So-net無料ブログ作成
東日本大震災&福島原発事故 ブログトップ
前の10件 | -

#3722 朝方の地震:震源地は根室半島南東沖 Apr. 14, 2018 [東日本大震災&福島原発事故]

 夜明け前の4時3分、揺れ始まった。いきなりガツンと来る揺れ方から、震源地が近いと感じて、揺れが収まってからラジオをつけた。やはり根室半島南東沖が震源地で深さ50㎞。震源地の位置は北緯43.2度統計145.7度だから、花咲岬と落石岬を頂点とする正三角形の第三の頂点を海上にとればそのあたりが震源地だということ。M5.4だから、震度が4と大したことがなかった。どういうわけか、震源から遠いはずの中標津町が震度5弱だった。
*http://www.jma.go.jp/jp/quake/20180413190351392-14040010.html

 四百年に一度の根室沖地震が近づいている。根室半島はこの60年間で60㎝沈み込んでいるので、地殻に歪エネルギーがたまっている。この正三角形の地点を震源として巨大地震が起きたら、落石地区から歯舞までの海岸線の住民は逃げる間がない。すぐに20-30mの巨大津波が襲う。
 巨大津波は巨大地震が引き起こす。巨大地震は震源域が広いからおそらくは北米プレートと太平洋プレートの境界域、つまり200㎞ほど沖合で起きるのだろう。揺れが収まってからの数分間の行動が生死の分かれ目。
(東北大震災も北米プレートと太平洋プレートの境界域で起きている。根室沖巨大地震が起きるとすれば、東北大震災の震源地よりも300~500㎞東北よりが震源域となるだろう。)

 今朝のような小さい地震は自然からの警告である、つねに備えよと自然が警告している。借金をゼロにして、巨大津波の被害に備えるために復興資金を積み立てろと自然が警告している。自然の声に耳を貸さなければなるようになるだけ。そういう意味では自然は冷酷でもある。

<余談>
 ジャズが根室の文化遺産だと言い募り、年間700万円を超える補助金を民間の1喫茶店に交付するという(#3685へ「やはり某元〇事長と市〇部などのお歴々が出入りする喫茶店は違います」という投稿があった)。こんなことがOKなら、地域おこし協力隊制度とはヘンな制度だね。運用の仕方が、組閣でも獣医学部認可でもお友達をえこひいきしている安倍内閣あるいは首相官邸と同じではないか。市政も国政もそのレベルは似たようなものに見える。日本の政治はどこを切っても同じ絵柄があらわれる、まるで金太郎飴だ。
 大統領が変わるたびに前大統領の取り巻きと大統領自身が訴追される韓国を笑えない。
 もっと倫理的に高いレベルで仕事しようよ、根室市は立派だと根室っ子たちが胸を張って言い切れる根室になってもらいたい。
*#3685 事業継承への公的助成是か非か?:ジャズ喫茶サテンドール Feb. 1, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-02-01


 細かいことを言うが、現状の売上額、費用額の明細、利益額などの資料を応募者にオープンにせずに、募集をすること自体がばかげている。「二人以上」という応募条件があるが、なぜ二人以上なのかを書いてないと、誰だって判断ができない。現状夫婦二人でやっているから営業できるが、一人では手が回らないということだろう。夫婦二人でやっても若い人なら子供がいるか、できるだろうから、十年後あるいは20年後に進学したいと子どもが言い出した時に経済的にそれができるだけの売上や利益が期待できるのか?できる見込みがないのに募集しているなら詐欺にも等しい。
 二人で応募して補助金が切れたあとに、営業継続できるだけの売上が現状で確保できているかという情報も必要になるが、応募要項にそんな説明はない。じつに不誠実な仕事だ。
 お金を出してもジャズを聴きたいというファンが根室に何人いるか調べたらいい。その喫茶店の常連客数とイコールではないか?ほとんどが老人だから20年後にはゼロかもしれない。
 そんな状況なのに、どうして「根室の文化遺産」なのか、さっぱりわからない。たかだか40年くらいのものに「遺産」というのはミスマッチな語彙だし、わたしもジャズが好きで、新宿のピットインで1960年代終わりに何度か一流のプレイヤーたちの演奏を聴いたが、ジャズが根室の文化というのはまったく頷けない、ごく一部の愛好家がいるというだけのことだ。
 比較のために根室の文化遺産と言ってもよい例を挙げてみたい。金刀比羅神社のお祭りが根室の文化遺産というなら大方の市民の納得が得られるだろう。
  ジャズ喫茶の営業継続は根室市総合政策部がかかわるような仕事ではない、やるべき仕事は山積みだ。前回ブログで14項目を列挙した。根室の外にいる人々には、市役所総合政策部は自分たちがやらなければならない仕事をしないで、やってはいけないことをしているように見えているよ。

----------------------------------------------
 「小人閑居して不善をなす」『大学』より
 小人が独りでいると、人の見ていないことを幸いに、よくないことをしがちである。「閑居」は、原文では「間居」であり、独りでいる意。また、ここでの「小人」は、単につまらぬ人の意だけでなく、「君子」と対応して用いられていることから、一般の人民も含まれよう。
 訳文:小人が独りでいると、よくない行いをし、どんな悪いことでもしでかしてしまうが、君子と会うとその自分のよくない行いを覆い隠し、よい行いの部分を表に現わそうとする。
「小人間居して不善を為し、至らざる所無し。君子を見てしかる後に厭然としてその不善をおおいて、その善を著す」…三省堂『中国故事成語辞典』金岡照光編

 多かれ少なかれ人というのは不善を為すものだから、君子に出遭わずとしても生きているうちに為した不善と同じくらいの善行も積み上げておきたい。他人事(ひとごと)ではありません、自分の事(こと)ですよ。(笑)
----------------------------------------------

 独立では経営継続できっこないから、泥縄で、クラウドファンディングで支援するという。市が音頭を取って一喫茶店の経営継続に肩入れするのはとんでもない話だから、ほかの喫茶店経営者たちが怒っていい
 根室の町はこんなえこひいきがまかり通る町だと市役所のホームページで全国にマイナス宣伝しているようなもの、やっている人たちはどうやら気がついておらぬ
*根室市役所 - 【地域おこし協力隊(Jazzの街PR推進員)を募集 ...

 根室市にそんな余裕があるの?余分な資金があったら、借金返済に回すべきで、それが全部終わったら、今度は大災害に備えて年間予算額の2倍くらいを積み立てるべきだと思うが…
 防災地図をつくることも大事だが、肝心なのは具体的な被害の想定とともに、その被害を乗り越えるための蓄えと具体的な復興手順の策定と公表である。巨大地震に伴う大津波は必ず来る、5500年間で15回だったかな、地層に津波の痕跡が刻まれている。
 いまの根室市に四百年に一度の大災害への備えがあるか?

 「備えあれば患いなし」

#3723 ジャズの街PR推進委員募集について Apr. 15, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-04-15


 #3720 根室の人口減少『広報ねむろ4月号』より:14か条の課題 Apr. 12, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2018-04-11-1


 #1782 北海道大震災:根室・釧路沖 400年に一度の巨大地震の可能性あり Dec.25, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-12-24


     70%       20%      
 日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村

nice!(0)  コメント(2) 

#3529 東芝不正会計と原子力政策 Apr. 13, 2017 [東日本大震災&福島原発事故]


4月12日NHK朝のラジオ番組「社会の見方わたしの意見」で東芝不正会計の背景解説があったので、#3528の根室半島への原発移転対話に続いてこの話題をとりあげたい。解説者は慶応大学経済学部教授金子勝氏。

 東芝の3月末決算見込みは1兆円の純損失見込み。東芝不正会計調査委員会の調査に問題がなかったかどうかについて検証作業が必要である。
 東芝は半導体事業を分社化して売却し、資金確保をするつもりだが、日本企業が参加していない。経済産業省が企業連合方式での受け皿つくりを模索しているが、見通しがはっきりしない。半導体メモリー技術の流出が懸念されている。こういう産業基盤を支える重要技術が流出すると日本の電機メーカはますます競争力を失う。

<経営判断の失敗>
 もっと早く決断できていれば、センサー事業や白物家電を切り売りせずに済んだはず。原発ルネッサンスとそれに追随してきた旧経営陣の経営の失敗である。

<不正会計への道>
 不正会計に至るには四つのポイントがあった。一つ目は第一次安倍政権の時に起きた福島第一原発事故トラブルを隠して止まっていたのを再稼働させたこと。
 二つ目は2006年の米国ウェスチングハウス社買収である。2000億円の純資産に4000億円もの暖簾代をつけて高額買収してしまったこと。
 三つ目は、2001年の世界同時テロのあとに、安全基準が上がったこと。それに3基の同時メルトダウンという福島第一原発事故が追い打ちをかけ、さらに安全基準のハードルが上がったこと。WH社が受注した原発が次々に建設中止となったことにより、債務が増大し、それを隠ぺいするために不正会計がなされた。
 四つ目は、2015年にCB&I社の子会社ストーン&ウェブスター社を256億円で買収したが、7000億円の巨額債務が隠されていたこと。
 
<東芝が抱えている損失>
 現在、WH社は7125億円の評価損、米国原発の債務保証7935億円を抱えている。東芝はWH社を清算、半導体事業を分社化して売却することで1.5兆円の資金調達を行い、損失に対処しようとしている。
 
<三菱重工と日立>
 東芝だけでなく三菱重工も原発関連で巨額損失を出している。三菱重工が制作した蒸気発生器のトラブルにより、サンオレフレ原発が廃炉、7000億円の損害賠償請求訴訟を抱えている。そして日本原燃と組んで、実質倒産したフランスのアレバ社に投資を計画している。さらに、Mr ジェット機の納入延期で開発費が膨らみつつある。東芝ほどではないが原発事業からの撤退を選択肢に入れていない三菱重工も経営危機の状態にある。
 日立はGEとやったウラン濃縮事業で650億円の損失発生。英国で受注した原発建設コストが膨らんでいる。

<海外メーカは原発事業から撤退>
 このように日本の重電メーカは原発事業に執着しているが、シーメンスやGEは原発事業から撤退している。情報通信技術を使った列車運行システム、再生エネルギー、医療機器、工場設備建設に方針転換。日本の重電機メーカのみが、原発事業にのめりこんでいる。

<このままでは存続が危うい日本の重電機メーカ>
 小泉規制改革で日本の電機メーカの競争力が落ちた。このまま原発重視でいくと、日本の重電機メーカは存続が危うくなる。

