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#3609 ブカツ : 過労死ライン Sep. 10,2017 [ブカツ]

  ブカツは弊ブログで何度も取り上げている。ある時期からカテゴリー「ブカツ」をセットした。
  9月9日北海道新聞1面と35面に先生たちの勤務実態について道教委の実態調査が載っているので、ブカツ問題をとりあげたい。

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<1面の見出し>
中学教諭47%過労死ライン
  道教委調査 授業準備や部活響く
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 先生の過労深刻
   13時間勤務、土日も部活
 中学校で47%、小学校で23%の教諭が過労死ライン。道教委が行った教職員勤務実態量差では、教諭の過酷な労働状況が浮かび上がった。授業の準備や打ち合わせ、部活動指導などに追われ、現場の教諭からは「休まる時間がない」などと悲鳴が上がっている。
  「休み時間も授業の空き時間もびっしり仕事。給食も5分で食べます。道央の中学校で働く40代の男性教諭はそう苦笑いした。

   休まず働く
 朝7時過ぎに学校に着き、生徒の登校前に打ち合わせや授業の準備を済ませる。休み時間は教室や体育館を見回り、授業の空き時間も、テストの採点や資料の作成などで過ぎていく。放課後は午後6時半まで運動系の部活の副顧問として指導した後、翌日の授業の教材づくりなど、準備に数時間。退勤は午後9時過ぎた。
 学校内での勤務は約13時間。男性教諭は「部活の顧問だと、土日もつぶれる。授業の準備も部活も、子供のためだとおもうと手は抜けません」と話した。

  顧問に負担
今回の調査によると、中学校教諭が部活動を指導する時間は平日が44分、休日が2時間20分と、いずれも全国平均を上回った。今年4月の全国学力・学習状況調査では、道内中3は全国平均と比べて長時間の部活動を行っている実態が判明しており、顧問を務める教諭にも負担がのしかかっている。
  教頭の勤務実態は、より過酷だ。道央の50代の小学校教頭は、朝6時に学校を開け、鍵を掛けて帰るのは午後10時過ぎ。「学校の開け閉めは教頭の仕事。他の先生が残っているのに先に帰るわけにはいかない」と話す。…

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  額面通りに受け取ると、学校はブラック企業ではないかと思えるほどだ。よくみると常識外れ慣行にがんじがらめになり、実務の改善ができないことで長時間労働になっている面もある。道教委の調査は表面的に過ぎる、もっと突っ込んだ分析が必要ではないのか?事例を上げないとわからないだろうからいくつか具体例を上げてみる。

  たとえば、教頭が学校の開け閉めをするので、長時間労働になっていると書いてあるが、民間会社で管理職が開け閉めするなんて話はトンと聞かぬ。朝は当番を決めて一般社員が開錠するのが普通。帰りは一番遅い者がマニュアルに従って施錠する。こんなことは教頭の仕事ではない。教頭の仕事は誰が一番遅くまで残って仕事をしていたのか、それはなぜか、改善の余地はないかと考え、対策を実施することだろう。
 それでも開け閉めが管理職の仕事だというなら校長と交替でやればよい、一般教員は開け閉めは自分の仕事ではないと思っているとしたら阿呆な話だ。固定観念に縛られていないで、民間会社がどのようにやっているか聞いてみたらいい。業務改善が不可能だという視点で物事を見てはいないか?

  わたしは根室の市街化地域の3中学校を念頭に置きながら読んだ。学年3クラスで、クラス当たり25-30人の生徒数。教科担当の先生たちの平均授業時数は、週当たり12時間程度だから、総授業時間の40%にすぎない。数か月間に渡って休んでいる先生の授業フォローに入る場合があるのは承知しているが、それは例外だ。週当たり平均18時間(6割)も空きがあればテストの採点も授業の準備も十分な時間があるように感じる
 それでも時間が足りない、仕事がまっとうできないなら、仕事の能力を疑うのが素直な分析、もともと先生に向いていない人を間違って採用したと考えてみたい。民間会社でもそういう採用のミスは避けられない、2-3割くらいはあるが、そういう人は仕事ができないので賞与の査定が最低になるし、いつまでたっても管理職への昇格もないから、辞めていくか昇格・昇給をあきらめる。年から年中忙しいと言い、長時間の残業をするも仕事の成果は上がらぬ。改善の見込みがなければ上司が他の部署への異動や転職を勧める場合もある。学校と違って、年功で給与が上がるようなシステムの民間会社はほとんどなくなっている。
 テストの採点や文書作成業務などは人によってスキルに大きな差がある。ようするに、要領の善し悪しの影響が大きい。A4版1枚の文書を作成するのに数時間もかかる人は、いつも「忙しい」とか「暇がない」ことになる。民間会社では、仕事のやり方について入社3年間くらいは上司から指導がある。ちゃんと一人前の仕事ができるように育てられなければ、上司は管理能力を疑われ、ラインの管理職から外される。学校にはそういうマネジメントの仕組みがない。新任教員にまかせっきりである。民間会社でOJT(On the Job Training)をやらずに新入社員を放置したら、使い物になるのは半数以下になるだろう。それほど上司による仕事の躾けは重要なのである。
  教科指導は1年回せば、資料もたまるし、3年もやればほとんど予習の時間は要らなくなる。5分程度、ざっと前年度の内容に目を通しただけでほぼ完ぺきな仕事ができるのがプロの技(わざ)というもの。
  道新の取り上げた「実態」が、なんだか話の次元が低いものと感じたのはわたしだけだろうか?

 長時間労働で本当の問題は部活指導だろう。4-6時まで、放課後週に4日間部活指導をするとそれだけで8時間になる。土日に各3時間やれば合計14時間で、本業の授業時間よりも長くなる。これは是正の必要がある。

  一昨日のテレビ番組によれば、静岡県が部活週4日制を導入しつつあるようだ。先生は歓迎だろうが、生徒からは練習時間が短くなるので試合に勝てないと心配する声が上がっている。
 学校教育としては土日を含めて週4日間で十分ではないだろうか?学校の部活は「文武両道」で文が優先武も教育の一環としてある。それ以上を求めるなら、プロになりたきゃ、学校外でお金を払って習えばいい。ピアノだって書道だって、空手だって、柔道だって、剣道だって、お稽古料を支払って習う。なぜ、野球やサッカーの技術指導にお金を支払わぬ。
 上手になりたい生徒、プロを目指す生徒たちには、しっかりした指導技術をもちスポーツ医学に知識のある人が学校外で教えたらいい。そういう受け皿を根室市教委がつくればいい。指導する者はすくなくとも体協の資格ぐらいはもっているべきだ。
  学校の部活動自体が変わるべき時代が来ている。


<余談>
 中学校で部活指導をしている先生たちのほとんどは素人だから、スポーツ医学を知らずに、勝つことを目的に長時間練習や練習試合をやらせがちだ。野球部で肘を痛めて断念する者、バドミントン部で膝関節を痛めてしまう者が出る。決まって運動能力の高い優秀な選手だ。
  スポーツ医学上の注意事項ぐらいは部活指導の先生たち対象に講習会をやってあげたらいい。市立根室病院へ協力要請したらいいだろう
 数年前に甲子園へ行った生徒が「センスがいいからピッチャー以外はどこでも守れる」とテレビで誰かが解説するのを聞いた。小・中と長時間トレーニングをさせ過ぎて、中学校のときに肘の治療をしながら部活していた。元はピッチャーだったのだ。あいつが甲子園で投げるところを見たかった。小学校の野球を指導していた先生と中学校で野球を指導した先生は何を見ていたのか。所詮は素人コーチだから勝つことが至上目的になり、そのために長時間練習を強いることになる。生徒も親もそういう素人指導を歓迎する。悪気はなくても、スポーツ医学に無知なことが優秀な選手を潰す。
 成長期には骨の成長に筋肉や腱の成長が追い付かぬから、そういうことを考慮したトレーニングをしなければならぬ。中学校のブカツは、身体の面からは基礎体力をつくることと、基礎技術を習得することにある。試合に勝つことが至上命題となってはならない。ブカツ指導の先生たちは、生徒たちの選手生命を短くすることがないように、配慮してやってほしい。そのためにも、ブカツは土日を入れて週4日くらいが望ましいし、安全ではないのか。
 現在根室市内で行われている過度な部活はブレーキのない車のようなもの。週4日制を取り入れることで、暴走車にブレーキ装置をつけることができる。



*#3601 長時間の部活は学力を下げる : 全国学力調査アンケート分析 Aug. 31, 2017
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2017-08-31
 

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#3122 長さ1.2m重さ1kgの木刀を振らせてみた Sep.2, 2015 [ブカツ]

 根室高校商業科の生徒が遊びに来た。中学生のときは部活をやっていなかったが、高校へ入学したら何かやりたそうだったので、いい機会だから剣道を薦めた。181cmの身長を生かせば、トレーニングしだいで相当強くなる。ちょっと気の弱いところがあるので、心配だったから、精神の鍛錬のために1対1で挑む武道を薦めた。剣道部を見学してすぐに入部を決めた。

 18年ほど前に東京日本橋の剣道具店で買った八角形の木刀がある、長いし重い、真剣と同じ重さで長さが1.2倍あるから振るのがゆるくない(きつい)。
(25年ほど前のことだが、会社に4段のK田さんという人がいたが、10kgを超える鉄の棒を素振り用に使っているといっていた。そんなに重い鉄棒を振れるのかと聞き返した、バーベルの心棒が10kgある、あんなものをいくらなんでも振れるという膂力は信じがたかった。からかわれたのかもしれない。同じ太さで長さが1mでも、おおよそ6kgほどあるだろう。振るところを自分の目で見ないと信じがたい。)
 5ヶ月素振りをやっているから、形になっていた、剣先がちゃんと止まる。剣先を止められる程度にスピードをコントロールして30回ほど振っていた。剣道のことはわからないが、速度が倍になって剣先が止まるようなら、初段はクリアできるだろう。1000日(3年)の素振りで何かが見えてくる、早い者なら一通りの技倆がようやく身についてくるころだ。そして万日(30年)の稽古でそこそこ(あるいはかなり)の腕前になると釧路の誰かが言っていた。自分がどれほどのものか一生続けてみたらいい。

 2年上の根高のY先輩は根室体育協会副会長だが、剣道歴は50年を越す。道端で遭って話すときでも、間合いを詰めるとすっと身を引いて間合いを開ける、自然にそうなる。面白いので話をしながら半歩間合いを詰めると、すっと円周上に避ける。間合いを詰めることができたら、あるいはこちらに勝機があるかもしれない。間合いを一定に保たれたら付け入る隙が無いから柔道も空手も剣道にはかなわない。
 光洋中学校時代に彼の学年は500人、わたしの学年は550人いた、学力テストの結果上位100番まで職員室前の廊下に張り出していた。Y先輩は文武両道の人である。

 書棚を見たいから自宅へ遊びに来ると高校入試が終わったころに言っていた。今日から前期期末テストが始まっている。
 来たついでに、「為替手形」の仕訳がわからないので教えてほしいという。振出人と引受人と受取人に分けて、それぞれの債権債務の発生のい順序と関係を図に描いて説明しながら仕訳を例示した。仮想ラーメンチェーン店「銀狼ラーメン」を例にとって為替取引を解説、具体的なほうがわかりやすい。
 手形取引は30年前に比べると激減した。貼付する収入印紙が高いからだ。1984年のことだが5億円の手形で40万円(現在は5億円超は15万円)の印紙が必要だった。これなら期間を縮めて振込みにしたほうがコストが安い、だからほとんどの大企業は手形支払いをやめた。学校の簿記ではいまだに為替手形が重要項目のままである。江戸時代初期に日本で発明されたものだから、それなりの学ぶ理由はあるが、学校の授業で先生が為替手形の歴史について言及することは無い。お伊勢参りに現金を持ち歩くのは山賊などに遭い危険だから、手形取引が庶民の間にも普及した。

