率を求めすぎです。バランスと階層を3つくらいに分けて、それぞれに応じたメニューを提供すべきとわたしは考えます。

by ebisu (2018-10-19 08:38) 

ebisu

海人さん

おはようございます。
ありがとうございます、愛知県立五条高校の進路実績表、見ました。
地方の国公立大学がまんべんなく上がっていますね。北海道の室蘭工大と北見工大もあります。北見のほうが圧倒的に多い理由がわかりません。
愛知県の県立高校ですから、愛知教育大や名古屋工業大学への進学者が圧倒的に多い。案外東京の名の知れた大学が少ない。西と東の真ん中、距離的には西の方がちかいという地域性でしょうか。

とにかく、高校側の指導に国公立志向が強いことはよくわかりました。

この高校は偏差値が68もあるのですね。その割には、難関大学進学者が少ないような気がします。九州の公立高校に限らず、愛知県の公立高校も似たような進路指導の理念に基づいた管理教育が徹底されているようです。参考になりました。

by ebisu (2018-10-19 08:49) 

ebisu

長崎西高校学校新聞冒頭の「校長訓示」はずっと教員畑を歩いてきた方に特有の視野の狭さを感じ、「純粋培養」の行きつく果てを見た気がしました。手段と目的を取り違え、バランスとか常識を逸脱してしまう危うさを感じます。
違った印象がありえますから、読んだみなさんの感想が聞きたい。


by ebisu (2018-10-19 09:03) 

Tsuda

北見工業大の一般入試
前期試験(一般入試定員の5割)がセンター試験5教科7科目の結果で合否判定
後期試験(一般入試定員の5割)がセンター試験5教科7科目と2次試験が数学必須、「物理」、「化学」から1科目選択の2教科2科目、配点割合がセンター試験:2次試験=1:1

室蘭工業大の一般入試
前期試験(一般入試定員の7割)がセンター試験5教科7科目と2次試験が数学の1教科1科目、配点割合がセンター試験:2次試験=8:3
後期試験(一般入試定員の3割)がセンター試験5教科7科目の結果で合否判定

北見工大の前期試験はセンター試験55%の得点で合格安全圏に入るので(ボーダーラインが例年52%~53%)、北見工大で合格実績を稼ぎやすいのだと思います。


by Tsuda (2018-10-22 22:13) 

ebisu

Tsudaさん

合否判定に関する具体的な情報の投稿、ありがとうございます。
北見工大と室蘭工大ではセンター試験と2次試験の配点割合がずいぶん違うのですね。

2年半後には入試制度が変わりますが、そこでしばらく混乱するのでしょう。
by ebisu (2018-10-28 18:24) 

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