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#3616 通貨の未来(5):投稿欄+解説 Sep. 20, 2017 [通貨の未来]

<更新情報>
9/20 夜9時40分 「預金封鎖と個人預金944兆円」を追記


  中国がビットコイン取引を全面禁止した。そして米国銀行JPモルガンス・チェースがビットコインは詐欺だとアナウンス、仮想通貨に逆風が吹き始めた。

*「JPモルガンが「ビットコインは詐欺」と明言した事情」20170918
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52906

  世界統一通貨は国家の貨幣発行権を奪うものですから、真正面から戦いが起きて当然です。米国でもEUでもなく中国がビットコインの全面禁止措置で口火を切った。世界統一通貨に関する国家的な危機意識を中国が抱いたということ。世界統一通貨樹立は通貨を通じた経済支配ですから、それを嫌った当然の反応。
  米国が遅れている理由は、それで大儲け(通貨発行益)を手にしている者たちがいるからでしょう。ビットコインが世界統一通貨に成長すれば数千兆円の巨大利権ですからせめぎあいはこれだけでは終わらない。発行する側は世界中の富を独占するチャンスだし、使う側も便利ですから世界統一通貨へのニーズは大きい。わたしたちは、仮想世界統一通貨の成立という壮大なドラマの序章を見ているのです
  どなたかこれをテーマに小説を書いたらわたしは買って読んでみたい。投稿主の「中央銀行総裁」殿は文才がありそうですから、ひそかに期待しています。

*隠された真実:FRB(連邦準備制度)
https://sites.google.com/site/uranenpyou/home/frb


  今回は弊ブログ#3598投稿欄に寄せられた仮想通貨に関する議論を本欄に転載して、前回のように解説をつけ、ます。コメントに付したナンバーは前回からの通し番号、解説と修正は識別できるように青字で挿入したところは前回と同じルールです。

*#3598 通貨の未来-3 : 日銀の債務超過は引き金になるか? Aug. 27, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-08-26-1

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#11

わしが債務を負っているじゃと?
お主も面白い事をゆうのう。
所詮はわしが刷った紙切れじゃ。
お主に心配してもらわんでも、どうとでもできるわい。
今後もお主らから生かさず殺さずの状態で吸い取る方法にいつも手を焼いてるだけじゃ。
多くを殺してしまったら身も蓋もなくなるからのう。おっホッホ〜。
わしらの念願の新通貨、世界単一通貨「gon」になっても、現在の所得はプラスで、債務はマイナスでオンラインに記入するだけじゃ。
レートは各国の事情に合わせてやるわい。あたふたするな。
by 中央銀行総裁 (2017-08-26 23:00)

  中央銀行が銀行券を発行すると、日銀の貸借対照表上は負債として計上されます、#3598本欄で書きました。国債や株式を購入して銀行券を発券する、簿記取引としては国債という資産勘定の増加と銀行券という負債勘定の増加取引です。つまり、政府財政ファイナンスをするために銀行券の増発をジャブジャブやっている。こういう操作で政府は収入の2倍の歳出予算を組むことが可能になりました。日銀の政府からの独立性が消滅するという、やってはならないことをしています。戦時中は無制限にそういう赤字国債増発を行い、出口戦略がなく、財政破綻を起こしました。大蔵省による突然の預金封鎖です。
  日銀の純資産は3兆円弱の規模ですから、440兆円(来年には500兆円を超える)の保有国債や18兆円もの保有株式の値下がりで評価損が出たら、日銀は莫大な債務超過に陥ります。その結果何が起きるかは誰にもわかりません。
 (FRBは10月から保有資産の縮小をします。FRBは株式保有を禁止されていますから、株式を購入することはありません。保有資産を縮小すれば金利が上昇します。)
  まず通貨円に対する信用が失墜します。円からドルやユーロへ資金が流出します。その結果円が大暴落するのか、暴落するのかは市場の判断です。国債の暴落は金利の上昇を伴うので政府財政も多少のタイムラグをおいて破綻します。ギリシアやアルゼンチンが先例です。他の国に先例を求めずとも日本も戦中・戦後に2度そういうことが起きています。その結果、預金封鎖措置がとられ、銀行預金は紙切れと化しました。
  1944年、日本国債の発行残高がGDPの2倍に達したために国債償還が不可能になり、財産税の新設とともに大蔵省が預金封鎖を実施。ついで1946年、戦後のインフレで新円切り替えのために、幣原内閣が預金封鎖を実施しています。引き出し制限がかけられ、結局、預金は切り捨てられました。いざというときには預金も紙幣も当てになりません。政府が国民の財布に手を突っ込んで勝手に召し上げるのです。いまから予防措置を講じておいたほうがいいでしょう。
  個人金融資産のうち銀行預金が944兆円になったというニュースが9/20NHKテレビ番組「ニュース9」に流れました。出口戦略のないアベノミクス、異次元の金融緩和、500兆円の国債買いれは、結局預金封鎖で相殺することになります。財務省は究極の無責任官庁。
  日本国民のみなさん、銀行預金は預金封鎖と新円切り替えでいつゼロになるかわかりません、ご用心。日本政府には前歴が2回あります。

