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#2521 恥の文化はどこへ?:特定秘密保護法はやり方が小ズルく卑怯 Dec.6, 2013 [政治に求めるもの]

 政治こそ国民に範を垂れるべきものであってほしいと願う国民が大多数だろう。しかし現実の政治はそれとは対極にある。
 「美しい国日本」は棚田や海岸や町並みなどの風景だけの話だったのか?小ズルいことや卑怯なことを嫌い、潔く正直で勤勉であること、そういうことも含んではいなかったのだろうか?

 選挙公約にも掲げず、所信表明演説でもおくびにも出さなかった「特定秘密保護法案」を安倍首相と閣僚達がなにがなんでも押し通そうとしている。
 選挙公約で堂々と謳うべきだったし、所信表明演説でも正直にその必要を説き謙虚に国民の声を聞いてじっくり審議すべきだった。隠す必要があったから隠した、隙アラバと狙っていたのだろう。

 政権に返り咲いた途端に昔のマンマの横暴・横柄なふるまい(石破幹事長「絶叫デモ、テロと変らぬ」発言と議会運営)、挙句の果てに強行採決では古い自民党のまま、自由や民主主義がどこにあるのだろう?多数決が民主主義だというなら、だまし討ちでも正当化できるのか?昨年12月衆議院議員選挙における自民党の得票率はたった18%にすぎない。

 国民が見たかったのは古い自民党ではなく、増え続ける国債残高・天下り・強行採決の限りを尽くして民主党に大敗北への反省を踏まえた新生自民党だった。国民は健全な保守政党を望んだのだ。
 自民党員はこのような先祖がえりしたかのような政府を推し戴いていてよいのか?
 選挙公約に謳っていなかったのだから選挙民をだまし討ちにしたも同然、健全な保守政党ならこのような卑怯なやりかたをよしとはしないだろう。
 そもそも行政と国会は互いに牽制装置としての機能を担っていたはずだが、そうした国会の機能を自ら放棄してしまうのは国会議員としての自己否定だ。
 選挙民の信頼を根こそぎ失うことになるがそういう覚悟があってのことか?こんなことをやっていたら、大多数の自民党国会議員は選挙民の信頼を失い次の選挙で落選の憂き目に遭う。
 党議拘束をかけられたぐらいで、ビビッて自分の良心や政治的信条に反することでも従うのなら、政治家なんて辞めてしまえ。世のため人のためではなく、自分の暮らしのために政治をやるのなら、それは政治家ではなくて政治屋だろう。

 公明党はこのような法案に賛成するような政党ではないと思っていた。ズルイことや卑怯なことに加担するような政党ではないと期待していた。
 わたしが知っている創価学会員の親戚・友人は一心に勤行はするし信仰心が篤い、ボーナスをもらうたびに信濃町の本部に献金を持参している者もいるから、今回の一連の動きにはさぞかしがっかりしていることだろう。彼らや彼女達はこういう卑怯なことやズルイことを嫌うまっとうな人間であるが、公明党もそういう人たちの集まりではなかったのか?宗派は異なっていても、清廉であることに期待し応援する人たちがいることを忘れるな。
 公明党も選挙公約で特定秘密保護法案に賛成だなんて謳っていなかったはず。期待を裏切らないでほしい。

 保管期限以前の公文書さえ政令ひとつで処分できるような但し書きがつけられていることが今頃(今日、6日)わかった。これでは官僚の裁量一つで「証拠隠滅」も自由自在だ。条文自体もじつにズルく姑息なものだ。
 それでもさまざまな運用上の疑問を残しながら、政府・自民党・公明党が遮二無二突っ走るのはなぜ?

 わたしにはさっぱりわからない。

 落下傘部隊の数少ない生き残りだったオヤジが生きていたらなんと言っただろう?こんな法案が通るのをみてからなら、靖国で待っている仲間に合わせる顔がなかったかもしれぬ。長生きせず20年前に亡くなって幸いだった。

 こんな危ない法律制定に加担した政党の国会議員を次の選挙で落選させ、法律を廃止すればいいのだが、問題なのはどのような政党であれ、自分たちに都合の悪い情報は隠したがるということ。
 民主党が政権の座について、中国漁船体当たり事件のビデオ隠しや福島第一原発事故で放射能拡散予測システム(スピーディ)と事故を起こした原発に関する情報隠しを見せられたから、どんなにきれいごとを言っていても政権の座についた途端にこういう法律がほしくなることがわかってしまった。国会は与党野党の区別なく、いつのまにか情けない政治屋だらけになってしまったようだ。

 八百万の神々ですら、何か問題があったら合議し、総意をまとめて神勅を下すのだから、地上の政治も重要な問題に関してはそうした手続きをしっかり踏んで「総意」をまとめあげる努力をしてもらいたい。
 「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」、総意の基本はこれだろう。

 政治こそ、正直に誠実にやってもらいたい。ズルイ・卑怯な振る舞いは日本人の情緒に合わない。風景とともにそこに住む人々の心も「美しい国、日本」であってほしい。
 わたしはそういうふるさとを子どもたちに残したい。

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 なんびとも一島嶼にてはあらず。
 なんびともみずからにして全(よ)きはなし。
 人はみな大陸(くが)の一塊(ひとくれ)。本土のひとひら。
 そのひとひらの土塊(つちくれ)を、波のきたりて洗い行けば、
 洗われしだけ欧州の土の失せるはさながらに岬の失せるなり。
 汝(な)が友だちや汝(なれ)みずからの荘園の失せるなり。
 なんびとのみまかり(死ぬ)ゆくもこれに似て、みずからを殺(そ)ぐにひとし。
 そは、われもまた人類の一部なれば、
 ゆえに問うなかれ、誰(た)がために鐘は鳴るやと。
 そは汝(な)がために鳴るなれば。
      (大久保康雄訳『誰がために鐘は鳴る』より)

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*中国漁船体当たり問題(稲田朋美「歴史に残る名演説-1」)
http://www.youtube.com/watch?v=VDhFTrT1A1I

 #1269 日本側に死亡者?中国漁船衝突事件映像流失:仕事は正直にやるのが一番: Nov. 5, 2010 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-11-05-1

 #2522 特定秘密保護法案に経済界はなぜ反対しない? Dec. 8, 2012  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-12-08
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