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#3463 福島県沖M7.4の地震あり:数学は役に立つ Nov. 22, 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

 根室は今朝初雪でした。8時ころはうっすら雪化粧、通学の子供たちはべちゃべちゃになった歩道を歩いていました。9時ころには雨に変わっています。朝9時の気温は1.0度。今夜と明日の明け方はブラックアイスバーンの可能性がありましから、速度を落として安全運転してください。

 今朝5時59分福島県沖20km、震度25kmの浅いところで正断層型地震が起きました。ベッドの中でラジオを聴いていたら、6時の時報とともに地震の警報が入ったのです。根室はゆれませんでしたから、マグニチュードは小さいと判断しました。5年前のときは番組を放送していた東京のスタジオと根室が同時にゆれたので、真ん中の東北沖が震源地だろうとすぐに推測がつきました。

 福島第2原発では3号炉の使用済み核燃料プールの水が下がり、6時10分冷却水循環用のポンプが停止しています。点検後7時43分にポンプは再起動しました。無事でよかった。
 安部総理大臣は外遊中で、ペルーについで今日は地球の裏側のアルゼンチンにいます。
 
 NHKで震源地について詳しい情報がないので、民放をみていたら、福島県沖20kmくらいのところで起きたと言ってました。ここに地図帳があり、東北地方を開いてみたら1/880,000の地図が載っています、この地図だと福島県沖20kmはどれくらいの位置なのでしょう。仙台で太平洋と日本海を直線で結ぶと17cmであります。さあ、計算してみましょう。

 もうひとつ、2011年3月の東北大地震はM9.0と後で公表数値が大きくなりましたが、それに比べて今回のM7.4はどれくらいの規模か計算してみましょう、対数計算が必要ですから、計算式があれば数Ⅱを既習の高校生なら計算できます。

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< 計算 >
①20km÷800,000=2,000,000cm÷800,000=2.5cm

  地図に海岸から2.5cmのところにプロットしてみたらわかりますが、「海岸で起きた」と言ってもよいでしょう。テレビ報道では100kmくらい離れた感じで×印がついていました。
(実際の距離は根室駅と納沙布岬ぐらいです。関東大震災の震源は相模湾西部で、東京駅から直線距離で60kmほどです。)

②計算式をネットで検索したら、次の式が出てきました。
 log[10]E=1.5M+4.8
 マグニチュードの差は「9.0-7.4=1.6」ですから、次の式で計算できます。定数の4.8は引き算で消えます。
 10^(1.5×1.6)=251.2
 M9.0はM7.4の251倍のエネルギーをもっていることがわかります。つまり、東北大震災の1/251の規模の地震だったということ。
  参考までにわたしの使っている科学技術計算専用計算機での実際の操作を書くと次のようになります。
   10「enter」1.5「enter」1.6「×」「y^x」
 「」は押すべき演算キーを表します。これだけで計算できます、簡単でしょ!