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#12

それとのう、日頃お主が口にする Win-Win とやらは絵空事じゃわい。ふたりがWinじゃと、誰かが陰でLostしとるものよ。狭い局面だけ見て物を申すな。
Win-Winではのうて、Drawじゃ。引き分け。
誰も得も損もせね、等価、それが本来の姿じゃ。
じゃがのう〜,わしがおる限りそうはさせんて。
お主らが商いすればするほど、わしの懐にだけ財が入ってくるようになっとるんじゃ。
お主らが汗水流して働く分の何割かが自然にわしの懐に入ってくるんじゃ。
こんな楽はめったにやめらぬよのう〜。
by 元中央銀行総裁 (2017-08-27 00:01)

  元中央銀行総裁殿はどうやら日本の商道徳が理解できないようです。

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#13

しめしめ今日もどこかで誰かがリボ払い地獄に陥っているという記事が出ておったが、誰もわしのことを悪く言うやつはおらぬようじゃわい。
そうじゃ、そうじゃ、そちが貸してくれと言うて、わしが親切に貸してあげたんじゃかのう。
借りた方が悪いんじゃ、悪いんじゃ。
世の中みなわしの味方じゃわい。
by 前中央ちょっと斜め銀行総裁 (2017-08-27 00:22) 

 どうやら利息のことを言っているようです。

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#14

だんだん霧が濃くなってきたようで、話がさっぱり見えません。(笑)
世界通貨「gon」のネーミングの由来を開陳してくださいませんか?なにか面白そうなものがあるのでは。

>所詮はわしが刷った紙切れじゃ。お主に心配してもらわんでも、どうとでもできるわい。

これもよろしければ具体策を面白おかしくお書きください。

>日頃お主が口にする Win-Win とやらは絵空事じゃわい

これはどこか他のブログとお間違いでは?
「売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よし」
とは百篇も書きました。
by ebisu (2017-08-27 08:13) 
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#15 

そうじゃ、そうじゃ、わからん方が幸せじゃて。
なんもかも知ってしもうとおられにょうになるしのう。
そもそもお主の言う所の世間良しの「世間」とは何を指して言うとるのかのう?
狭い世間か、世の中全体かいのう?
売り手よし、買い手よしじゃとどこかで誰かが損こくものよ。矛盾した理想を掲げても無理じゃわい。
商いや消費に良し悪しを見出そうとするからどこかで無理がくるんじゃ。
良しも悪しもなし、引き分け、draw が本当ぞい。

by 隠居中央銀行総裁 (2017-08-27 15:13)

  ①に対するお答えはなし。
  ②に対しては、答えではなく、質問での切り返し。日本の伝統的な商道徳の意味がお分かりでない。物を仕入れるときには、仕入先がちゃんと利益を上げられる値段で買い、物を売るときには浮利をむさぼらない。これが「売り手よし、買い手よし」です。欧米も中国も浮利を貪(むさぼ)る、だまされるほうが悪いというジャングルのおきてが支配する企業社会、商道徳のかけらもないことは繰り返し現れています。リーマンショックは低所得層に返済が不可能な住宅担保ローンを貸付、それを証券化して販売したことにより生じたものです。不動産セールスマンや証券マン、そしてそれらの企業は一時的に大儲け(=浮利を獲得)しましたが、ツケは銀行倒産、預金消滅、政府財政による赤字補填という形で、結局国民負担となりました。

  アベノミクスの異次元の金融緩和、そしてマイナス金利政策は出口戦略がない、いずれ国民負担となってツケが回ります。しゃあしゃあとした顔で黒田総裁は6度目の物価2%上昇延期をアナウンスしています。あれを提案した浜田宏一東大名誉教授は白川から黒田へ総裁が変われば、3か月で物価2%アップ、そして経済成長路線に乗れると宣言していました。あんな戯言に国民は何度でも騙されます。ツケはわたしたちに回ってくる、もう阿呆としか言いようがありません。
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#16

自分だけよければいいという商売の仕方をしないのが日本の伝統的な商人像。
だまされるほうが悪いといいうのは欧米人や中国人の商売のやりかた。だから、200年続く企業がほとんどない。

わたしも企業人としてそういう商売の仕方、購入の仕方、経営の仕方を貫いてきました。

>売り手よし、買い手よしじゃとどこかで誰かが損こくものよ。矛盾した理想を掲げても無理じゃわい。

どういうポジションでも軽々とやってました。おわかりにならないでしょうね。(笑)
いままで、何度も書いています。
by ebisu (2017-08-27 21:58)
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#17

おや?そうかのう?
日本の商人が良うて、他はみんな悪徳商人かいのう?
随分手前味噌じゃのう。
まぁ、昔はこの国には金貸しが少なかったから、商いが等価に近かったんじゃろうて。
だがのう、このわしのひいじい様みたいな職が出来てからは物事そうは行かん様になったのじゃ。
等価では懐が間に合わんのじゃ。
等価+alphaを稼がにゃならんようになったのじゃ。
皆がこの+alphaを求めるから、終いにはこの+alphaが計り知れん化け物の様に独り歩きし始めてしもうたんや。
算術で表したなら、商いのあるたんびに
(alpha)x(alpha)x(alpha)x ...
人によってこの+alphaはどのくらいの割合かは知らんが、そのほとんどがわしの懐に自然と入って来るんじゃ。
ほんに、ひいじい様は上手い職についたのものじゃ。
そのおかげでこのわしもこれこうして隠居しながら御用経済論者とじゃれ合えるというものよ。
by 隠居中央銀行総裁 (2017-08-28 00:14)
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#18