 他に、前払金がわからないと質問があった。過去・現在・未来の数直線を黒板に書いて、未払金はものは買ったがまだ支払いしていないから「未払い」、モノの受け渡しは3ヵ月後になるが前もって支払いを済ませておくから「前払い」と説明したら納得がいったようだ。英語の過去・現在・未来の説明と同じことをやっただけ。完了相や進行相の説明のときに使う手だ。

 昨日は高校生が3人4時から9時までしっかり勉強していた。高校生は水曜日と土曜日がレギュラーの授業。今日はお昼から来るらしい。

      文武両道


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#3066 C中学校バドミントン部:首都圏の技術指導チャンネルを開く Jun. 24, 2015 [ブカツ]

<更新情報>
6/25 正午 トレーニングビデオのURL追記 18分と48分バーションの2種類があります。バド部の人たちと指導している先生たちは、全国トップレベルのトレーニングや指導方法がとんなものなのかぜひ見て、参考にしてください。
    「渋谷実 バドミントン教室 in 和名ヶ谷スポーツセンター」
7/4 0時20分追記 <余談-5> 小寺さんの書いた本の紹介


 首都圏からバドミントン愛好家である小寺氏が訪れたので、C中学校バド部へお連れした。練習をみてもらい、トレーニング方法や文武両道についてなにかサジェッションがいただけたらいいなと考えた。元々は弊ブログをお読みになって、どういう教育をしているのか興味をもたれ、教育談義をしようと根室まで足を運んでくださるというので、わたしと話をするだけではもったいないから、橋渡しが可能だからC中のバド部を少し見てもらいたいとお願いした。学校側も小寺さんも快諾してくれた。首都圏のバド指導技術に触れる機会を生徒たちにつくってあげたいという思いは同じ。

 学校へ着いて、玄関前を通りかかった校長先生にご挨拶し、バド部との間をつないでくれた先生と体育館へ。体育館では女子バレー部とバド部が半分ずつ利用していた。間はボールが転がってこないように1mほどの衝立で仕切られていた。
 女子バレーボール強豪チームを率いているN.K先生の指導も遠くから観察できた。生徒たちに女子バレー部員が多かったので、前から練習風景を観察したいと思っていた、ひょんなことから実現した。

 小寺さんは体育館へ入るなり、
 「音が違います」
と感想を漏らした。
 「どう違うんですか?」
 「もっと乾いた音がします」
 どの音もパスンという音だった、身体を大きく振って強く打っているように見えたが、インパクトにはコツがあるという。
 早速、ラケットをもってきてもらい、O先生にフリのトレーニングの初動位置とスナップを利用したストロークをやって見せた。左肩を壁につけて前腕と手首だけをつかったコンパクトなストロークが基本型である。
 正面に相対して観察すると、ラケットの底が観察するほうに見える角度に手首を返して構え、前腕(手首から肘までの部分)と手首のみを使って鋭くフル。上腕は動かさない。この素振りトレーニングを繰り返して、手首と前腕にインパクトの瞬間の身体の使い方を覚えこませる。
 きちっと振れるようになるとシャトルを叩く「パスン」という音が、「パッ」という音に替わる。音が変わればシャトルの速度も大きくなる。この基本の型なら、ラケットだけあればいつでもどこでも練習ができる。


 二番目にやったのは、立ってラケットを構えている相手にシャトルを次々に投げつけて打たせる。それも投げつける位置を変えて打たせるのである。右左、前後と投げ分けて打たせる。基本ストロークを意識して繰り返す。
 慣れてくると右を見ながら左にシャトルを投げる。遠くへ投げるフリをしながっら手前の落とすというようなことをやる。さらに進むと、指のサインで四隅を決めておき、合図したほうに走って振り抜いてから、違う方向に投げたシャトルを打たせる。この段階になると、5分続けるとへとへとになるという。
 どんな場合でも最後まで眼でシャトルを追い、必ずラケットに当てること。「リターンエースはありえない」という方針でやらせる。

 三番目はシャトルを掬い上げてそのまま上に放り上げ、シャトルの下がってくる速度に同調させるようにラケットを下げて、シャトルを掬い取り、また上に放り上げる。これを何度も繰り返す。リフティングと掬い取る技術だ。これができるようになったら、シャトルが下がってくるときに任意の高さで打つ練習をする。高い位置、中ぐらい、低い位置とシャトルを叩く位置を変えてみる。
 このトレーニングの要点は、シャトルの動きをラケットがシャトルを叩く直前までしっかり眼で捉えるということ。

 四番目は、座らせて胡坐(あぐら)をかかせた相手に次々にシャトルを左右上下に投げつけて打たせる。上半身の動きだけでシャトルを打たせるのである。前腕と手首をつかって鋭いフリができなければ打ち返せない。基本ストロークで振りぬけているかどうかを確認しながらやるから、1番目のトレーニングの成果を確認することにもなる。
 このトレーニングは案外重要である。胡坐をかいてやるから、膝を痛める心配がない。そして上半身の稼動範囲を広げる役割がある。


 五番目は壁の前に足を開いて立ち、足先と顎(あご)が壁にくっつくようにして腰を下ろす。相撲の四股に似た感じになる。これは股関節を柔軟にするトレーニングだ。特定のスポーツを長く続けている子どもたちは、特定の筋肉のみを使っているから、しばしば身体が堅くなり運動器の稼動範囲が小さくなっている。これでは身体の一部を固定したときに大きな動きができない。股関節が柔らかいのは身体を痛めないためにも、身体に技が乗るのだからその基礎部分の身体の中心にある股関節がやわらかいことが種々の技の上達のためにも必要。四股を十分に踏まない相撲取りは強くなれないように、バドでも股関節の柔軟性は重要なのである。
 「姿勢が悪いと上達しない」とおっしゃっていた。
*運動器:骨、関節、筋肉、腱、靭帯靭、神経など運動をつかさどる組織・器官

 六番目は、体育館に引かれた線上を向かい合わせで走ってターン、これを往復10回繰り返させる。向かい合わせで競争だからきつい。8回目くらいに下手って来る。勝ち抜きでやらせて優勝者を決めるというのも楽しい。遊びながら俊敏性とスタミナを鍛える。

 七番目は基本の構えに関する問いかけ。構えはどういう形がよいのか、理由を明示して教えてくれた。つねに「なぜ」「どうして」と理由を問う。頭を使わないものは上達が遅い。頭を使って効率的で強くなれるトレーニングをつねに工夫すべき。

 生徒たちはすでに習得している技もあったが、大部分は未知のトレーニング方法だった。教えてもらったらすぐに吸収してできる部員もいた。うれしそうな顔をしていたのは生徒たちだけではない、小寺さんも生徒たちとのコミュニケーションを楽しんでいた。

 週3日、2時間で十分な効果を上げる工夫をする。だらだら長い時間はよくない。頭を使ってトレーニングしない者は上達も遅い。全日本チャンピオンクラスは工夫をして、短時間で集中度の高いトレーニングを行っている。一人でできる素振りなどのトレーニングは自分で毎日欠かさず少しの時間でやるべし。
 50分間でこれだけ教えてくれた。他の学校のバド部のために、要点をメモって参考に供したい。

(小寺さんは、江戸時代に大塩平八郎の乱で連座して切腹した当時の私塾の塾頭の末裔である。ご自身は東大現役合格、長男は東京工業大学で電子物理学を教えている。この方もバドミントンの愛好家。母校の開成中学バド部にもOBとして顔を出すという。文武両道、生涯スポーツしよう!)


<バドミントン・トレーニング>
*関東第一高等学校ITCクラブ室
http://www.kantodaiichi-itc.com/new-itc/

<渋谷実 バドミントン指導ビデオ>
https://www.youtube.com/watch?v=P2A2mvU7rKo&feature=channel

必見!<渋谷実 バドミントン教室 in 和名ヶ谷スポーツセンター>
http://ota.saloon.jp/?p=874

 なるほどこれはきつい、5分で根を上げるハードトレーニングだ。きちんとしたトレーニングメニューを組み立てたら、毎日2時間なんて部活は不可能である。短時間で効果的なトレーニングを積むことは、社会人になったときに、仕事で絶大な威力を発揮するだろう。関東第一高校の教頭である渋谷先生にあったことはないが、わかるものはわかる、これは本物、仕事人のebisuが保障する。仕事のマネジメントも部活指導のマネジメントもつまるところは同じところへ行き着くのである。

 さあ、C中学校バド部、新次元を切り開いてみたらいい。うまくいったら、他の2校バド部も続け。ビデオは誰でも見ることができる。文武両道、渋谷バド哲学を学べ。

<余談>
 小寺夫妻は昨日4時過ぎに根室に着いた。50分間ほどC中学校で指導。今朝9時から太平洋岸沿いの道路を走って納沙布岬までご案内。貝殻島と水晶島はうっすら見えたが、国後は見えず。オホーツク海側の道路を走って戻り、スワン44で休憩して、先ほどバスで中標津空港へ。関東第一高校とのチャンネルはきっと小寺さんが開いてくれる。バドを通じた極東の町の中学校と首都圏とのコミュニケーションは若きバド部員たちに変化をもたらすか?

<余談-2>
 となりで練習していた女子バレー部、なかなかいいトレーニングをしていた。ネットの両脇に台に乗って人が立ち、次々にボールを打っていた。気合が入っていた。昨年道内3位の強豪チームである。それなりのトレーニングをこなしている。週1ぐらいの割合で理論研究もしていると聞いている。

<余談-3:才能ある二人の生徒とスポーツ障害>
 10年くらい前のことだが、C中学校のバド部には根釧地区でナンバーワンのS.S君がいた。運動神経抜群、筋力抜群、そして学力のほうも優秀だった。北大水産学部に進学してもらいたかったが地元に残って家業を継いでいる。かれは強かったので、部活だけでなくそのあと青少年センターでトレーニングをよくやっていた。体重が増加してくると膝に故障が出るようになり、結局バドミントンをあきらめることになった。高校ではレスリング部に入部した。持ち前の運動センスと抜群の筋力で、1年生で全国大会準優勝を期待されたが、膝の故障がぶり返して、レスリングも断念した。この座ってやるトレーニングメニューがあれば、あるいは指導者が様子を見てストップをかけていれば、膝を痛めなかっただろう。週に3日、各2時間みっちりやれば効果的なトレーニングは可能だと小寺さんは生徒たちに語っていた。「頭を使って短時間の効果的なトレーニングで上達しろ!ただ、長時間やるのはダメだ!」
 昨年武修館高校野球部が甲子園に出場したが根室柏陵中学出身のN君は中学校のときに肘を痛めた。投手で投げすぎたためである。武修館ではピッチャー以外はどこでも守れる選手と紹介されていた。あいつが、中学時代に投げすぎで肘を痛めなければ、ピッチャーで投げていただろう、武修館高校は1回戦で勝つチャンスがあったかもしれない。
 スポーツ障害を起こさないように、そして好きなスポーツを生涯楽しむことができるように、少年野球やバドミントンの指導者たちはトレーニング方法やスポーツ障害についてしっかり勉強しなければいけない。中学校の先生、なかなか責任が重い、経験のない部活をもたされている人は気の毒な気もする。


