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#3250 高校入試面接日:春、それぞれの進路  Mar. 4, 2016 [進路]

 昨日、入試テストが終わった。普通科と事務情報科は定員割れだから、合否の心配はない。それでも電話で自己採点の結果報告のあった生徒がいた。
 12月から少し勉強に熱意が感じられるようになっていたが、1月の模試では自分なりにがんばっているのに点数が上がってこず、しょげていた。
 「後一月、最後までがんばってみな、いいところまで来ているから、もうすぐ点数になって現れるよ、数学は基本計算トレーニングをやり、2次関数が理解できたら30点取れる。20点アップが目標値だ」
と伝えてあった。スマホを片手に喜ぶ姿が思い浮かぶ。

 「先生、自己採点したら数学○□点、英語△×点だった、うれしい!やった!」

 驚いたね、ダブルで飛躍的に上がった、2科目で41点のアップだ。短期間でも生徒の成長は計り知れないものがある。毎年、何人かそういう生徒が出て驚かされる

 昨年の夏休みが終わってから入塾した生徒である。根室の子どもたちは金刀比羅神社のお祭りにでるものが多いから、お祭り前の一月は太鼓や笛、それぞれの受け持ちの練習に余念がない。祭りが終わらないと勉強モードにチェンジできない。それまでの習慣が尾を曳くから、実際にやる気が出始めるのは12月という生徒が半数程度いる。この生徒も12月になってからようやく基本計算トレーニングに熱が入り始めた。分数や少数の計算の確認・復習から無理数の計算まで大急ぎでやる。日数がそんなにないので毎日来ていいよと伝えても、送りの関係でなかなか来られない。しかし、ある程度の問題量をこなさないと得点が上がってこない、わかっただけではダメなのである。ちょっとあせっていた。なんとしてでも自信を付けさせたい。
 基礎計算のチェックが終わると、次に、高校数学に関係の深い2次関数と方程式の文章題を集中的にやった。文章題の題意の読み取りを丁寧に教えておかないと、高校数学は題意の読み取りの比重が大きくなるので、挫折の原因になる。学校の先生がくれたテーマごとのプリント問題をやっていた。わからない箇所にぶつかると、手を上げて質問してくる。質問のあった問題にはチェックマークを付けさせ、時間を置いて2回復習させた。
 三平方の定理のところまで来ると、すらすら問題を解いていた。質問がぐんと減った。それが2月下旬に入ってからである、ぎりぎり、しかし、たしかな手応えがあった。

 「先生、1年生や2年生のときにちゃんと勉強しておけばよかった」
 「いいんだよ、いまからやればいい、高校3年生になってから同じことを言うのと、中3の終わりに来て言うのでは天と地ほどの差がある。高校3年間ちゃんと勉強してみな、その先の人生が変わるよ。」

 2ヶ月ほどだったが、英語の勉強もちゃんとやった。そして数学と英語の両方が3年生になってからの学力テストでダントツの最高点、一ヵ月半前の模試に比べたら2科目で41点アップだった。
 やればできるんだという自信ができた。自分の学力が努力しだいで劇的に上がるということを一度経験した生徒は心配ない。あとは独りでもやっていける。それがニムオロ塾のゴールだ。

 もう一人12月から勉強に熱の入った生徒がいる。突然、日大附属高校へ進学すると言い出したのである。部活のバスケットボールの強豪校だという。強いチームでバスケットボールをしたいのだそうだ。のんびりした鷹揚な性格で、なんとか根室高校普通科に合格できる成績ではあったから、それまでさっぱり勉強には熱が入っていなかった。定員を割っているから、勉強しなくても合格できるのである、普通の生徒は勉強しなくなる。いつも数学よりも英語の点数の方がよいという、男には珍しいタイプだった。苦手の数学をアップさせれば合計点に影響が大きい。
 冬休み前に30ページほどある塾用数学問題集を3年生全員にあげた。毎日来てやれと指示を出したらちゃんと来て、1週間ほどで全部やりきった。何度も質問に答えていて気がつかなかったが、彼だけに2年生の数学の問題集をやらせていたのである。問題集をあげたときにはまだ、日大附属高校への進学希望は聞いていなかった。問題集をやり終わったときには、すでに進学希望を聞いていた。
 「あ!」と思った。2年生の問題集でよかったのである。数学の点数を大幅にアップするためには、彼は2年生の一次関数や連立方程式からやり直す必要があったのである。
「ごめん、間違えて2年生の問題集を君にだけ渡していた、でもこれで正解だ、3年生用のをあげるから、10日でやりきれ」

 偶然だが、こういうことはたまにある。しっかり問題集を確認していたら、2年生の問題集は渡さなかっただろう。だが、あの2年生の問題集と3年生の問題集の両方やらなければ、大幅なアップは不可能、こういうとき神様はちゃんと必要な手配をしてくれている。間違いが正解なのである。人生こういうことは必要なときにだけ起きる、何かが守ってくださっているのである。
 先週の金曜日に電話で合格報告があった。ほんとうによくやった、生徒の成長を感じた。これから三年間、思う存分バスケットボールと勉強に励むがいい。文武両道だぞ!

 早々に推薦で札幌の高校に合格を決めた生徒がいる。いま高校数学の勉強をしている。女生徒だが、半年ほど前から数学が得意科目に変わった。鉄は熱いうちに叩け、さらに学力を上げて札幌の学校で勉強してもらいたい。

 1年前の3月に入塾してきた生徒が一番勉強に力が入っただろう。石狩南高校へ進学する。学力が飛躍的に上がったから、上位何番で合格できるだろう、結果が楽しみだ。12月からは気合が入っていた。びんびん伝わってきた。

 一番早く合格を決めた生徒は、部活のバレーボールの強豪高(帯広)へ進学する。

 なんと、たったの6人の中3年生のうち、4人が根室から出て行ってしまう。生徒が自分の希望通りの学校へ進学するのは喜ばしいが、その一方で寂しい気がする。

 昨日、高3年生の姉のいる中3年生から、「先生、根室高校から早稲田大学へ一人合格したんだって」と聞いた。I島君だろう。早稲田大学理工学部を受験すると同級生の塾生から聞いていた。中学生のときに1年半ほど来ていた生徒である。学年トップを2~3度、そのあと退塾した。一度フリー参観授業を見学したときに見かけた。「先生、お久しぶりです」と元気な挨拶だった。背が高くなっていた。かれはA中学校出身だが、B中学校のS戸君が同じくらいの点数で競っていた。高校へ入学してから、I島君はさらに学力を上げたようだ。部活と受験勉強、文武両道だった。
 同じ学年でサッカー部のM上君にびっくりしたことがある。中3の学力テスト総合A・B・Cで英語が20点台後半(60点満点)、模試のときに44点をたたき出し、入試本番で60点だった。これはけっして教え方がうまいからではない、中学生はときに短期間でとんでもなく学力が伸びる
 中学の同級生でしっかり正規雇用の就職を決めたK藤君は英語が苦手でさっぱり勉強しなかった。学力テストの英語はひどい点数だったが、2月から一番前に来て質問しだした。入試本番は47点だった。これには私よりも本人がびっくりした様子だった。
「おれ、普通科受ければよかった、英語ができないから事務情報科を選んだ」
 卒業しても英語の勉強を続けてもらいたい、努力しているものには、どこかでチャンスがめぐってくる。君の努力を八百万の神様たちがちゃんとみているよ。助ける神がいつかあらわれる。それまでちゃんと努力を続けよう。

 ああ、春だ、雪が融ける。


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