お主もたいがいとろいのう。
ここのブログの読者達ならたいがいもう気づいておる。
「gon」という通貨単位なぞどうでもよい、「Yan」でも「dapo」でも「yus」でもいいのじゃ。
そんなことに大義はない。
行間の意味も取れぬちはそちもなさけないのう。
それとお主は経済論者のくせに、そんなこともようわからんのか?
わしが刷ったんじゃからどうにでもなるわい、の意味もわからんでどうする?
今まで余剰で溜まった+alpha分をチャラにしてやるだけだわい。
わしらにとってはせっかく懐に入った+alphaが消えるのは心許ないが、奴隷は残しておけばいずれまたわしらに貢いでくれるから全部殺しはしないから安心するが良い。
アルゼンチン、ギリシャ、過去に自己破産や寸前まで至った国々があったが、消滅した国はなかろう?
あくまで生かさず殺さずじゃわいて。
今まではのう、あちこちの国で通貨が分かれていたから、調整に手こずっていたが、これからは世界統一通貨となるからよりコントロールが簡単じゃわい。
せいぜいわしらが明るみに出ぬ様、お主の様な御用経済論者に精出してもらわぬとのう。
日頃より感謝しとるぞ。
まぁ、褒美にとは言ってはなんじゃが、
もうそちに口出しせぬから、今後も今まで通りそちの御用経済論を息巻いてくれるよう願っとるぞ。
by 世界統一銀行総裁 (2017-08-28 03:35) 
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#19

>日本の商人が良うて、他はみんな悪徳商人かいのう?
>随分手前味噌じゃのう。
>まぁ、昔はこの国には金貸しが少なかったから、商いが等価に近かったんじゃろうて。

言ってもいないことを言ったかのように作り上げて論をするめる。お話としてはとても面白い。
創業200年を超える企業の70%以上約半数が日本にある。高い商道徳が伝統としてあったからです。中国3000年の歴史で創業200年を超える企業は7社だったかな。自分だけもうかればよいという企業が長続きしない。浮利を追うなとは住友家の家訓の一つですが、これは多くの企業で共有されている価値観です。浮利を追えばその場はもうかるが、信用を無くす、信用第一の経営倫理(=商道徳)がある、だから長続きする。

日本人が近江商人のそれに代表される商道徳を数百年をかけて培ってきたのは事実。もちろん、あくどい奴もいくらでもいます。残念ながら最近は日本人からそういう美質、倫理性の高さが失われつつあるのは事実です。
金を転がして金を生み出す金貸しが、東西を問わずあくどくなる傾向があるのは、おそらく金を増やすことが自己目的となるからでしょう。

>算術で表したなら、商いのあるたんびに
>(alpha)x(alpha)x(alpha)x ...

これは掛け算ではなくて足し算でしょ。

(alpha)+(alpha)+(alpha)+ ...

あなたも「+alpha」とちゃんと書いている部分があります。

>今まで余剰で溜まった+alpha分をチャラにしてやるだけだわい。

ちゃんと「+alpha」となっていますが、これも論点ずらしです。35度もある夏でも通勤で汗水流し、外回りの営業で汗水流し、工場やラボで汗水流して働いて貯めた預金の価値が半分とか1/10になる。失われるのは「+alpha」分だけではない。

>アルゼンチン、ギリシャ、過去に自己破産や寸前まで至った国々があったが、消滅した国はなかろう?

国が消滅する心配なんてしてませんよ。これも論点がずれています。話の焦点はそこにはありません。
どちらの国も塗炭の苦しみを味わうことになりました。物価は騰貴する、年金は減る、インフラの整備にお金を回せなくなる、そういうことが起きます。
アルゼンチンは50倍の物価騰貴、ハイパーインフレを起こしました。汗水たらして働いて貯めた老後の資金が5000万円あったとしましょう。それが10万円になってしまったということ
  どの国の中央銀行総裁殿もちっとも困らない。財務省が突然マスコミに預金凍結を宣言し、その後に法律を制定して、現在の通貨を廃棄、財務省造幣局が印刷した新円を発行すればいいだけ、歴史が教えています。任期は短いから、原因を作った中央銀行総裁がいたとしても、後始末はそのあとの人がやってくれますから、自分ではない、辞任すればいいだけ、つまりは無責任の極み。日銀黒田総裁のテレビ報道に映った顔、「日本一の無責任男」の一人、そう見えませんか?映画の中の植木等が平成に日銀総裁となって出現するとはお釈迦様でも思いませんよ。浜田宏一、安倍晋三、役者がそろっています、大傑作です。(笑)

