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#3637 中学校統廃合と仕事の手順 Nov. 9,2017 [根室の話題]

  今朝(11/9)の北海道新聞根室地域版によれば中学校の統廃合の説明会が16・17・20日7時から予定されている、場所は市総合文化会館。(木・金・月曜日はebisuはこの時間は仕事だから、もちろん仕事優先、これでは参加できません)

  寺脇教育長は根室西高校校舎を移転候補に挙げており、その線で地区ごとに説明会が行われる。

  二つシェーマ(独 Schema:図式、英語ではscheme スキーム)を提示してみたい。
   A: 小学校統廃合 ⇒ 中学校統廃合 ⇒ 高校統廃合
   B: 高校統廃合 ⇒ 中学校統廃合 ⇒ 小学校統廃合

  根室市教委が提示した統廃合はBで手順が逆である。モノの道理はAにある。
  団塊世代が小学生の時は1学年6クラス360人の大規模校だった根室市立花咲小学校の今年度の新入生はわずか19人。6年後には同じ学区の啓雲中学校の新入生が19人に急減する。だから、統廃合の手順はA、中学校の統廃合の前に小学校の統廃合をやるというのが当たり前の仕事のやり方、いい大人が何人も集まってそれができないのはどういうわけ?
  市街化地域の中学校の生徒数を検索してみた。公式ホームページがあるのは光洋と落石のみ。柏陵中学校は公式ホームページはないが、ブログを発信しており、週に一度くらいの頻度で活動状況をアップしている。文科省の方針である「地域に開かれた学校」を体現するよくできたブログである。(釧路市は全中学校ホームページをもっている、地域に開かれた学校にホームページは不可欠だろう)
*ようこそ柏陵中学校ブログへ:http://hakuryoujhs.blogspot.jp/

  市街化地域:光洋中学新入生67人、
  郡部:落石中学新入生5人

  市街化地域の他の2校(柏陵と啓雲)は50人前後だろう。小学校の新入生が減少し、6年後に中学校の新入生が減少する、そして9年後に高校の新入生が減少するのは当たり前の話だから、学校統廃合はA案で検討するのがまともな仕事の手順である。もう一つの問題がある、郡部校の統廃合である。歯舞・海星・落石・厚床の4校ある。これらの統廃合はしないのか?そういう問題を議論もせずに厚床を新築した。

 新聞によれば、西高校校舎を利用するのが一番安いと書いてあった。確かに新しくてきれいだ。だが、小学校も中学校もこの3年くらいで億円単位のお金をかけて耐震改修をし終わっている。あれは何のためだったのか?

 どこに移すにしろ、通学バスの確保が必要になるから、何便どういう経路で無料の通学バスをだすのかも並行して検討しなければならない。部活の時間へ制限もかかる。理解と納得ずくで進めるべきだ。

  費用のことを言えば、最近厚床小学校が10億円かけて建て直されたが、生徒数は何人だろう?落石の2倍いるだろうか?どうして今回はそういう選択肢が排除されたのか説明がない。無料のスクールバスを出すなら、郡部校の統廃合も可能だ。1学年数名しかいない郡部校を維持する意味があるのか?いくらお金がかかっているか計算してみたらいい。生徒一人当たり年間200万円を超えている学校が数校あるだろう。

  ふるさと納税資金は市の借金が300億円近くもあるのだから、その返済のために積み立てておくべきで、いま使うことにわたしは原則反対だが、昨年だけで30億円を超えている。その一部を使うという選択肢もあるし、既存の小中学校のいずれかをリフォームするという手もある。

  要は、これから30年間を見据えて、市内の小中学校の地理的配置をどうするかということ。町のインフラについて具体的ビジョンをもち、それを市民が共有することだ
  中標津町は市民自由参加で街づくりの作業部会を運営している。市教委がつくったものをベースに説明会を開くのではなく、原案作りの作業部会に市民が自由に参加している。

