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#2187 高校入試出願状況 Jan. 26, 2013 [教育問題]

 昨日(1/25金曜日)、北海道立高校の出願状況が公表された。根室市内は次のようになっている。カッコ内は定員数。

 根室高校  普通科 132 (120)
       商業科  35  (40)
     事務情報科  47  (40)
 根室西高校   普通科   34  (80)
                   合計   248  (280) 

 根室高校普通科が12名も定員オーバなのはこの10年間で初めて。100点未満の生徒が十人はいるようだ。7年前にFランク150点で入試不合格となった生徒が数人いたのが嘘のような状況だ。
 事務情報科の定員オーバは合格最低点が低いので、志願者が増えたのだろう。裏を返すと商業科では不合格となりそうな生徒が増えたということ。

 1クラス定員過剰の状態だ。道内のほかの学校へ進学するので根室の高校を受験しない生徒が10名くらいいるだろう。根室高校普通科の合格最低ラインは学力テスト総合Cで125点くらい。あれから2ヶ月たっているので10点は平均点が上がっていると見たほうがいい。
 商業科の推薦組みが3名、事務情報科は推薦がゼロである。どうしたのだろう?推薦基準に該当する生徒がいないのだろうか?それぞれ20名ずつ推薦枠があるのだが、こんなことは初めてだ。

 2年後は生徒数が少ないので、定員数が変わらなければ、ほとんど全員根室高校へ進学できそうだ。競争がなくなれば、学力はさらに落ち込む。

 根室高校へ進学したらそれでOKだと思っているのではないか?
 全道レベルで見ると根室高校普通科の偏差値は42だから、全道の高校を100と仮定したら下から20番目、実際はレベルの低い高校なのだ。根室市内ならともかく、市外へ出て就職することを考えると学力をよほど上げておかないと危うい。もちろん、マジメにコツコツ努力できるということも大切だ。
 普通科の就職希望者は数人まだ就職口が決まっていないという。ところが商業科と事務情報科は十人以上*も職が決まっていないようだ。簿記や情報関係科目を含んで全商の1級を3科目以上そろえないと条件のよい就職が難しいのが現実。事務情報科では履修科目の関係で簿記1級がほとんど取れないから、就職の際は不利になるだろう。6年位前までは150点前後で商業科や事務情報科へ入学していたものが相当数いたが、最近数年間は激減している。
*2月1日#2195へ書き込みがあったので追記する。商業科と事務情報科で就職が決まっていない生徒は「片手」だそうだ。この人の情報だと、普通科とそれほど差がないということになる

 札幌の専門学校へ進学しても札幌に就職口が少ないから、2年間問題を先延ばしするだけになるケースが増えている。
 偏差値45~50前後の道内の大学へ進学しても、就職は100社は応募するのが現実だ。そして札幌にはそんなに応募先がないから、東京や大阪、九州まで視野に入れて就職戦線を戦い抜かなければならない。
 札幌で就職したい会社を100社選ぶなんてできるわけがない。道外の企業を視野に入れざるを得ないのである。

 若い人たちは気の毒だ。わたしはこうした状況はよくないと思う。こうした状況を解消するために日本はまた鎖国すべきだと考えている。強い管理貿易で輸入品に高い関税をかけて、国産品を使う用に誘導すれば、物価は上がっても若い人たちに職を確保できるだろう。
 マジメに働けば夢のもてる経済社会が望ましい。

*根室管内道立高校出願状況
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kki/syutugan-z14.pdf


【高校統廃合のあった釧路管内では何が起きたか】
 「#2184 高校統廃合問題:廃校or存続、選択肢はある Jan.23」のコメント欄に「釧路の教育を考える会」の副会長が釧路の事例を書き込んでくれた。

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お気の毒です。統廃合をせずに根室高校を存続させる道を選ぶべきだったと私は思います。道教委の統廃合案は、毎度単なる数字合わせでしかなく、統廃合後に必ず発生する生徒の学力格差の問題については一切考慮に入れてなどいません。

釧路の阿寒高校が悲しい見本です。市内枠が撤廃されたことにより管内から市内への流入が止まりません。阿寒町の子ども達が釧路市内を目指し、反対に釧路市内で溢れてしまった低学力層の子が阿寒高校へ押し出される状況になっています。同様に、近隣町村の高校の学力低下は目を覆うばかり。白糠高校然り、標茶高校然りです。

成績上位層は高い確率で根室以外の高校へ進学する選択肢を選ぶようになりますね。成績上位の高校生が減少し、大学進学率にも影響を与えるようになります。また、そうした状況を目の当たりにした教育熱心な家庭は、子どもを「学力疎開」させるようにもなるでしょう。

根室から出る若者が多くなる。必然的に人口減少に拍車が掛かることになります。流出者の年齢が下がれば下がるほど、将来Uターンする期待値も減ってしまうわけですから、少子化も後押しする形で人材不足がより表面化することになるでしょう。

子ども達の基礎学力を高めるには、モチベーションもまた不可欠。地域からあえて上位校を葬り去ることはモチベーションも希薄になることと同じです。やっと本格化しそうな基礎学力向上。それすらも一歩も二歩も後退させることになってしまいました。返す返すも実にお気の毒です。
by ZAPPER (2013-01-24 15:52) 
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