<金子教授の対策案>
  原発は不良債権であるから、これを切り離して国有化し、電力会社の経営を健全化する。1990年代半ばに銀行の不良債権処理で、経営責任を曖昧にし、監督官庁が監督責任を逃れるために問題を隠し小さく見せようとする間に、問題が大きくなってしまった。あの時と全く同じ構図がいま東芝不正会計処理や原発事故処理、原発政策で起きている。
 未償却分と不足している廃炉積立金に充当する資金を国が出して、原発を電力事業から切り離すべき。そして危ない原発から廃炉していく。

<ebisuのコメント>
 東芝の米国企業買収実務は恐ろしく間が抜けており、決算書類の精査と実態調査ができてない。本社管理部門にこういう案件を扱える人材がいなかったのだろう。日本企業には米国企業買収実務をこなせる人材がほとんどいないようで、好いようにカモにされっぱなしだ。
 ebisuは一度だけナスダック上場企業を1億ドルで買収する案件を扱ったことがある。買収後の経営を担える人材が社内にいなかったので、持ち込まれた資料を抄訳し、評価を加えて買収断念の方向で稟議書を書いた。

 廃炉だけではすまぬ、もっと大きな問題は使用済み核燃料の処理と保管だ。再処理して濃縮するのに莫大なお金がかかる。高濃度のプルトニウムは半減期が2.3万年もある。毎年どれほどの管理費がかかるのかどこからも試算が出てない。はっきりした試算が出たら、企業会計上、それらの見積もり費用額に見合う引当金を積まなければならない。廃炉と使用済核燃料の再処理費用や保管費用を稼働期間に案分したら、とてつもない高コストであることがばれてしまう。




 


 


#3528 根室に原発50基を移転したらどうなる? Apr, 12, 2017 [東日本大震災&福島原発事故]

 田代克さんという方が、面白いテーマを掲げてたくさん投稿してくれました。
 福島県双葉町で原発誘致前にこういうリアリティあふれる議論があったらよかった、そういう思いがしたので紹介します。
 田代さんどうもありがとう。

===============================
#1 Ta:
こんにちは。
原発リスクを少しでも低減するため全原発を根室に移すという、根室の方にとっては由々しき案を考えました。
http://agora-web.jp/archives/2024855.html
こんなことを言っているのは世の中で私一人ですので心配には及びませんが、根室の方にはお知らせしておこうと思い、こちらに書かせていただきました。よろしくお願いします。
by 田代克 (2017-04-02 19:36) 
===============================
#2 Eb:

弊ブログへの初投稿ありがとうございます。
面白い提案ですね。

しかし原発増設稼働が必要なほどのエネルギー需要があるとは思えません。人口減少速度が大きいので、原発なしで十分やれるのではないでしょうか。
釧路と根室は使用済み核燃料の廃棄場所として候補に挙がっています。

根室半島には30-40mの津波の痕跡が地層に残っているそうです。5百年に一度の頻度で大きな津波が来ます。根室半島を津波が横断する可能性もあるようですから、50基全部がメルトダウンする可能性があります。地質学者の調査によれば、根室半島は五百年の一度の巨大津波が明日来ても不思議ではないそうです。
そういう事態が起きれば、北海道は言うに及ばず、北方領土全域もアウトです。太平洋が大規模に放射能汚染されます。福島の10倍規模の原子力災害が現実になるのでしょう。

だから根室半島に原発を移転させるとしたら5基くらいの提案のほうがいいのでしょうね。

北海道の食料自給率は200%ですから、そこが消滅するリスクがあります。北方領土周辺海域は世界三大漁場の一つです。わたしは故郷の海で獲れた新鮮で美味しい魚介類が大好きです。お金には代えられません。

福島県の原発周辺の人たちが、避難解除になっても戻らない。原発の誘致で数十年町が潤ったのでしょうが、結果から見ると故郷と引き換えでした。
そういう愚かな選択を道東地区100万人の住民がすることはないと信じたいのですが、補助金が大好きな住民もいるので危うい。あなたの提案の一部が現実になる可能性はゼロではないのでしょう。

でもジョークと受け取りました。(笑)

by ebisu (2017-04-03 00:12) #2 Eb:

===============================
#3 Ta:
コメントありがとうございました。面白いと言っていただけて良かったです。確かに全原発移転後に大津波が襲ったら世界的にも無視できない汚染が起こりますね。またこの案をやるなら漁場も農場もあきらめる覚悟も必要になりますね。日本にとってはそれだけの価値がある可能性もありますが、根室の人たちにとっては生活のすべてを換金するつもりがない限りやるべきではない案ですね。まあ、ジョークと思ってください。この案は誰からも賛成も反対も得られておりません。
by 田代克 (2017-04-03 21:02) 
===============================
#4 Eb:

根室半島の地質調査による巨大地震と大津波の痕跡は日経サイエンスに載っていたデータです。5500年間で15回ありました。

*#1782 北海道大震災:根室・釧路沖 400年に一度の巨大地震の可能性あり Dec.25, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-12-24

#3270 根室も四百年に一度の大地震が近い:熊本大地震は他人事ではない Apr. 15, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-15

合理的に考えれば、人口密度が低い道東へ原発を移転すればリスクが分散するような気がしますが、そうしたとたんに根室半島を大津波が襲い、全原発がメルトダウンという事態が現実に起きてしまう。
そういうことを証明したのが福島第一原発事故だったと思います。

by ebisu (2017-04-03 23:03) 
===============================
#5 Ta:
根室の津波の可能性は大きいようですね。逃げ場がない地域もあるようですから対策が必要ですね。由々しき案を提案したものの立場としては
・まず先に住民用の津波対策設備を作ること
・40m級の津波による衝撃や水没に耐える設計とすること
・原発内に住民保護施設をつくること
などを条件にして全原発根室移転誘致に動くという手もあるように思いますがどうでしょう。
by 田代克 (2017-04-05 13:18) 
===============================
#6 Eb:
ははは、面白い、ありますね。
40mクラスの大津波が来たら、津波は太平洋岸から根室半島を乗り越えてオホーツク海へ通過していきます。逃げ場なんてありゃしません、全滅です。
それでいいのです。
そのあとに日本人がまた住めます。
農業も漁業も再開できます。

50基の原発があり、大津波で全部がメルトダウンしたとしたら、北海道は数百年間人の住める場所ではなくなります。
根室の住民が楽と得をしたいために補助金につられて、原発50基の移転に賛成したら、北海道内のほかの市町村に甚大なご迷惑をかけることになるでしょう。
道と国の補助金100%でウニの養殖事業を始めたようですから、補助金目当てにそういう提案に乗る根室人は少なからずいるのでしょう。
桑原桑原

面白い提案とは思います、しかし子どもたちとこれから生まれてくる者たちのためにのために、わたしは賛成しかねます。
これからどれだけ命があるかわかりませんが、贅沢も得もしたいとは思いません。故郷でつましく暮らしていけたら十分です。欲深になったらろくなことがありません。(笑)

by ebisu (2017-04-05 22:44) 
===============================
#7 Ta:

そう、補助金補助金と言わないでください。もともとこの案は根室を助けるためのものではありません。原発事故リスクにおびえている人の99%を救い、原発の仕事がなくなることにおびえている人を救い、CO2を出さない電源を増やして地球を救うためのものです。日本と地球のために根室が率先してリスクを引き受ける気概がありますかと問うています。気概が大切でそれで落ちてきたお金は副産物です。ただ、根室にその気概があっても周辺市町村にはたしかに迷惑でしょう。根室だけ暴走するわけにもいきません。また、一度受け入れたら原発関係者の人口の方が多くなりますから後戻りはできません。気概で受け入れても乗っ取られたような状態になります。根室は事故がないうちからお国のために消滅したも同然になってしまいます。受け入れない方が無難なことは確かです。でも逆に先生のような方でも補助金の方に目が向くようなら結構いけるのかもと思ってしまいます。
by 田代克 (2017-04-06 21:44) 
===============================
#8 Eb:

提案が実現した時の様子がどんどん具体的になってきています。こういう仮定の議論が福島県双葉町でも、周辺の町や市でも必要だったのでしょうね。
提案を受け入れた後の根室がだんだん具体的なイメージとして見えてきました。
by ebisu (2017-04-06 22:41) 
===============================
#9 Ta:
原発1基あたり500人は働くでしょうから50基で2万5千人が根室で働くことになります。家族も入れれば5万人くらい住民が増えるでしょう。土地は高くなり、住居もスーパーも道路もタクシーもホテルもコンビニも不足します。外部からの投資が増え工事が増え、サービス業者もやってくるでしょう。根室の人口は10万を超えるでしょう。この人たちが休日は周辺を刊行するでしょうからお土産などもよく売れるでしょう。お店は増えて便利になるが、どこも込み合い、物価は高くなり暮らしにくくはなるでしょう。根室の人口の3/4が原発で稼ぐことになるのでこれまでの立地自治体と違い、原発は政治的に完全に安定します。これまで安全神話や改善工事をしなかったのも地元に危険と見られたくないという理由が大きかったようですがそういう地元への遠慮はもはやありません。なにか問題があればすぐ改善できるし、福島の場合は柏崎の力を活用できませんでしたが、根室の場合は不具合等あれば50基のなかで最適な人材をすぐに送り込むことができます。原発を集積してもかえってリスクは下がるかもしれません。根室には活断層も少ないようですし風は西風が多いです。建設のため高速道路は必須。空港もすぐできるでしょう。さすがに新幹線は難しいでしょうが。原子力の大きな学会や会合も根室で開かれ、会場となるホテルも必要になるでしょう。世界中から学者がやってきて国際都市にもなるでしょう。いろいろ妄想するのは楽しいです。
by 田代克 (2017-04-07 23:57) 
===============================
#10 Eb:

妄想なんてとんでもない、現実に迫るこういう具体的な想像力が福島第一原発の町、双葉町に必要だったのです。
想像力の貧困が根も葉もない安全神話を一人歩きさせ、しまいに取り返しのつかぬ大事故を招く。

