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#3601 長時間の部活は学力を下げる : 全国学力調査アンケート分析 Aug. 31, 2017 [データに基づく教育論議]

 全国学力テストのときに並行して行われるアンケート調査で標記の結果が出た。
*https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170828-00000062-ann-soci
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部活時間と正答率の関係に注目 全国学力テスト結果

部活の時間が1時間以上、2時間未満の生徒の正答率が高くなりました

 文部科学省が全国の小学6年生と中学3年生を対象に行った学力テストの結果を発表しました。小学校では去年に引き続いて石川県が、中学校では4年連続で福井県がトップになりました。中学生の部活動の時間についても調べたところ、すべてのテストで一日あたり「1時間以上、2時間未満」と回答した生徒の正答率が高い結果になりました。調査は「30分未満」「3時間以上」など6つの選択肢から選ぶ方式でしたが、文科省は「部活動の時間と学力の因果関係が示された訳ではない」としています。
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  「因果関係が示されたわけではない」としているのは当たり前ではあるが、論点ずらしのズルい表現。統計データで言えるのは相関関係の程度や統計的に有意か否かということだから、そこに言及しないで「因果関係」の有無に話をすり替えるのは判断を誤らせる元。正直に言え、6区分の部活時間と学力の相関関係を分析した結果、部活時間と学力の間に強い相関関係があったと。相関係数を含めてデータを公開すべきだ。
  統計的に正しい言い方は「長時間の部活動は学力を低下させるということがアンケートデータの調査結果から統計的に言いうる。これら2項目の間には強い正の相関関係があると認められた」ということ。統計学の初歩的知識があれば、こういう話のすり替えに騙されることはないから、勉強はやれる時にやっておくべきだ。社会人になってから、あるいはお母さんになってからでも遅くはない。わからないところがあれば、そのあたりを訊くことのできる友人や知人を身近につくるといい。
  ところで長時間の部活はじつは副作用が大きいのだが、みなさんは気がついておられるだろうか?
  工夫せずに似たようなメニューでだらだらと長時間やれば、それが習慣になり、しまには性格になってしまうもの。企業人となっても同じ行動パターンがでてしまう。仕事に工夫をしない、だらだら残業する、そういう人が増えたら会社はしだいにダメになる。地元企業は根室高校の一つ一つの部活がどういうトレーニングをしているのかに関心をもとう。中高と6年間だらだらやる癖をつけてしまったら、8割は性格になってしまっている。一種の「生活習慣病」だから治療はむずかしい。自分で治すしかないが、ほとんどの人はそのまま、難病指定をしてもいいぐらいで、一生その生活習慣病と共生しなけりゃいけなくなる。
  メニューを工夫して短時間トレーニングで成果を上げている部活経験者は仕事のやり方も違うだろう。
  そうした理由で、だらだら長時間部活経験者は民間企業からすると採用要注意である。ちゃんとやっている学校もあるので紹介しよう。

*#2629 文武両道:日本一短い練習で甲子園目指す小山台高校 mar.23, 2014
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-03-23


<生徒たちの未来のために根室の大人たちがやるべきこと>
  中学校の先生たちは部活指導にたくさんの時間を費やしている。土日も部活指導ではたまったものではない。担当教科の授業時間数よりも多いのが普通だろう。本業は授業だから、時間数から見ても本末転倒の姿が現実にある。生徒たちの学力向上と教員の負担軽減のために先生たち自身と関係者の皆さんが協力して次の三項目を実施してはもらえないだろうか。

  ●土日連続の部活禁止
  ●週に2日は部活をしない日をとる
  ●放課後の部活は1時間半を目安とし、2時間以上は禁止

  これくらいのことをしないとだめだろう。市教委が先頭に立ってやらないとできない。部活に異常に熱心な保護者が多いから、学校に任せておいたら解決がむずかしい。市教委と学校とPTAで協力して取り組むべき課題だ。今回の全国学力調査結果を契機にやればいい。
  学力不振の生徒に放課後補習の日を週に1日設けてはくれないか個別指導しないと救えない生徒が根室市内の市街化地域の各学校に2-4割ほどいる。漢字が書けない(小学校卒業程度の漢字が5割程度しか書けない)、大人の話す語彙が理解できない、分数や少数の加減乗除算が満足にできないようでは、社会に出た時に困るから、放置してよい問題ではないとわたしは思う。

<子どもたちの未来を想像する力をもとう>
  学力はどうでもよいと考える保護者は多くないだろう。現在の中学生が30歳になるころには、非正規雇用割合が50~60%になっているだろう。10人中5-6人は非正規雇用で、年収100-180万円だ。経済的に自立できず、結婚できない男の子たちが半数いるということ。男の半数が結婚できなければ、女の子たちも結婚できないことになる。普通の家庭を営むのが難しい世の中に変わりつつある。勉強そっちのけで部活ばかりにうつつを抜かしていたらどういうことになるのか想像力を働かせてもらいたい。
「勉強なんかしなくてよい、船に乗れば稼げる」そんなことがよく言われていたし、実際に稼げた時代があった。減船減船で船も減ったし、資源量も激減したから昔とは状況がまったく違う。



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#2629より転載: 面従腹背
  道教委は旗を振れど、3年半たっても根室市教委は背を向けているという構図か。

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 読売オンラインに掲載されたニュースを紹介する。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20140313-OYT8T00019.htm

 
 道教委が大谷翔平選手を起用し「文武両道」と大書きしたポスターを作成した。


20140313-320898-1-N











(読売オンラインニュースより転載)

 日ハムの大谷翔平君がバットを構えた姿に「文武両道」の文字を入れたポスター、なかなかかっこよいではないか。
 北海道教育委員会義務教育課が制作した「啓発ポスター」で、ブカツ偏重のケースの多いことが学力低下の一因をなしているとの認識がベースにあり、過度なブカツを控え、学業と両立させないといけませんよとのメッセージが込められている。学校の先生と「熱狂的なブカツ支持」の保護者へ向けたものだろう。

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