  もう閉鎖的な街づくりはやめるべきではないのか?まっとうなやりかたで時間と手間をかけるべきだとebisuは思う。

  中学校入学前の子どものいるお父さんお母さんたちは説明会で説明を聞くだけでなく、意見を言うべきだ。故郷の未来がかかっている。

(根室教育長の寺脇氏は道教育庁からの転出組だ。数年前に武藤さんという文科省出向の切れ者の道教育次長がいたが、その人の下で働いていたはず。仕事の進め方がまるで違うのはどういうわけか、わたしには理解できない。根室教育長の任期が1期2年なら、西高校がなくなるので跡地を利用しようというイージーな選択しかないのも事実。寺脇氏がちゃんとした手順で仕事をしたい人ならお気の毒としか言いようがありません。前任者の道教育庁からの出向者S山さんがやるべきときに仕事をしなかったということ。『カルク』という計算問題集を制作し市内の中学生全員に配布していますが、使われていません、予算の無駄でした。やるべき大事なことは他にあったのですよ。
  いい街づくりには時間と手間がかかるもの、それを惜しむからいつも後悔することになります。根室管内には根室教育長に就任してもらいたい有能な校長経験者が数名います。仕事のできる教育長を選ぶべきですね)
  
  いままでの検討は全部ご破算にして、市民自由参加の作業部会を設定して、月に二回日曜日に議論したらいかがですか?教育問題は根室の未来を開く鍵です。1年間じっくり議論するくらいの手間を惜しんではならないと思うのです。

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#3636 濃霧でホワイトアウト: 春から1700km走行 Nov. 8,2017 [サイクリング]

  今日は仕事は休みなので散髪(死語になったな)してきた。体力的にきついので今年四月から水曜日も休みにして週に四日間仕事しているが、月に二回を数名の生徒の音読トレーニングにあてている。
  音読トレーニングは11年間中学生全員にやっていたが、2年前から希望者だけに変更した。やる気のない生徒に教えるのは辛いし、やる気のある生徒に迷惑だからそういう風に変えた。以前は20分間だったが、希望者だけに変えてからは90分間のトレーニングとなっている、一種の格闘技のようなものだから、結構きつそうだ。最後のほうになると呂律が回らなくなり、ミスが多くなる。半年続けている生徒はずいぶん上手になったしスタミナがついた。

  「読み・書き・算盤(計算)」は学力を支える基本技能であるが、読みの技能に関する国立情報研究所の調査では中学生の四人に一人が教科書を読んで理解できないレベルである。やる気のある生徒の読解力の基礎を中学生のうちにしっかり作り上げておくことは、その生徒の一生にかかわる、そう信じてやっている。

  前置きが長くなったが、そういうわけで今日は水曜日で休み、サイクリングの話が本題である。
  暖かい南東の風が吹いて気温が13度に上がったので、航空自衛隊分屯地の周りを午前と午後走ってきた。午後走り始めたら、友知海岸のほうがかすんで見えない。水蒸気よりももう少し黒っぽい色をしていたから、密度の濃い霧だったのかもしれない。2週目に突然太平洋から霧が上がってきて、辺りは突然濃霧に包まれた。電信柱が5本目までは数えられたが、6本目はまったく見えない。ライトと赤色尾灯を点滅させて走った。
  こういうときは納沙布への太平洋側の道路を自転車で走るのはすごく危険だ。海霧は南東の風に乗って突然辺りを白く染めてしまうので視界が周囲100mくらいしか利かなくなる。時速100kmで車が路肩寄りに走ってきて自転車に気が付いてブレーキをかけても間に合わない。ハンドルを切って避けるしかないがセンタラインを越えてしまうだろうから、ハンドルを切れない。赤色尾灯をつけていても危うい。海霧は5分もあれば辺り一面をホワイトアウトの世界にしてしまう。濃霧はじきにアスファルトを濡らしてしまう。スリックタイヤだから、まっすぐに立てて転倒を免れてもブレーキは半分ほどしか利かない、タイヤ接地面の幅は8mmしかない。MTBならタイヤが55mm幅あるし凹凸が大きいからブレーキをかけても大丈夫だ。でも、メンテナンスが面倒になるから自転車は濡らさないほうがよい。

  今日の走行距離は20.5kmだったが、これで春からの走行距離が1700kmを超えた。その効果か、大腿部が3cmほど太くなった。筋肉量の維持は健康と結びついている、しかし無理は禁物だ。過度な運動は筋肉を固くするような気がする。まだ、開脚して胸が床にピタッとつくが、ブリッジができなくなった。胃癌の手術をして、はじめのうちは切ったところがつるような気がして無理、数年ブリッジをしなかったら肩も硬くなってブリッジができなくなった。裏返しになって腰を挙げると肩が固くて痛みが走る。手術の前まではブリッジして、そのまま立てた。逆立ちもやらなくなった、飲んだり食べたりしたあとにやると、食べた者が逆流する恐れがある。気管に入れば肺炎を起こしかねない。でも朝一なら大丈夫だ。逆立ちは気分がよい。ヨガの逆立ち(三点倒立)なら20分でもできる。呼吸を整えて足の裏に血が巡るのをイメージすれば頭に血がのぼらない。