立地を集中させたら安全対策が進むという視点は斬新です。
続けてどんどん書いてください。

了解いただけるなら、適当なタイトルをつけて投稿欄での対話をキリのよいところでアップします。面白い!
by ebisu (2017-04-08 08:25) 
===============================
#11 Ta:
根室を舞台にした勝手な妄想を面白いと言っていただけて恐縮です。では続きの妄想。この計画がスタートするということは5000万kWの高圧直流送電線が日本を縦断することになります。その一部、津軽海峡分だけでも渡せば北海道から本州に電力を送ることに支障がなくなります。北海道では風力発電の開発がどんどん進むことになります。また、サハリンと稚内の50kmをパイプラインで結んで液化しない天然ガス火力発電所を稚内に建設しても本州に送れるのでそっちの構想も進むでしょう。北海道は根室原発完成を待たずに日本の電力基地になります。原発建設の方は今すぐスタートしても最初の原発ができるまで10年以上かかるでしょう。東芝・日立・三菱が毎年1基建設しても50基作るには25年はかかるでしょう。一部をアレバやWH、韓国、中国、カナダ、ロシア、インドなどに原発を作ってもらえば多少早く進むでしょう。そうなると根室は原発ショールーム化します。各国の原発の得失が共有され技術開発のスピードもアップし、安全対策も進むでしょう。その成果は各国の原発にフィードバックされ世界の原発がより安全になるでしょう。ただ、北海道の電力基地化が予想以上に早く進むと、せっかく作った原発は稼働する必要がなくなるかもしれません。それでもショールーム化すれば研究基地としての役割は増大します。とうぜんそこでは廃棄物処分技術についても検討が進むに違いありません。その実験は歯舞諸島でできますが、安全検討が進むにつれ、日本で処分することの危険性が各国に理解され、他国への受け入れの可能性も出てくるのではないでしょうか。すいません、だんだん都合のいい妄想になってきました。もちろんアップしていただけるなら大変うれしいです。
by 田代克 (2017-04-08 16:50) 
===============================
#12 Eb:
お金の話をしましょう。原発立地自治体には稼働前の10年で約400億、稼働後の10年で約500億がはいってくるそうです。50基だとそれぞれ、2兆円、2.5兆円。計4.5兆円が約45年くらいのうちに入ってきます。年間約1000億円の収入になります。今の根室の予算の約6倍、今の人口で割ると市民一人あたり年約400万円、45年で1億6千万円です。まず何年かは津波対策や道路などインフラ整備に充てる必要があるでしょう。10億円の避難施設を年100か所建設できます。200億円の防潮堤なら年5か所建設できます。その後は市民に無利子融資をして市民が自身で投資するといいでしょう。根室は風況がいいようですから風力発電所を作ればその売電収入は投資した個人のものです。牛糞を原料としたバイオマス発電に投資すれば、その売電収入は投資した酪農家のものです。漁船を最新鋭化すればその水揚げは投資した漁師さんのものです。こういう収入は原発がなくなってもなくなりません。北海道電力を買ってしまうという選択肢もあるかもしれません。時価総額2000億円くらいなので2年で買えます。買収できたら本社を根室に移転すれば原発の稼ぎにも税金がかけられて根室の収入になります。北海道電力にお金を貸し付け、風力や地熱発電等に投資させれば利息収入も得られます。電力自由化なので風力等自然エネルギーを前面に出して宣伝すればウニ・カニ・ホタテ・チーズなどと同様に北海道産ブランドの電力として全国に売れます。ブランド価値を高めるため泊の移転原発は他社に売ってしまう手もあります。根室に多数原発を抱えて発電しているが、根室に本社を置く北海道電力は脱原発で日本全国に電力を売るのです。原発の話なのでエネルギー中心で考えましたが、お金ですから東京のマンションに投資して家賃収入を得たっていいし、会社に投資して配当収入を得てもいいです。観光地温泉地のホテルに投資して配当収入を得る一方で事故がおきたときはそのホテルを避難場所にする手も考えられます。事故が起きて避難しなくてはいけない場合に避難先が温泉というわけです。
by 田代克 (2017-04-09 22:21) 
===============================
#13 Ta:
今度は熱の話です。50基の原発は1億kWという日本の全電力に匹敵する膨大な熱を排出します。水深の浅い根室湾の水温は確実に上昇するでしょう。結氷や流氷はなくなり水産物も相当な影響をうけるでしょう。その熱を熱水パイプで町に届ければ暖房や融雪に使えます。地域熱供給が実現し、暖房費で悩まされることはなくなります。根室だけでは消費しきれないので周辺市町村にもパイプで運ぶといいかも知れません。原発は温暖化対策ですが、根室は原発の熱で温暖化します。ハワイアンズのような温浴施設を作るのもいいかもしれません。世の中にはラドン温泉やラジウム温泉など、放射能を売りにする温泉施設が結構あります。原発こそ放射能で熱を作っているのでそのお湯を利用した温浴施設は意外にも人気が出るかも知れません。同様に加速器を利用した重粒子線治療施設などを作り、温泉とタイアップした療養施設を作れば放射線治療を望む患者がやってきます。放射線は一般的には嫌われ者ですが、好きな人、利用したい人もいるのでそういう人にとっては根室は聖地となります。
by 田代克 (2017-04-10 13:15) 
===============================
#14 Eb:
田代克さん

集中立地したときに、現在すべての原発立地自治体に支払われている補助金合計額が根室に支払われるという想定は、甘過ぎるように感じますが、いずれにせよ国から膨大な補助金が根室市に排出されることはあるのでしょう。

根室湾は別名芭蕉湾という名前がついています。常盤台から眺めると、根室湾は芭蕉の葉っぱに似た形状をしているからです。その芭蕉湾はとても狭い。根室湾へはせいぜい3基が限度でしょう。熱の排出は湾外まで海底パイプを敷設すればすみます。
オホーツク海側に原発を50基設置したら、排出される熱で沿岸漁業は全滅します。
海水温が上がれば生態系が変わってしまうので、現在取れている地元の魚はほとんどが消滅します。ほかの種類の魚が増えてくのでしょうね。
原発の排熱で無料の公共浴場を運営するなら住民にとっては恩恵かもしれません。各家庭に温水を配給すれば冬の暖房はただ同然、それはうれしいことでしょう。

メリット、デメリットを具体的に検討してみる良い材料になります。好い議論だな。(笑)
by ebisu (2017-04-11 09:43) 
===============================
#15 Ta:
稼働前の交付金は削減もあるかと思いますが、稼働後はほとんど固定資産税ですので特段免除しない限りは入ってきます。既存立地自治体のご機嫌をとるため振り返られてしまう可能性もありますが、だったら受け入れを拒否すればいいだけのこと。原発を動かすならお金は必要です。それは事故時の原資になるからです。根室で原発事故が起こったら別海町や浜中町が飯館村くらいの距離になります。もちろん賠償責任は電力会社や国ですが、根室も実質加害者的立場になるのでできる限り支援しなければなりません。しかし今回の自主避難者への支援問題にしても解決は難しく時間がかかります。そこで、原発事故被災者には交付金や固定資産税を原資とし、無利子・無期限・無条件融資をするのです。融資であって援助ではないので形式的には懐は痛みません。被災者はどこへでもいつまででも逃げることができます。もちろん除染にも使えるし、事業立て直しに使えば融資は返せるかも知れない。牧場がだめになっても融資金を風力発電に投資すれば放射能があっても動くので金が稼げて融資金が返済できます。別海・浜中・中標津くらいまで含めても5万人に対し、固定資産税の2.5兆円で一人5000万円まで支援できます。もちろん根室市民にも必要なので全員それだけ使うと破たんですが、電力会社からの賠償もあるはずなのでそこまではならないでしょう。事故はあってはならないことですが、事故後の避難生活の不自由さが避難をさらに困難にします。無利子融資でお金だけは自由に使えれば避難生活も少しは楽になるでしょう。事故を考えればお金はいくらあっても足りず、できれば投資により増やしていけるようにしなければなりません。それができるようになっていれば原発事故後も新たな投資で食べていくことができるでしょう。事故がありうることを理解したうえで原発を受け入れる場合には、何があってもなんとかするという決意も必要です。
by 田代克 (2017-04-11 13:13) 
===============================
#16 EB:
固定資産税収入と原発災害が起きた時の補償問題への言及ありがとうございます。
大規模災害が起きれば、災害補償が不可能なことは福島第一原発事故で証明されたように思います。

ところで東芝の第三四半期決算ニュースが流れていますね。監査人の意見表明がない決算公表はルール違反ですから、すでに監理ポスト入りしているので上場廃止が検討されることになるでしょう。
2千億円の債務超過となっていますが、年次決算が行われたら債務超過は7000億円に達する可能性が指摘されています。
今朝のNHKラジオ番組「わたしの意見社会の見方」で慶応大学経済学部教授の金子勝が、東芝経営破たんの原因は安倍政権の原発政策にありと解説しています。三菱重工も数千億円の損失を被っているようです。日立は600億円、金子教授の論を別途紹介したいと思います。
by ebisu (2017-04-12 11:56) 
===============================

===============================

#3463 福島県沖M7.4の地震あり:数学は役に立つ Nov. 22, 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

 根室は今朝初雪でした。8時ころはうっすら雪化粧、通学の子供たちはべちゃべちゃになった歩道を歩いていました。9時ころには雨に変わっています。朝9時の気温は1.0度。今夜と明日の明け方はブラックアイスバーンの可能性がありましから、速度を落として安全運転してください。

 今朝5時59分福島県沖20km、震度25kmの浅いところで正断層型地震が起きました。ベッドの中でラジオを聴いていたら、6時の時報とともに地震の警報が入ったのです。根室はゆれませんでしたから、マグニチュードは小さいと判断しました。5年前のときは番組を放送していた東京のスタジオと根室が同時にゆれたので、真ん中の東北沖が震源地だろうとすぐに推測がつきました。

 福島第2原発では3号炉の使用済み核燃料プールの水が下がり、6時10分冷却水循環用のポンプが停止しています。点検後7時43分にポンプは再起動しました。無事でよかった。
 安部総理大臣は外遊中で、ペルーについで今日は地球の裏側のアルゼンチンにいます。
 
 NHKで震源地について詳しい情報がないので、民放をみていたら、福島県沖20kmくらいのところで起きたと言ってました。ここに地図帳があり、東北地方を開いてみたら1/880,000の地図が載っています、この地図だと福島県沖20kmはどれくらいの位置なのでしょう。仙台で太平洋と日本海を直線で結ぶと17cmであります。さあ、計算してみましょう。

 もうひとつ、2011年3月の東北大地震はM9.0と後で公表数値が大きくなりましたが、それに比べて今回のM7.4はどれくらいの規模か計算してみましょう、対数計算が必要ですから、計算式があれば数Ⅱを既習の高校生なら計算できます。

----------------------------------------------
< 計算 >
①20km÷800,000=2,000,000cm÷800,000=2.5cm

  地図に海岸から2.5cmのところにプロットしてみたらわかりますが、「海岸で起きた」と言ってもよいでしょう。テレビ報道では100kmくらい離れた感じで×印がついていました。
(実際の距離は根室駅と納沙布岬ぐらいです。関東大震災の震源は相模湾西部で、東京駅から直線距離で60kmほどです。)

②計算式をネットで検索したら、次の式が出てきました。
 log[10]E=1.5M+4.8
 マグニチュードの差は「9.0-7.4=1.6」ですから、次の式で計算できます。定数の4.8は引き算で消えます。
 10^(1.5×1.6)=251.2
 M9.0はM7.4の251倍のエネルギーをもっていることがわかります。つまり、東北大震災の1/251の規模の地震だったということ。
  参考までにわたしの使っている科学技術計算専用計算機での実際の操作を書くと次のようになります。
   10「enter」1.5「enter」1.6「×」「y^x」
 「」は押すべき演算キーを表します。これだけで計算できます、簡単でしょ!

