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#3270 根室も四百年に一度の大地震が近い:熊本大地震は他人事ではない Apr. 15, 2016 [東日本大震災&福島原発事故]

<更新情報>
4/16 朝9時 諸々追記した。

<熊本大地震:九州で大地震はないと思っていた住民>
 昨日(4月14日)21時26分、震度7の熊本大地震が発生した。震源域が浅かったので震度が大きく被害が大きかった。被災地の状況は夜が明けてから判明しはじめた。
(16日午前1時25分にM7.3の地震があり、気象庁はこれを本震と認定した。したがって14日のM6.4は本震の前兆ということになった。)

<南海大地震経験者の証言>
 1972年ころ紳士服の製造卸の会社勤務をしていたときのことだが、ベテラン裁断師の浦田さんが1946年12月21日に発生した南海大地震の経験談を話してくれたことがあった。四国中村市(現・四万十川市)で起きた大地震はMj8.0、死者1443名、家屋全壊11,591戸の大災害だった。浦田さんがいうには、地震には通り道があるというのである。帯状に全壊家屋が並んでおり、そこを10mも外れた家屋は倒壊を免れていたという。
 今回の熊本大地震でも同じことが起きている。

<高潮被害は根室半島の沈下が原因>
 さて、2012年12月23日の日経サイエンス誌によれば、わがふるさと根室はこの百年間毎年1cm沈み込んでいるという
 団塊世代が小学校のころに比べて、根室市は60cm沈み込んでいることになる。小学生のころ、豪雨があれば、緑町と汐見町は洪水を繰り返したが、高潮の被害は一度もなかった。地球温暖化で高潮被害が起きているのかと勘違いしている人がいるかもしれないが、根室は60年前に比べて60cmも地盤沈下が起きているのだから、爆弾低気圧で高潮被害が起きるのはあたりまえ。

 あと40年もすればさらに40cm沈むから合計で1mにもなる、緑町や汐見町やハッタリなどの低地帯は「海あるいは入り江」になるのだろう。人口が加速的に減少しているから、低地を選んで住居や店舗を建設する必要はないだろう。防潮堤などつくらずに自然に任せて海と化していいのではないか?

<根室半島沈下は巨大地震の前兆現象>
 問題なのは、加速的に沈みこむことで、地殻に巨大な歪が蓄積していること。根室半島の地層分析によれば、北海道東部海岸は5500年間に15回の巨大地震を起こして津波被害を受けてきた平均すると400年に1度の割合で根室東方沖巨大地震と大津波に見舞われてきた。最後に起きたのは17世紀だそうだから、それからすでに400年が経っている。そろそろ危険な期間に突入したと考えるべきだろう。熊本大地震は根室の住人にとって他人事ではないのである。
 60cm沈み込んだ根室半島は、20mの津波を伴う巨大地震が起きれば隆起するから、そのときになれば防潮堤は無用の長物と化す。自然相手に戦う必要はなく、逃げたらいい、逃げるしかないのである。高さ20mの津波でも壊れない建物はコストがかかりすぎるから「避難所」以外は不要である。中国のことわざに、「三十六計逃げるにしかず」というではないか。

*「巨大地震、北海道東方沖が要注意 日経サイエンス
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2101D_R21C11A2000000/

 1994年10月4日22時22分に発生した北海道東方沖大地震では根室で倒壊家屋があったが、あれを上回る巨大地震が根室半島に迫っているのは事実のようだ。産業技術研究所と北大の平川特任教授の地層調査によれば20mの丘陵にまで到達した津波の痕跡があるという。根室市街地で一番高いのは浄水所のあった光洋町の44mである。光洋町のセブンイレブンと光洋中学校の間の丘が一番高い。太平洋側にある花咲港や浜松地区、桂木浜、歯舞などは壊滅する。
 たとえば、全国一のサンマの水揚げを誇る花咲港や歯舞港の市場が流されれば、すぐにも再建しなければ魚の水揚げすらできないことになる。だから、それが可能なように、復興資金を積み立てておくことが肝要なのである。そういうときに返すべき借金があったらとても持ちこたえられない。