  今日の走行データ:20.5km 平均時速22.5km
  ロードバイク: 累計走行距離3846km
  MTB: 累計走行距離 1318km

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#3635 オブジェクションあり:たとえていうと三次元思考 Nov. 6, 2017 [データに基づく教育論議]

<更新情報>
11/5 午後11時55分 <補足説明>追記
11/6 朝8時 <補足説明-2>追記
11/6 朝10時 <補足説明-3:学校通信>追記


  2項対立と2項協調を比べれば2項協調がいいように見える。たとえば、イスラエルと米国の協調はwin-winの関係だろう。ところがアラブ世界を入れたら、キリスト教原理主義の米国とユダヤ教のイスラエルのwin-winの関係は対立の溝を深くし、戦火が拡大するだけのこと。
  根室では地元経済界と市政がwin-winの関係だが、その一方で95%の普通の市民がwin-loseの関係となっている。
  2項の間に私的win-winが成り立っているときにはそれを「公」の立場からチェックしてみなければならない。
  私的関係の2次元平面へ高さの軸を導入して、一段高い「公」という地点から平面を眺める必要があると思う。

  なんてことはない、簡単な理屈だ。昔から言われている商道徳、「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」でなければいけないということ。売り手と買い手だけがよければすべてよしとはならぬ。

  win-win、win-lose、lose-loseなんていう欧米流の二項対立図式に知らず知らずに染まって、日本的価値観での思考ができなくなるようでは危うい。

  弊ブログはしばしば耳に痛いことを書くし、物議を醸すような論も主張する。毒にも薬にもならぬ論を書くのは、書くほうがつまらないし、読むほうもつまらないだろう。

  最近、ある学校通信で見た校長先生のwin-win礼賛論へのオブジェクションとして書いている。校長先生にとっては迷惑だろう。しかし、生徒たちは物事を相対的に見て考えることに慣れ親しみ、精神的な成長を遂げるためには、何か意見があった時にそれと異質な論が対置されていることが望ましい。そうした材料の提示が考える契機となりうる。
  正論を吐けばいいというものではない、大人げない議論はよしにして、win-winの関係が築けるようなもっと大人の議論をすべきだということが書いてあったが、まことにその通り、ご説ごもっとも。この論に従えば、弊ブログはwin-loseの図式でしか物事を考えないもの、確かにそういう面はあるな。だが、そういう2項図式の論はしばしば「公」というものをないがしろにしていることは先に書いたから再説しない。

  ついでに別の論点を取り上げたい。そこ(学校通信)には正義の論同士がぶつかって戦争が起きるとも書いてある、世界の現状を見るとその通りだと思う。だが、ユダヤ教とキリスト教とイスラム教にwin-winの関係なんてありうるのか?かれらは千年もの間戦争を繰り広げている。これら三つの宗教の神は同じ天地創造の神である、ただ名前が違っている。ヤハウェ、造物主、アッラー、啓典宗教だからこれから千年後も戦っているだろう。
  ギリシアの神々や日本の八百万の神々とは違う。あ、日本も天地創造の神がいた、『古事記』で最初に出てくる参神がそうだ。天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)・高見産巣日神(タカミムスビノカミ)・神産巣日神(カミムスビノカミ)の参神であるが、天地を創造したら自分の仕事は終わったとばかり、二度と出てこない。参神だからそれぞれが自分が唯一絶対神だなんて主張もしない、必要な時に現れ、仕事が終わるとそろっていずこともなく消えてしまった。『古事記』には天地創造以後この三柱の神は二度と出てこないのである、じつに偉い。この三柱の神様のお陰でわたしたちはユダヤ教徒やキリスト教徒やイスラム教徒を異教徒=悪魔として殺戮する義務から免れた、どの宗教の教徒とも戦争する宗教的必要がないのである。最初に現れた参神の神は日本に永遠の宗教的寛容性と宗教的平和をもたらしたじつにありがたい神様なのだ。

  ところで、学校通信で一番気になったのはこんなことではない。学力テスト総合Bで数学の平均点が13.4点、釧路の14校、根室の3校、中標津や別海の中学校よりもはるかに低いということへの言及がないことだ。そして学力テストの結果データを見るとが、回を追うごとに数学の平均点と五科目合計平均点が下がっているのである。学力がこれほど低下しているのにそのことへ言及がないのはどうしてか?