(わたしは関数機能満載のプログラムのできる科学技術用計算機を1978年以来利用しています。まもなく40年ですね。使ったのはHP-67、HP-97、HP-41cx、HP-48g、HP-35sの5台ですが、いまは1984年に購入したHP-41cxと8年前に購入したHP-35sの二つを使っています。グラフ機能付きのHP-48gは中国製で、2年で壊れてしまいました。最初の2台はシンガポール製でした。HP-35(中国製ですから0キーの調子がよくありません、押してもはいらないことがしばしば起きるので、目視で確認してます)は1万円ほどで買えますから、高校生はお小遣いで購入したらいかがですか?)
----------------------------------------------

 M7.4程度の地震なら、日本全国どこでも起こりえます。知られている断層は100個にひとつぐらいでしょう。プレート境界上で巨大地震が起きた後は、内陸部に歪がたまりますから、それを解放するためにしばらくの間、内陸部の断層を震源とする浅いところで地震が起きやすくなるのでしょう。全国どこで浅い活断層を震源とする地震が起きても不思議ではない状態のようです。
 原発の周囲半径30kmくらいの円内にある活断層を震源として、浅いところでM7クラスの地震が起きたらと考えるとぞっとします。震源が浅いほど揺れは大きくなりますから、震度6-7の地震はどこで起きても不思議ではありません。原子炉の下部に蛸の足のように数十本のパイプや測定器がぶら下がっていますが、そのうちのいくつかが揺れで破壊されます。構造上防ぎようがないのでしょう。おそらく、そんなことは百も承知で原子力規制委員会は再稼動を認めています。利権を守る力はかくも大きい。
 原発のある市町村もその周辺の市町村に住む住民も運命共同体で、いずれ帰るべきふるさとを失うことになります。こんなに大きなリスクを抱える原発ですが、地震が多い日本にほんとうに必要なのでしょうか?
 原発による発電メリットと、原発事故のリスクや使用済み核燃料を再処理・濃縮して10万年も安全に保管するコストを天秤にかけたら、どちらへ傾くかはやらなくたってわかります。
 どうしてこんなに簡単な理屈が政治の世界では捻じ曲がってしまうのでしょう。利権がらみだからです、それで大もうけをしている人や、それでたくさんの補助金を享受してわが世の春を歌っている市町村があり、原発のあることで生活している人たちがいるからです。公共の利益よりも自分の利益のほうが大事と考える人たちが少なくないから、こうなるのでしょう。
 人が自分の利益を大きくしようと考える限り、原発は稼動し続け、いつかまた事故を起こします
 小欲知足の価値観で経済社会を創り直さなければ、繰り返し深刻な原発事故が起きます、それは明日かもしれません。
 予測されている、連動型の東海・南海巨大地震が起きたら、各地の原発は無事に済むのでしょうか。人間ではないのですから、自然には容赦というものがありません。
 日本人が1.2万年日本列島で守り伝えてきた遺伝子プールが決定的なダメージを受けてしまいます。おそらく、日本人は日本人として伝統と文化を受け継いでいけなくなります。
 「美しい日本」を唱えた総理大臣がノイローゼで退陣し、再び総理大臣の椅子に座っています。驚くほど元気に世界中を旅行して歩いて、数千億円単位のお金をばら撒き続けています。
 未来の日本人は歴史を振り返って、あの総理大臣のときに「美しい日本」が失われたのだと慨嘆することになるのでしょう。

      70%       20%      
 日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村

HP-67とHP-97・・・1978年から1984年1月まで使っていました。産業用エレクトロニクス輸入商社のオーナー社長の関社長(2代目)が自社経営分析のために電卓をたたいて統計計算をしていたので、入社1ヵ月後にプレゼントしてくれました。これで1日かかっていた計算をプログラミングすることで30分に短縮しました。便利で使い勝手がいいので、さまざまな統計解析をしました。当時の値段は11万円と22万円(プリンタ付き)でした。高価だったので、5年間使った愛機でしたが退職時にお返ししました。プリンタ付きの方のHP-97 がこの5台の中では一番使いやすかった。データも作成したプログラムも小さなプラスチック製の磁気カード(1cm×8cmくらいの大きさ)に保存できたのです。専用の保存ファイルに整理してありました。この計算機はマイクロ波計測器の制御にも使えます。
Hp 67 powered.jpg

 HP-41cx・・・これは仕事で使うので、SRLに入社したときに買ってもらいました。統計計算ソフトと両方で5万円ほど。これで、学術営業のS藤君(現・栄養医学研究所長)がニューヨークから取りよせた出生前診断検査のグラフからカーブ・フィッティングで式を求めて、MoM値計算システムをつくり、沖縄米軍の要請に応えました。その後、慶応大学医学部産婦人科との共同研究をやり、日本人のMoM値の標準値が決まりました。日本人は白人よりも30%ほど高かったのです。世界的に意義のある共同研究でした。SRLシステム部が不可能と拒絶したのを、パソコンシステムでメインフレームとファイル結合することで可能にしました。多変量解析はSRL研究部のF川君の担当でした。検査試薬は製薬メーカ2社に協力いただきました。E3(エストリオール)、hcg、AFPの三項目だったと思います。共同研究のスタートは1990年でした。学会発表はすべて慶応大学医学部産婦人科教室のドクターです。そういう分担でした。この計算機が使えたから、システム仕様書は1日で書きあがりました。道具の良し悪しが仕事の結果に大きく影響しています。

hp41cx01



HP-48g・・・自前で買いました。4.5万円くらいでした。
Hewlett-Packard 48GX Scientific Graphing Calculator.jpg
HP-35
hp 35s 関数電卓 日本語マニュアル付属 HP35S-J


#3456 福島第一原発事故不可解な後始末:ある試算 Nov. 16, 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

 福島第一原発事故の廃炉費用は800億円と見積もられていた。ところが現在7000億円に膨れ上がっている。原子炉本体の底を溶かし、さらに原子炉格納容器を突き破って床も溶かして固まった核燃料デブリがどのようになっているのかすら5年経ってもわからない。スリーマイル事故のデブリとは組成が違っていて、取り出すのも取り出した後に処理するのもずっと困難なようだ。いまだに取り出す方法すら決まっていないから、チェルノブイリを例に出すまでもなく、今後50年間に廃炉にできる可能性はないのだろう。

 1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故ではたった1基の原子炉が廃炉できずに3,000人の管理作業員を投入して被爆しながら現在も監視体制下においている。30年がたっても燃料デブリは取り出し不可能な現実がある。
 福島第一原発のメルトダウン原子炉3基もそうなるのだろう。50年経っても廃炉できない可能性大であるから、廃炉費用が1兆円になるのか10兆円になるのか見当すらつかぬ。

 3基×3,000(人/日)×(16,000円+20,000円)×365日×100年=1.183×10^13

 チェルノブイリを基準にすればメルトダウンを起こした3基の100年間のメンテナンスに人件費だけで11.8兆円かかる計算になる。1基当たり4兆円である。事故を起こした原発は廃炉できずに、こんなにコストがかかる。人件費以外のコストが人件費の5割かかるとしたら、17.7兆円である。おおよそ年間1774億円。

 原子力発電所を保有する電力会社には、事故処理を前提に廃炉と除染費用と補償金の現実的な金額を試算して積立金を積むように電気事業会計規則を変更すべきで、国会議員は党派を超えて法改正に尽力してもらいたい。会計学者も国会議員をバックアップするために積極的に発言すべきだ。

 仮に、原発1基当たり20兆円とすると、耐用年数40年間では次の計算になる。

 20兆円÷40年=5000(億円/年・基)

 1基当たり5000億円だと、54基の国内にある原子力発電所の年額の積立額総額は、

 5000(億円/年・基)×54=27,0000(億円/年)=27兆円

 原発の発電コストは10倍どころではない、数十倍に跳ね上がるだろう。だがこれは費用の1/100かもしれない。なぜなら使用済み核燃料の中間貯蔵コストや再処理および最終処分コストが入っていないからである。再処理コストはウランの購入代金の十倍以上かかり、それ自体が巨大ビジネスである。すでに濃縮再生処理によって生まれたプルトニウム47トンは2.3万年の半減期をもつから、放射能が1/8になるのに10万年を要するのだ。
 仮に、年間100億円の保管コストがかかるとすると、

 100億円×10万年=10,000,000億円=1000兆円

 途方も無いコストが実際にかかることになる。これを原発の耐用年数40年で割った金額が発電コストに算入されなけらばならない。したがって、原発発電コスト10.1円/KWhは現実離れ、大嘘である。現実にかかるコストは100倍でも足りない。

 2017年のデブリ取り出し予定は2020年に延期されたが、2019年になったときにはまた5年間延長されるのだろう。そしてそれが繰り返される。

 原発事故処理の基本原則は原因者負担責任である。廃炉は東京電力の負担でやらなければならない。除染も損害賠償もだ。
 除染は延べ900万人が動員された。効果は薄いし、放射能を含んだゴミが各地に野積みになって日光や風雨に曝され袋が劣化して破れている。破れた袋が風雨に曝されたら放射能は雨水となって流出している。除染費用は3.6兆円の予定が4.8兆円になっている。
 汚染された田圃には柳の潅木が生い茂ってしまいもう元には戻せない。廃棄物を詰めた袋は紫外線で劣化しすでに半分以上詰め替えを行っている。今後5年でまた半数以上の詰め替えをしなければならないだろう。袋は1枚14,300円だという。すぐに200億円を越すだろう。
 損害賠償はいくらになるのか見当もつかぬ。住宅を失い、田や畑を失い、仕事を失った人々が十数万人いる。

 東京電力の計画では燃料デブリ取り出しに2,500億円かかるそうで、スリーマイルの0.7掛けだそうだが、誰が信じるだろう。取り出し方すら現実的な案がないのだから、確度の高いコスト計算すらできない。

 そんな中で、廃炉費用や補償費用が託送料(送電コスト)に上乗せされることが決まりそうだという。原発以外の送電、つまり太陽光発電にも原発事故費用が上乗せされるのである。おかしいではないか?原発事故処理費用は原子力発電コストとして賦課されるべきで、他の発電コストに配賦してはならない。これは断じてやってはならぬことだ。原子力発電を延命し、事故の責任を経営者と株主とお金の貸し手の三者がまったく取らずに、請求書を国民に回す所業である。こんなことが許されたら、どんな犯罪を犯しても罪に問えない国になってしまう。

