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#3304 補助金もらって寝て待つ2島返還論:楽するとろくなことがない  May 28, 2016 [北方領土]

<更新情報>
5/29 午前2時 <余談-1:予算の肥大化と市議会のチェック機能> <余談-2:更新されない市議会ホームページ>他 追記


 6時から総合文化会館2階で開かれた根室市議会報告会へ行って来ました。平成25年が初回で、第4回目だそうです。34名の市民が集いました。回を重ねるごとに参加人数が増えていますので、市議会への市民意識が高くなってきたようです。初回は市議18名に市民8名の参加だったそうです。意見交換の時間が足りないので、この次は6時から9時までか、1時から6時まで時間を前倒しでやったらどうでしょう?

 6時から50分間3常任委員会と2特別委員会の報告がなされて、それから1時間ほどの意見交換がありました。

 びっくりしたのは水産関係者と思われるお二人の方の北方領土返還論でした。2島返還でいいというのです。国後島と択捉島は北方領土全体の93%です、それを放棄して7%だけでいいのでしょうか?2島返還論を声高に主張していました。
 根室の町にはいろんな意見があります。水産関係の人のようでしたから、切羽詰って自棄(やけ)を起こしているようで、いい大人が駄々っ子のように見えました。根室の町のためだそうですが、話を聞いていてわたしにはさっぱりうなずけませんでした。おそらく中学生に聞いてもらっても大半がわたしと同じような感慨を抱いたでしょう。2島返還ならそれはそれで結構ですが、60歳を過ぎたらもっと説得力のある意見が言えなくては情けない。もっと大人の議論が聞きたかった。
 4島の面積がどうなっているのか、それすら挙げずに議論しても不毛でしょう。事実を踏まえて意見を述べてもらいたかった2島返還論を主張するときには、「歯舞色丹群島は北方四島の面積の7%に過ぎない、国後島は沖縄本島よりも大きいし、択捉島にいたっては沖縄本島の2.6倍あります」ちゃんと事実関係を説明してから、自分の意見を述べるのが大人のやり方、違いますか?
 弊ブログ#2794で各島の面積を挙げて論じているのでご覧ください。

*#2794 争点整理④: 北方領土問題 Aug. 31, 2014 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-08-31
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 北方四島が返還されたら、羅臼の漁師は漁獲量激減で困窮するだろう。違法操業はしなくても安全操業A地域とB地域へ出漁しているから、根室の漁師への影響も小さくない。
 つまり、根室管内の漁師たちは北方四島が帰ってこない現状の方が都合がよい。2島返還で国後島と択捉島が戻ってこないことが根室管内の船主にとってベストチョイスだ。北方領土の面積は5,038平方km国後島1,499平方km択捉島3,184平方kmの2島は北方領土全体の93.0%を占めている。比較のために書いておくが択捉島は沖縄本島1,206平方kmの2.6倍も大きい
 北方領土面積の93%を占める国後島と択捉島を外した返還交渉はありえない話だ。7%に過ぎない歯舞群島と色丹島の2島返還でいいならロシアはいつでもそれで決着をつけるだろう。私がロシアの外交官なら、日本人はバカではないかと思うだろう。世界の国々もそう思うに違いない、その結果、日本人の国際的な評価は著しく下がることになる
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 2島返還なんて言い出したら、日本が世界中からバカにされます。四島返還はありえないとお二人の方が仰いましたが、自分の智慧が足りないとは考えないのでしょうか?

 四島返還が仕事だとすると、どうやったら四島返還が実現できるのかと考えるところからはじめるのがあたりまえです。赤字の会社を黒字の高収益会社にするのと同じことです。わたしは根室高校を卒業して東京の学校へ進学し、就職してから転職を重ねると同時に、そういう仕事を何度かやりました。仕事の機会に恵まれたということです。
 よい仕事に恵まれたとどうして思えないのですか?端(ハナ)からできないものだとあきらめてどうします。「あれはできないこれもできない」では仕事になりませんね。サラリーマンなら、「できない言い訳をしてもらうために給料を払っているわけではない、仕事をしろ」と上司や社長に言われます。
 どうやれば可能になるのか、やれることは何なのか考える、つまり仕事の段取りを考えるわけです。自分たちでできることすら考えず、やりもしないで結論を出すのが好きな根室人が少なくありません。だから戦後70年経ってもまともな北方領土返還戦略が描けなかった、ほんとうに情けない。ちゃんとした議論の仕方を学んでください。