(わたしは関数機能満載のプログラムのできる科学技術用計算機を1978年以来利用しています。まもなく40年ですね。使ったのはHP-67、HP-97、HP-41cx、HP-48g、HP-35sの5台ですが、いまは1984年に購入したHP-41cxと8年前に購入したHP-35sの二つを使っています。グラフ機能付きのHP-48gは中国製で、2年で壊れてしまいました。最初の2台はシンガポール製でした。HP-35(中国製ですから0キーの調子がよくありません、押してもはいらないことがしばしば起きるので、目視で確認してます)は1万円ほどで買えますから、高校生はお小遣いで購入したらいかがですか?)
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 M7.4程度の地震なら、日本全国どこでも起こりえます。知られている断層は100個にひとつぐらいでしょう。プレート境界上で巨大地震が起きた後は、内陸部に歪がたまりますから、それを解放するためにしばらくの間、内陸部の断層を震源とする浅いところで地震が起きやすくなるのでしょう。全国どこで浅い活断層を震源とする地震が起きても不思議ではない状態のようです。
 原発の周囲半径30kmくらいの円内にある活断層を震源として、浅いところでM7クラスの地震が起きたらと考えるとぞっとします。震源が浅いほど揺れは大きくなりますから、震度6-7の地震はどこで起きても不思議ではありません。原子炉の下部に蛸の足のように数十本のパイプや測定器がぶら下がっていますが、そのうちのいくつかが揺れで破壊されます。構造上防ぎようがないのでしょう。おそらく、そんなことは百も承知で原子力規制委員会は再稼動を認めています。利権を守る力はかくも大きい。
 原発のある市町村もその周辺の市町村に住む住民も運命共同体で、いずれ帰るべきふるさとを失うことになります。こんなに大きなリスクを抱える原発ですが、地震が多い日本にほんとうに必要なのでしょうか?
 原発による発電メリットと、原発事故のリスクや使用済み核燃料を再処理・濃縮して10万年も安全に保管するコストを天秤にかけたら、どちらへ傾くかはやらなくたってわかります。
 どうしてこんなに簡単な理屈が政治の世界では捻じ曲がってしまうのでしょう。利権がらみだからです、それで大もうけをしている人や、それでたくさんの補助金を享受してわが世の春を歌っている市町村があり、原発のあることで生活している人たちがいるからです。公共の利益よりも自分の利益のほうが大事と考える人たちが少なくないから、こうなるのでしょう。
 人が自分の利益を大きくしようと考える限り、原発は稼動し続け、いつかまた事故を起こします
 小欲知足の価値観で経済社会を創り直さなければ、繰り返し深刻な原発事故が起きます、それは明日かもしれません。
 予測されている、連動型の東海・南海巨大地震が起きたら、各地の原発は無事に済むのでしょうか。人間ではないのですから、自然には容赦というものがありません。
 日本人が1.2万年日本列島で守り伝えてきた遺伝子プールが決定的なダメージを受けてしまいます。おそらく、日本人は日本人として伝統と文化を受け継いでいけなくなります。
 「美しい日本」を唱えた総理大臣がノイローゼで退陣し、再び総理大臣の椅子に座っています。驚くほど元気に世界中を旅行して歩いて、数千億円単位のお金をばら撒き続けています。
 未来の日本人は歴史を振り返って、あの総理大臣のときに「美しい日本」が失われたのだと慨嘆することになるのでしょう。

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HP-67とHP-97・・・1978年から1984年1月まで使っていました。産業用エレクトロニクス輸入商社のオーナー社長の関社長(2代目)が自社経営分析のために電卓をたたいて統計計算をしていたので、入社1ヵ月後にプレゼントしてくれました。これで1日かかっていた計算をプログラミングすることで30分に短縮しました。便利で使い勝手がいいので、さまざまな統計解析をしました。当時の値段は11万円と22万円(プリンタ付き)でした。高価だったので、5年間使った愛機でしたが退職時にお返ししました。プリンタ付きの方のHP-97 がこの5台の中では一番使いやすかった。データも作成したプログラムも小さなプラスチック製の磁気カード(1cm×8cmくらいの大きさ)に保存できたのです。専用の保存ファイルに整理してありました。この計算機はマイクロ波計測器の制御にも使えます。
Hp 67 powered.jpg

 HP-41cx・・・これは仕事で使うので、SRLに入社したときに買ってもらいました。統計計算ソフトと両方で5万円ほど。これで、学術営業のS藤君(現・栄養医学研究所長)がニューヨークから取りよせた出生前診断検査のグラフからカーブ・フィッティングで式を求めて、MoM値計算システムをつくり、沖縄米軍の要請に応えました。その後、慶応大学医学部産婦人科との共同研究をやり、日本人のMoM値の標準値が決まりました。日本人は白人よりも30%ほど高かったのです。世界的に意義のある共同研究でした。SRLシステム部が不可能と拒絶したのを、パソコンシステムでメインフレームとファイル結合することで可能にしました。多変量解析はSRL研究部のF川君の担当でした。検査試薬は製薬メーカ2社に協力いただきました。E3(エストリオール)、hcg、AFPの三項目だったと思います。共同研究のスタートは1990年でした。学会発表はすべて慶応大学医学部産婦人科教室のドクターです。そういう分担でした。この計算機が使えたから、システム仕様書は1日で書きあがりました。道具の良し悪しが仕事の結果に大きく影響しています。

hp41cx01



HP-48g・・・自前で買いました。4.5万円くらいでした。
Hewlett-Packard 48GX Scientific Graphing Calculator.jpg
HP-35
hp 35s 関数電卓 日本語マニュアル付属 HP35S-J


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