 原発の発電コストは10.1円とされてきた。太陽光やガスや石油や石炭火力に比べて一番安いとされてきたが、廃炉コストや事故処理費用が1/10、あるいは1/100に見積もられてきたのではないか。原発の発電コストは使用済み核燃料の再処理コストや最終処分コストそして廃炉費用を適正に計算すると、100倍を軽く超えるだろう。そのほかに、原発事故による除染費用や補償費用を入れるとさらに途方も無いコストになる。

 原発を廃炉に追い込むためには原因者負担原則を曲げてはいけない。東電の株を全額減資して補償費用や廃炉費用に当てるべきだ。これだけの大被害を出したのだから役員には責任を取らせるべきだ。それが他の電力会社への原発再稼動抑止力となるだろう。
 大株主は銀行、金を貸しているのも銀行だ。株主は株主責任を、貸し手は貸し手責任を取るべきだ。

 原子力発電を国策として推進してきた国が救済策を打ち出すのはその後だ。たいへんな財政負担になることがわかれば、原発を国策として進めるわけには行かなくなる。


      70%       20%      
 日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村


#3274 根室市の津波ハザードマップ(2011年配布)  Apr. 21, 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

 大西熊本市長が「ほんとうに甘かった、阪神大震災や東北大震災があったのにそこから何も学んでいなかった」と21日午後9時のNHKニュースで言っていた。6万人弱の想定避難民に対して11万人が押し寄せたのである。
 熊本の被災民は、全国どこでも大きな地震で町が崩壊する可能性があることを訴えていた。「地震がある日まで、まさか熊本にこんな大きな地震が来るとは思っていなかった、だからあることを想定して準備はしておくべきだ、自分たちは何にも準備がなかった」と。

 わが町根室は大丈夫だろうか?
 2011年8月に「根室市津波ハザードマップ」(総務課総務防災担当作製)が長谷川俊介市長名で市民へ郵送された。「500年間隔地震」に対応していると説明書きがある。
 東北大震災が起きた年だから、全国各地で似たようなことがなされたのだろう。
 オホーツク海側は1m未満が薄いブルーで、2m未満が濃いブルーで塗られて一目でわかる。太平洋側は6m未満と6m以上のところが塗り分けられているが、大半を占める6m以上のところには色がついていない。

 最近の地質調査によれば、5500年間で15回の大津波があったことが判明している。おおよそ360年に一度の割合である。最後の大津波は17世紀だったことがわかっているから、300年以上が過ぎている。根室半島は大津波に見舞われる危険が増大しているのである。
 わかっているのは最大32mの大津波が根室半島太平洋岸を襲っていることだ。オホーツク海側は大津波が納沙布岬を回って到達するから、はるかに小さい4.9m。それでも2011年の1-2mの浸水地域マップでは被害の実態から程遠い。

 2011年に配布された「根室津波ハザードマップ」をもっている人は、大地震が起きて津波が来るというときに、10mの高台に逃げたら充分だと考えるだろう。20mの大津波が来れば、そういう人のほとんどが死ぬことになる。

 最近の地質調査結果を反映した「根室市大津波ハザードマップ」を作るべきではないのか?
 太平洋側の長節湖からオホーツク海側の温根沼まで20-30mの津波が通り抜けるかもしれない。
 そこで、太平洋岸は20mと30mに色分けすることを提案したい。そして地区ごとに安全な避難先を確保すべきである。

 大津波の後は海に瓦礫が流出するから、沿岸漁業に深刻な影響が出るし、家を失う人も多数出るだろうから、そのときのために根室市の借金をゼロにして、復興資金を100億円はためておきたい。
 明治公園の再開発なんてやっている場合じゃないし、市役所本庁舎の新築もすでに耐震改修した小中学校を利用すればいい。市街化地域の3校が3年ほどで廃校予定である。

 市役所の担当部署が「根室市大津波ハザードマップ」の改訂作業に入っているかもしれない。市政チェックは市議の役割であるから、子や孫のためにどのような作業が進められているのかしっかり確認してほしい。

<余談:近隣の市町のこと>
 太平洋岸を辿っていくと、浜中町霧多布、そして厚岸町は低地に住宅街がある。20mの津波が襲えばこの二つの町も甚大な被害を受けるだろう。
 それよりももっともっと甚大な被害が想定されるのは釧路である。釧路は低地に市街地が広がっているから、その大半が津波の被害を受ける、根室の比ではない。釧路の経済人や政治家は四百年に一度来襲する大津波にはあまり関心がなさそうに見える。
 どういう手を打てばよいのか、釧路はなかなか難しそうである。たとえば、20mの津波が襲ったときに、浸水地域はどこまで広がり、避難民の数はどれほどの規模になるのか、事前に検討しておかなければ、対策が打てない。それだけに衆知を集めて対策を考えるべきなのだろう。このままでは、釧路市長も大西熊本市長と同じことを言うことになるのではないか。それが現在の蝦名大也市長であるかどうかは誰にもわからない。先を見て手を打つことはそれほど難しいことなのである。

「ほんとうに甘かった、阪神大震災や東北大震災があったのにそこから何も学んでいなかった。」

 せめて大津波後の市街地再開発プランくらいは各市町で具体的に検討しておくべきだ。市町を横断する「四百年に一度の大津波対策連絡会議」くらいは立ち上げてもらいたい。
 

*#3271 安政の大地震とロシア軍艦ディアナ号沈没救助の教訓 Apr. 18. 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-18

 #3270 根室も四百年に一度の大地震が近い:熊本大地震は他人事ではない Apr. 15, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-15

 #3260 根室市役所新庁舎に廃校を利用しよう Mar. 17, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-03-16-1

 #3259 市役所庁舎に廃校を利用した富山県氷見市 Mar.16, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-03-16

 #3258 根室市役所新築なら30億円:坪単価200万円にビックリポン! Mar. 15, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-03-15




 


      70%       20%      
 
日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村


#3271 安政の大地震とロシア軍艦ディアナ号沈没救助の教訓 Apr. 18. 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

 1855年11月に起きた安政の大地震の津波で、伊豆下田港に停泊していたロシア軍艦ディアナ号(プチャーチン提督)が大破し、戸田港へ向けて修理のために出発しましたが、途中で嵐に遭遇し、富士市宮島沖まで流されて難破しました。駿河の国宮島村の村民が500人(一説には400人)の乗組員全員を救助しています。
 村民たちは自分たちが大地震で被害を受けているのみ関わらず、村人総出で助けたのです。下田では全戸数の90%が津波で流されました、ほんとうにひどい被害でした。
 戸田(へだ)村(2005年に沼津市と合併)では幕府の資金援助の下、船大工をかり集め、軍艦を建造してロシア乗組員を祖国へ帰してあげました。

*ディアナ号関係サイト
http://www.3776type.com/?page_id=93
http://www.egawatei.com/hedagou.html

 ディアナ号は200tですが、100日間と期限を決めて建造したのは100tの洋式軍艦「戸田号」でした。ロシア人から話を聞いて、図面を引き洋式軍艦を建造した当時の船大工の技術水準の高さも驚きです。この措置に感激した帝政ロシアは戸田号に52門の大砲を載せて幕府に戸田号を返戻しました。帝政ロシアは現在の下品な「社会主義のロシア」とはちがって、ちゃんとした国だったのです。

 安政の大地震で大きな被害をこうむりながらも、難破したロシア軍艦の乗組員を救助し小屋や寝具や着物や食料を提供できたのは、当時の宮島村は災害や日照りや水害に備えて食料の備蓄があったからです。備蓄がなければみずからも甚大な被害を受けているのですから、他人がどのような危難に遭おうが構っていられる余裕がありません。

 宮島村に限らず、日本の村々では災害に備えて、ふだんから物資を備蓄しておく習慣があったことがわかります。キリギリスとアリの寓話ではありませんが、アリさんの生活が日本人の基本でした。

 翻って、現在の日本やわが町根室を見ると、そういう考えが根こそぎ失われてしまったことに驚かざるをえません。北海道から九州まで、国も市町村もキリギリスの生活をしていますから、180度の価値観の転換が起きてしまったと言わざるをえません。
 政府は1000兆円を超える借金を抱えても一向に減らそうとせず、地震や津波などの大災害に備えて資金の蓄積どころの話ではありません。この12年間で人口が5000人減少した根室市では市の借金の額が減っていません。それどころか、借金まみれの国から補助金を引き出し、明治公園の再開発を40億円もかけてやろうとしています。、
 江戸期の宮島村の村民から見たら、現在の日本の国民は気が狂っているようにみえるでしょう。

 平時には、災害に備えて資金や物資を備蓄しておくというのが、日本人の伝統的な考え方です。健全な保守主義とは、日本人が守り育ててきたこうした価値観を大切にするということです。
 安倍総理のアベノミクスは、こうした日本人の伝統的な価値観を真っ向から破壊するものです。「美しい日本」と主張したこともありましたが、言葉とは裏腹に、その経済政策の基になっているのは内閣参与の浜田宏一(東大名誉教授・国際金融論)氏が50年前に米国で学んだマクロ経済学です。古い古い米国の価値観に基づく拝金主義の経済理論をベースにしていますから、アベノミクスは縄文以来12000年の歴史と伝統を維持してきた「美しい日本」とは何の関係もありません。
 50年も前の米国のマクロ経済学では少子高齢化時代に突入した日本の経済政策の舵取りができるはずもなく、そのようなことは高校生でも判断できるでしょう。自民党の皆さん、「美しい国日本」が守り育ててきた健全な保守主義に目覚めてください。

 日本人は伝統的な価値観に立ち戻り、健全な保守主義とは何かと問うべきです。
 伝統的な職人仕事観に基づく経済学が少子高齢化社会へ突入した日本を救うことになるでしょう。


*#257 8月15日「終戦記念日」(ロシア軍艦ディアナ号沈没とその周辺の事情)
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-08-15-1

 #3270 根室も四百年に一度の大地震が近い:熊本大地震は他人事ではない Apr. 15, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-15

 #3265 最新歯科医療の実情:価格破壊の進行 Apr. 4, 2016  
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-04

 #3263 羽田空港 小荷物預けの自動化 Apr. 3, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-03
---------------------------------------------

#2784 百年後のコンピュータの性能と人類への脅威 Aug. 22, 2014 ">

#3215 ライフワークに手をつけた2015年を振り返る:『資本論』を超えて  Dec. 31, 2015 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-12-31