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<余談-4 *素振り :「天皇の料理番」>
 わたしはビリヤード歴が通算して二十年ほどあり、セミプロ・クラスの技術をもっているが、ビリヤードでも素振りは大切で、日々素振りを欠かさなければ腕はそう落ちるものではない。
 精確なストローク*こそが、いろいろな技の精度を高める基礎である。支点がぶれてはいけない、精確なストローク(素振り)すらできない者に高度な技ができるわけがない。ビリヤードは支点である肘を固定して前腕を前後にまっすぐにふる。キューには右手を添えるだけ、ショットの種類によってインパクトの瞬間に握る力を加減する。昔はピース(タバコの銘柄)の外函をテーブルにおいて、そこから10~20cmほど離してレスト(左手)を置き、右手でリズミカルにそして精確に素振りしながら外函の内側を通過させる、慣れてくると眼をつぶってもどんなに高速で振っても外函に触ることがなくなる。3年以上の経験者でこれができなければ、トレーニングの方法がよほど悪い。これくらいのことはセンスがよければ1ヶ月でマスターできる。

 アーティステックビリヤードで世界銀メダル保持者町田正先生のお父さんがやっているビリヤードには素振り用の鉄のキュー(本来は楓の木の棒)があった。二人の息子に、それを振らしていたという。まるで「巨人の星」のお父さんのような人ではないか。あるときに「世界チャンピオン養成用鉄製キュー」があることに気がつき、こんなキューを使って素振りしていたのかと驚いた。だ町田正先生はシルクハットというマッセの超絶技があるが、あれは鉄製キューの素振りなしには考えられない。左わき腹に左腕の肘を押し付けてレストが鉄でできているかのようにがっしり固定されないと、あのすさまじい勢いでのストロークに耐え切れず、タップがボールに当たった瞬間にレストがずれてしまう。ストロークのスピードが増せば増すほど、それを支えるレストは頑丈なものであらねばならない。それは鉄製キューを使った素振りトレーニングの賜物なのだろう。鉄製キューでストロークのトレーニングをしたことのないebisuにはとても真似ができない。
 私はお父さんの方にキャロムゲームのさまざなな技やトレーニングのボールの配置パターンやそれぞれの撞点、配置ごとのショットの種類等をなんどか習った。どこが気に入ってもらえたのか分からないが、「プロだからレッスン料はいただいているが、ebisuさんはコーチ料は要らないから毎日おいで」といわれた。たぶん持っていたキューと筋がすこしよかったのだろう(笑)。キューには当時すでにお目にかかれないレアモノの貴重なタップがついていたから、お父さんは「やすりをあてさせて欲しい」と言った。30年間みたことがないと言っていた。「どうぞ」とOKすると、うれしそうに自分流に半球状に調整してくれた。台の上に載せて専用の鉄製の鑢を当て、掌をキューに押し付けて回転させながら、「感触がいい」ととても楽しそうだった、しかし眼は真剣そのもの。どうしてそういう形にするのか聞いてみたら、球の撞点を精確につくためにはタップも球状のほうがいいという説明だった。それ以来、タップの半球状の一点とボールの一点が激突するイメージを描きながら突き抜けるようになった。
 タップの調整はビリヤードテーブルの上にボールを置いてそこから70cmほど離れたところから眼から50cmほど離して直線状に「眼⇒タップ⇒ボール」を見ると、タップの丸みとボールの丸みが重なって見えたらOKだという、それからはわたしはタップの調整はその流儀でするようにしている。昭和天皇のビリヤードコーチだった吉岡先生のタップの調整は平たい(半球状の上1/3くらいの丸み)削り方だった。当時は象牙の玉だから、ボールの端をシビアに撞く必要がなかった、撞く技術(右手のストロークと握りの微妙な圧力調整)でカバーしていたのである。象牙が輸入できなくなり、樹脂製の軽いボールになって、タップの調整がシビアなものになったのだろう。町田さん(お父さん)が研究を重ねて最良と判断したのだろう。
 レッスン料を無料にしてくれるというせっかくのご好意だったが、町田ビリヤードには仕事が忙しくて十数回しかいけなかった、しかしたいへん貴重な機会だった。トレーニングメニューは、配置を図面に落として研究ノートに書き溜めてある。
 町田正さんには3ゲームだけボークラインゲームに付き合ってもらったことがある。国内チャンピオンだから、技を目の前でつぶさに観察できたことがうれしかった。たしか、東京八王子駅前のシルクハットという名前の新しいお店(当時)だった。天皇の料理番ではないが、皇太子のビリヤードコーチである。霞会館というのがあり、そこで教えているとは、「(平成)天皇のビリヤードコーチ」スリークッション世界チャンピオンの小林先生から聞いた話。天皇や皇太子のビリヤードコーチだった先生3人に習ったことがある、日本でタダ一人のビリヤードプレイヤーである。腕はたいしたことがないが、この点だけは自慢できる。(笑)
 新大久保のビリヤード点(小林先生が運営をしていた)の常連会のメンバーだったので、メンバーの皆さんともども数年間親しくしていただいた。小林先生はマッセの構えが吉岡先生とは違って首のところにキューを当てていた。そのほうが撞点がよく見えるというのである、なるほどやってみたらその通りだった。町田先生も小林先生も、一流のプロはそれまでの常識を一つ一つ再検討して、改良を積み重ねるもののようだ。とことんビリヤードが好きなら、上達に関わることは何でもそしてトコトン極めたくなるのだろう。
 常連会の中では駿台予備校の数学の先生であるA木S蔵さんがプロ並みの腕前、かれは参考書も書いている。ビリヤードのではないよ、数学の参考書だ。五種目チャンピオンのディリスのサマーキャンプにヨーロッパへ出かけるくらいの人である。
 常連会にはもう一人キャロム系のゲームの全日本アマチュアチャンピオンのK柴さんがいた。A.Sさんと比べるとキュー捌きのやわらかい人だった。一度だけこの人と常連会の月例会で決勝戦を戦ったことがある。初回はわたしの先行で突き切ったら、その裏で突き切り返され、2度目のゲームも突き切られてebisuの負け。強い奴とやるときは手加減ナシの全力勝負だから楽しい。
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<余談-5> 7月4日0時20分追記
 小寺さんは富士通に10年勤務し、シャープで20年仕事をしており、新規事業関係の本を数冊書いている。他に1990年代にIT関係の本も数冊著している。そういう仕事をしてきた人のようだ。

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#3045 中学校サッカーの試合見学:郡部校の問題 よい町は自分たちで創る May 16, 2015 [ブカツ]

<更新情報>
 □5/17 8:55 郡部校統廃合と学力問題及び地域経済の未来について
 □5/17 11:00 市内7中学校学校別生徒総数情報を追記
 □5/17 11:30 市内9小学校学校別児童数表追記
 □5/17 12:00 高校は1学年2クラスの学校は統廃合対象としている。同じ基準を適用すると根室市内は2校体制が妥当という結論になる。
 □5/18 8:10 追記 「家業を継ぐのだから勉強なんかしなくて良いという親も・・・
 □5/19 23:40 追記 優勝チームは啓雲中学校サッカー部
  


 光洋中学校のグラウンドで根室市内の中学校のサッカーの試合が行われた。8時ころに昨夜から降り続いていた雨がやんだ。参加したのは4チーム。市街化地域の3校と郡部校では歯舞中学の男女混成チームのみ。落石と厚床はチームがないのだろう。

 最初は、啓雲中学校と歯舞中学校の試合だった。歯舞中学校は啓雲の半分以下の生徒数だから、男子だけのチーム編成ができない。7名ほどが女子だった。昨年高校を卒業した歯舞中出身のKさんも男子に混じってサッカーやってたと言っていた気がする。空手もやってたおきゃんな子だった。試合に出ていた女子は男子よりも身体が大きいのが数人いた。
 結果は6対0で啓雲チームの勝利。女子数人の体格が男まさりなのでもっと善戦できると期待したが、体格は女子のほうが大きくても、中学生になると男女の体力差の壁が大きくなるようだ。
 プロスポーツとは違ったドラマがあり、見ていて楽しい試合だった。一生懸命なのである。

 サッカーについてはよくわからないのだが、ボールをとめたり、ドリブル技術はそこそこ上手に見えた。パス・ワークがむずかしいようで、ボールを受ける前と蹴り出すときではつねに人が動いて配置が違うので、間違えて敵にパスすることが多かった。「あ、ごめん」とか「お、悪い」とか言い訳するのもほほえましい。
 敵・味方全員が動いている中で、自分のボールに集中しながら、全体の動きをフォローし適切な箇所にパス通すのはなかなか難しい。たぶん、ドリブルに気をとられすぎているから、全体の動きを見切れないのだろう。意識せずにボールを扱えるようになるまで練習すれば、ドリブルしながら適切なパスが出せるようになる。理屈ではそうだが、中学生では無理な技術レベルなのかもしれない。でもそいうことを意識したトレーニング・メニューは考えうるだろう。

 2試合目は母校の光洋中学校と柏陵中学校の試合だった。前半見ていたが実力伯仲で点数がはいらなかった。結果はどうなったのだろう。
 午後から午前中の試合の勝者同士の試合があったはずだ。4チームで優勝したのはどこ?

 光洋中のグラウンドは水はけがよいので、8時まで雨が降っていたにもかかわらず、コンディションはまずまずだった。
 10番のタ○ルはけっこう上手だった、さすが三年生の貫禄だ。2年生のタ○ト、マxヤ、レ△ヤはこれからもっともっと上手になるのだろう。1年生でメンバー入りできなかった生徒が立ったまま観戦していた。まだユニホームをもらっていないのだそうだ。はやくメンバー入りできるようになったらよい。
 強いチームの中には効率のよい優れたメニューで短時間の練習で効果をあげているところがある。仕事もだらだら長時間やる者は、概してダメ社員のことが多い。有能な社員はたくさんの仕事を涼しい顔をして短時間でやり遂げる。部活も同じだろう。
 中学時代のトレーニング、侮るべからず。


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<小規模校の弊害:集団訓練と学力競争の消滅>
  参加があったのは市街化地域の3中学校と郡部校では歯舞中学が男女混成チームで参加しただけ。市内の中学校は7校ある。数字は全校生徒数。

 光洋中学校 236人(平成26年5月1日現在)
 柏陵中学校 211人
 啓雲中学校 152人
 厚床中学校  14人
 落石中学校  26人
 海星中学校  24人
 歯舞中学校  58人
  合計     721人 

*人数データは道教委
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksk/grp/09/26chuugakkkou.xls