*#3630 学力テスト総合B:学力向上をどうやるか Oct.23, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-10-21-1

  学力低下と言う不都合な事実は自分の学校の生徒たちの未来にかかわる問題だからどのように取り組んでいるのか言及すべきではないのか?それが学校管理職の本来の仕事、マネジメントそのもの。暢気(のんき)にwin-winなんて論じている場合ではないと民間会社で仕事をしてきたわたしは思うのだが…。赤字の会社が黒字転換への政策について何もアナウンスをしないというのは民間会社ではありえない。2期続いたら、企業存続にかかわる問題となるから生き残りをかけて戦う。こんなに学力が低下しているのに学校はずいぶんのんびりしている。だから、違和感を感じてオブジェクション(異論・反論)を書きたくなった。
  次回の学校通信で学力低下お現状とその対策について数値を挙げて取り上げてもらいたい。ebisuは教育にかかわりのある地域住民の一人として期待している。

  具体的なデータを挙げていろいろ不都合な事実を書くから、たまには取り上げた学校の管理職から顰蹙を買うのは仕方のないこと。反論があっても立場上匿名ですらコメント欄へは書き込めないから、学校通信で自分勤務する学校の生徒たちの学力の現状をデータを挙げて説明し、そして実行に移している学力向上策を具体的に正々堂々と書かれるのがよろしい。
  地域に開かれた学校づくりは文科省が旗を振ってやっている施策の一つだが、さて、どういう風に開くのだろう。

<補足説明>
  学校通信には出典を挙げてあります。『コピィー博士、七つの習慣より』とあります。6分類されているので全部挙げておきます。
①win-loseの関係:自分の意見を通すパターン
②lose-winの関係:相手の言いなりになるパターン
③lose-loseの関係:勝ちたいばかりに自分も損をしてしまう
④win:相手の迷惑や不幸に関係なく、自分の主張だけにこだわるパターン
⑤no dealの関係:違う方法を見つける
⑥win-winの関係:社会で生きていくにはこれがベスト

  わたしにも処世術としては理解できます。
「公」や「世間よし」を忘れたwin-winが企業が大ダメージを受けた例は枚挙にいとまがありません。食肉偽装で問題になった雪印乳業、子会社の不始末でしたが一時はつぶれかけました。拓殖銀行は不正融資でつぶれました。不正融資で業績を挙げて出世した銀行マンがすくなくなかったはず。当時の役員は裁判で有罪、服役しています。マイナーだった北洋銀行が拓銀を吸収して大きくなりました。最近問題になっている神戸製鋼も従業員と役員がwin-winの関係、どちらも不正を承知していながら、改善すればコストアップになるので40年間も不正な製品検査が行われていました。この会社の製品を買っていた取引先企業と最終製品ユーザに多大な迷惑がかかっています。三菱自動車、日産自動車、富士重工…これらは国の検査制度自体に問題がありそうですが、資格をもった検査員が最終検査をしていませんでした。利益が増えれば増えるほどいいわけではありません。必要な経費を惜しんで利益を出してはいけないのです。
  わたしのいた会社でもRI検査試薬の廃棄に関して不正のあったことがあります。ショ糖のまざった検査試薬でした。法定通りに廃棄していませんでした。内部告発があって当時の社長(創業者)はすぐに動きました。担当部長叱責、大きな声で叱っていました。後にも先にも温厚な創業社長のFさんがあんな大声を挙げたのは見たことがありません。わたしは学術開発本部で仕事をしており、背中が社長室の壁でした。急ごしらえの簡易パーティションだから、大きな声を出すとまる聞こえでした。社長のFさんはチェック体制を強化し、1年間ラボに社長室をおいて週に二度は来て、ラボ内を巡回し、社員の話を聞いていました。廃棄にかかわった社員は何も言わなければ、軋轢を起こさずに勤務を続けられました。しかし、それを潔しとせず、内部告発をして辞職しました。典型的なlose-loseの関係ですが、こういう立派な社員がいる企業は永続できます。やるべきことをやるべき時に損得を度外視してもやり抜く、日本の現在の教育にはこういうことが欠けているように感じませんか?
  モノや事実は、光の当たる角度が違ったり見る角度が違えば別のものに見えるもの。中高生は人の意見を聞く都度、相対的な見方・考え方を試してほしいと思います。わたしの意見を含めて、けっして人の意見を鵜呑みしないこと

