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#1728 「5つの緊急実行課題【解説】(5)」:釧路の教育を考える会 Nov. 11, 2011 [教育問題]

 「釧路の教育を考える会」副会長による提言書解説の最終回である。全国一斉学力テスト結果情報公開は釧路と根室の子どもたちの学力を上げるために必須の情報である。学校別・科目別情報の公開がなければ目標管理ができない。いわば、決算情報を社員に秘密にしたまま経営改善しようとするようなもの、常識ハズレでできるはずもない。
 いままで、そういうことを続けてきたお陰で、釧路も根室も見るも無残なことになっている。根室に関して言えば、全国47都道府県中44番目の北海道にあって、14支庁管内で最低レベルである。帯広に見るように学力と地元経済は密接な関係がある。質の良い労働力と志の高い経営者の両方が揃えば地元経済の将来に希望がもてる。

ブログ"情熱空間"より転載
http://blog.livedoor.jp/jounetsu_kuukan/archives/4822482.html
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5つの緊急実行課題 【解説】(5)

第5の緊急実行課題 学力情報の公開

 小中学校各校ごとの学力水準を学力テスト結果や学力調査結果など、客観的な数値を用いて保護者に対して具体的に示す。
 ただし、文部科学省通知(全国学力・学習状況調査の結果の取扱いについて(通知) 平成20年度~22年度)の趣旨も十分に汲み取るべきであり、その上で釧路市教育委員会により、学校名を匿名としつつも学校ごとの具体的な数値を発表するとともに、各校が学校全体としての現状を数値で分析し、その分析を基礎として、明確な対策を数値目標と共に設定し、それら現状と対策を学校改善プラン等を媒体として情報発信するものとする。

《解説》
PDCAサイクル。民間企業では常識です。品質改善や、業務改善活動などで広く活用されているマネジメント手法のひとつであり、「計画(Plan)」「実行(Do)」「評価(Check)」「改善( Action)」のプロセスを順に実施していくもの。ところが、「教育の成果とは、およそ数値で示されるものではない」として、公教育の現場では長らく怠ってきた部分です。

「結果を出すように善処します」などと言っておきながら、しかし肝心の数値は公表しない。昨日・今日教員になった者も指導歴30年を誇るベテランも、その身分は横並び一線。これもまた民間企業ではあり得ない状況。しかし、都道府県や市町村ではその枠組みは変えようがない。そこに競争原理(と言うよりも、社会一般の常識)を持ち込むとなれば、数値結果を公表するのみでしょう。

平成20年の文科省通知では「市町村教育委員会は、域内の学校の状況について個々の学校名を明らかにした公表を行わないこと」としているものの、別項目では「保護者や地域住民に対して説明責任を果たすため、当該市町村における公立学校全体の結果を公表することについては、それぞれの判断にゆだねる」と一定の裁量権を認めています。

つまり、自治体によるA中学校・B中学校といった匿名での公開は可ということ。また、「学校が、自校の結果を公表することについては、それぞれの判断にゆだねる」ともあり、それを根拠に、各学校のサイトにおいて自校の平均正答率を自治体・全国平均と比較できるように公表している自治体が複数あります。(自治体が学校名を伏せて数値を全公開し、それを受けた学校が自主的に公開する形を取れば、実質上全公開が可能になるということです)

なので、我々はそれを強く求めるという次第です。こう主張すると、「過度な競争は序列化を助長する!」などとヒステリックなまでに反対をする連中がいるわけですが、過度どころか適度な競争すらない状況こそがこの惨状を招いたわけであって、そんな理屈の通らない反論に一々構っている暇などありません。そう主張する連中こそが、他者に責任を転嫁してなすべきことをなさないように仕向けた張本人ですから。第5の緊急提言課題、学力情報の公開。これも、絶対に譲れない部分です。

●釧路の教育を考える会
http://koulutus.blog39.fc2.com/
●くしろ学力向上提言書2011
http://koulutus.yu-yake.com/



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コメント 4

ZAPPER

ご紹介ありがとうございます。
明日は出張につき出席できませんが、釧路・根室の枠を超えて、梃子でも動かなかった「山」が動きそうな予感がヒシヒシと。
本当は、やらされる前に自発的に動いて欲しいものですけれど。
いずれにせよ、夢は広がりますね!^^
by ZAPPER (2011-11-12 09:34) 

ebisu

ZAPPERさんへ

>本当は、やらされる前に自発的に動いて欲しいものですけれど。

そうですね、それが一番です。
by ebisu (2011-11-12 22:18) 

Hirosuke

今回の主張内容は、ドラマにもなった受験漫画「ドラゴン桜」でも主人公・桜木弁護士が言っていました。

桜木に抵抗する教師達の台詞も全く同じ。

「教育者ならば必読」と思うのですが、学校の先生に限って、読まないでしょうね。

受験制度の紹介部分が情報的に古くなってしまったものの、教育問題そのものは変化しておらず、また、学問の意味に答えている点でも、塾に置いて生徒に読ませたい漫画です。

実際、この漫画を読んで猛烈なヤル気を出した生徒がいましたから。

by Hirosuke (2011-11-14 17:11) 

ebisu

Hirosukeさんへ

ドラゴン桜ですか、いろんな視点があるものですね。
具体的に分析していけばツールはや方法は異なっても行き着くところは同じなのでしょうね。
わたしは会社経営との共通点を学校運営に見ています。ごく普通の、それも基本に忠実にやるだけで、「経営改善=子どもたちの学力向上」はできます。

昨日、釧路・根室地区の道議8名で超党派で構成されている丹頂会と意見公開会がありました。こちら側は十数名、道議会議員は7名が出席し、全国学力テストデータの公開についてはおおむね異論がありませんでした。
道議から道議会や道教委への働きかけを期待しています。

日本の教育改革はパトリオットたちの集う東から・・・
誰か漫画にしてくれないかな(笑い)
by ebisu (2011-11-14 22:56) 

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