 啓雲中学校は1学年50人、歯舞中学は20人。歯舞地区も落石地区も厚床地区もすでに集団の部活が可能な規模を割り込んでいる。男子野球部とサッカー部を維持しようと思うと、チームを編成できるのは1学年70人が最小規模ではないのか
 市内の郡部中学校はとっくに集団部活が不可能になっている。文科省はそのあたりの調査をやっているのだろうか?根室市教委にはそういう問題意識があるのだろうか?
 集団競技の部活も学校教育の一角になくてはならないものの一つだろう。そううことを考えると、郡部の中学校は市街化地域の3校に統合すべきだ歯舞も厚床も落石も地区住民は反対するだろうが、学校教育の本旨に帰って考えたときに、集団活動ができないというのは本質的な問題を孕んでいる。郡部校では1学年に生徒が一人のところもある(あった)。(花咲港小学校は数年前の新聞報道では全学年で13名と載っていた。市街化地域の成央小学校真で、車で10分の距離である。地域住民を説得して、無料の送迎用マイクロバスを運行すれば良いだけ)
 集団活動だけではない、1学年10名前後だと、学力序列が固定化してしまう本来能力のある生徒が、小学校から自分より点数が上だった生徒に、中学生になってもかなうはずがないと思い込んでしまう傾向がある。無意識の自己限定は恐ろしい、思い込むと本当に勝てなくなり、本来その児童・生徒がもっている力が発揮できなくなる
 中3のときに郡部校から弊塾へ来た生徒で、そういう者がいた。一人その生徒より学力テストの点数が毎回高いのである。五教科500点満点で30~50点の差は誤差範囲で、もっている学力の差ではない。思い込みを消すのに半年以上掛かった。一度勝てるとそれが自信となり、次からは「やれば勝てる」という思い込みが生まれるからほんとうに勝てるのである。この生徒は中3の2学期からは勝てるようになり、高校では負けなしだった。本来の力が解放されたら勝てなかった相手と学力差が逆転してしまった。中学校3年生の学力テスト、総合A・B・Cで170~190点台だったが、入試の時には230点を超えてしまった数学も弊塾でははじめて「全国標準難易度」の東京都立高校入試問題で90点を越えた生徒である小規模校で放置しておいたら、根室高校で学年トップ層の一角を占めることはなかっただろう
 自分ひとりでは思い込みが邪魔をして、逆転できないのである。これは人材育成という点で小規模校の大きな弊害である
 学力トップ層が12年前の1/4になっているが、郡部校を市街化地域に集めて競争できる環境の中で育てたら、高得点層は増えるだろう
 根室市教委は問題意識をもち、根室の児童・生徒の学力向上のために、自分たちでやれることからやれ

統廃合に反対する地域住民はよくよく考えるべきだ。競争のない劣悪な教育環境の中で自分たちの子どもや孫を育てていることに気がついていない。市街化地域の学校の中で競争にもまれたら、学力が大きく伸びる生徒がいるのである。伸びないまま埋もれてしまっているのが現状で、それは根室の地域経済の行方にもその子ども自身の未来にも大きな影響を及ぼしているのである。
 家業を継ぐのだから勉強なんかしなくて良いという親もいまだに少なくないが、漁師だって頭を使わないと資源を枯渇させたり、漁獲規制でジリ貧になったりする時代だから、勉強しておいて損はない。
 周りをよく見るべきだ、家業を継げる者は長男だけであとはみんな根室から出て行って都会で働いている。地元に残れる子どもよりも都会へ出て行く子どものほうが圧倒的に多いのが実態だ。学力をつけておかないと、都会で学力の高い者の下で一生頭が上がらずに働くことになる。かわいそうとは思わないか、そういう現状を放置して大人としてやれるべきこともしないで統廃合に反対、ほんとうにそれでよいのかね?
 地域にある学校がなくなるのは寂しい、しかし、そこを乗り越えないといけない。辛い選択だがみんなが幸せになれる道がある。無料の送迎バスを出して、市街化地域の2校に学校統廃合を進めるように要求しよう。高校生も無料送迎バスに便乗させてやったらよい。根室交通に業務委託すれば、経営も助かるだろう。地域の公共交通機関の維持ということも考えよう。良い町はそうやって自分たちで創ろう。学校職員の数を減らせるから利益は人件費をもっている北海道庁のものだ、だから無料送迎バスの予算は道庁へ要求しよう。小中学校の統廃合を進める代わりに、無料送迎バスの予算を道庁のほうでもつように根室市教委が交渉すればよい。交渉相手は北海道教育委員会と道庁財政課だ。)

<小学校の児童数資料> 道教委公表H26年5月1日現在

H26年5月1日現在小学校児童数
学級数児        童        数
1学年2学年3学年4学年5学年6学年合計
北斗17596158736664208173381
花咲15394945584965160145305
花咲港32334238917
昆布盛332112549
落石4811444121022
厚床5645554121729
成央18767774707255234190424
海星68586611251944
歯舞82115211515166241103
合計792192182172362202247266081,334


 こうして数字が並ぶと、根室西高校廃校後の根室高校の定員は240名ではなく200名で十分である。15~20名ほど都会の学校へ「学力疎開」や部活が目的で根室から出てしまう生徒たちがいる。2割の50人くらいはとても高校の勉強についていけない学力下位層の生徒である。
 普通科の授業を理解できる基礎学力は300点満点で150点が下限だろう。総合学科なんて導入しないで、150点で足きり実施、普通科を維持すれば良い。そして高校入試で100点未満は不合格でよい。そうしないと、際限のない学力低下が中学校と高校の両方で起きる。このままでは根室の子どもたちの低学力化を教育行政が推進することになる。

 小学校の児童総数は7年前(H19年5月)の1692人に比べると、21.2%減少している。同じ率で減少すると仮定すると、14年後(平成41年=2029年)には49.0%の829人、1学年当たり138人になる。2030年には市内1校体制を考えなければならない。
 
 市内全域の8小学校の児童総数は1334人である。市街化地域の小学校を3校から2校に減らし、昆布盛小、落石小、厚床小、海星小、歯舞小は廃校、市街化地域の2校に統合すべきだろういまのままでは集団生活の指導ができないし、学力向上やふるさとの未来を支える人材育成上も問題が大きい児童のことを第一に考えれば小規模校を残す選択肢はすでにない
 統廃合してしまえば根室市内の校長会が遠くない将来消滅するかもしれないが、そんな小さなことよりも子どもたちの教育を優先すべきだ。校長会は子どもたちのために小規模校の統廃合にもろ手を挙げて賛成すべきだ、いや教育者の端くれなら率先して統廃合の旗を振るべきだ。

  道教委は、道内の高校で1学年2学級以下のところは廃校処分し、統合を進めている。同じ基準を小中学校に適用すれば、市内の1学年児童総数220人だと6クラスだから、3校体制だと各学校1学年2クラス編成になってしまう、2校体制で十分だということになる。高校統廃合に賛成しておいて、小中学校の2校への統廃合に反対するのは理が通らぬ。郡部に親子代々住む皆さん方にとって、いままであった学校がなくなることが寂しいということはよくわかっているつもりだ。
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<追記>5/19 23:40
 翌日も試合が行われ、優勝したのは啓雲中学校サッカー部。羅臼からも1チーム参加していたそうだ。

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#2629 文武両道:日本一短い練習で甲子園目指す小山台高校 mar.23, 2014 [ブカツ]

 なんと一日90分間のトレーニングだという。小山台高校は都内屈指の進学校であるが、そこの野球部のトレーニング時間はびっくりするほど短い。
 週6日の練習のうち一日は勉強に充てている。
 普段の練習時間が90分ということは、4時にはじめても5時半に終了しているから、しっかり勉強時間が確保できる。

 北海道教育委員会が日ハムの大谷翔平君を起用して、「文武両道」と大書きしたポスターを制作して全道の中学校と市町村教委に配布している。

 数日前の北海道新聞根室地方版にこのポスターに関する根室教育局のコメントを載せていたが、ブカツを煽るような頓珍漢なコメントだった。あえて書くが、ポスター制作の主旨は過度なブカツが蔓延して学力低下の一因となっていることに対する警鐘である。

 6時半までブカツをやってしまったら、ほとんどの生徒が「文武両道」を実践できなくなることは生活時間を分析すれば誰にでもわかることだ。
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(道教委は昨年、全国学力テストの結果分析を踏まえて、「生活リズムチェックシート」を全道の小中学生に配布した。)
*「生活リズムチェックシートの取組」(北海道教育委員会)
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/sgg/undou/tyekkusi-to.htm
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 根室教育局はそんなことすら分かっていない、ものごとを関連付けて総合的に判断することが苦手か、意図を捻じ曲げて説明しているかどちらかだろう。
 ブカツにのめりこむ一部の教員と過度なブカツを熱烈に支持する一群の保護者、この組み合わせが他の地域に比べて多いことが根室の特徴である。普通の保護者は高校卒業後の進学のことも考慮に入れて中学校でのブカツのあり方を考える。
 中学校で全国模試レベルの学力テストがないから、根室の子どもたちは自分の学力の低さを知らず、小中学校をのんびり過ごしてしまう。中学校で学年3番くらいの成績で有頂天になって、高校生になり進研模試を受けたら偏差値50前後、つまり平均的な成績だということに気がつく。高校卒業後の進学を考えたらすでに手遅れである。偏差値50を超える大学へ進学できる生徒は学年で十数人の現実がまっている。

 技術(理論)研究の座学を週に一日取り入れ、短い時間で効果的な練習を工夫すれば、ブカツ自体が大きな教育効果をもつが、トレーニングメニューの工夫や技術研究もせずにただ闇雲に長い時間やらせたら、悪い習慣がつき場合によっては深刻なスポーツ障害を招くだけ。ただ長時間トレーニングをするという悪癖がついた者を雇いたいと思う企業経営者はほとんどいない。悪癖のついた者は、仕事をさせたらやはり工夫をせずにただ長時間働き残業するだけ。そういう社員が3割もいたら企業経営はいずれ成立たなくなる
 成長期の生徒たちに特定の関節に負荷がかかるようなトレーニングを長時間やらせたら、スポーツ障害も起きる。塾を開いて12年目だが、優秀な選手がスポーツ障害を起こして大好きだったスポーツをあきらめる例をいくつも見てきた。才能を秘めた子どもたちの未来を奪った「過度なブカツ」、書くたびに思い出して腹が立つ。

 根室市内の子どもたちの学力低下は小学校から中学校へと「集団感染」を起こし、ついに根室高校(普通科・商業科・事務情報科)にまで及んでいる
 根室高校普通科の合格最低点は8年前にはEランク150だったが、ランクはFGH・・・で70点に低下してしまっている。定員割れを起こしたときの根室高校普通科の全道入試偏差値は40付近で、全国最低レベルの北海道で下から16%である。トップクラスの生徒数人は釧路湖陵理数科(偏差値70)に比べても遜色がないが、他は話にならないくらい学力レベルが低い
 普通科の15人くらい、商業科と事務情報科両方あわせて下位20人くらいは根室西高校の成績上位層と学力が同程度。高校が統廃合される前に、すでに根室高校の根室西高化が進行している。統廃合後の高校は学力がさらに一段下がり、根室高校で低学力層の肥大化が加速することになる

 統廃合後の高校で学力レベルを維持するために、年度末ごとに生徒一人一人にカウンセリングを行い、成績不良で勉強する気のない生徒は落第させていい。高校を卒業したかったら勉強するのは当たり前だ
 入試の合格最低点も100点(300点満点)と明示したらいい。普通科の標準的レベルの授業を消化できる学力は150点付近が下限である。昨年と今年の入試は難易度がガクンと下がっているので、この2年間に関しては170点が下限だろう

 たかが地区大会や全道大会で勝つことに一喜一憂してブカツ本来の目的「教育」を忘れている一部の先生たちと過度なブカツを熱狂的に支持している保護者のみなさん、一度は立ち止まって考えるべき。自分の子どもの未来を危うくしていることに気がつこう

 学力の高い生徒たちのほとんどが大学へ進学して戻って来ず、根室を支えるのは中学力層と低学力層。そして低学力層が急激に肥大化しているのがこの6年間の現象である。このままでは30年後の根室は人材がいまよりさらに枯渇して、地元企業の半数以上がなくなり、若者の働き場所を失った町はさらなる衰退の只中で途方にくれることになる