#3097 資本論と21世紀の経済学(改訂第2版) <目次>  Aug. 2, 2015 


       3097-1 ↓
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-08-02-2

Ⅰ. 学の体系としての経済学      6

1. <デカルト/科学の方法四つの規則とユークリッド『原論』> …6
2.<体系構成法の視点から見たユークリッド『原論』> …8
3.<マルクスが『資本論』で何をやりつつあったかを読み解く> …10
4.<資本論体系構成の特異性とプルードン「系列の弁証法」> …11
5. <労働観と仕事観:過去⇒現在⇒未来> …13
 


  3097-7 ↓
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2015-08-04-1

24. <文部科学大臣下村博文「教育再生案」について> …67
25.<人工知能の開発が人類滅亡をもたらす:ホーキング博士> 
69


 赤い文字の章をお読みください、データを挙げて人工知能の未来に言及しています。


      70%       20%      
 
日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村


#3270 根室も四百年に一度の大地震が近い:熊本大地震は他人事ではない Apr. 15, 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

<更新情報>
4/16 朝9時 諸々追記した。

<熊本大地震:九州で大地震はないと思っていた住民>
 昨日(4月14日)21時26分、震度7の熊本大地震が発生した。震源域が浅かったので震度が大きく被害が大きかった。被災地の状況は夜が明けてから判明しはじめた。
(16日午前1時25分にM7.3の地震があり、気象庁はこれを本震と認定した。したがって14日のM6.4は本震の前兆ということになった。)

<南海大地震経験者の証言>
 1972年ころ紳士服の製造卸の会社勤務をしていたときのことだが、ベテラン裁断師の浦田さんが1946年12月21日に発生した南海大地震の経験談を話してくれたことがあった。四国中村市(現・四万十川市)で起きた大地震はMj8.0、死者1443名、家屋全壊11,591戸の大災害だった。浦田さんがいうには、地震には通り道があるというのである。帯状に全壊家屋が並んでおり、そこを10mも外れた家屋は倒壊を免れていたという。
 今回の熊本大地震でも同じことが起きている。

<高潮被害は根室半島の沈下が原因>
 さて、2012年12月23日の日経サイエンス誌によれば、わがふるさと根室はこの百年間毎年1cm沈み込んでいるという
 団塊世代が小学校のころに比べて、根室市は60cm沈み込んでいることになる。小学生のころ、豪雨があれば、緑町と汐見町は洪水を繰り返したが、高潮の被害は一度もなかった。地球温暖化で高潮被害が起きているのかと勘違いしている人がいるかもしれないが、根室は60年前に比べて60cmも地盤沈下が起きているのだから、爆弾低気圧で高潮被害が起きるのはあたりまえ。

 あと40年もすればさらに40cm沈むから合計で1mにもなる、緑町や汐見町やハッタリなどの低地帯は「海あるいは入り江」になるのだろう。人口が加速的に減少しているから、低地を選んで住居や店舗を建設する必要はないだろう。防潮堤などつくらずに自然に任せて海と化していいのではないか?

<根室半島沈下は巨大地震の前兆現象>
 問題なのは、加速的に沈みこむことで、地殻に巨大な歪が蓄積していること。根室半島の地層分析によれば、北海道東部海岸は5500年間に15回の巨大地震を起こして津波被害を受けてきた平均すると400年に1度の割合で根室東方沖巨大地震と大津波に見舞われてきた。最後に起きたのは17世紀だそうだから、それからすでに400年が経っている。そろそろ危険な期間に突入したと考えるべきだろう。熊本大地震は根室の住人にとって他人事ではないのである。
 60cm沈み込んだ根室半島は、20mの津波を伴う巨大地震が起きれば隆起するから、そのときになれば防潮堤は無用の長物と化す。自然相手に戦う必要はなく、逃げたらいい、逃げるしかないのである。高さ20mの津波でも壊れない建物はコストがかかりすぎるから「避難所」以外は不要である。中国のことわざに、「三十六計逃げるにしかず」というではないか。

*「巨大地震、北海道東方沖が要注意 日経サイエンス
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2101D_R21C11A2000000/

 1994年10月4日22時22分に発生した北海道東方沖大地震では根室で倒壊家屋があったが、あれを上回る巨大地震が根室半島に迫っているのは事実のようだ。産業技術研究所と北大の平川特任教授の地層調査によれば20mの丘陵にまで到達した津波の痕跡があるという。根室市街地で一番高いのは浄水所のあった光洋町の44mである。光洋町のセブンイレブンと光洋中学校の間の丘が一番高い。太平洋側にある花咲港や浜松地区、桂木浜、歯舞などは壊滅する。
 たとえば、全国一のサンマの水揚げを誇る花咲港や歯舞港の市場が流されれば、すぐにも再建しなければ魚の水揚げすらできないことになる。だから、それが可能なように、復興資金を積み立てておくことが肝要なのである。そういうときに返すべき借金があったらとても持ちこたえられない。

 根室半島で20m以下のところが太平洋からオホーツク海まで続いている部分があれば、そこだけは津波が太平洋からオホーツク海へと通り抜ける。四百年に一度の大津波に備えるために、標高10mごとに地域を色分けした地図を作製・配布して、市民へ周知徹底する必要があるのだろう。
 徒歩10分以内に30mの高台のない地区もあるから、そこには津波が来たときに避難できる鉄筋コンクリートの避難施設を用意する必要がある。ふだんはまったく必要がない無用の長物だが、命を救うために必要である。大津波が来ても命が助かり復興資金の積み立てがあればなんとかなる。子や孫のために当代のわたしたちがなすべきことは山ほどある

(数日前の北海道新聞根室地域版は、大津波の最大高は太平洋側で32m、オホーツク海側で4.9mと報じていた。 4/21追記)

<釧路根室管内巨大地震対策共同プロジェクト構想>
 根室よりも、海岸部の低地に市街化地域の広がる釧路の方が甚大な被害が出る。浜中町、厚岸町、羅臼町や別海町と一緒に対策を検討したらよろしい。釧路根室管内初の共同プロジェクトにしてコミュニケーションをよくしたらいいではないか?
 浜中農協の石橋組合長をプロジェクト・メンバーに加えたら、何かよいアイデアを出してくれるにちがいない。

<大災害に備えて借金を減らし、復興資金をいまから積み立てよ>
 根室市は病院の建て替えに市が招聘したコンサルタント提案の2倍、70億円ものお金をかけた。新築後の病院事業は最大11億円の赤字のはずが10年前の2倍の赤字(年額17億円)を出し続け、明治公園を40億円もかけて再開発する計画を進めている。その結果、この12年間で人口が5000人も減少したにもかかわらず、市債の残高が減っていない。
 本来なら、借金をなくして、来るかもしれない大災害に備えて資金を積み立てておくべきだが、そういうビジョンは現在の長谷川市長にはまったくないが、市の幹部職員や一般職員に志の高い者が数名いることを期待したい。構想と具体的な仕事の手順を温めておいてもらいたい、使うときが来る。

 国も同じことだが、富士山の大噴火や関東大震災に備えて、首都機能移転構想を練り、200兆円ほどの資金を蓄積しておくべきときに放漫財政でお金を浪費している、まことに愚かな話である。
 先を見通して、ビジョンを提示し、先手を打てる市議や国会議員がいるだろうか?
 志の高さが問われている。健全な保守主義を標榜する市議や道議、そして国会議員がいてもらいたい
 首長の中に消極的な者がいるなら、各市町議会長の連絡会議で事を起こせばいい。釧路市議会長の月田さんは協力を惜しまないだろう。来月「釧路の教育を考える会」の年次総会が予定されているから、その後の飲み会で話してみたい。根室の市議会議長も月田さんをよくご存知だ。道東の道議も「丹頂の会」とかいう集まりがあったのではないか。ふるさとのためである、いろいろなレベルでプロジェクト発足に協力したらいい。

 孫たちにこう言われてみたいとは思わないか?
「家(うち)のおじいちゃん市議(あるいは道議ないしは国会議員)だったけど、立派な仕事をしておいてくれた、地震と津波の大災害があったけど、大きな積み立て資金があったのでずいぶん助かった」

 深刻な被害が予想される漁業者や漁業協同組合も津波による塩害が予想される酪農家や農業協同組合も、復興資金の積み立てを厚くしておくべきではないのかね。
 「備えあれば憂いなし」


*#1782 北海道大震災:根室・釧路沖 400年に一度の巨大地震の可能性あり Dec.25, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-12-24

**#3720 根室の人口減少『広報ねむろ4月号』より:14か条の課題 Apr. 12, 2018
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-04-15



<余談:ゲリー・ボーネルの予言>
2016年に北海道で大地震があり、2018年に富士山が形を変える?
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=zqaeyv-edU0


      70%       20%      
 日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村


#3257 NHKスペシャル「原発メルトダウン」:真実が見えてきた Mar.14, 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

 3月13日(日曜日)午後9時からのNHKスペシャル「原発メルトダウン」を見た。3基の原子炉が次々にメルトダウン、メルトスルーするという世界ではじめての深刻な原発事故災害の危機が深刻化した88時間をドラマ仕立てにした番組だったが、随所で実際の映像が使われていた。
 1号原子炉建屋の爆発の後、3月14日午前11時1分に3号原子炉建屋が爆発を起こした。両方の実際の映像を見たが、1号炉建屋が爆発と同時に全方向に白煙が広がっただけなのに対して、3号炉建屋は噴出した黒煙を切り裂くように斜め右方向へオレンジ色の閃光を発し、その後垂直方向に煙を噴き上げた。午前11時1分なのに、黒煙の中からオレンジ色の閃光がはっきりと(10km以上離れたところに設置されていたビデオカメラに)写った。
 水蒸気爆発ではあの黒煙とオレンジ色の閃光は説明がつかない。1号機の水蒸気爆発では全方向に白煙が広がっただけで、瓦礫が真上に吹き上げられて落ちてくることはなかった。3号機の爆発を見た後では、1号機は実に穏やかな小爆発に見える。
 番組の実映像をしっかり見て、coolに考えれば事実がどのようなものであったのかわかるように作られているように感じたのはわたしだけではないだろう。番組制作の現場にはまだ、報道機関としての魂を持ち続けている人たちが少数いるようだ。番組を作った人々の秘められたメッセージをちゃんと読み取ることが、わたしたち視聴者に課せられた役割だろう。わたしたちは原発事故の真実をこの番組から読みとらなければならない。

<facts>
 3/12 15:36 1号機爆発
 3/14 11:01 3号機爆発(爆発音は3度あり)
 3/15 10:22 3号機周辺で400mSV/hの放射線量を検出
 3/15 6:10  2号機で異音発生
 3/15 6:14  4号機建屋爆発
 3/16 8:37  3号機建屋から白煙が上がり、水蒸気噴出を確認

