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部活を毎日6時過ぎまでやらせるタクランケ #750 Oct. 4, 2009 [57. 塾長の教育論]

部活を毎日6時過ぎまでやらせるタクランケ 
                 
#750 Oct. 4, 2009
 6時過ぎまでトレーニングをさせている「部活」がある。毎日のようにそういう練習をしていたら生徒がどうなるか考えたことがあるのだろうか?土日も練習する、そんなにやって勉強はいつするのか考えたことがあるのだろうか?
 どうせ何もしないのだから、長時間部活で縛り付けておいたほうが良いと思っている先生や親もわずかだがいるのは事実だろう。だが、その弊害を考えたことはあるだろうか?

 運動系の部活なら、3時間もハードなトレーニングは大人だって続けられない。つまり、生徒は手を抜くことをおぼえてしまう毎日やる「部活」が「手抜き」のトレーニングの場になってしまう
 手抜きを毎日やることで習慣になり、しまいには性格となる。熱心にみえる部活が、じつは立派な「手抜き人間」を製造してしまう。
 こういう生徒は集中力に欠け、授業も「手抜き」して聞くことをおぼえる。部活だけではすまない、授業態度にも表れてしまう。毎日繰り返すことはいつのまにか根っこから子供を変えてしまう*(1)


(毎週ではなく、ときどき土日に5時間程度のトレーニングは賛成だ。へとへとになるまで、体力の限界までトレーニングする必要はあるだろう。「限界を極める」そして「限界を超える」ことは必要だ。だが、毎週はいけない。勉強も同じで、1日8時間を超えるような勉強を1週間続けると頭の回転がもうれつによくなるのは事実だ。だが、中学生がそれを続けてはいけない。大学生になってからにすべきだ。
 中高生は間口を広げる時期だ。いろいろな分野の本を読め、スポーツも何種類かやってみろ。好奇心の赴くままに教養のベースの幅を広げておくことだ。新聞の1面や社説を読むのもいい。日経新聞の記事を読んでわかるようなら、岩波新書レベルの本ははたいがい理解できるだろう。ジャパンタイムズを精読し、その記事を音読すれば飛躍的に英語の力は上がる。スポーツだけで青春の貴重な時間の大半を潰してしまうのはあまりにももったいない。)

 6時半まで部活をやった子供は家へ帰ると7時近くだ。「お母さん、はらへった」と言い、勉強せずに食事をする。満腹になったら、疲れが出て眠くなる。ここで勉強できる生徒はまれだ。よほど体力があるか、気力・集中力にすぐれた者だ、したがって、滅多にいない。そしてほとんどの中学生が食後はケイタイやゲーム、インターネットで2時間以上遊んでしまう。部活とゲームに集中して心身ともに疲れきった子供は無気力にテレビを見るか、お風呂に入って眠るだけだろう。部活を熱心に励む生徒のほとんどに勉強する時間などありはしない。
 長い時間だらだらとした練習に毎日明け暮れ、あげくに手抜きをおぼえる、アホか。短い時間で他校よりも効果をあげる練習メニューを考え出す努力も教育だ

 「トレーニングは1時間半×週4日だ、もっと効果的な、密度の高いトレーニング法を考えて来い」
 「短い時間で、他校に勝つために、トレーニングのやり方をもっと工夫しろ」
 「まだ足りない、もっと工夫の仕方や集中力の高め方があるだろう?たとえば・・・」
 先生の指導次第で生徒たちは工夫の余地があることを身をもって体験できる。

 民間会社では絶えざる工夫を積み重ねて成果をだしている。そういう習慣は中学生の時期に部活を通じても育むことができる。
 部活を通じて工夫に工夫を積み重ね成果をだす体験をした生徒は、社会人になっても自分の仕事に自ら進んで工夫をする。「できません」と言う前に「ありがとうございます、ぜひやらせてください、やってみます」と言える人間になる。
 上司に言われる前に自分で工夫できる人間になる。「指示待ち人間」ではなく「自発的に工夫できる人間」が部活を通じて育つ
 勉強だって運動だって、集中力と工夫の巧拙が成果を左右する。成果は時間数でだすのではない、集中力と工夫でだすのだ

 部活を6時までやらせている先生は、部活が教育の一環だということを忘れていないか?学校は先ず勉強が第一である。先生の仕事も授業が第一で、部活が第一であってはならないはずだ。優先順位を間違えてはいけない。

 根室の小中学校は部活の時間が異常に長すぎる。それが生徒の生活習慣を壊している。このままでは健全な家庭学習習慣の育成が困難であると思うのは私だけだろうか?