 低学力層の底上げをすることが、いまの根室と未来の根室に必要なこと
 いまです、いまですよ、30年後の未来を暗くするのも明るくするのも、お父さんとお母さんたち、そして学校の先生たちのブカツに対する姿勢次第。変えられます、変えましょう


*#2615 「文武両道」 大谷翔平からのメッセージ:北海道教育委員会制作ポスター Mar. 13, 201
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-13

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 読売オンラインに掲載されたニュースを紹介する。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20140313-OYT8T00019.htm

 
 道教委が大谷翔平選手を起用し「文武両道」と大書きしたポスターを作成した。


20140313-320898-1-N











(読売オンラインニュースより転載)

 日ハムの大谷翔平君がバットを構えた姿に「文武両道」の文字を入れたポスター、なかなかかっこよいではないか。
 北海道教育委員会義務教育課が制作した「啓発ポスター」で、ブカツ偏重のケースの多いことが学力低下の一因をなしているとの認識がベースにあり、過度なブカツを控え、学業と両立させないといけませんよとのメッセージが込められている。学校の先生と「熱狂的なブカツ支持」の保護者へ向けたものだろう。

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#2516 PHV年齢 : 中学校でブカツ指導をしている人たちへ Dec. 1, 2013 [ブカツ]

 三日前(木曜日)の夜に、突然のカミナリと吹雪きの競演があった。そういう中を走って塾まで来た女子中学生が一人いた、雷鳴の中を走ってくるのは危ないよ、死ぬかもしれないからね、そう伝えた。期末テストでわからないところを質問したかったのだ。最近新聞で紹介されたブカツに所属し、「ブカツ命」で学業よりもブカツ優先だったが、一生を考えたら勉強の大切さに気がつき、このごろ勉強にようやく熱が入ってきた。学力テストで60点も上がったから、学校の授業がわかるようになり、うれしそうだ。いつも一番前に、そうわたしの前に陣取っているメンコイ生徒だ。
 三日前の雪の名残が車庫前の日陰のたまりに凍りついている。今日の日中の気温は7度、昨夜は2.2度だった。このところ寒い。庭のバケツの水が二日前には1cmほど凍りついた。爆弾低気圧が日本全国に冬をもたらし、西日本も雪景色となった。そして今日は晴天。

 今朝はやく微睡(まどろみ)ながらNHKラジオを聴くともなしに聞いていたら、スポーツ障害とPHV年齢の解説をはじめた。ああ、そういう専門用語がスポーツ医学にあるのかと、初めて知った。体育の先生たちには常識かもしれない。気になったので起きてからネット検索してみた。

 「#2511 ブカツ指導について:何を目標とするのか?」のなかで、成長期には骨格の成長に内臓や筋肉や腱の成長が追いつかない時期があり、そういう時期に特定の関節や腱に負荷のかかるスポーツを過度にやらせるとスポーツ障害を起こすことがよくあることだから、その点に留意したブカツ指導のあり方があるはずと書いた。

 書いてはみたものの、スポーツ医学ではどういうことになっているのか気になっていたのである。わたしは「PHV年齢」という言葉はまったく知らなかったが、障害が起きやすい事実には気がついていた。
 自分のその頃を考えても、中2のときに年間に身長が12cmも伸びて、肺のレントゲンが曇ったことがあり、きらいな肉を食べ始め、牛乳を5合瓶(900cc)で2本飲み始めた時期だったから、しっかり覚えていた。身体は硬くはならなかったが、骨格の伸びに内臓や筋肉の成長がついていけない時期にあることは自覚していた。

*#2511
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-24-1


 PHV年齢のPHVをネットで調べると次のようになっていた。
P: peak(成長のピーク)
H: Hight(身長)
V: Velocity(速度)

 成長速度がピークを迎えるのはある数百人のデータからは女子なら11.0歳、男子は12.7歳だそうだ。
*http://biking.undo.jp/?p=2906


 この時期にはスポーツ障害を起こしやすいので、ブカツ指導をしている大人たちは生徒の状況をよく観察して無理をさせてはいけない。

*http://kidstrainer.grupo.jp/free196662
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そのPHVがどうトレーニングに影響するのかというと、身長が伸びる、ということは骨が縦に伸び、それに伴って腱や筋肉がグーんと引っ張られる、ということですね。そしてそのスピードが一生涯の中で一番速い、と。
ということは、筋肉が緊張しているので、当然柔軟性は落ちます。柔軟性が落ちているので、通常以上にストレスがかかります。
それは、筋肉だけでなく、腱や、腱の付着部の骨にも、です。
ですからこの時期に、あまり負担のかかるトレーニングをしてしまうと、スポーツ障害を引き起こしやすくなる、ということなんです。
身長だけでもチェックしてみると、ちょっと運動量を抑えようかな、負荷をかけないように注意しようかな、ストレッチを長めにさせようかな、運動前後のケアをしっかりさせようかな・・・という意識ができると思います。
成長期の子どもに対してのスポーツ指導は、大人とは違う重要な体の変化がある、ということを念頭に行わなければいけない、というのが理解できるかと思います

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  根室では生徒にPHV年齢を無視した過度なトレーニングを強いてスポーツ障害を起こす例がみられる。重大なスポーツ障害を起こし、何人か大好きなスポーツをあきらざるをえない例をebisuはみている。ブカツを指導する大人はもうすこしスポーツ医学に関心をもち、優秀な生徒達がスポーツ障害を起こさぬように配慮してもらいたい。
 当該種目で優秀な成績をあげれば上げるほど、長時間の練習を課したり、本人もブカツを終わった後で青少年体育館でさらに練習をしている例が少なくない。PHV年齢は一人一人違うから、普段の観察とそれにもとづく指導が大事だ。
 中学校のブカツは、(PHV年齢を迎えている男子は)地区大会(北海道大会も地区大会)で優勝することを目的としてはならない。生徒が一生を好きなスポーツを楽しめるように、PHV年齢を考慮したブカツ指導を望みたい。

 基礎学力の問題(低学力層の学力向上)もブカツ指導も共通していることは、目の前の生徒をよく「観る」ことだ。「診る」と言い換えてもよい。そうすればいまなすべきことがわかる筈。


*#2515 根室市立柏陵中学校 家庭学習担任制度導入
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-30-1


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#2511 ブカツ指導について:何を目標とするのか? Nov. 24, 2013 [ブカツ]

【素人のブカツ指導だから基礎基本で充分、勝ちにこだわるな】
  ブカツ指導は大半の先生はやらされている感覚をお持ちだろう。中学校の先生はブカツ指導はあたりまえだから、教員の職に就くにあたって、仕事の実態を知らずに就職するなんて教員は一人もいないだろう。
 その一方で、高校や大学で全国トップレベルの強豪校でブカツをやっていた先生なんていうのはほとんどありえない話だから、原則素人が教えることになる。何年か担当すれば、そこそこ指導技術や指導理論やスポーツ医学について学ぶことはできるが、その程度だ。プロに習った経験があるわけではない。

【全国優勝:目標管理によるブカツ指導】
 ビリヤード・クラブをもっている学校はないだろうが、たとえばビリヤードのインターハイがあるとしよう。ビリヤードは元々はヨーロッパ貴族のゲームであって、チュータがついて個人レッスンを受ける、マナーも厳しい。日本でも皇族はトップレベルのプロからレッスンを受けている。映画ハスラーで最底辺のビリヤードをご覧になった皆さんはまったく異なるイメージをもっているのではないだろうか。
 さて、全国大会があったとして、10人の部員がいて、わたしが指導するとすればどうするか?2年間で全国大会で優勝するようなチームを育てることが目標としてみたい。目標を設定したら、それを可能にする戦略が必要だ。

 トレーニングは基礎基本を徹底する。正しいフォームを教え、家の食卓で右手と左手の素振りを毎日30分やらせる。右手10分、左手10分、右手5分、左手5分で充分だ。実際のビリヤードテーブルでは基本パターンを20~30ほど選び、繰り返し習得させる、身体に感触を叩き込むのである。
 引き球、殺し球、押し球の三種類のショットとスピードコントロールは実際のテーブルでやらないと会得できない。次の段階はこの感触を思い出しながら、イメージを伴う素振りを混ぜるのだが、ほどほどでいい。それよりも細かくやわらかい素振りから大きな素振りまで3段階の素振りをやってみる。ショットの強弱に応じた素振りを意識することが大切だ。キュー先の長さやキューの持ち方が振りの程度に応じて変る。こんなことを本意書いて説明してもやたらと長くて面倒なことになるから、実際にやって見せるのが一番よい。
 2種類のレストの使い分け、キュー先の長さのコントロール、クッション・システムなど、球の配置と撞点を記した図面での説明にあわせて実際にテーブルに球を走らせて説明すべきことはたくさんある。
 毎週2時間ほど図面を使った説明をし、質問を受ける。そしてそれを実際にやって見せ、やらせてみる。そしてまた質問だ。
 1年間は対外練習試合はナシ、たかが地区大会ではレベルが知れているから、練習試合に意味はない。へんな癖がつきかねないから練習試合はなしだ。やるなら全国レベルの強豪チームだが、それは2年目の課題である。基礎トレーニングを重ねることで、強豪チームの実力が判定できるようになる。自分達と比べて、どの技がすぐれどの技に弱点があるのかを正確に判定できる。基礎トレーニングを怠ったのでは強豪チームと練習試合をしても学ぶことができない。

 セミプロレベルの技術を描いた図面が50枚ほどある。これは複数のプロに習った技を図面に落としたものだ。本による解説が不可能な(半端な技術のものが読むと誤解を生じる)レベルのトレーニングがこの図面を使って可能になる。

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< 余談ー1: イメージトレーニングの脳への作用 >
 上達してくると基本パターンをイメージしながら正確な素振りができるようになる。イメージしている球が見えてくるし、撞いたときの感触もキューを軽く握った指先に「重み」として伝わってくる。
 具体的な球の配置をイメージしながらの素振りは楽しいものだ。的ダマに手球が当たってクッションへぶつかり、戻ってゆっくり止まる。だいたい直径30cmくらいの円を想定し、その円内へ止まるようにスピードコントロールする。そのうちにキューをもたなくても、頭の中にテーブルと球をイメージして、ゲームをすることができるようになる。この過程を通じて、脳内にゆっくり変化が起きるようだ。集中力が高まることと、脳内でのイメージ操作がある程度可能になるのである。

 ここまで来たら、その技を学校の授業に活かせばいい。集中して聴いたら先生が黒板に書いたことを数ヶ月間イメージとして保持できるような脳に変っている。説明したことも板書に紐付けられて記憶されているから、授業の後に2~3分間瞑想しながらページをめくるように板書を思い出すだけで、定期テストは(集中して聴いた授業)は特に勉強しなくても90点前後の得点が可能になる。そればかりではなく、数学の平面図形や立体図形も頭の中で次第に自在に操作できるようになるから便利なものだ。解けなかった問題は、問題を紙に書いてみて、記憶してしまう。そして頭の中で時々思い出せばいい。解法が見つかったら、頭の中にしまっておいた問題を紙に書き出してひらめいた解法を試してみればいいのである。こうしたことに気がついたのは中2の頃だったかな。小学生4年から店が暇なときには北海道新聞の社説と1面の政治経済記事を読んでいた。

