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#1325 古地図2葉 三国通覧輿地路程図と全圖蝦夷改正 Jan. 2, 2011 [根室の話題]

  暮れの20日頃に印刷を依頼してあった年賀状を取りに行った。
 標記地図2葉がカレンダーになって印刷してあることは北海道新聞を読んで知っていた。私は地図が大好きだが、たしか100か200部ほどしか印刷していなかったはずだから、あまりがないかもしれないので「ください」とは言いにくかった。
 根室太鼓のSさんから年賀状を受け取って帰ろうとしたら、90歳を過ぎた会長のKさんに呼び止められた。「社長のYがはじめてこういうものを印刷した」とニコニコしてくるくる丸めて「はい」「ありがとうございます」。
 会長は國學院で博士の学位をとった根室の考古学者であるから、古地図に興味を思って精巧な複製をカレンダーに仕上げたY社長の今回の仕事がよほどうれしかったのだろう、いい笑顔だった。

 教室に2枚とも飾ってある。「三国通覧輿地路程図」は1785年林子平作、「全圖蝦夷改正」は1854年加陽・豊島毅作と書いてある。
 前者は大陸側から見た日本列島が書かれておりいくつか不正確なところがある。しかし大陸側から日本列島を見上げるように描かれたその図は大陸側から見れば太平洋への出口をがっちり塞ぐ扉のように見える。呪わしいくらい邪魔な存在だ。そういう目でロシアも朝鮮も中国も日本を見ているのかもしれない。
 後者はずいぶん精確な地図に仕上がっている。おおよそ70年の隔たりに地図の進歩を感じる。
 日韓で問題になっている竹島を見たら「朝鮮持之」と記載してあった。物議をかもしそうな地図**である。

 (何かの本かNHKの特番だったか対馬藩が家康に献上した地図を見たことがあるが、まるで衛星写真のように複雑な海岸線が精巧に描かれていた。あれは何だったのだろう?林子平の地図よりずっと古いがあれほどの精度の地図は衛星からのデータがない限り描けるはずがない。不思議な地図だ)

*林子平(ウィキペディアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%AD%90%E5%B9%B3

 教室にはこれら2葉の地図の他に、百万分の一のイタリアとフランスとスペインの地図が3枚貼り合わされて壁を飾っている。正面には日本が中心になった世界地図と英国中心の世界地図に180万分の一の日本地図、80万分の一のドイツの地図が貼られている。
 わたしは授業の間の休憩時間にドイツ旅行をして楽しんでいる。ドイツにはビールの醸造所がたくさんあるので、ソーセージとザウアークラウトを肴にそれぞれ特徴のある各地のビール醸造所のビールを飲んで歩きたいものだ。

**ハンドルネームがないがコメント欄に書き込んでくれた人がいる。どうもありがとう。
 鬱陵島を「竹島」と呼び、竹島を「松島」と呼んでいた時代があるようだ。竹島を竹島と呼ぶようになったのは1905年からとのこと。この間の事情が外務省のホームページに載っているというのでURLをクリックして確認してみた。さあ、領土問題に関心をもとう。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/g_ninchi.html

***#1328 「古地図(2) 三国通覧輿地路程図」
http://nimuorojyuku.blog.so-net.ne.jp/2011-01-04-1



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コメント 2

NO NAME

>日韓で問題になっている竹島を見たら「朝鮮持之」と記載してあった。物議をかもしそうな地図である。

外務省HPに説明あり
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/g_ninchi.html
by NO NAME (2011-01-02 10:12) 

ebisu

NO NAMEさん、どうもありがとう。
そういう経緯があったのですね。
鬱陵島と竹島、現在の竹島を松島と呼んでいた時代が。

ブログ本文へ注として載せました。
by ebisu (2011-01-02 12:25) 

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