<補足説明-2>
  根室の中学校では授業の進捗管理がじつにいい加減だった。十数年前は中3数学教科書の最後の章は2次関数だったが、2月半ばに「もうやれないから自分で勉強しておけ」とのたまわった先生がいた。2次関数は高校数学では関数の基礎をなす重要な章であるから、生徒たちは高校数学で大きく躓いてしまっただろう。独力で2次関数をやれる生徒は1割だ。2年生の最後の章「順列・組み合わせ・確率」も章をやり切れずに、3年次へ持ち越し、4月5月にやっている先生すらいた。どちらもB中学校であるが、授業の進捗管理がいい加減なことはほかの学校にも共通していた。故郷に戻り塾を始めてから10年間我慢していたが、私立高校を受験する生徒で問題が起きた。2月中旬の受験だったが、1月下旬に数学担当の先生に「このままで教科書終われるのですか?」確認すると、「やれない、自分でやっておけ」との返事だった。3年生になってから入塾した生徒で将来医学部へ進みたい生徒だったから、もちろんフォローはした、そして希望通りに札幌のある学校の特進コースに合格した。
  この生徒だけの問題ではないので、弊ブログで2013年1月30日に授業の進捗管理のずさんさを取り上げたら、炎上騒ぎが起きた。事情を誤解した十数名の生徒がコメント欄へ何度も書き込みを始めたのである。まずいことに、教頭先生が数学担当の先生へそのような発言を授業中していないことを確認し、保護者へアンケートをとった。わたしが嘘を言っているような文面になっていた。もちろん数学の先生は授業中にそのような発言はしていない、授業が終わってから個人的に確認したのだから。だが、そのあたりの事情を詳しく書くと生徒が特定されてしまうから、一切書かなかった。生徒からも相談を受けたが、口止めした。受験直前の生徒をこれ以上巻き込みたくなかった。教頭先生は市教委へ報告してアンケートをとっていた。公務員として当然の対応である。釧路の教育を考える会でブログ炎上騒ぎが問題となった。ふだんからさまざまな問題を会員専用掲示板で議論していた。名誉棄損で訴えろという強硬意見も出たが、2週間後に道教委から3課長連名で授業の進捗管理強化に関する通達が全道の公立中学校宛に出された。道教委は授業の進捗管理がルーズなことを知っていたがこの炎上事件は授業の進捗管理を徹底するチャンスだった。当時の道教育庁義務教育課長は文科省から出向していた切れ者、武藤さんだった。わたしは意を汲み、穏便に収束する道を選んだ。教頭先生と連絡を取り合い、翌年度の授業管理を徹底する約束をして不問にしたのだ。教頭の管理は見事だった、約束を守り切った。じつにうれしい、そして感謝。翌年度五科目全部が1月末までに教科書を終了した。教頭・校長そして道教委、わたしと三者三様にloseの関係だったが、この「事件」で根室の中学校の授業進捗管理が一時期格段に良くなったことは事実だ。1年たった後に、お互いにようやく「win-winの関係」になったと感じた次第。
  大事な日本的価値観をもう一度書く。

  「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」

  たとえlose-loseの関係になろうとも、損を覚悟でもやらなければならないことがある。始めるときには何にも考えていない、いまやらないでどうする、そういう思いで軋轢を恐れずにやるだけ。根室高校の校訓は「敢為和協」。妥協せずにlose-loseの関係が出現しようとやるべきときにやり、やって後にwin-winの関係を築けという意味だと解釈している。

  この記事に事情がざっと綴ってある。
 *#3032 日高で武藤久慶氏の講演会開催4/18  Apr. 21, 2015
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-04-21

  月曜日を部活休止日として文武両道に努めること、事情があり休んでいる先生のフォローなど学校は苦労もしているし努力もしているが、結果が出せていない。理科の先生が生徒が計算問題ができないので基礎計算からトレーニングしている。それでも効果が出ていない、平均点低下に歯止めがかからない。問題はこの学年だけの問題ではないだろう。何をどのように努力しているか機会をとらえて生徒や保護者、そして地域の住民へ説明すべきだと思う。学校や根室市教委はこういう面の広報・宣伝が下手。ようするに子どもたちの学力低下が止まり、向上へ向かって動き出せばいいのである。このままではこの学年はまもなく時間切れとなる。問題を抱えたまま卒業ということ。根室高校で低学力と授業崩壊が問題になる。学習権の侵害が起きている、実質全入だからそれは根室高校へ持ち越されてしまう。
  学校の規模が小さくなり、先生が一人長期休暇をとったり、おやめになったりすれば、人事面でのフォローがないので4月までは学校運営が大変になる。いま一学年50-60人規模だが、統合すれば1学年5クラスにできるから、やりくりがずいぶん楽になる。根室市教委は中学校の統廃合が遅すぎる。実害が出ているよ、調査したらいかが?
  無理な対応が続けば、フォローしている先生たちがつぶれてしまう。ほうっておいたら大きな問題になるよ。そうなる前に根室市教委は何か手が打てないの?ebisuは傍からみていて冷や汗をかいている。