 わたしが中学生にブカツとしてビリヤードを教えたら、素質の問題もあるだろうけど、三人に一人ぐらいの割合で脳内でイメージ操作ができるようになるだろう、そしてその生徒達の学力は飛躍的に上がるに違いない。脳がイメージトレーニングによって変化を起こすのではないだろうか
 中学生のときも高校生のときもだいたい毎日2~3時間はビリヤードの店番をしていた。長男が家業を手伝うことはあたりまえだった。半分くらいはお客さんの相手をしたり、面白かったので自分でビリヤード・トレーニングをしていた。学校の勉強に充てる時間は限られていたのである。
 ところで、いままで書いたのはキャロムゲームのイメージ・トレーニングだ。ビリヤード・ゲームにはキャロム系のゲームとポケット系のゲームがある。映画ハスラーはポケット系のゲームで、台のクッションをカットして6箇所に穴が開いている。キャロム系のゲームの台には穴はあいていない。

  一番いいたいことを書き忘れていたことに気がついた。運動部で活躍することがなにか学業へはマイナスの影響があるように考える生徒や先生や保護者がいるかもしれないが、それはトレーニングの仕方が悪いだけで、ほんとうはそうではないのだと思う。
 わたしはたまたまビリヤード練習におけるイメージトレーニングが脳を変えることをとりあげたが、しっかりした方法論をもてば、ある種のトレーニングを課すことで脳に変化を起こさせることができるはずだ。そういうトレーニング方法を工夫して見つけ出していけばいい。やれないと思っていたら百年やっても見つからないが、あると思って工夫したらかならず見つけることができるはず。ブカツはそういうふうに固定観念を打破することにも役立つ。
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【基礎基本の徹底とシツケが要(カナメ)】
 素人が10年一生懸命にがんばっても到達できないレベルのプロの指導技術というものはどんな分野にでもあるだろう。そんなに全道大会で優勝したいなら、お金を払ってプロの指導を仰げばいい。しかし、学校のブカツの目標は教育にあり、「全道大会優勝」ではないから、それなりのトレーニングのやり方があってあたりまえだ。
 短時間で効率のよいトレーニングはどうやったらよいのか、毎日が工夫と実験の積み重ねで、それで充分とわたしは思う。

 
成長期の身体は骨格が伸びるのに筋肉や内臓が追いついていかないから、特定の関節や腱に負荷のかかるスポーツはよほど注意してやらないと故障する。大人と成長期の中学生は身体が違うから、故障を引き起こすような過度な練習をやらせてはいけないのである。
 野球で肘や腱を痛めたり、バドミントンやバスケットで膝を痛めるケースはすくなくない。中学校でこうした故障を抱えた優秀な選手が高校では種目を変えざるをえない、あるいはブカツを辞めざるをえない例をいくつか見てしまった。本格的にやるのは骨格の固まる高校生になってからでよい。

【文武両道の大切さ:学業が優先】
 中学校の普段のブカツは基礎基本を徹底するだけでいい。毎週のごとく出かけて下手くそなチームと練習試合をする暇があったら、毎週2時間は理論研究をすべきだ。それすらできないなら、教え方に根本的な欠陥ありと知るべきだ
 土日のいずれかはブカツ休止にして、家庭学習をしっかりシツケる。普段のブカツは5時半までとし、家に帰ったら食事前に1時間勉強をするようにシツケる。
 たかが地区大会と思え、地区大会で勝つことに執着する必要はない。もっとおだやかにそしておおらかに長期的視点から基礎基本のトレーニングを徹底すればいい。
 練習試合は課題をハッキリさせて組もう。勝つことではなく課題を消化することを目的とすればいい。基礎基本ができていないのに、武者修行のような対外練習試合は中学生には不要だ。保護者は地区大会での勝ちを煽ってはいけない。

【ブカツを通じたシツケが大事】
 ブカツで大事なことは、相手の顔を見て大きな声で挨拶、先生や先輩への口の利き方を学ぶこと、準備作業と片付け作業を高速でやること、中身の濃い実際のトレーニング、そしてトレーニングメニューのレビューと工夫だ、つまりはシツケである
 準備に20分もかけてだらだらやると、本番の練習も手抜きの場面が随所に出てくる。それを中高6年間繰り返したら、習慣を通り越して性格になってしまう。だたい運動部で3時間も手抜きをしないトレーニングをやれるか?むりやり長時間やらせれば、手の抜き方を覚えるだけだ。
 ブカツでヘンな習慣が身についてしまったら、社会人になっても仕事の準備や片付けに時間を費やし、肝心の仕事もだらだら、そして工夫もなしに長時間やることになる。
 はっきりいって、こういう手合いは民間会社では社員としては使えないから、単純労働の非正規雇用の仕事がまっている
。偏差値50を超える大卒でも30%くらいは非正規雇用に就いているから、厳しい就職事情を知っておくべきだ。

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< 余談-2: 就職は簡単か?現実認識にギャップあり >
 「先生、俺消防士になるから就職心配いらないんだ」という中学2年生がいたので、「市役所にコネでもあるのか?」と訊いてみたが、ないという。消防士は市役所職員だから最近は大卒でもなかなか採用にならない。偏差値50以上の大卒が二人市役所を受けているが二人とも合格していないから、特別なコネがないなら無理だよと教えてあげた。消防士になりたいなら、いま一生懸命勉強することだ。
 事例としては極端かもしれないが、最近あった実際の話である。根室の中学生たちは就職なんてずっと先のことで、かくも「牧歌的」ともいえる夢想をしているのだが、現実はじつに厳しいから、大人は「現在の学力レベルなら」という前提で、具体的で現実的な就活の実際を説明してあげるべきなのだ。中学生のときからしっかり狙って学力レベルを上げておかないと正規雇用の職に就くのはたいへんなのである。お父さんやお母さん達の時代とは就職状況が違う。
 大学3年生が夏にこんなことを言っていた。「就活で100社受験するのはあたりまえ」、そう学校から進路指導されていると。道内の大学なら就活に100万円くらいのお金がかかる。札幌には会社が少ないからで、大企業の本社の95%以上が首都圏にある。
 中高生のインターシップはこうした就職状況についての現実認識ギャップを埋めるのにはあまり役に立っていないようだ。根室と都会の就職活動に大きなギャップがあるからかもしれない。地元でインターシップをやっても、札幌や東京での就活の厳しさがわからないのは無理もない。根室はのんびりしている、そこが古里根室のいいところでもあるのだが、生徒達は高校を卒業して専門学校や大学卒業間近になってからいきなりきつい現実にぶつかることになる。
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【正規雇用と非正規雇用の格差】
 非正規雇用だと、平均的な年収は100万円前後だろう。年に数ヶ月間は仕事にあぶれることになる。対比するために、高校を卒業して看護学校へ進学し、看護師になったとしよう。市立根室病院の看護師の初任給は21万円である。ボーナスや夜勤手当がついて年収は2年目からは400万円前後になるだろう。1:4もの差がつく。10年たったらどれほどの差になるのか想像してもらいたい。
 もちろん、ブカツをやり続けて看護学校へ進学する生徒もいる。それは勉強とブカツを両立させた生徒だけである。そういう生徒は2割もいるのだろうか?
 成績中位の生徒が高校でブカツを続けて合格できるほど甘くはない。中3の学力テスト総合ABCで170点を一度も超えたことのない生徒は、看護専門学校に進学するのはかなりむずかしい。それが現実だ。
 ましてや大学はいうまでもない。偏差値40前後の大学(下位16%)はほとんど進学の値打ちがないことを知るべきだ。大学の数は半分でもいいかもしれない。高校の復習をやるようなレベルの大学はそもそも必要がないし、半年程度中学校の復習をやらざるをえないような公立高校も不要である。
 学力テスト総合ABCで200点を超えないと偏差値50以上(中位以上)の大学への進学は困難であるというのが現実だから、中学校でブカツのみにあけくれ、成績下位にとどまり続けたら、その生徒の将来にはたいへんな困難が待ち受けている。例外的なケースを除けば、高校での挽回はほとんど不可能だ。「敗者復活戦」に勝利が可能なのはブカツをしながら総合ABCで一度は180点を超えたことがある生徒だろう。
  社会人になったときにその生徒がどうなるかという視点をもったブカツ指導が大切だというのは、たとえば、男子の場合なら、非正規雇用では嫁さんをもらって経済的に自立することすら著しく困難だからである。無責任なブカツ指導は慎むべきだ。成績下位層の生徒には社会人になったときのことまで考えて成績が上がるまで休部を申し渡し、個別補習をするくらいの「教育的配慮」はあるべきだ。

【毎日することは習慣となり、6年間続けたら性格を形成する】
 ブカツはほとんど毎日やっているから、生徒のシツケにたいへん大きなウエイトをもつ。社会人になったときのことまで考えて、ブカツを指導している先生がどれだけの割合でいるのだろう?
 教師が聖職だというのは、生徒の人生の基盤作りに否応ナシにかかわることになるからだろう。だから、学校の教員は「労働者」になってはいけない、誇り高き「教育や知の職人」たれ!

 ebisuがブカツに賛成であることがご理解いただけたら幸いである。現状のブカツには大きな問題があるから改善すべきで、きちんとしたブカツがしっかりした社会人をつくるために有用であることはあたりまえ、しかし取り違えると百害ありなのだから、よくよく考えてシツケと教育的指導をしてもらいたい。
 保護者はブカツ担当の先生に土日連続のブカツや2ブレンを要求してはいけない。たかが地区大会や全道大会での勝ちにこだわり、長時間練習を要求する保護者が一番危険だ。
 短時間で効果の大きいトレーニングメニューを工夫させながら、基礎基本トレーニングに重点を置き、社会人となったときのことを考えてさまざまなシツケをするのが中学校のブカツ本来の目標だろう

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< 余談-3: 急激な学力低下現象アリ >
 学力テスト総合Cでは5科目合計200点(300点満点)に届かなくても学年トップになれる市街化地域の中学校がある。全国レベルでは平均点付近が学年トップだから驚きだ。そして3校とも平均点は110点付近だ。これは釧路の最底辺の中学校と同じレベルである。
 B中学校では五科目合計点が90点以下の生徒が35人/75人、46.7%もいる。得点30%未満は高校生なら赤点である。半数に近い生徒達が五科目合計点で赤点だよ。こういうレベルの生徒に休みなしにブカツをやらせているのがいまの中学校の現状いや惨状だ。こういう生徒達は高校へ行っても標準的な高校の授業には勉強についていけない。中学校の先生たちが生徒の将来のことを考えてブカツ指導しているようにはとても見えない。
 ブカツに狂う保護者はそろそろ目を覚ましたほうがいいよ、自分の子どもの将来を潰しているのがわからないのかな。
 たまたま数日前に、B中学校の6年前の8月実施の学力テストの資料を見つけたら、平均点が165点だった。同じ学校の今年の実績値を並べるので、わずか6年間の変化をよくみてほしい。信じがたい学力低下の現実がここにある。

 4月実施学力テスト 100.8
 学力テスト総合A  110.5
 学力テスト総合B  109.0
 学力テスト総合C  102.9

 1・2年生で学力テストの点数が250点(500点満点)以下の生徒はブカツ禁止、放課後補習強制措置をとるべきだね。それで部員が足りなくなってブカツがつぶれるなら、学校を統合して生徒数を増やせばいい。高校統廃合よりは中学校や小学校の統合のほうが先だ。どうしてこんなことがわからないのだろう?
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*「業務改善命令!(過度なブカツ)」 ブログ「情熱空間」より
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6950647.html