 根室半島で20m以下のところが太平洋からオホーツク海まで続いている部分があれば、そこだけは津波が太平洋からオホーツク海へと通り抜ける。四百年に一度の大津波に備えるために、標高10mごとに地域を色分けした地図を作製・配布して、市民へ周知徹底する必要があるのだろう。
 徒歩10分以内に30mの高台のない地区もあるから、そこには津波が来たときに避難できる鉄筋コンクリートの避難施設を用意する必要がある。ふだんはまったく必要がない無用の長物だが、命を救うために必要である。大津波が来ても命が助かり復興資金の積み立てがあればなんとかなる。子や孫のために当代のわたしたちがなすべきことは山ほどある

(数日前の北海道新聞根室地域版は、大津波の最大高は太平洋側で32m、オホーツク海側で4.9mと報じていた。 4/21追記)

<釧路根室管内巨大地震対策共同プロジェクト構想>
 根室よりも、海岸部の低地に市街化地域の広がる釧路の方が甚大な被害が出る。浜中町、厚岸町、羅臼町や別海町と一緒に対策を検討したらよろしい。釧路根室管内初の共同プロジェクトにしてコミュニケーションをよくしたらいいではないか?
 浜中農協の石橋組合長をプロジェクト・メンバーに加えたら、何かよいアイデアを出してくれるにちがいない。

<大災害に備えて借金を減らし、復興資金をいまから積み立てよ>
 根室市は病院の建て替えに市が招聘したコンサルタント提案の2倍、70億円ものお金をかけた。新築後の病院事業は最大11億円の赤字のはずが10年前の2倍の赤字(年額17億円)を出し続け、明治公園を40億円もかけて再開発する計画を進めている。その結果、この12年間で人口が5000人も減少したにもかかわらず、市債の残高が減っていない。
 本来なら、借金をなくして、来るかもしれない大災害に備えて資金を積み立てておくべきだが、そういうビジョンは現在の長谷川市長にはまったくないが、市の幹部職員や一般職員に志の高い者が数名いることを期待したい。構想と具体的な仕事の手順を温めておいてもらいたい、使うときが来る。

 国も同じことだが、富士山の大噴火や関東大震災に備えて、首都機能移転構想を練り、200兆円ほどの資金を蓄積しておくべきときに放漫財政でお金を浪費している、まことに愚かな話である。
 先を見通して、ビジョンを提示し、先手を打てる市議や国会議員がいるだろうか?
 志の高さが問われている。健全な保守主義を標榜する市議や道議、そして国会議員がいてもらいたい
 首長の中に消極的な者がいるなら、各市町議会長の連絡会議で事を起こせばいい。釧路市議会長の月田さんは協力を惜しまないだろう。来月「釧路の教育を考える会」の年次総会が予定されているから、その後の飲み会で話してみたい。根室の市議会議長も月田さんをよくご存知だ。道東の道議も「丹頂の会」とかいう集まりがあったのではないか。ふるさとのためである、いろいろなレベルでプロジェクト発足に協力したらいい。

 孫たちにこう言われてみたいとは思わないか?
「家(うち)のおじいちゃん市議(あるいは道議ないしは国会議員)だったけど、立派な仕事をしておいてくれた、地震と津波の大災害があったけど、大きな積み立て資金があったのでずいぶん助かった」

 深刻な被害が予想される漁業者や漁業協同組合も津波による塩害が予想される酪農家や農業協同組合も、復興資金の積み立てを厚くしておくべきではないのかね。
 「備えあれば憂いなし」


*#1782 北海道大震災:根室・釧路沖 400年に一度の巨大地震の可能性あり Dec.25, 2011 
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-12-24


<余談:ゲリー・ボーネルの予言>
2016年に北海道で大地震があり、2018年に富士山が形を変える?
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=zqaeyv-edU0