<補足説明-3:学校通信>
  前任の校長は学校通信で手を変え品を変えて繰り返し文武両道について具体的に語った。その結果荒れていた学校*(道新根室支局が取材し報道、弊ブログ#1307で記事転載をした)は落ち着きを取り戻し、学力も上がった。全国学力テストの平均正答率まで上がったのである。校長は自分が光洋中学校野球部時代にどのように文武両道を実践したのかを具体的に書いた。遠征時の細切れの時間を使った暗記、普段の学習のやりかたなど、部活をやっている生徒たちが大会でよい成果を挙げるたびにそれをほめると同時に、文武両道の大切さを説いた。知識や深い教養の大切さや、学力が社会人となってから人生を戦い抜く場面において有力な武器となることを説いていた。前任の校長が退職してから、先生たちの半数以上が入れ替わった。
 学校の欠点はよい事例が積み重なっても、それが長続きしないことだ。人事で頻繁に先生たちが入れ替わる。それは、悪しき実践もご破算になる(リセットされる)ということ。よき伝統の礎をつくり、それを次の人たちが守り育ててもらいたい。前任校長の学校通信を通して読んだら、どれほど文武両道と学力向上に意を砕いて職務をしていたかをうかがうことができる。中学時代に心根がまっすぐで礼儀正しかった友人(ヨシアキ)がいるが、彼と同姓同名だったこともありよく覚えている。

  団塊世代であるebisuの孫が根室の中学校へ通うことはないが、親戚や友人たちの孫や子どもたちは根室の中学校へ通う。孫子(まごこ)のためになんとかしたい、関係者はご協力をいただきたい。

*#1303 教育再考 根室の未来 第2部 低学力①:人財育成への不安深刻 Dec.16, 2010
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-12-16

 #1307 教育再考 根室の未来 第2部 低学力④:荒れる中学校
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2010-12-19-1



<余談>
 ハンドルネーム「後志のおじさん」が何かを主張するときは、反論を覚悟して主張すべしと何度か弊ブログ投稿欄へ書いてくれた。世の中の何事かについて主張を公にすれば、批判があるのは当たり前のこと。
  相互批判を失った根室の町がその典型だが、相互批判がなくなれば町が衰退するのは無理のないこと。小さなwin-winが町をダメにしている。私的利害を脇に置いて、町の未来と地元企業の未来を考えるべきではないのか?地元企業が経営改善して魅力的な企業に生まれ変われば、根室から出て行った若者たちが戻ってくる。株式上場できるレベルのオープン経営に切り替えるべきだと何度も書いたし、やりかたも教えてあげると。十年間ブログで言い続けても一社も手を挙げないところを見ると、地元企業経営者たちは頑迷固陋が揃っているらしい。わがふるさとではあるが、あきれている。経営改善をして著しく業績を挙げたという話も耳にしたことがない。聞こえてくるのは補助金頼みの話ばかり。停滞の町は何も言わない何もしない根室に住んでいるわたしたち自身がつくっている。あきらめたら終わり、なるようにしかならぬ。

 もちろんわたしの論へ反論があれば投稿欄で展開してくれたらいい。いつもそうしているように、ちゃんとお答えするし、わたしと意見が異なるからと言って削除するようなことはしないから、論拠を示して気楽に反論して楽しんでくれたらいい。

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#3634 性能日本一:スーパコンピュータをベンチャー企業が開発 Nov.3, 2017 [人工知能]

<更新情報>
11/4 午後9時20分 <余談>追記
11/5 午前9時 <余談-1>へデータ消滅の危機に関する追記


 驚いた、スーパコンピュータといえば日本では理化学研究所が開発した「京」が最高性能、広い空間にずらーっとコンピュータ本体が並び、地球環境シミュレータなど大量のデータを計算処理するのに使われている。