*「袖車」 ブログ「大学受験と教育ブログ」より
http://maruta.be/gakusyu/1091
 この「袖車」とっても面白い。自分で工夫を積み重ねることこそが大切だと、実例を挙げて説いている。根室が意外な柔道王国だということもね。



*#2509 眼耳鼻舌身意と仕事 Nov. 24, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-24

 #2508 JR北海道 レール検査データ改竄と賃労働 Nov. 22, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-11-22-

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**ebisuは昭和天皇にビリヤードを教えた吉岡先生の技を自分の目で何度も見ている。プロになりたいと小学5年生のころに白髪の紳士だった吉岡先生に言ってみたが、笑って「勉強しなさい」と仰った。それでプロへの道をあきらめた。
 そのご、30代の終わりごろに東京で、スリークッション・世界チャンピオンの小林先生のお店の常連会に入れてもらった。駿台予備校の数学のA先生が会のリーダだった。この人はプロ・レベルの技術の持主だった。年齢はほぼ同じ、団塊世代で著名な先生である。
 わたしは小林先生になんどか図面を描いて質問をして教えていただいた。小林先生は霞会館で皇族のビリヤード・コーチをしたことがあるから、現在の天皇にビリヤードを教えたのは先生だ。このお店のスリークッションの台はすべてベルギー製で、平織りのラシャを敷いていた。手で触ったらラシャが動かないから、素手でラシャの張替えができるわけがない、小林先生に訊いてみたら専用工具があってそれを使ってやると説明してくれた。この台には湿気を排除するために台のスレートに乾燥用の暖房装置がついていた、最高級の台なのだろう、湿気があると球が「縮む」のである、確度が大きくなることを「縮む」と表現する。
 八王子の町田ビリヤードへ数ヶ月間通ったことがあり、町田プロのレッスンをうけた。アーティスティックビリヤードで銀メダルをとった町田正プロのお父さんである。素振り用の鉄のキューがあった。あのキューをみたときには「巨人の星」を思い出した。町田正プロも小林先生の後に皇族のビリヤードのコーチをしたはずだから、皇太子にビリヤードを教えたのではないか。3回ボークラインというゲームをやったが、まるでお話しにならなかったことはいうまでもない。技術に天と地ほどの差があった。目の前で見たトッププロの技は隔絶していた。京王八王子駅前のビルに彼のお店があった。シルクハットという名前だったような気がする、1980年代終わり頃の話である。台のコンディションがとてもよかった。


*#2093 教員の質向上はどうやる?⇒ "Educating educators" Sep. 25, 2012 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-25-1



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#2234 爆弾低気圧とホワイトアウトそしてブカツのあり方 Mar. 3, 2013 [ブカツ]

【ホワイトアウト】
 今真夜中であるが、昨夜からの嵐はまだ続いている。爆弾低気圧は昨夜午後9時現在知床沖(国後島の北部)にあったようで970hpa、暴風と吹雪きが家を揺らした。

 仕事からもどってきたのが午後9時半頃で、西と北からの風が根室でぶつかり合い、時折ホワイトアウトを現出していた。車の速度を時速20キロ程度に落としてゆっくり走ってもどった。
 気温はマイナス4.8度Cだから、雪は風で吹き飛ばされ道路には雪がほとんどない。
 増築した二階の書斎のみFF暖房なのだが吸排気口が西側についており、強風で排気口から空気が逆流するので停まってしまった、こんなことは初めてだ。他はセントラルヒーティングなので排気口の取り付け方が違うからどのような強風でも問題がない。

【ブカツ】
 中学校のブカツで北見に遠征している生徒がいる。朝早く出かけ、夕方にはもどっているはずだから、ホワイトアウトは避けられたのだろう。
 中学校は明後日3月5日に学年末試験があるから、このスケジュールは配慮に欠けていたのではないか?
 こういう問題のあるスケジュールでも対外練習や試合が強行されるのはなぜだろう?
 強くなりたい、勝ちたいからだろう。「勝利至上主義」のブカツは中学校ではやってはならないこととされている。中学校のブカツは教育の一環であり、生涯そのスポーツを楽しむための基礎作りの期間であり、目的を取り違えてはならぬということ。
 北海道教育委員会で各市町村教育長宛や学校長宛に土日ブカツの禁止通達を出さないとなくならないのだろうか。教育機関としての常識の範囲で判断ができないのだろうか?

 学校側も保護者からの土日練習要求が強いとやらざるを得ないという実態がある。「勉強よりもブカツ」というのは学校教育上問題が大きいし、健全な家庭学習習慣の育成の妨げにもなり、学力低下の原因になっているから、是正すべきだ。
 こういうことは、学校と保護者と地域社会が接点を持たないとなかなか是正できないだろう。市教委が事務局となって毎月第二日曜日にオープンな「教育問題に関する市民会議」を開催してもらいたい。学校と一部の保護者が暴走したら、ブレーキ役がいなければならない、それは地域社会だろう。

 長野県教育委員会は長野県下の市町村教育長宛に次のような指導を行っている。北海道でも参考にしてもらいたいと思う。

*「運動部活動指導の手引き」(長野県教育委員会事務局スポーツ課)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/taiiku/bukatutebiki.pdf
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Q4 部活動に休息日は必要なの?

A4 部活動が学校教育の一環として行なわれている状況を踏まえ、生徒のバランスの取れた能力の伸長、心身ともに健康な成長という観点からも、部活動が生徒にとって、肉体的に、そして、精神的に過度な負担とならないよう、休息日を適宜設けていく必要があります。
○月曜日から金曜日の間に、学校全体で部活動を行なわない日を設ける。(朝と放課後)
○日曜日、土曜日、及び祝祭日には、原則として部活動を行なわないこと

(9資料P40「中学校における部活動の適正な実施について」
参照)

Q3 1 週間の練習計画はどのように立てたらいいの?

A3 部活動は、生徒の願いを叶えたり、課題を解決したりする活動でなければなりませんが、だからといって、同じ練習ばかりを繰り返していたのでは飽きてしまいます。次の点を考慮して、練習計画を作成してみましょう。
○曜日によって練習の量や質を変える。
○種目に関する知識を蓄えるため、座学による学習会を行う。
○活動を振り返るミーティングを行なう。
1 週間の練習計画例
 月火水木金
 技術練習
・技術練習休息日技術練習学習会
・ミーティング
毎月第1金曜日 学習会
   第3金曜日 ミーティング
   第2・4金曜日 技術練習
練習試合
※ 試合準備期、週末の1日を部活動とすることで練習試合を行なう土または日
技術練習
・体力づくり

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 本当は市教委単独でもできるし、学校長の判断でも可能だ。しかしやる勇気をもつ学校長は皆無だ。保護者とのトラブルを畏れるからだろう。

 全道14支庁管内で最低レベルの根室の子ども達の学力を上げるために、大人たちはできることをしようではないか。仕事は正直に誠実にやろう。それだけでずいぶんよくなるよ。ニコニコいい顔して世のため他人のために仕事しよう。(笑笑)

【お通夜】
 ところで、今日お通夜がひとつあった。母校の中学校の生徒達には人気のあったおばあさんだ。最近数年間散歩するのを見なかった。元気な頃は、中学生数人と道路で話しこんでいる姿をよく見かけた。二日前に卒業した高校3年生はこのおばあさんに道路で話しかけられた生徒が多かったから、「○○おばあさん」あるいは「○○さん」と名前で呼んでいた。百歳近くまで生きたのだから天寿をまっとうしたといっていい。生徒達とともにご冥福を祈りたい。

 風はまだ強い、ときおり家が揺れる。(午前1時記す)

*#2182 おお、すばらしい! 運動部活動指導の手引書抜粋 Jan. 20, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-01-21


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【3月4日追記】
 車が雪に閉じ込めれれて立ち往生、中標津町と湧別町で8人が亡くなった。原野でホワイトアウトは怖い。

【5日追記】
 「北見遠征」は天候悪化懸念のために中止したという。いったん決めたらなかなか中止は難しいものだ。関係者が多ければ多いほどむずかしくなる。
 関係者の中止判断は妥当だが、これがなかなか難しいというのも事実だろう。いい決断だった。
 今後は定期テスト直前の遠征はハナからお断りすればいい。


#2182 おお、すばらしい! 運動部活動指導の手引書抜粋 Jan. 20, 2013 [ブカツ]

 「長野県地域スポーツ人材活用促進委員会」が文科省の委託事業として標記手引書を信州大学の協力の下に2010年3月に作成している。一読してすぐれた手引書だと判断した。「釧路の教育を考える会」副会長のMさんが、#2175のコメント欄でこの手引書の存在を教えてくれた。こういう情報提供はありがたい、わたしの役割はブログ上でこうした「すぐれもの」を紹介することだ。あとは学校の先生と生徒の役割。お陰様で、間をつなぐ歓び、また一つ。

 毎日6時半まで部活をやり、土日もやったら、生徒はいつ健全な家庭学習習慣を育むのだろう?こんな事を続けていたら根室の子供たちはいつまでたっても全道14支庁管内最低レベルの学力を脱することができない、そう思っていたら、しっかりした部活の手引書があった。いいものはどんどん取り入れて真似をすればいい。そのうちに本物になる。

 学校の部活は教育の一環だから、練習練習ではいけない。ほとんどの部活では実技のみ、座学をしないのはどういうわけだろうスポーツは練習メニューや技術を考えに考え抜いてやらないと大きく上達が望めない
 わたしはかつてビリヤードを趣味としていたが、図面での研究と実技のトレーニングを併行してやることで腕が急速に上がることを経験的に知っている。自分の頭で考え抜き、トレーニングの仕方を工夫しない者は上達も遅い。我流のトレーニングだけではたかが知れている、座学(=理論研究)をやることで標準的な素質の者でもセミプロクラスの技倆を手に入れることができる。地方では確実にトップレベルの技倆だ。
 駿台予備校の数学担当A先生(問題集も出しています)がスリークッション世界チャンピオンの小林先生のビリヤード店の常連会で一緒でした。5種目チャンピオンのディリスの夏季トレーニングを受講するためにヨーロッパへ"修行"に行ってましたね。その人が図面で研究していたんです。そのコピーをもらって、図面を引きなおして微妙なところを小林先生に質問して「勉強」しました。Aさんはわたしより腕はかなり上で、常時プロテストに合格できるレベルでした。
 毎日練習に明け暮れて、座学をさっぱりしない根室の小中学校の部活、ドングリの背比べの根室管内では通用しても、全国レベルには到底届かぬ、方法が間違っているからだ

 これは根室で体育系部活に励む子供たちへの贈り物。根室市内で体育系部活指導をしている先生たちや関係者にぜひお読みいただきたい。もちろん部活をしている生徒達にも参考になるので、プリントアウトして「指導のポイントQ&A」を何度も読んで、実際の部活に役立ててほしい。強くなるには頭もフルに使うのがあたりまえ
 学校の校長先生たち、この手引書を体育系部活担当の先生と部活責任者全員に配布してもらいたい。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/taiiku/bukatutebiki.pdf

【抜粋】
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【運動部活動の意義】
○喜びと生きがい
○生涯にわたってスポーツに親しむための基礎作り
○体力の向上と健康の増進
○豊かな人間性の育成
○明るく充実した学校生活の展開等

【一方、運動部活動が抱える課題
○勝利至上主義に走る指導
・適正な活動時間 ・休息日の確保 ・体罰 等
○顧問の種目に対する専門性
○顧問の負担感
○部員数の減少
○生徒や保護者のニーズの多様化
○部活動と社会体育の関係 等
------------------------------
「<留意点>
各教科等の目標及び内容との関係にも配慮しつつ、学校教育の一環と
して教育課程との関連が図られるようにする
。」
------------------------------
Q3 1 週間の練習計画はどのように立てたらいいの?