 弊ブログで現実的な返還論=極論を論じていますので、紹介します。

#2794から抜粋
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<戦略思考の欠如:MIRV開発計画の公表による現状打破>
 わたしはMIRV(Multiple Independently-targetable Reentry Vehicle:多核弾道ミサイル)を開発・組み立て・解体して見せたらいいと何度か弊ブログに書いている。MIRVを保有しているのは米国・ロシア・英国・フランス・中国の五カ国のみである。いずれも国連安全保障常任理事国。
 根室半島と宗谷岬に10基ずつ配備してデモンストレーションしたらいい。国連安全保障常任理事国が動かざるを得なくなる。日本には精製済みのプルトニュウムが43トンある。いまある未処理の原発核燃料廃棄物を精製すればいくらでも原料が調達可能だ。製造に必要な機器(遠心分離機)も核爆発シミュレーション用のスーパコンピュータも、開発技術も製造技術もすべて国産でそろえられるのは世界中でも数カ国しかない運搬用のロケットは人工衛星打ち上げで商用段階に入っている
 MIRVだけでなく、ミサイル誘導に必用な全地球測位システムを瞬時に無効にする技術開発だって可能だろう。要点は具体的な開発計画を公表して予算をつけることだ。国連安全保障常任理事国全てが凝視せざるを得ない
 5000名もの優秀な飛行士が訓練して神風特攻隊をやった国がMIRVを保有したら、ロシアも中国も北朝鮮も震撼する、なにより玉砕攻撃や神風特別攻撃を体験した米国が一番嫌がるに違いない。つまり、米国や中国が本気でロシアに圧力をかけざるを得なくなるということだ
 理不尽なことをいつまでも続けていたら黙っていない国のあることを知らしめよ中国・韓国・北朝鮮を除くアジア諸国は日本がMIRVを保有することを歓迎するだろう
 根室市議会でMIRVの開発・組み立て・配備要望を可決し、政府に対して提出するだけでいい。実現不可能な要望書の可決だけでも外交上はロシアへの大きな圧力となりうる。2島返還論など消し飛んでしまう。
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 種子島のロケットは液体燃料です、東大宇宙航空研究所が固体燃料ロケットの開発をしていましたが、米国からのクレームで中止しています。核ミサイル転用ができるからです。もうじきトランプ氏が米国大統領になれば、研究の再開ができます。液体燃料ロケットは、燃料の注入をしてからでないと発射できませんが、固体燃料ならいつでもスィッチを押して発射できます。
 納沙布岬周辺に5基、知床岬に5基、稚内に10基、計20基。尖閣諸島にも軍隊を置いて、ミサイル配備をします。ロシアも中国もたくさんの多核弾道ミサイルを保有しています。領土問題に関しては日本は断固とした意志を明らかにすべきですあいまいにしておくと、なめられて戦争を仕掛けられてしまいます。たとえば、「尖閣列島に上陸したら、半数のミサイルを中国本土へ向けて発射する」、そう明言すればよい。日本がそう明言したら尖閣列島に上陸するようなバカな真似はできませんよ。
 玉砕と称する戦いをアッツ島でも、203高地でも、日本海海戦でも、神風特攻隊でも、日本軍は繰り返しやりました。
(中共軍は国民党軍とは違って腑抜けで「長征」と称し、延安まで逃げて日本軍とはほとんど戦わなかったというのが事実です。強力な軍備と覚悟がなければ、南沙諸島のように中国にいいように蹂躙されてしまいます。中国やロシアに対しては弱腰はつねに戦争の危険を招きます)

 ロシアが北方領土問題で譲歩すれば多核弾道ミサイル開発・組立・配備計画をやめたらいいのです。譲歩がなければ、計画通りにミサイル開発・組立・配備をします。
 多核弾道ミサイル保有国になれば日本を国連安全保障理事国に入れざるをえなくなります。そこで堂々と、日本の国益に沿った正論を主張したらいい。
 ロシアという交渉相手が多核弾道ミサイルと強力な軍隊をもっているのに、背景に武力のない外交交渉は軟弱でいままでのように無視され続けます。