そして世界通貨はある日突然信用を失いゼロになる危険を秘めています。だれもその安全を保証していないからです。現実が担保していない。いつでも力を持っているのは根源的な貨幣である金です。これだけが現実基礎をおいた確かなものということが、いつでもどこでも使えるチョー便利な疑似世界貨幣の破たんを通じてわかるのでしょう。

ずいぶんご出世なさったようで、おめでとうございます。世界統一銀行総裁殿、あなたの論は奇妙奇天烈なところがあります、語り口はとても面白い。

gonが意味のないことは了解しました。「まぁ、褒美にとは言ってはなんじゃが」、こんどは「御用経済論者」のあなたの定義について、ご披露くださったらありがたい。 御用経済学者は知っていますが、御用経済論者というのは耳慣れない用語です。前者についてはアベノミクスを指南した浜田宏一氏とか、労働規制解除をやってちゃっかり派遣会社大手会長におさまった竹中平蔵氏(パソナ会長)という人物が思い浮かびます。
あなたの定義では世の中のおよそ経済を論ずる者は(あなたを唯一の例外として)、みな「御用経済論者」ではないのですか?
それなら「御用」は不要でしょ。
by ebisu (2017-08-28 10:14)
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#20

創業百年を超える企業調査が国内でなされていました。
*https://globis.jp/article/1416

創業百年超 26000社
創業二百年超 1200社
創業四百年超 190社
創業五百年超 40社
世界最古の企業は金剛組、創立578年、創業1400年です

創業二百年を超える企業の40-45%が日本にあると書いてありました。「7割を超えている」と書きましたが、訂正します。世界データは複数のソースがありそうです。
創業二百年を超える企業の半数近くが日本企業ということに特異性があるとは思いませんか?日本の伝統的な商道徳=倫理水準が世界にまれに見るほどずっと高かったということ。
いま、日本人はそうした倫理水準の高さを失いつつあります。上場会社の取締役の報酬は最近20年間で2倍になりましたが、勤労世帯の所得は減少しています。
「我一人がよければいい、従業員の給与は低いままでいい」、そうした経営者が急激に増えています。

「売り手よし、書いてよし、世間よしの三方よし」

「世間よし」にはそこで働く人たちの所得や生活も入っています。
by ebisu (2017-08-28 11:47) 

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*ビットコインの急落と、北朝鮮、ロシア最強暗号通貨クリプト・ルーブルの意外な関係
http://www.mag2.com/p/money/304559/5?l=iyl0387656



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#3612 通貨の未来(4): コメント欄+解説(1) Sep. 14, 2017 [通貨の未来]

  「通貨の未来」と題して3回にわたりebisuの意見をアップしましたが、とても面白いコメントがいただけたので、本欄へアップして解説を付します。誤変換に気がついたところは青字にして訂正し、わたしの意見や解説を付した個所も青字でオリジナルと区分けができるようにしておきます。それから、あとで議論がしやすいように通し番号もつけます。番号は46までありそうですから5回くらいに分けます。


#3593 通貨の未来 Aug. 23, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-08-23

#3596 通貨の未来-2: 浸食はとめられない Aug.25, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-08-25

#3598 通貨の未来-3 : 日銀の債務超過は引き金になるか? Aug. 27, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-08-26-1

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#1
そもそもお金や銀行の矛盾知ってますか?
それ抜きに、それを認容して、どんな経済論を唱えても矛盾に矛盾を掛け算してるいうなもの。
近代は肉体的奴隷から経済的奴隷に変わっただけ。
直接目に見えないし、刷り込まれ、思考停止して生きているので気づかないだけ。
根本のお金と銀行の問題を解決しない限り奴隷制度から抜け出せません。
by 中央銀行総裁 (2017-08-23 15:48)
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#2
中央銀行総裁殿

どうぞあなたが知る「お金や銀行の矛盾」をお書きください。
お聞きします。
by ebisu (2017-08-23 16:00)

「お金の矛盾」「銀行の矛盾」で検索してみたら、荒唐無稽な主張がいくつかありましたが、それとはハンドルネーム「中央銀行総裁」殿のご深遠なご意見は違うようです。まずは聞いてみる、それがebisuの基本スタンスのひとつ。

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ここから#3596より転載

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#3
今の仮想通貨は通過です。誤変換を生かしてそのままにしました。
 特にビットコインなど私は使いません。ねずみ講のようなものかも。誰かが大やけどするでしょう。大儲けする人が明らかになり終焉すると予想しています。
 では私が使いたくなる仮想通貨はどんなものでしょう。AIが管理する。人間はロジックも運用も管理できない方式で。では何時頃できるかです。もう間もなくでしょう。私が墓場に行く頃です。
 今日の東京新聞朝刊にもAIの金融利用が書かれています。世界中の国々が開発競争中。日本の阿保ではレースにも登場できずに敗退でしょう。日本は潰れます。AIは凄い。
 唯一の逆転策は量子コンピュータのAIが投資の課題を処理でき、仮想通貨を発行できる策。若ければしたいテーマですが、墓場の方が魅力的。
 南無大師金剛遍照。もう戒名で大師様から呼ばれています。
by tsuguo-kodera (2017-08-26 09:26)