 今回小さなベンチャー企業が開発したのは、業務用コピー機ほどの大きさのもの。スーパコンピュータの分野では中国が世界一を五年間独占し続けており、1秒間に90ペタ(peta:10^15でテラの上の単位)の計算速度。今回開発された小さなスパコンは14ペタ/秒の計算速度で理化学研究所の「京」を超える。これを百台つないで並列処理できるようにすればどれほどの性能のスパコンができるだろう。十年後に処理速度はエクサ(exa:10^18)単位になりそうだ。開発者は49歳、元東大医局の医師斎藤元章氏。

 パソコンのプロセッサには2-8個のコアが組み込まれているが、専用に開発されたプロセッサーは2000個以上のコアが組み込まれているという。いったいどうなっているの?一つのプロセッサにこれだけコアを詰め込んだら、発熱量が半端ではないが、冷却システムも新開発だ。
 その冷却方式がびっくり仰天の発想。コンピュータの筐体に冷却用液体「フッ化炭素」をじゃぶじゃぶ入れて冷やす。プロセッサは冷媒の中で冷やされながら動いている。ボードが水の中に沈んで冷やされているようなもの。冷却効率が30倍だという。フッ化炭素は電気を通さない液体、ポリタンクから筐体へ注入している写真が載っている。十年前にこんな写真が掲載されたら、気が違ったと思われただろう。

 量子コンピュータがすでに市販されているが、今度開発されたスパコンは従来のものに比べて百倍はコンパクトにみえる。
 人工知能はディープラーニング方式で大量のデータを読み込み、計算してその性能を上げているが、それを支える超小型で強力なスパコンが世に出たということ、それも日本の小さなベンチャー企業から。
 数年後には、上場企業や大学や研究機関がそれぞれスパコンを導入して、研究開発や業務処理、経営情報システムに利用するようになるだろう。スパコンが大企業へ爆発的に普及していく。世の中を大きく変える技術が誕生した。あとはソフトの性能次第。このスパコンの登場でどういう利用の新分野が開拓されるのか楽しみだ。

  このベンチャー企業は東証へ上場の準備をしたらいい。小型スパコンは開発段階から製造段階へ移るから、生産設備が必要で、資本を増強する必要がある。いまペプチドリームが東証1部上場のベンチャー企業として注目を集めているが、この企業もペプチドリームに並ぶ超優良企業へ成長するだろう。カギは経営管理ができる優良なパートナーが見つかるかどうかだ。「世のため人のため」「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」の経営を実践できる心根のまっすぐな人材が見つかることを祈っている。、

 創造性という点では、大型の1000人規模の国家プロジェクトよりもベンチャー企業のほうがはるかに優れている。人間の智慧の可能性を見せつけてくれた。


<余談-1:電磁パルス攻撃への備え>
  北朝鮮が電磁パルス攻撃(大気圏内での水爆爆発による電磁パルス発生)をすれば、電子機器がほぼ壊滅状態になることが知られている。パソコンが止まるだけではない、スマホも死んでしまう、車も電子機器で制御されているので死んでしまう。家電も電子回路が組み込まれてないものはないからすべて死んでしまう。
  電磁パルスを遮蔽できる施設内に、こういう小型のスパコンを保管して、重要なアプリやデータをバックアップして備えておく必要があるが、そういうことを議論していないのはどういうわけだろう。データやアプリケーションは光媒体にストアしておかなければ消滅するが、日々更新されるデータをそういう媒体で全部保管するのは不可能だろう。いまや株式の保有データは株券ではなく電子データだから、データの消滅は空恐ろしいことになる。上場企業株の所有者が不明の事態が起きる。個人資産や企業資産の消滅の危機が近い将来起きるかもしれない。
 米国への攻撃は大気圏で水爆を爆発させるという選択肢が有力だろうが、同盟国で米軍基地がいくつもある日本へは、中距離ミサイルに水爆を搭載すればいいだけ( 日本の原子力発電所への攻撃は何も中距離ミサイルだけではない)。ヒロシマ型の二十倍もあるような水爆がいくつも日本へ打ち込まれたらどれだけの被害が出るか具体的に検討して、国民へアナウンスすべきだ。憲法を米国から押し付けられたものだと主張するなら、同じ論理で米国の傘の下でいじいじしている日本の防衛政策も見直すべきではないのか?自分の傘をもつのが当然ということにならないか。明日トランプ大統領が日本を訪れる。
  攻撃があってからでは遅い。