A3 部活動は、生徒の願いを叶えたり、課題を解決したりする活動でなければなりませんが、だからといって、同じ練習ばかりを繰り返していたのでは飽きてしまいます。次の点を考慮して、練習計画を作成してみましょう。
○曜日によって練習の量や質を変える。
○種目に関する知識を蓄えるため、座学による学習会を行う。

○活動を振り返るミーティングを行なう。
1 週間の練習計画例
月火水木金
技術練習

技術練習休息日技術練習学習会

ミーティング
毎月第1金曜日 学習会
   第3金曜日 ミーティング
   第2・4金曜日 技術練習
練習試合
※ 試合準備期、週末の1日を部活動とすることで練習試合を行なう
------------------------------
Q4 部活動に休息日は必要なの?

A4 部活動が学校教育の一環として行なわれている状況を踏まえ、生徒のバランスの取れた能力の伸長、心身ともに健康な成長という観点からも、部活動が生徒にとって、肉体的に、そし
て、精神的に過度な負担とならないよう
休息日を適宜設けていく必要があります
○月曜日から金曜日の間に、学校全体で部活動を行なわない日を設ける。(朝と放課後)
○日曜日、土曜日、及び祝祭日には、原則として部活動を行なわないこと。

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Q13 安全に部活動を行なうためにはどうすればいいの?

A13 安全に活動を行なうためには、日頃から、指導者も生徒も、ともに事故防止に対する意識を高めておく必要があります。
以下、ポイントをあげます。
○施設・設備、用具を定期的に点検
○不備がある場合には直ちに修繕
○用具の整理・整頓
○部員の力に見合った適切な練習メニュー
○準備運動、整理運動の時間確保
○活動の約束の徹底
・動きの方向を揃える。
・活動の順番を守る。など
○他の部活動と調整(練習時間、練習場所)
○事故が発生した場合の対応の確認
○緊急時の対応の掲示
○生徒の心身の状況を把握するための連携
・担任と ・養護教諭と ・保護者と など
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Q14 スポーツ外傷にはどのようなものがあるの?

A14 主なスポーツ外傷とその処置の仕方です。
○足関節捻挫
足関節をねじることによって発生する外傷です。症状として、損傷部位の痛みと腫れが表れます。初期治療としてはRICE処置が有効です。
○突き指
指先に強い力がかかったときに発生する外傷です。骨折、脱臼、靭帯損傷などもあり、変形や痛みの強いときは、専門医の受診が必要です。初期治療としてはRICE処置が有効です。
○肉離れ
疲労した筋肉に急激に力を入れたときに発生しやすい外傷です。ももの筋肉のハムストリングスや大腿四頭筋、ふくらはぎの腓腹筋などによく起こります。急性期は局所を冷やして圧迫して安静を保ちますが、その後は血流を改善させるため、温めます。
RICE処置
Rest(安静):安静にし、損傷を悪化させない。
Ice(氷冷):冷やすことで出血を抑える。
Compression(圧迫):圧迫して出血を抑え、腫れを防ぐ。
Elevation(挙上):患部を心臓より高くし、腫れを防ぐ。
患部にタオル等を巻き、その上から氷を入れた袋等を当て
る。氷を入れた袋を弾力包帯等でややきつめに巻き、患部を
心臓より高くする。この状態を30分間保持し、その後、
20分間休む。これを4~5回繰り返す。
--------------------------------
Q15 スポーツ障害にはどのようなものがあるの?

A15 主なスポーツ障害です。
○オスグッド病
骨の成長と筋肉の伸びが間に合わず、そのアンバランスによって発生する膝の障害です。膝の下の骨の隆起、圧痛、運動時痛などが、症状として表れます。大腿四頭筋が硬くなることで障害は悪化するので、治療及び予防として大腿四頭筋のストレッチングが有効です。
○シンスプリント(疲労性骨膜炎)
疲労がもとで、すねの下部が痛む障害です。治療及び予防としてアキレス腱と腓腹筋のストレッチングが有効です。
○腰椎分離症
腰椎の椎弓の疲労骨折によって発生する腰の障害で、症状として腰痛を伴います。治療としては安静を保つことが大切で、コルセットを装着することもあります。予防としては腰筋のストレッチングが有効です。
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Q18 部活動と社会体育の違いはなに?

A18 部活動は学校教育の一環として、学校管理下で行なわれるものです。一方、社会体育は社会教育の1つで、地域の実情に応じて行なわれる、基本的には学校教育とは異なるものです。
例:活動中の傷害の補償
生徒が部活動で負った傷害は、授業中に負った傷害と同様、学校管理下で発生した傷害とみなされ、独立行政法人日本スポーツ振興センターの支給対象となります。しかし、社会体育において負った傷害はその支給対象とはなりません。したがって、社会体育で活動する生徒と指導者は、不測の事態に備え、傷害保険に加入しましょう。
--------------------------------
Q19 外部指導者を活用するにはどうしたらいいの?
A19 校長が、種目に対する専門性とともに指導者としての資質を備えていると判断したとき、外部指導者の活用が決定します。
また、外部指導者の中学校体育連盟へ参加についても、校長が認めた指導者のみが参加することができます。
--------------------------------
外部指導者に求められる資質
外部指導者は、学校教育目標具現のための一翼を担っているという自覚をもっていることが大切です。したがって、生徒の前に立って指導を行う外部指導者には、教師と同様の資質が求められます。
指導に対する熱い情熱
勝利至上主義に陥らず、指導者としての使命感や誇りをもち、子どもの人権を尊重する愛情や責任感があること
総合的な人間力
子どもの人格形成にかかわる一人の人間として、豊かな人間性や社会性、常識と教養、礼儀作法をはじめ対人関係能力、コミュニケーション能力などの人格的資質を備えていること。また、子どもを一
人の人間として認め、尊重することのできる人権感覚を備えていること。
専門家としての確かな力量
専門とする種目に関する知識、子どもを理解する力、生徒指導力、集団指導力、技術指導力があること。
指導者としての責任感
体罰やセクハラととられかねない言動は慎む。部活動にかかわることによって知り得た、子どもに関する情報の守秘義務を守る。など、行動に責任をもつこと。
学校組織の一人としての自覚
部活動の顧問をはじめとする学校職員、他の外部指導者や保護者とも協力していくことのできる協調性があること。
ホウレンソウの確実な実施
ホウ…報告 レン…連絡 ソウ…相談

--------------------------------
指導者がすべきことは、生徒自身が自主的、積極的な行動に取り組むための環境づくりです。そこで、生徒が自立(自律)し、自ら進んで取組むようにするために、「PATROL」をしてみましょう
運動部活動が、生徒にとってより充実した活動になるためには、外部指導者の協力はなくてはなりません。平成20 年度、外部指導者に部活動指導の協力をお願いした中学校は、全体の84%にも及びます。
部活動において、外部指導者の力を十分に発揮していただくためのポイントをまとめてみました。

“PATROL”しましょう
Process:「結果ではなく、経過を重視しましょう」
結果を評価するのではなく、その行動や言動を重視しましょう。どんな結果であろうとも、結果にいたるまでの努力や行動があったはずです。いい結果が出たときも悪い結果が出たときも、生徒と一緒に原因を考えて見ましょう。
Acknowledgment:「承認しましょう」
生徒の意思を尊重し、その行動や言動を承認することが重要です。
自らの存在を認められることが、生徒にとって大きな励みとなるのです。
Together:「一緒に楽しみ、一緒に考えましょう」
何よりも指導者自信が楽しくなければ、生徒も楽しくありません。生徒とともにスポーツを一緒に楽しみましょう。
Respect:「尊敬しましょう、尊重しましょう」
年齢、性別に関係なく、すべての人を尊重する気持ちを持ちましょう。10 人いれば10 人の個が存在します。生徒の個性を尊重しましょう。
Observation:「よく観察しましょう」
生徒をよく観察しましょう。体調は万全か、悩み事はないだろうか。見ていなければわかりません。「見られている」ことで生徒は安心するのです。
Listening:「話をよく聴きましょう」
自分が話すより、生徒の話を聞く時間を多くとるように心がけましょう。指導者が「なってほしい生徒」ではなく、生徒自身が「なりたい」自分を意識し、気づかせるためには、生徒自身にたくさん話す機
会をつくってあげましょう。
財団法人日本体育協会 「21 世紀のスポーツ指導者 望ましいスポーツ指導者とは」より
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文初中第 275 号
昭和 32 年5 月16 日
各都道府県教育委員会、各都道府県知事、
各附属学校をもつ国立大学長、各国立高等学校長あて
文部省初等中等教育局長通達
中学校、高等学校における運動部の指導について
・・・・・
(4) 運動部の練習については、生徒の健康や学業をじゅうぶん考慮するととも
に、
できるだけ短時間に練習効果のあがるように指導すること

合宿練習の指導において特に留意すべき点
(1) 合宿生活においては、教師は必ず寝食をともにして監督し、その生活がと
かく運動練習のみに偏りがちであるので、運動練習以外の生活においても、
学習その他について自主的に計画を立てるよう指導し、日々の生活が規則正
しく行われるよう配慮すること

・・・・・
--------------------------------




*#2175 ブカツは入試に有利は嘘 Jan. 14, 2012 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-01-14

 #2181 ブカツについて:元北海道教育大学長のご意見 Jan. 20, 2010
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-01-20


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#2181 ブカツについて:元北海道教育大学長のご意見 Jan. 20, 2010 [ブカツ]

 センター試験が終わった。受験生のRさん、お疲れさん。高2の途中まで来ていたB中学校男子の1番と2番の生徒も受けたのかな?希望の大学へ入学できることを祈っています。

 ブログ「情熱空間」が元北海道教育大学長のブカツに対するご意見を載せてくれたので転載します。
「週6日、毎日2~3時間、くたくたになるほど部活をやることが、子供の学びと社会的自立にとって本当に意味があり、子供の将来に本当に責任を負うことになるのか。学校教育の本来の目的が、ここでも問われている。」

 うれしいですね、教育関係者に同じことを考えている人がいる、きっとたくさんいるのだと思います。村山先生に教えていただいた生徒達は北海道中にいます、もちろん根室の学校の先生の中にも。全文をお読みいただきたい。読売新聞さんありがとう。m(_ _)m

(記事をクリックすると拡大して全部見ることができます)
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/6218070.html
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                                                    2013年01月19日

過熱化する部活のあり方にメスを入れよ(読売新聞記事)

私が言うと説得力に欠けるようですが、元道教育大学長の村山先生がおっしゃると、重みがまるで違いますね!アハハ。(^∀^)

というわけで、今日(2013.01.19)の読売新聞(北海道版「北の教育考」)記事です。
「心を鍛える」ことを望む親が大半なのに、過度に勝ち負けにこだわる部活の現場。
肝心の学習指導では積み残しとすっ飛ばしが横行。
民間企業であれば懲戒処分に相当する行為が黙認されている。
しかし部活では、「求められていないこと」までやろうとする。
(もっとも、悪いのは部活顧問・指導者だけではありません。過度な部活を嬉々として喜ぶ一部の親の存在を挙げることができます)

学校現場の皆さまは、襟を正してお読みくださいませ。

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