仮想通貨はいずれAIが管理し、人間が理解できないロジックで運用されることになるというご意見に賛成です。仮想通貨は国家の枠組みを超えて世界統一通貨を生み出すことになります。ある時点から一つの仮想通貨の独占状態になることを予想しています。仮想通貨が現実の国家ベースの通貨を駆逐していく事態が起き、誰の目にも明らかになります。
ビットコインはネズミ講のようなものというのはkoderaさんの感覚、わたしもそういう気がしています。何がきっかけになるのかはわかりませんが、信用破壊が起きれば札束の紙屑すら残りません、泡よりも存在の希薄なもの、それが世界統一仮想通貨です。
ネズミ講と同じでだれも預けた元本を保証してくれません。初期に手を出した者たちが莫大な利益を手にするので、それを見たおバカさんたちが追随します。そして群れをなして崖から海へ飛び込むことになるのでしょう。金こそが最強の貨幣であることが再度確認されます。

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#4
その脇に置いて話をするから矛盾が矛盾を呼ぶのです。
オンライン通貨とまったく同じ物がすでに大昔から現在まで存在しています。
気がついていないだけです。
そう、「紙幣」です。
言って見たらただの「紙の上に書いた数字」です。
何も今更オンライン通貨が流行ってきていると言って騒ぐのはナンセンス。あっはは。
通貨の本質を知らないだけです。
何も庶民は心配する事はありません。
しっかり私が銀行をコントロールして、あなた達奴隷から吸い上げますから。
by 中央銀行総裁 (2017-08-26 16:40)


通過の本質は価値尺度機能と蓄積機能の二つ。紙幣は国民国家の成立とともに始まります。日本ではそれ以前に為替が発達しています。お伊勢参りに行くのに、多額の現金を持ち歩きませんでした。両替商に為替を発行してもらい大阪で受けとったのです。為替の仕組みではその都度の現金の輸送の必要がありません。
オンライン通貨は通貨の本質に属するものではなく、ひとつの発展形態というのがebisuの理解です。便利さとともに脆弱性を抱えています。理由はあとでいくつか視点を変えて書きます。

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#5
AIが仮想通貨を管理する、そういうことになるのでしょうね。量子コンピュータが実用化されたら、AIの性能も飛躍的に向上する、もう人間が理解できるものではなくなります。

国家をベースとする金融制度や財政政策が根底から崩れそうです。

中央銀行総裁さんがオンライン通貨と紙幣を同一視しているのですね。面白い議論です。

根源的な貨幣は金でした。日本も江戸時代は金地金(小判)が通貨でした。紙幣よりも先に為替が商人にも庶民にも広く使われていました。
明治以降紙幣が発行されますが紙幣は金とリンクすることで裏打ちされていました。
米ドルと金のリンクが切れたのは1971年、米ドルの兌換停止、世に言うニクソンショックです。

だから、紙幣と仮想通貨はまったく別もの。あれから46年たちますが、その間のコンピュータの指数関数的な性能向上はご承知のとおりです。それが通貨制度を根底から覆す存在にまで成長してきている。その成長はコンピュータの性能向上によって加速しています。

仮想通貨は、国も法律のよる強制通用力も現物も必要ありません。ただコンピュータ上のデータとして存在するだけです。
by ebisu (2017-08-26 18:48)
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#6
???
今まで紙幣が国や法律によって管理されてたと?
めでたい経済論者だことじゃ。
まぁ微小微量ではあるけど、国や法律が管理できるのは硬貨だけじゃ。
それ以外は全てわしの物じゃわい。
硬貨で使われている材料(金・銀・銅・錫・アルミ・ニッケルなど)がその価値と等価な時のみ、矛盾のない通貨制度が実現するのじゃ。
ただこれらの硬貨を通貨にするには、ちぃいと面倒臭い。
いちいち真贋を確かめなければならないし、
高額な買い物をする時には運搬に困る、
そして供給できる絶対量が足りないのじゃ。
言わば人間社会が度を越して、地球全体の絶対量を越して消費しすぎるからじゃわい。
仮想通貨はもう何百年前から始まっておるわい。
もうとっくの昔から銀行のコンピューター上の数字が動いているだけじゃわい、どめくらっ!
わしが存在する限り、お前らはみんなわしの僕じゃわい。
ああ痛快、痛快。
by 中央銀行総裁 (2017-08-26 20:41)

少し補足します。支払準備率を10%をすると、銀行は1兆円の預金をかき集めて10億円の融資が可能になります。信用創造されたこのお金も広義の意味では仮想通貨の範疇に入るかもしれません。議論を複雑にしないために、信用創造によるものは狭義の仮想通貨には含めないで議論します。現実のお金の移動を伴わず銀行のコンピュータの数字が動くだけになったのはたかだか40年ほどのこと、50年は遡れないでしょう。現実がそうなっていることは事実です。口座の付け替えが行われるだけで、現実にお金は移動しません。これは約四百年前の江戸時代の為替の仕組みも同じことです。現金の移動は山賊に遭う恐れがある。人間は必要に駆られて便利な方法を工夫するものです。この点では日本が世界最先端を歩いていました。