<民放「バン記者」>
 同日の民法テレビ「バン記者」は浪江町津島地区を取材していた。3号原子炉建屋の爆発崩壊の音は11km離れた浪江町の消防団員佐々木茂さん(61歳)も聞いた。とても大きな音で驚いたという。戦艦大和の42インチ砲よりも、原子炉圧力容器の直径は10倍は大きいし、爆発力も桁違いである。浪江町の消防団員が「終わりかもしれない」と考えたのも無理はない。ふだん30分の距離の津島地区への避難に、国道が混み3時間かかったという。体育館に入りきれなくて、車の中や外で待機していた人々が大勢いた。午後6時に風向きが浪江町方向に変わった。
 このとき避難した吉田あゆみさん(15歳)は当時小学4年生だった。避難するときに反対車線の車から防護服の警察関係者が出てきて、「なんであんたたちここから逃げないんだ」と住民に告げたという。警察関係者は深刻な放射能汚染が起きていることを知っていたが、町役場には通知がなかった。町長は次のように述懐していた。
「あれだけたくさんの子どもたちが、全国に離れ離れ、いま元気にしているのかなって・・・」、悔やんでも悔やみきれない思いを吐露していた。

<NHK「原発メルトダウン」を見ての推測>
 改めて1号炉建屋と3号炉建屋の爆発映像を比べてわかったことがある。3号炉建屋の爆発は原子炉圧力容器が爆発して原子炉格納容器の上部を吹き飛ばしたのだ。円筒形の形状をして、厚さが15-30cmの鋼鉄製の原子炉圧力容器がいわば「砲身」となって、大砲を垂直に撃ったようなもので、ボルトでとめられた圧力容器の上蓋と格納容器の黄色い蓋を吹き飛ばしたのだ。だから、大きな瓦礫(原子炉格納容器と圧力容器の上部)が爆発の後でガラガラ落ちてきた。垂直方向に吹き飛ばされるもので大きな塊は、原子炉格納容器と圧力容器の蓋の部分以外にはありえない。天上部分のコンクリートは構造上厚いはずがないから、他には考えられない。建屋の2/5が崩れたから、圧力容器の円筒形の部分の上1/3くらいが爆発で吹き飛んだと考えるしかない。
 1号建屋の爆発では、垂直に吹き上げてはいなかったから、爆発の後にあのような瓦礫が降ってこなかった。建屋全体が白煙に包まれた。もちろん原子炉格納容器は無事で、黄色い原子炉格納容器の上部も写っていた。
 3号機は圧力容器が「砲身」となって格納容器の上部を吹き飛ばしたから、爆発後のどの映像を見ても建屋の瓦礫の中に格納容器の黄色い蓋の部分が存在していない。黄色くペイントされた大きな瓦礫を片付けた作業員が何人もいるはずだ。わたしが想像する機序は次のようなものだ。

  メルトダウン⇒爆発⇒メルトスルー

 メルトダウンした核燃料は液体状になっていますから、15-30cm厚の鋼鉄製の圧力容器内で比重別に分かれ、純度が高くなって即発臨界爆発を起こしたと考えるのが、すべての現象を合理的に説明できるのではないか。現場の作業員の証言では3回爆発音がしたということですから、さらになにかの現象が起きたのでしょう。
 鋼鉄製の圧力容器が「砲身」となってMOX燃料の一部も空中高く飛ばすには、爆発のときに圧力容器の底の部分があったということ。垂直方向への噴煙の吹き上げはそうして起きたと考えられる。オレンジ色の光は斜めに出ていたから、「砲身」の上部が爆発で裂けたと考えるべきだ。爆発と同時か直後にメルトスルーがあった。
 41km離れた場所からプルトニウムの小片が発見されている。

 NHKの番組は2号炉のベントによる放射能放出が一番深刻だったというつくりになっていた。ベントの後にSR弁が開かなくて、水位が下がり続け炉心が融け始めたときに爆発音、吉田所長は2号炉が爆発したと思ったが、4号原子炉建屋の吹き飛ぶ音だった。2号炉があの程度で済んだのはまったくの偶然であった。薄氷を踏み、吉田所長がもう終わりだと覚悟を決めた瞬間があった。「おれと一緒に死んでくれるのはあいつかな」と当時を振り返って、食道癌で亡くなった吉田所長が証言している。原発事故後、半年間も現場に踏みとどまり指揮したからそのストレスの大きさはいかばかりであったか。限度を超えた被爆とストレスが食道癌の引き金になったのだろう。

<3号機爆発の解明をなぜしなければならないのか>
 5年経っても3号機の爆発の様相はまったく明らかにされていない。東京電力は3号機の爆発に関して何か重大な情報を隠している。5年経っても公表できないほどのものなのだろう。
 圧力容器の上部と格納容器の上部が爆発で吹き飛んだとは公表できないのだろう。撒き散らされた放射能の計算値は大きく違ってくるのではないのか?小児甲状腺癌のリスクも再評価しなければならない。3号炉の圧力容器の上部が吹き飛んだとしたら、それだけでチェルノブイリよりも放出放射能量が多いということになりはしないだろうか?
 どなたか専門家の方が、大まかな放出放射能量の再計算をし直してもらいたい。
 民放テレビ番組「バン記者」によれば、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測システム)の情報が隠蔽され、子どもたちが汚染のひどい地域(浪江町津島地区)に置かれた。馬場有(67歳)浪江軒町長がSPEEDIの情報を知ったのは3月下旬である。町長はいまも子どもたちを津島地区へ「避難」させたことを悔やんでいる。子どもたちは放射能の降り注ぐ津島地区で外で活動していた。
 これから子どもたちに何がおきるかわからない。ベラルーシでは0-5歳児に小児甲状腺癌が多発しだしたのは7-8年後からである。ちゃんとケアするために、そして次の原発事故で、多数の小児甲状腺癌や成人の癌多発を防ぐためにも、航空機を使ってなされなかった実測データの重要性を知るためにも、精確な放出放射能量を計算することが必要なのだろう。
 菅直人総理(当時)は3月12日福島第一原発10km圏内からの避難を指示したが、その外側(11km)にあった浪江町津島地区に避難した子どもたちとその親たちは放射能が降り注ぐ地に居続け、深刻な被爆をした。枝野官房長官は「ただちに健康に影響があるわけではない」と何度も言い続けた。その後一度も真摯な反省の弁を聞いたことがない。政治家として云々するより前に、人として問題がありはしないか?
 156名の子どもたちから小児甲状腺癌が発見されている。2巡目の検査で55人が発見されたのは、チェルノブイリ事故とは別な何か特別なことが福島県の子どもたちに起きていることを示唆するものである。甲状腺癌を摘出した子どもたちは、その後一生、甲状腺ホルモン剤を飲み続けなければならない。そして他の臓器の癌発症の不安を抱き続けることになる。馬場浪江町長は子どもたちを津島地区へ避難させたことをいまも悔やみ続けている。今後、数千人の子どもたちが小児甲状腺癌を発症する可能性を否定できない。

 ところで、NHKの番組では原子炉の位置が建屋内の低いところにあるようにイラストが描かれていたが、構造図と位置が異なっていたので、作為を感じた。低い位置にあるから、建屋の2/5の高さまで吹き飛んでも、原子炉格納容器は無事だと思わせたかったのだろう。
 ところが構造図では建屋内の最上部に近いところに、格納容器の蓋の部分がある。4号建屋の瓦礫にはっきりと黄色い構造物が写っているが、建屋の上部にある。屋根の下にあるフロアに黄色い格納容器の上蓋があったはずである。屋根が鉄骨を残して吹き飛べば、黄色い格納容器の上蓋が丸見えになる構造になっている。

*上部が瓦礫と化した4号機建屋に、上から2段目の位置、柱の影に黄色い原子炉格納容器が見えている。⑥をクリックして見て下さい。

⑥構造図http://www.asahi.com/photonews/gallery/infographics/npp318a

 3号原子炉建屋が瓦礫と化した写真を掲載しているURLを#3245に貼り付けてある。東京電力が公表した毎日新聞掲載の横からとったものと、無人機で上空から撮影したものがある。鮮明な写真だが、黄色い構造物を確認することができない。つまり、格納容器の上部が存在していない。よく見ると、黄色い瓦礫の小片が3点確認できた。

*無人機から撮影した写真(3号原子炉建屋)
http://www.asahi.com/photonews/gallery/fukushimagenpatsu/20110329TNGA0061AGOC_650px.html

 オレンジ色の閃光と垂直に上がった黒い煙はいったいなんだったのだろう?何がどうなればあのような爆発が起きるのかを解明し、防止手段を講じなければ、次の原発事故でまた同じ現象が起きて、大規模な放射能汚染と放射能感受性の高い子どもたちの深刻な被爆が起きてしまう。
 未来に起こる2度目の深刻な原発事故の被害を最小限にするために、3号炉の爆発がどのようなメカニズムで起きたのかを解明し、防止措置を施さなければならない。原発再稼動はそういう作業が終わった後で議論すべきだ


 泊原発で類似の原発事故が起きれば、浪江町津島地区で起きたことが小樽市や石狩市や札幌市で起きる。福島第一原発事故の様相を明らかにして防護策を講じておくことは、540万人の道民にとっても必要不可欠なことなのである。日本の食糧庫である北海道が放射能汚染にさらされたら、日本人の食糧自給は土台から崩れてしまうだろう。
 石狩平野も十勝平野も根釧台地も深刻な放射能汚染に見舞われる。表土を取り除いても汚染土の保管場所がないから、百年も2百年間も周辺に積み上げたままになる。煮ても焼いても放射能が消えることはない。東北各地で10000Bq/kgを超える汚染稲藁が3114tも未処理のまま放置されている。放射性廃棄物として申請し焼却処分しても、放射能は焼却灰に濃縮されて残る。稲藁に含まれている放射能の一部は、焼却の際に周辺へ放出されてしまう。



<追記>3/14 12時半
 原子炉は即発臨界爆発の必要条件をすべて満たしていることが述べられています。低レベルの核爆発はあんがい簡単に起きますが、知られていないようです。即発臨界に疑念を持っている方はぜひお読みください。
*即発臨界爆発について
http://ameblo.jp/64152966/entry-12015254966.html
-------------------------------------------------
核兵器製造には高濃縮ウラン、プルトニウムが必要と
刷り込まれてきましたが、それは本格的核爆弾の話で
あって、ビルを一棟吹き飛ばすぐらいなら、
核燃料を水に浸けるだけで十分
「核燃料はそのまま核爆弾になる」
これこそ原子力業界が今までずっと隠し、
ごまかしてきた真実でした。