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tsuguo-kodera

 日本列島の何処で大地震が起きても不思議ではないし、大津波が来ても当たり前です。伊豆半島や房総半島は南の海から列島に流れ着いた火山だった島。列島全体火山や地層の変動の恩恵と災害を繰り返し受けている。
 そうですか。根室も歯舞もそろそろですか。東京近郊もそろそろでしょう。そう言えば関東大震災の時、小学校に通っていた父は狸穴の一本松の坂道を登っていたそうです。学校から帰宅していた時だったそうです。歩けず、四つん這いになって坂道を登ったそうです。
 父は人を叱っていない時は冷静に見えている人でした。無口でいつも正座。死ぬ前日まで毎日正座し本を読むか問題集を解いていました。何時間でもです。食事以外お茶を飲むぐらいで。
 ところが小さな地震があっても、大慌てになりました。ベットで寝るようになるまで、小さな地震があっても外に飛び出すのです。裸足ででした。怖かったトラウマがあったのでしょう。地震だけは本当に苦手でした。
 私は火山列島、地震列島の国だから、発電は地熱発電に賭けたらいいと考えています。地震や津波に強い地熱発電所は創れるでしょう。それに比べたら、風車や太陽光や潮流のエコ発電は地震に弱いと考えています。
 例えば富士山が噴火したら数か月灰が降る。関東地方は濃霧が出ている朝のように日中もなるでしょう。太陽光パネル構造は大型の建造物、どこかにヒビが入るのも確率的に高くなります。
 風車は地震に耐える構造は難しいでしょう。共振で壊れる可能性は高いと私は見ました。
 日本列島は何処を掘っても温泉が出ます。すなわち発電の熱は得られるし、使った水はそのまま地下に戻せば地盤への影響はないでしょう。
 妻曰く、貴方は地熱地熱といつも言ってきたが、全く地熱は流行らなかった、世界に輸出しているのに、と。定年になって道を誤ったと後悔しています。今はバドをして、この村の管理人様方の記事にこのようにコメントしているだけの老人。
 おっと間違えた。来し方を本にするのが趣味の老人になりました。先日の記事の件、本当に期待しています。最後の制作にしたいのです。今は10冊ほどの構想は固まっているのです。年に4冊は行かないと墓場に原稿を持って行くことになります。(笑)
 なお本年度、学校は首になりました。今は無職の風来坊。ですから協力生徒さんは消えました。本の原稿はボランティアで私がやっています。製本化は「セイナのお店」の店長にしていただいています。管理人さんの原稿もその路線に乗せます。あり難い、あり難い。南無阿弥陀仏。

 
by tsuguo-kodera (2016-04-16 04:49) 

ebisu

関東大震災や富士山噴火があったときには発電はどの方式が強いのかという問題は、送電が切れるということを考慮に入れると、地産地消で小型の発電所が分散してあるというのがいいのでしょう。

太陽光パネルは地震にも噴火の降灰にも脆弱ですね。風車はご指摘の通り地震に弱い。

首都圏の問題を別にすれば、世界一の火山国である日本は地熱発電がよいのでしょうが、温泉での利用が進んでいるので、国立公園内しか設置場所が見つかりません。
地熱発電が日本で進まないのは自然公園法という法律で開発が規制されているからです。
地熱発電に限定して、規制解除をすべきですね。

お父様が関東大震災のときに港区狸穴(ロシア大使館近くを歩いていたのですか。以来、地震恐怖症になるほど恐ろしかった。
昔は、大きな地震があるとみなさん表へ飛び出しました。根室の大人たちも昭和30年代まではそうでした。木造家屋で耐震性能がよくなかったので、戸や窓が開かなくなったりしますから。

法律を改正して、日本の自然を生かした地熱発電所が全国各地にできるといいですね。

暗礁に乗り上げ中止していた宿題の方は再開します。生徒さんとのコレボレーションがなくなったのは残念です、やってもらいたい作業を考えていましたが、こちらでやってみます。

わたしも死ぬ前日まで、本を読み、問題を解いて、ブログを書きなぐっていたいと思います。
by ebisu (2016-04-16 22:11) 

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