 国民国家やその連合体が発行するドルもユーロも円もでたらめの限りを尽くして信用を失い、仮想通貨がそれらにとって替わります。

*為替について ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%BA%E6%9B%BF

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#7
紙幣が価値を持つのは金との兌換が保証されていたから。それを保証していたのが国家。そのタガが1971年のニクソンショックで外れた。
円もドル紙幣も紙に書かれたただの数字、信用がなくなり使われなければ元の木の葉に戻る。

それが起きようとしている。仮想通貨の現実社会への浸透によって、円やドル預金が無価値になろうとしている。

>わしが存在する限り、お前らはみんなわしの僕じゃわい。
>ああ痛快、痛快。

中央銀行総裁殿、貴殿は失業しそうです。
by ebisu (2017-08-26 21:21)
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#8
その通りじゃ。
わしの役目はもう終わったのじゃよ。
オンラインで世界がコントロールできるようになっから、
どの国にもいるわしの仲間も失業じゃ。
これで悠々自適な生活が送れるわい。
今度からは一極集中で搾り取れるから、
次にわしと似たような職につく、
まぁ、言ってみれば、中央中央ど真中総裁じゃが、
わしらより仕事が楽じゃろうな〜。
そいつにわしらのノウハウを伝授して
わしらは消えるとするさ。
世界単一通貨の誕生をわしらは狙っておったのじゃ。
ビットコインとして今は実験中じゃ。
いずれ正式にわしらの後輩が銀行を使って実用化するから待っておれ。
お主らは「銀行」が扱えば信用するからのう、わっはっはっ。
これに刃向かうやつは抹殺するのみじゃ。
所詮奴隷は奴隷であるのが幸せなのじゃ。
奴隷の世界の中だけで幸せを見つけるが良いぞ。
下手にわしらの世界を覗こうとしたり、羨んだり、真実を知ろう、ひっくり返そうとしようものなら、
そちの身は保障せぬぞ。
まぁ、お主のような御用経済論者がいてくれるおかげで
わしらの世界が世間に知れず、わしらのやりたいようにやれるから感謝しなければならぬかもな、うっほっほっ。
by 中央銀行総裁 (2017-08-26 22:04)
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#9
お主もどこかの回転の鈍いやつよのう。
今までは紙に数字を書いてわざわざ刷って
お主らに渡していたが、
これからはこの作業をしなくて済むからのう。
わしらがお主らの口座に数字をキー入力するだけじゃ。
まぁ、もっと先にはお前らの身体の中にその数字を携帯させることにするがのう。
その際にはお主のような御用経済論者に
期待しておるぞよ。
便利、便利、便利、を説いて奴隷達を上手く導くのじゃぞ。
by 中央中央ど真中銀行総裁 (2017-08-26 22:19)


便利さの追求の果てに何が待っているのか、人間は想像してみなければなりませんが、たとえば、コンピュータの性能向上一つ見ても、指数関数的な発展を人間の脳で想像することは残念ながらできません。シンギュラリティ*(singularity=特異点 宇宙物理学用語)の向こう側を人間の叡智で覗くことはできないのです。で神のみぞ知る、いいえ、30年後にはAIのみぞ知ることになるでしょう。神=AIの世界が来そうです。便利さは人類滅亡あるいはかつて見たことのないような、大きなリスクを内包しています。この点もあとで具体例で展開することになるでしょう。

ちょっとだけ予告のご案内をします。世界中の電子機器が突然壊れてしまうような状態を想像できますか?あなたの銀行預金残高すら保障されません。株券も電子データになっていますから、株主もわからなくなります。金融資産が突然蒸発するような事態が起きます。そういう事態に対する備えがありません。車も電気製品も動かなくなります。世の中は急に電気自動車の時代、自動運転の時代へ向かいつつあります、それらが全面的に止まってしまう、怖いですね。救急車も動けなければ、手術室の電子機器も壊れて使えません。コンビニのレジが動かないのでで買い物もできない、まるで別の世界が現出します。電子機器への依存を強めることは、じつにリスクの大きいことなのです。

北朝鮮が水爆を高層大気圏で爆発させてEMP(電磁パルス)を発生させ、電子機器を破壊すると脅しています。そのような攻撃が可能な時代が来ています。大規模な太陽フレアの発生によるEMP被害もありえます。

*singularity:『ロボットの脅威』「第9章 超知能とシンギュラリティ」P.282参照

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#10
あっはっは、傑作です。
by ebisu (2017-08-26 22:51)


世界統一通貨の登場で紙幣の発行の必要がいずれなくなるのは事実です。お金はネットワーク上のデータとしてのみ存在する世界が訪れます。
そういう時代が来れば、日本政府が国債を発行して紙幣を印刷し、日銀が買い取るなんてまるでウロボロスを彷彿とさせるようなインチキ財政ファイナンスができなくなります。日銀は巨大な債務超過で破綻し、金利が上がり政府財政も同時に破綻します。公務員の半数以上がリストラ、残る人たちの給与も半減以下、年金も半減、苦難の時代が来ます。
世界統一通貨は相場で動きますから、発行量が少なければうなぎ上りに相場が上がる、つまり、物の価値がとめどなく下がることになります。
問題は複雑です。世界統一通貨の相場が乱高下するので固定した給与の額が決められなくなる可能性も出てきます。経済学は経験科学ですから、未来を予見することはできません。現実にそういう世界が現出しなければ経済学は新たな現実を理解できないのです。