 学力を上げたかったら市教委は週に2日は部活を禁止し、補習授業に充てるように学校長を指導すべきだろう。半端な措置では根室の学力を上げることはできない。

 部活を5時までとすれば、生徒は家に帰って、食事の前に1時間ほど勉強時間がとれる。親も勉強してから食事するように子供を躾けられる

 ゲームやケイタイ依存から抜けさせるには、長期にわたる「治療」が必要だ。アルコール中毒やパチンコ中毒と同様に心療内科の守備範囲だ、立派な病気として認知すべきだろう
 健全な生活習慣を育むことが「治療」になる。健全な生活習慣を破壊している「過剰な部活」をまずやめることだ。家に帰ってきたら、最優先すべきことは30分あるいは1時間の勉強である。食事も他のこともそのあとだ

 健全な生活習慣が身につけば、言われなくても学習するようになる。健全な学習習慣のついている子供をもつ親は子供に「勉強しなさい」とは決して言わない。言われなくても勉強するからだ。どこで差ができるのか、じつは学校生活を始める小学1~3年生にその鍵がある

 何ごとも最初が肝心だ。そこを手抜きすると取り戻すのに何倍もの努力が必要になる。3年間家で勉強しないとそれが習慣となってしまう。習慣を変えることがたやすくないことは、大人が酒やタバコの習慣をやめるときのことを考えればわかる。ましてや小学校6年間、ゲーム三昧させてしまったら、中学生になってにわかに家で勉強するようになったなどということは、宝くじを当たるのを期待するようなものだ。家庭での学習習慣は親の躾の問題だ。自分の子供が可愛かったら、小学1~3年のときに手を抜いてはならない

 勉強の躾方には工夫がいる。どうやって勉強に興味をもたせるかがわからない人が多いだろうから、わからなかったら聞けばいい。誰にでもできるとってもいいやりかたを教えてあげる。来てもらえばたった30分ほどの説明ですむ。自分の子供が可愛い人は来ればいい。
 わたしは高校時代の友人からこの方法を学んだから、根室の1~2年生を子供にもつ親に教えてあげたい。友人がどのような実績を出したかは個人情報に関わるのでブログでは書けない。

 根室をダメにしているのは、北方領土が還ってこないからではない。根室に住んでいる人間が根室をだめにした。とくに各団体の長をやってきた者たち、権限をもって町を動かしてきた者たちに責任がある。ビジョンをもたす、先を読まずに場当たりの、そして60年間もの長きにわたって自分たちの利害に拘泥しすれば町が衰退するのは当たり前だろう。

 密漁・銃撃事件の湾中漁業組合長、保険金詐欺事件で書類送検された根室漁業組合長、病院赤字を減らす努力をしなかった歴代病院事務長や歴代市長などなど。そして今も居座っている者がいる*(2)。根室の恥だ。
 責任ある立場の者は、出処進退をきれいにするとともに、その職にある間は課題に真正面から取り組み、決して先送りしない決意が必要だ。そういう正義感や責任感溢れる団体の長が少ないということだろう。きちんとした団体長もいるが、恣意的に団体(根室の主要産業である漁業組合、市政)を運営し害毒を垂れ流す者たちが主要部を占めているから町が衰退することになる。

 しかし、責任があるのは彼らのみではないだろう。経済が他地域に比べても相対的に衰退の度合いが激しいのは根室に住むわたしたちにもその責任の一端がある。彼らを選んできたのは私たち根室の住民である。他人が悪いとだけ言っていたのでは根室は変わらない。
 住んでいる自分たちにも問題があると気づけば状況は変わる。小さな町で好い、経済的にも豊で、子供も大人も老人にも住みよい町ならそれで充分だ。そのような町なら実現できる
 根室を変えることは住んでいる人なら誰にでもできる。それにはまず、私たち自身が変わることだ