槌田敦さんの指摘は、つまり、今日本で稼働してる、
すべての原発が、そのまま核爆発を起こすことができる
という真実
水のなかに核燃料を置き、周囲をベリリウムで囲って
爆発的圧縮をかければ、そのまま核爆発する

【反原発派も触れようとしない原子力最大のタブー】
http://ameblo.jp/64152966/entry-11565424020.html
-------------------------------------------------

* 核兵器には3種類ある。
  一つは10%低濃縮ウランと、水を中性子減速材に使う初期の原爆で、核反応の熱で水蒸気爆発を起こさせるもの。
  もう一つは改良型で高濃度ウラン・プルトニウムを使う核爆弾(広島・長崎に落とされたもの)。
三つ目は、強化型の爆弾(水爆、中性子爆弾)

* 臨界は簡単には起きないというのはウソ。
  5-10%低濃縮ウランは、水があれば核分裂を起こして爆発する。

* 戦時中、理化学研究所・仁科教授が研究していた原爆も水を使う初期型のもの。

-------------------------------------------------


 このブログに貼り付けられている3号機の爆発ビデオをみると、斜め方向に黒煙とオレンジ色の閃光が同時に走り、ダーンと音がしたあと、黒煙が垂直に吹き上げ、続けて2度、ダーン、ダーンと爆発音がしている。爆発の種類は3つしか考えられない。水蒸気爆発と水素爆発、そして低レベルの核爆発である。どういう機序で起こったのかについてはわたしにはわからぬ。慥かなことは爆発音が3度して、斜め方向、そして垂直方向の爆発があったことだけ。
 このビデオはネットから消滅している。珍しく残った貴重品だ。

<物理学者槌田敦先生:>
 ユーチューブ映像
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-477.html

☆反原発派も触れようとしない原子力最大のタブー 槌田敦氏が追及
URL http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/357.html


*#3245 福島第一原発3号炉写真:格納容器が写っていないのはなぜ? Feb. 24, 2016
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-02-24-1

-----------------------------------------------------
**#1460 「原子炉圧力容器損傷か?:写真で検証
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-03-1

*#1462 「裸の王様:原子炉圧力容器は破損している 論より証拠、よく写真を見てごらん
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-05

*「#1463 福島第1原発3号炉はもう無い:東京電力社員退去要請の意味」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-06

 
 #1506 3号機爆発は使用済み燃料の即発臨界爆発だったという假説 May 7, 2011
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-05-07-2

 #1655 あらら、何を隠そうとしているの?:原子炉建屋にコンクリートの覆い Sep.21, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-09-21

*#1752 3号炉の原子炉格納容器上部は吹き飛んでいる  Nov. 26, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-11-27

 #2387 次の原発事故のために(8):トリチウムの問題 Aug. 29, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-08-29

 #3239 内部被爆の恐怖:福島原発からガラス状の微粒子となってセシウムが飛散した Feb. 16, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-02-15


      70%       20%      
 
日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村

メルトダウン 連鎖の真相

メルトダウン 連鎖の真相

  • 作者: NHKスペシャル『メルトダウン』取材班
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/06/15
  • メディア: 単行本
 作家の立花隆が「圧倒的に情報量が多い。内容的にも最良」(2013年7月11日号)と絶賛している」



#3245 福島第一原発3号炉写真:格納容器が写っていないのはなぜ? Feb. 24, 2016  [東日本大震災&福島原発事故]

 初めてこんなに鮮明な写真を見ました。
 福島第一原発3号炉の事故後の写真には原子炉格納容器が写っていません。写っていなければ少なくとも原子炉上部が原子炉は吹き飛んだと考えるしかありません。
 原子炉格納容器は派手な黄色だから無傷で存在していればすぐ目に付きます。なぜ、写っていないのでしょう?
 論より証拠、2枚の写真を見比べてください。沸騰水型軽水炉の写真と建屋構造図のURLも貼り付けておきます。

*「東電:メルトダウン「判断基準あった」 福島原発事故当時 」毎日新聞
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e6%9d%b1%e9%9b%bb%e3%83%a1%e3%83%ab%e3%83%88%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%80%8c%e5%88%a4%e6%96%ad%e5%9f%ba%e6%ba%96%e3%81%82%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%80%8d-%e7%a6%8f%e5%b3%b6%e5%8e%9f%e7%99%ba%e4%ba%8b%e6%95%85%e5%bd%93%e6%99%82/ar-BBpV8qv

事故直後の福島第1原発3号機=2011年3月15日、東京電力提供 [コピーライト] 毎日新聞 事故直後の福島第1原発3号機=2011年3月15日、東京電力提供


 写真の右端が切れてしまうが、URLをクリックしていただければ、建屋の端から端まで全部写っています。
 福島第一原発の原子炉格納容器は黄色です。タイプは違いますが、東北電力の原子炉格納容器の写真がネットにあったので、比較のために転載します、ご覧ください。

*原子炉格納容器の写真 の画像検索結果


「原子炉格納容器の写真」の画像検索結果東通1号機原子炉格納容器組立工事


*沸騰水型軽水炉の写真
http://nagomi-web.com/hotnews/genpatu/genpatu_7.html



 こちらには写真と、建屋構造図が載っていますから、建屋の高さと原子炉格納容器の高さのおおよその割合がわかります。

  原子炉圧力容器の残骸と思われる場所から、大量の水蒸気が上がっています。溶鉱炉で融けた鉄をプールに流し込んだようなすさまじい量の水蒸気です。ちょうど原子炉圧力容器の位置から上がっています。写真では原子炉上部が吹き飛んでしまっています、吹き飛んだからこそその位置から水蒸気が立ち上っているように見えます。
 写真にはあるべき場所に黄色い原子炉格納容器が写っていないのです。黄色い色がどこにも見えないでしょう?

 原子炉格納容器は、原子炉建屋の高さのおおよそ3/4ありますから、原子炉格納容器が吹き飛んでいなければ、瓦礫の中に黄色の原子炉格納容器が写っていなければならなりませんが、東京電力が提供した事故後に瓦礫と化した原子炉建屋の写真には、原子炉格納容器はどこにも写っていません。半分くらいの高さのところに円筒形の物体が写っていますが黄色ではありません、鋼鉄の色をしています。おそらく原子炉圧力容器の残骸でしょう。その中心の位置から大量の水蒸気が噴出しているということは、原子炉圧力容器の上部も、原子炉格納容器の上部もないということ。あったとしたら、その周りから水蒸気が立ち上るはず。

 構造図を見ると、原子炉圧力容器の上部と原子炉格納容器の上部には隙間が2m程度のようです。原子炉格納容器の上部と使用済み燃料プールの底がほぼ同じ高さにあります。格納容器の上部が吹き飛べば、燃料プールも損傷を受けます。一部が吹き飛び残りが下の方へ崩れ落ちます。
 圧力容器の上部が吹き飛んだので、一緒に格納容器の上部も吹き飛び、使用済み燃料プールが崩れたのではないでしょうか。黄色の瓦礫(格納容器の破片や残存構造物)がまったく見えないのは、他にどういう事態を想定したら説明がつくのでしょう?

 遠くからの映像ですが、爆発の瞬間のビデオがありました。オレンジ色の閃光と黒い煙が上がり、大きな瓦礫がばらばらと落下している様子が写っていました。他の原子炉の爆発は白煙が上がっただけですが、3号炉はオレンジ色の閃光と真っ黒い煙が上がり、その後に大きな瓦礫が降ってくるのが(遠距離から望遠レンズで写したビデオに)はっきり写っていたのです。そうとう大きなものが落ちてきました。1,2,4号機の爆発とはまったく様相が違っていました。
 あれが原子炉格納装置の上部だとしたら、それを片付けた作業員がいるはずですし、指示を出したのは東京電力の人間です。写真にも原子炉格納容器の上部が存在しませんから、どこかにあるはずです。東電がこれらのことを隠蔽してしまったとしか考えられないのです。見事な隠蔽工作です、マスコミも原子炉格納容器がどこへいったのかスクープで来ません。東京電力に説明を求めたらいいだけのように思います。返事に窮するでしょう。

 事故後に飛行機から撮ったと思われる映像が流されたときにも、原子炉格納容器が確認できませんでした。
 プルサーマルでMOX燃料を使っていた原子炉が吹き飛んだとしたら、プルトニウムも飛散したはずです。実際に45km離れたところから、プルトニウムを含む燃料の小片が見つかっています。

*#1677 福島原発45km地点でプルトニウム検出 Oct. 5, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-10-06-1

 あらゆる状況証拠が原子炉本体が爆発して吹き飛んだことを示しているように思えますが、マスコミはどうして追跡取材しないのでしょう。

 放出放射能量の計算も、放射能被害の大きさもまるで違ってくるのではないでしょうか?
 小児甲状腺癌の患者が100人を超えました、チェルノブイリよりも多いということとも整合性がとれます。チェルノブイリの1/10の放射能放出量という前提自体が大きな間違いではないでしょうか。福島第一原発で放出された放射性物質はチェルノブイリ原発事故によるものよりもずっと多いと考えるしかなさそうです。MOX燃料を使用していた原子炉が臨界爆発を起こしたなんてことは世界初の大事件です。

 3号建屋の瓦礫写真に原子炉格納容器が写っていないことは2011年4月ころに弊ブログで採り上げています。わたしは今回初めて鮮明な3号建屋の写真を見ました。
 皆さんはどう判断しますか?

 他に合理的な説明があるだろうか?
 どなたか、わたしの素朴な疑問に答えていただけたらありがたい。

-----------------------------------------------------
**#1460 「原子炉圧力容器損傷か?:写真で検証
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-03-1

*#1462 「裸の王様:原子炉圧力容器は破損している 論より証拠、よく写真を見てごらん
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-05

*「#1463 福島第1原発3号炉はもう無い:東京電力社員退去要請の意味」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-04-06

 
 #1506 3号機爆発は使用済み燃料の即発臨界爆発だったという假説 May 7, 2011
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-05-07-2

 #1655 あらら、何を隠そうとしているの?:原子炉建屋にコンクリートの覆い Sep.21, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-09-21

*#1752 3号炉の原子炉格納容器上部は吹き飛んでいる  Nov. 26, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-11-27

 #2387 次の原発事故のために(8):トリチウムの問題 Aug. 29, 2013 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-08-29

 #3239 内部被爆の恐怖:福島原発からガラス状の微粒子となってセシウムが飛散した Feb. 16, 2016 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2016-02-15


      70%       20%      
 
日本経済 人気ブログランキング IN順 - 経済ブログ村教育ブログランキング - 教育ブログ村


<反対意見あり> 2016年3月12日追記
「福島第一原発3号機は核爆発していたのか?――原発事故のデマや誤解を考える
前の10件 | - 東日本大震災&福島原発事故 ブログトップ
メッセージを送る