 情報商品をいう過去にない商品が出てきたことが、一つの兆候でした。労働とは無縁の商品が出現したことの意味は大きいのです。製造コストはゼロ、サイバー空間にソフトウェアーとして存在し、無限にコピー可能。それらが現実の経済に占める割合が増え続けます。経済のあり方が根底から変わりつつあることを感じませんか?
 AIや情報商品の出現で、世界はまったく別のゾーンに突入しつつあるのです。既存の経済学や貨幣理論がまったく通用しない世界へ。言葉を換えて言うと、パラダイムシフトが起きます。世界統一仮想通貨はそういう文脈の中で現れつつあります。


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ロボットの脅威 ―人の仕事がなくなる日

ロボットの脅威 ―人の仕事がなくなる日

  • 作者: マーティン・フォード
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2015/10/22
  • メディア: 単行本
*「JPモルガンが「ビットコインは詐欺」と明言した事情」20170918
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52906


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#3598 通貨の未来-3 : 日銀の債務超過は引き金になるか? Aug. 27, 2017 [通貨の未来]

  経済学は経験科学だから、見たくても経済学で未来の経済社会を覗き見ることはできない。だから、仮定の話をしたい。日銀が債務超過になることはどうやら避けようがない。国債と証券を持ちすぎた。購入した国債も株式もいずれ売却しなければならない。GPIFも年金支払いのために保有国債も保有上場株式もいずれ売却しなければならないから、値崩れで巨額の評価損も実損もでる。債務超過が避けられるような出口戦略はすでにない。

  問題は、債務超過が現実になった時に、円から仮想通貨への切り替えが雪崩を打つかどうかということ。雪崩現象が起きれば現金も預金も無価値になりかねない。アベノミクスと異次元の金融緩和はそういうリスクを犯して、やってはならないゲームに手を出してしまった。
  日銀の債務超過が引き金になるかどうかは誰にもわからない。未来の経済社会を見通すのに経済学は役に立たぬ。誰も見たことのないことが起きようとしていることだけは確実だ。


<余談:GPIF積立金運用先>

 年金積立金は約132兆円*であるらしい。公務員共済年金基金等が60兆円あるがこれもGPIFに準じた運用をしている。これらの数字を基にして、国内債券(国債)と国内株式運用額を計算してみる。運用資産額はこの5年間減少し続けている。

 190兆円×30.5%=58.0兆円 :国債
 190兆円×24.4%=46.4兆円 :国内株式



***3共済基金(日経新聞2015年3月)


<余談-2:総務大臣発言> 8/31追記
 昨日(8/30)のテレビで野田聖子総務大臣が、出口戦略のないアベノミクス、マイナス金利政策は「空恐ろしい」とバッサリ。安倍総理と黒田日銀総裁は苦虫をかみつぶしているだろう。閣内にいてこれほど辛辣な発言ができるのかとebisuはびっくり。男は女にかなわない。ネットで検索しても出てこない。



*#3448 日銀保有の国債を政府債務と相殺すればゼロ? Nov. 3, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-11-03-1

*#3382 日銀B/S : 発行銀行券勘定を負債区分に計上するのは間違い July 31, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-07-31


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#3596 通貨の未来-2: 浸食はとめられない Aug.25, 2017 [通貨の未来]

  「通貨」の大半はすでにコンピュータ上のデータにすぎない。クレジットカードが現実の取引から紙幣や硬貨を駆逐しつつある。世界市場にふさわしい通貨はいつでもどこでも使える世界貨幣であるから、紙や金属の制約から自由でなければならぬ。そうした意味では通貨はコンピュータ上のデータであることが究極の理想だ。証券市場はすでにそうなっている。上場会社の「株式証券」はすでに廃止されてコンピュータ上のデータに置き換わっている。通貨の場合はだれがその安全性を保障するのかという問題があるが、しばらくわきに置いておこう。

  観光客はどこの国でも使える通貨があれば便利だ。受け入れる店やホテル側にとっても支払が確実だから便利で安全だ。観光客の支払分は直ちにお店やホテルの口座へ振り替えられるから、現在のように信用チェックをする必要すらない。利便性から言うと、「いつでもとこでも」(ubiquitous)使える仮想通貨は理想的な存在、「究極の貨幣」である。

