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#3753 何億年もの命の連鎖とマイクロプラスチック問題 Jun. 10, 2018 [8. 時事評論]

 ペットボトル、レジ袋、様々なプラスチック容器とプラスチック製品が溢れている。生産されたものは捨てられ、川を通じて海へ流れつき、紫外線で劣化してバラバラになり5mm以下のマイクロプラスチックへ、そして海を漂い、様々な生物がそれを呑み込み死んでいっている。波に揺られ紫外線によってさらに微小化が進み、小魚の体内へ蓄積され、それを中型の魚が食べ、大型の魚がさらに捕食する。最後は人間が食べて自らの体内へ蓄積することになる。

 微小化が進めばマイクロプラスチックがいずれ腸壁を通過して血管へ入り込むことになる、細胞に取り込まれたら何が起きるのか誰もわからない、脳の毛細血管を塞ぎ脳梗塞を起こす可能性だってある。ベンゼン環をもつ化学部質が体内へ取り込まれたら内分泌攪乱物質として作用し、遺伝子を破壊して癌を発生させるということは、結果が出るまで人類はわからなかった。マイクロプラスチックも人間の体内に取り込まれたときにどのような作用を及ぼすかはまったく分かっていない。

 人の情緒へは影響がないだろうか?人間の心のセンターである情緒が壊れているのではと思わせるような事件が続発している。福島第一原発事故でばらまかれた放射能の影響だとしても、誰もその因果関係を証明することができない。
 5歳の船戸結愛ちゃん虐待殺人、新幹線でいきなり刃物で赤の他人に切りかかる人、障碍者施設へ侵入し十数人を殺害した人。頻度がだんだん大きくなっているような気がするのはわたしだけだろうか?


 原発事故による放射能汚染、マイクロプラスチック汚染の進行、人類は自らを被験者として壮大な実験をしている。

 月の兎という仏教童話がある。旅の僧がひもじい思いをして焚火にあたっている。そこへ兎がやってきて焚火に身を投ずるのである。なにも供養をするものがないから、どうかわたしを食べてくださいと言い残して火の中へ。僧侶の命は兎の命をいただくことでつながれる。
 生物は何億年のときをかけて、こうして他の生物の命をいただくことでつながってきたのである。壮大な命の連鎖に思いをはせるとき、その連鎖を根底から破壊しかねない放射能汚染やマイクロプラスチックの脅威に日本人はいま何をすべきなのか、考え抜き、やるべきことを見出し、迷うことなくやらなければならない。
 日本人は鎮守の森を守り、周囲の生物と調和しながら1万2千年もの間、日本列島で暮らしてきた。そうした伝統的な生活スタイルに立ち戻るべきではないのか?環境負荷を極限まで小さくするようなライフスタイルは江戸時代にはあった。現在の技術を使えば、別次元でそうしたライフスタイルを再設計し再構築できるのではないか。

 ガラス瓶に関する標準規格を制定し、ペットボトルや缶の飲料をリターナブルなガラス瓶で置き換えることぐらいは2年の準備期間があれば実現できるだろう。50年前にはペットボトルなんてなかった、飲料はガラスの瓶で売られていた。レジ袋だって廃止できる。人間は便利さを追い求めすぎた。当代のわたしたちにできることから始めるべきだ。
 そういうことを一つ一つ進めながら、50年後に人口が半分になったときを想定して、さまざまなインフラを縮小し、社会の仕組みを再デザインし、現実のものとするぐらいの叡智はわたしたちにはまだある。

*https://www.msn.com/ja-jp/news/national/日本の海が危ない%ef%bc%81-日本の海を覆い尽くす世界の27倍もの「マイクロプラスチック」問題/ar-AAyr1IY#page=2

*#2349 七夕の朝の朗読 「月とウサギ」(仏典童話より) July 7, 2013
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-07-07


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