  三つ目の論点は北方領土が返還されなければ根室の発展はないというもの。これは嘘でしょう、反例を挙げます。中標津町は団塊世代のわたしが中学生のころは人口1.5万人でしたが、そのころ根室は4万人を越えていました。いまでは中標津町が2.5万人ほど、根室市は2.7万人です。中標津はこんなに発展したのに根室の人口が4割も減ったのは北方領土が返ってこないからですか?理由になりません。数学的には反例を一つ挙げればいいだけ。論拠のない主張は子どもじみてみったくないからやめましょう。
 北方領土なんか帰ってこなくても町は発展するんです、中標津が好例です。「北方領土が返ってくれば」と補助金を引くことだけを考えて、一部の者たちだけの閉鎖的な「村」で議論するだけで、市民フリー参加型の町づくりをしてこなかった。根室は町づくりにしっかりしたプランがなかっただけではないですか。企業経営も「根室基準」で遅れたまま、その多くが決算情報すら従業員に公開しないのですから、閉鎖的です。これでは予算制度の導入すらできません。根室の地元企業は自己改革が必要です。それがなければ、少子高齢化はますます進行するだけです。
 中標津は市民自由参加で町づくりのプランニングをしています。根室は閉鎖的で、町づくりに市民が自由参加できる仕組みがありません。そういう場をつくればいいのです。そういう仕事を市議会が担ってもらいたい

 補助金漬けの恒例行事化した領土返還運動なんて誰が共感しますか?60年以上も補助金もらって動いてきただけ。自分のお金も頭も使わない北方領土返還運動が国民の共感を呼ぶと思いますか?東京でデモ行進している人の何%が自分のお金を出してやっています?金刀比羅神社のお祭りを見てください、市民がお金を寄付して成り立っています、毎年盛況です。補助金で金刀比羅神社のお祭りをやるようではダメだということはわかるのに、どうして北方領土返還運動になると、判断が違ってしまうのですか?
 自分たちがやるべきことをやらず、自分たちのできることすらやらずに、「北方領土返還!」なんて、東京を歩いても誰が注目してくれますか?返還運動諸団体も根室市も運動のやり方を反省すべきです。道は自分たちで拓きましょう

 根室市議会は政府に対して「MIRV(多核弾道ミサイル)の開発・組立・配備要求」を決議してください。トランプ氏が米国大統領になったら、一気に進められます。政府がどうしようと構わない、根室市議会が決議をしただけで、外交上の大きな圧力が生まれます。まず、わたしたちがやれることをやりましょう。
 実際に計画が動き出せば、国連安全保障理事会はほうってはおけません。国際世論を味方につけましょう。自分の頭で考えず、補助金と日本の外務省を当てにするから70年間北方領土返還がちっとも前に進まないのです。
 そろそろ根室っ子の本気と意地を見せてやりませんか


<余談-1:予算肥大化と市議会のチェック機能>
 「平成28年度予算の概要」という資料が配られました。1ページ目に実にいい表が載っていました。平成18年度~平成28年度までの予算額の棒グラフです。作成した市議さんたちは予算肥大化にすくなからず問題意識があるようです。
 意見交換の時間が足りなかったので、質問を遠慮しましたので、ここに数字だけ書いておきます。

 年度 億円 万人
 H18  146   3.1
  H19  141   3.0
  H20  147   3.0
  H21  145   3.0
  H22  154   2.9
  H23  160   2.9
  H24  164   2.9
  H25  166
  H26  166
  H27  170
  H28  168   2.7 (4月1日)

 10年間で4000人減少しています。

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五年単位で人口減少をみると減少加速の様子がよくわかる。

 2000年 -1784人
 2005年 -1948人
 2010年 -2001人
=====================


 この10年間で人口は13%減少したのに、予算額は15%も増加しています人口比で考えると、平成28年度の予算規模は、127億円が適正です。41億円も多い
 根室市の借金は減っていません。市税収入はわずか28億円程度です。民間企業経験の長かったわたしには絵に描いたような放漫予算に見えますが、市議さんたちにはそうは見えないのでしょうか?
 予算膨張に市議会のチェック機能が麻痺しているように見えますがいかが?