  海外からの観光客が使い始めたら、日本人がそうした店やホテルで世界貨幣を使うことになんの支障もない。紙幣や硬貨やクレジットカードの領域をじわじわ侵食していく。

  では、ビットコインのような世界貨幣が「現実の通貨」領域に浸透していくのを特定の国家がとめられるだろうか?
  利便性を追う人間の欲望を抑止することははなはだしく困難だから、わたしにはとめる術がないように思える。それはコンピュータの指数関数的な性能向上を人類がこの30年間競って追い求め続けたことからも例証しうるだろう。次の30年間は過去の30年間とはまるで違う、指数関数的な変化とはそういうものなのだ。この30年間で2^15の性能向上が起きたとしよう。32768倍である。次の30年間にも同じ変化だとスタートからは2^30だから10億737万倍になる。人工知能の指数関数的な性能向上が人類の経済社会に及ぼす影響はわたしたちの想像の範囲をはるかに超えている。何が引き起こされるのかわからぬままに、人類は未知のゾーンに突入していかざるをえない。


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#3593 通貨の未来 Aug. 23, 2017 [通貨の未来]

  今朝(8/23)、NHK朝のラジオ番組「社会の見方・わたしの意見」で経済アナリスト森永卓郎氏が標記についての意見を述べた。
  様々な仮想通貨が使われ始めている。とくに海外からの旅行者が便利がいいので仮想通貨を使い始め、そこと接点を持つ国内のお店やホテルが仮想通貨を受け入れ、急速に使える拠点が増えている。いずれ仮想通貨が主流になるだろうと森永氏は予想している。
  問題は現実の通貨である円との競合だ。通貨は強制通用力を持ち、その発行権は国家に属する。中央銀行が発行権を独占しているが、その体制が根幹から崩れるリスクがでてきたということ。森永氏によれば日銀には通貨発行益440兆円がたまっている。どういうことかというと、10000円札を発行するのにコストは10円、だから万札1枚発行すれば日銀に9990円の発行益が生ずる、これがたまりにたまって440兆円になっているということ。このお金は使えない。仮想通貨の発行益は誰が手にするのだろう?
  仮想通貨の最有力であるビットコインの通貨発行は誰がやっているのかまったく不明である。ネット通貨はコンピュータ上に存在するだけで、現実のものではない、だから「仮想通貨」と呼ぶ。ネット通貨を維持するために膨大な計算が必要で、それを担う者に新たな追加枠で通貨が割り当てられる、その分通貨の流通量が増えるのだ。通貨発行益に相当する利益がスーパーコンピュータを使って膨大な計算をした者が手にする。そこまでが森永氏の議論。

  極端なケースを設定したら問題の本質と事態の深刻さがわかる。
  仮想通貨に円が置き換わってしまったらどうなるのか?仮想通貨は暴騰し、円は紙くずになる。国民と企業がもっている現預金が無価値になるから、どこかで雪崩を打って円から仮想通貨への切り替えが起きる。時限爆弾のようなものだ。
  国家は通貨発行権を失い、金利の調節も不可能となる。国債発行による財政ファイナンスもできない。入ってくる収入の範囲で財政運営せざるをえなくなる。現在の税収を年間50兆円とすると、その範囲内でしか財政支出ができない。問答無用で公務員の給与支払い停止や半分カットというような事態が起きる。
  では民間企業はどうなるか?給与額を決められなくなるだろう。仮想通貨は需要が大きければ相場が上がる。たとえば、先月「1ビットコイン=1円」だったとしよう。これが今月「1ビットコイン=100円」になったら、50万円の月給は先月の50万ビットコインから5000ビットコインになる。円で誰も受け取らないとしたら、次の月の給料がいくらになるか誰にも分からない、そういう事態が起きるのである。社会は不安定さを増し、混迷の度合いが深まる。今日もっている預金が1億円(=1億ビットコイン)あったとしたら、1か月後には1億円が百万ビットコインになってしまう。次の月には10万ビットコインにしか交換できないような事態が現実に起きるのだ。仮想通貨の相場変動とはそいうこと。

  マルクス『資本論』では通貨は「貨幣 das Geld」という用語が与えられている。根源的な貨幣は金(金貨)であった、金本位制からの離脱で通貨は金の制約を離れたが、さらにそれが一段進み通貨のありようが根本から覆される。「貨幣」は金の制約を離れた「通貨」となったが、その通貨がモノとしての現物からまったく自由になって「仮想通貨」へと進化しつつある。クレジットカードはまだ既存の諸国家が発行する通貨制度が背景にあった。それが不要になる。

  現実の経済社会を見れば、すでに通貨の大半は「仮想通貨」となっており、コンピュータ上の勘定振替にすぎない。世界市場が「いつでもどこでも」制限なく使えるさまざまな「世界共通貨幣」を産み出しつつあると考えてもいい。「世界共通貨幣」はコンピュータ上のデータとして存在しているだけで、コンピュータの指数関数的な性能向上がこうした仮想通貨の存在を可能にした。次の30年の指数関数的な性能向上で「通貨」や現実の経済社会に何が起きるのか誰にもわからない。経験科学である経済学で未来を見ることはできない。

  円から仮想通貨へ雪崩を打って切り替えが起きるとすれば、何がきっかけになるのか?
  通貨円への国民の不信が契機になる可能性が見えてきている。アベノミクスと日銀の異次元の金融緩和(マイナス金利)、出口戦略のないこれらの政策、そして日銀の債務超過がきっかけにならなければいいのだが…

  なにがどうなるかシリーズで論じてみたくなった。


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