 学校や家庭が協力して子供たちの生活習慣を正すことが根室の子供たちの学力を底上げすることにつながる。生徒自身そして親も先生も教育委員会も、関係者は皆具体的な行動を起こせ。根室の子供たちの学力を全道ナンバーワンにすることはできる。ねむろっ子、サッポロの子供たちに学力で勝て。同級生とではなく、渾身の力で都会の生徒と勝負しろ。

*(1)2009年9月10日blog#『学力テスト総合Aに見る学力低下の実情』
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-09-16

 2009年9月9日blog#731『根室の中学3年生の家庭学習時間』
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-09-09

 他に#729、#733にも根室管内の子供たちの学力レベルに関するブログ記事がある。

*(2)20097月1日blog#633
『退け際の美学:根釧漁業保険組合長保険金詐欺容疑で書類送検』
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-07-01

 5月25日ブログ#191『根室漁船保険組合専務、数千万円着服か』
  http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/archive/20080525

 8月15日ブログ#256『根室漁船保険組合専務、数千万円着服のその後』
    http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-08-15
 8月18日ブログ#261『近頃多い横領事件3件にみえる類似パターン』 

 10月10日ブログ#347『根室漁業組合長 虚偽書類で保険金』
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-10-10-1

 12月3日ブログ#427『漁船保険組合の元専務理事逮捕』
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-12-03

 1月13日ブログ#486『ある年頭の挨拶から』
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-01-13

 2月1日#513「漁船組合横領 元専務を追送検
  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2009-02-01
 
   
*2006年8月16日カニかご漁船銃撃事件(ウィキペディアより)
「帰国後、船長は「越境も密漁もしていない」と、責任逃れの発言をしていたが、その後、根室海上保安庁の捜査に対して、違反操業を認め、2007年3月2日、根室海上保安部は船長ら3人を、北海道海面漁業調整規則違反(区域外操業など)の疑いで釧路地検に書類送検した。」


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コメント 5

クラブナビ

子がサボる
その姿は
親譲り


by クラブナビ (2009-10-05 10:15) 

ebisu

クラブナビさん、おばんです。

>子がサボる
>その姿は
>親譲り

思わず笑ってしまいました。

何かひねりだそううかと半日考えてもなにもでてこず、なれないことはできないものです。
川柳はほんわりと可笑しい味のするところが楽しい。


by ebisu (2009-10-06 01:08) 

サリー

根室の「場当たり主義」 うなずけます。
利害優先で、変えようとする勇気を持てない臆病者も多いですね。
教育に関しては、クラブナビさんの俳句的コメントそのもの。

集中力に欠けた非合理的な教育で、学力が上がるわけない。
勉強嫌いになる原因は、担当教師の存在も大きい。

なんて、偉そうに言いましたが、自分自身は子供のころから勉強がきらいで、大人になってから非常に後悔したひとりです。(^ー^;)

今の根室市の教育レベルはどんなものでしょうか?
by サリー (2009-10-06 01:28) 

ebisu

サリーさん、おはようございます。
恣意的な市政運営、個人の利害に固執した団体運営など、公的な意識が薄いのはどこの町にもあることかもしれません。でも、やりすぎはいただけない。
何度かブログで取り上げたので、具体例を二つ、URLを貼り付けました。

根室の学力レベルについては、根室管内が北海道14支庁で最低であると道の教育局が公表しています。
さらに具体的な情報をカテゴリー「塾長の教育論」でシリーズで連載しています。

知りうることはどんどん公表していきます。
「ふるさとねむろをなんとかせんといかん」
そにために情報を公開します。

根室は変わる、変えられる。

We can change.

根室の住人による、根室の住人の、根室の住人のための運動、どっこいしょ。

by ebisu (2009-10-06 10:04) 

クラブナビ

地域の世直し

一次元はすでに芽生えています
二次元はこのようにつながっています
三次元は実現こそ成っていませんが
充分にその可能性があります

あとは四次元
後世に続けなければなりませんね
by クラブナビ (2009-10-06 19:34) 

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