*根室市の人口推移表 「#2542 根室の人口:『広報ねむろ1月号』より Dec. 26, 2013」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-12-25

【社会保障・人口問題研究所推計データ】
2010年29,201年平均変化率 
2015年27,203-1.37  
2020年25,390-1.33  
2025年23,494-1.49  
2030年21,571-1.64  
2035年19,697-1.74  
2040年17,892-1.83  

 

<余談-2:更新されない市議会ホームページ>
 3つの常任委員会のメンバー変更が3月にあったようですが、ホームページがいまだに更新されないのはどういうわけでしょう?
 

*#195「少し過激な北方領土返還論」MIRV(多核弾道ミサイル)開発・組み立て・解体ショー
ロシアをぎゃふんといわせ北方領土を返還させるための具体論
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-06-07

 #465「"Japan sent uranium to U.S. in secret"は北方領土返還運動の好機か?」
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2008-12-30

  #1401「ロシアがフランスから新型軍艦を購入し北方領土へ配備、対抗措置はあるか」
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-03-1

 #1892 映画「マーガレット・サッチャー」と北方領土 Apr. 6, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-04-06

 
#1965 ビザなし交流=通過型観光旅行? June 8, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-08

 #1969 北方領土問題コメント(欄)対話(1): ビザなし交流の虚実  June 11, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-11

 #1973 ビザなし交流in択捉島 住民交流会:もちつもたれつ  June 14, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-06-14

 #2050 竹島と北方領土 :韓国大統領の竹島上陸にどう対抗する?  Aug. 10, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-10-2

 #2053 マーガレット・サッチャーと領土問題(2) : 北方領土・竹島・尖閣列島 Aug. 14, 2012
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-14

 #2054 マーガレット・サッチャーと領土問題(3) : Aug.16, 2012 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-08-16

 #2095 おろかな領土紛争:白人支配終焉のチャンス
  http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-28

  #2097 中国や韓国と如何に付き合うべきか
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2012-09-29

 #2301 実録北方領土ビザなし訪問 :同行医師の記録 May 19, 2013 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19

 #2585 北方領土の日: 現実的な四島返還構想 MIRV開発 Feb.7, 2014 
 http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-02-07

 #2656 北方領土返還運動:おかしな「元島民」の定義  Apr. 23, 2014 
 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-23



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コメント 2

相川始

2島返還論者が徐々に市内でも増加してきています。
ただ私から見ると、根室市全体が弱体化し、地域活性化させるための、一時的な方法でしかないという感がある。
過去にも2島返還の話があったはずだが、その時は4島返還が絶対条件として却下し、今この状況になって2島返還では今までの活動が無に帰すのでは?

水産関連はロシアの締付けで既に死に体の状態で、回復させるには、北方領土で漁獲できることで回復を望んでいるのでしょう。
しかし根室市全体から見ると、一時的に回復できるかが怪しいところである。既に商店街の活気もなく、人口が減少し続け、若者も少ない状態の街に今未来はあるのか?

予算も誰も口を挟まない。
議員も見て見ぬふり。
一部の企業とだけ協力する体制。

こんなのでよい街づくりなんてできない。
by 相川始 (2016-05-30 07:39) 

ebisu

相川さん

こんにちは

ロシアがウクライナの件で経済制裁下にあり、EUから農産物の輸入ができなくなり、食糧事情が悪化しています。北方領土から獲れる水産物の重要性が増しています。
ロシア側の資源乱獲もあり、ロシアが漁獲制限に動くのは推測のできたことです。
何かがあるたびに右往左往して、補助金要請をする。
まともなビジョンのないことが根室の町が衰退する原因です。
一部の有力者だけがメンバーとなる委員会や団体という閉鎖的な村で町の運営を決めてきたからです。

ふるさと納税12億円の返礼にいくら使ったのか、報告会でも報告がありませんでした。
この制度は返礼を禁止すべきです。納税ではなく合法的脱税になっています。
一部の業者と市の癒着をますます助長しています。


>予算も誰も口を挟まない。
>議員も見て見ぬふり。
>一部の企業とだけ協力する体制。

>こんなのでよい街づくりなんてできない。

ごもっとも。
市民との対話を繰り返すことで、市議の意識もすこしずつ変わりつつあるのだと思います。
by ebisu (2016-05-30 12:18) 

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