  「備えあれば患いなし」


<余談-2:危惧>
 こういう高性能のスパコンが大量に市販されたら、北朝鮮や国際テロ組織へ渡ることを覚悟しておかなければならない。防げないだろう。


*速くて小さい! 夢のコンピューター
https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1027.html


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#3633 窓ガラスが割られた -2 :器物損壊罪 Nov. 2, 2017 [根室の話題]

<更新情報>
11/3 朝8時半追記

  器物損壊罪は親告罪で、その物件を占有するものが告訴権を有する。学校長が告訴することによって警察が動く。繰り返し学校の窓ガラスを壊すことが犯罪であり、処罰されることを知らしめることも教育の一環だろう。

  刑法261条に次の定めがある。
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刑法第261条:前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
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  今日(11/2)啓雲中学校長とPTA会長の連名で「学校被害についてのご報告」文書が生徒へ配布された。
  それによれば、窓ガラス被害は14枚である。10/24は壁面のレンガの損傷、26、27、31、11/1 の4日間は窓ガラスの損壊である。
  いたずらのつもりでも、学校の窓ガラスを意図的に壊せば犯罪で、大人なら「3年以下の懲役または30万円以下の罰金」である、そのほかに修理代を請求される。
 犯人が中学生なら未成年だから、刑務所に収監されることはないだろうが、14歳以上なら少年鑑別所に送致されるケースがありうる。
  警察は学校長からの告訴を受けて適切に捜査を行い、書類を検察庁に送る。少年鑑別所へ送致するかどうかは家庭裁判所の審判によって決定される。

  親告罪は告訴を取り下げることができます。やった人は心から反省して学校長へ告訴取り下げをお願いすることを勧めます。まだ取り返しがつきます。
 犯罪に一度手を染めるとなかなかやめられなくなります。神奈川県で9人の殺人事件がありましたが、白石容疑者は8月に初回の殺人を犯してからばれるまでやめられませんでした。犯罪と言うのはいったん始めるとブレーキがなくなるもののようです。人間の心のどこかが最初の犯罪で壊れてしまう、自制心のタガが外れる、だから怖い。自分から名乗り出て自制心を取り戻せたら、元に戻れるかもしれません。
  2009年11月下旬に柏陵中学校で41枚のガラスが割られたことがありましたが、あの事件は生徒でした。若いうちの過ちは取り戻すことができます。見つからなければいいと癖になりますから、取り返しのつかないことになる前に、自首するのが自分のためです。

  北海道新聞にネットを通じて中学生や高校生が売春している記事が最近シリーズで載っています。バイトをすれば1か月汗水流さなければ稼げないお金が数日で稼げます。まともな仕事がばかばかしくなる、それが怖いのです。高校を卒業してからもやめられない。アベノミクスでトリクルダウンは起きず、所得格差が拡大し、貧困層が増えています。
  風俗産業に携わる女性は30万人、供給が増えすぎて売春も競争が激しくなり、価格下落が起きています。中高生のバイト感覚のネット売春、経済的な困窮から若い男性の性的欲求が低下しており相手が見つけられない女性が据えています。生活するために自分を商品とするしかない女性たちも増えています。
  容姿端麗そして若くなければ生活保護費程度しか稼げない、じり貧に追い込まれる例が多いそうです。一度楽をすると、そこから抜けられなくなり、じり貧になる。ブレーキを失った車が暴走しているようなものです。そういうことも記事から読み取れます。

  一度やったら癖になり、なかなかやめられなくなることが、犯罪や売春に共通しているようです。不幸にしてそういうことを始めてしまったら、いま立ち止まって考えましょう。自分の人生のなにを引き換えに失うのかを。


*【座間9遺体】白石容疑者「財産くれたら殺してやる」 接触女性、電話口で「うめき声聞いた」

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%90%e5%ba%a7%e9%96%93%e8%a4%87%e6%95%b0%e9%81%ba%e4%bd%93%e3%80%91%e3%80%8c%e3%81%94%e3%81%8f%e6%99%ae%e9%80%9a%e3%80%8d%e2%80%a6%e8%a3%8f%e3%81%ae%e9%a1%94%e3%81%af%e6%ad%8c%e8%88%9e%e4%bc%8e%e7%94%ba%e3%81%a7%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%82%a6%e3%83%88%ef%bc%9f%e7%99%bd%e7%9f%b3%e5%ae%b9%e7%96%91%e8%80%85/ar-AAugyB8?ocid=DELLDHP
 
*#3632 窓ガラスが割られた:器物損壊罪 Oct.29, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-10-28-1


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